タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

人生は運?

2016年08月31日 | 日々雑感
今朝の室温は23℃、半袖のTシャツ1枚ではチョッと肌寒いくらいです。

このまま秋に向かって一直線、、、ならうれしいのですが、まだまだ残暑が続きそうですね。

    

私たちの山歩きは「おしゃべり登山」です。いつも誰かが何かを話しています。

登山の教科書的にいえば、おしゃべりしながらの登山はエネルギーのロスになるので認められていないはずですが、、、

私たちのグループでがおしゃべり登山が普通の登山で、、、

おしゃべりする声が聞こえなくなると、チョッときついのだろうか、とか、、、

何かあったのだろうかと、心配になるのです。

    

昨日の裏山歩きもおしゃべりしながらの山歩きでした。その時の話ですが、、、、

「人生は運だ」というようなことを話しながら歩きました。何かのはずみでそのような話題になったのですが、、、

同じようなことを言う仲間は他にもいます。人生は運、、、もう少しいえば努力ではないということ???

    

タカ長のことを言っても仕方ありませんが、学校を出て就職し、、、

その職場の、直属の上司が山好きで、その上司に誘われて山に行ったのが登山人生の始まりです。

田舎育ちのタカ長にとっては、山は、、、たとえば薪を取りに行くところでした。

だから、山に誘われたとき「何をしに行くのですか?」と答えたことを今でも覚えています。

その時から始めた山歩きの延長線上に、今の仲間たちとの山歩きがあるのですが、、、、、

そしてその山歩きをすることで幸せな年金生活をしているのですから、いま思えばその上司との出会いは運命的、、、

しかし、私が望んでその上司についたわでではありません。すべて運です。

    

考えてみれば人との出会いは運まかせ、自分であれこれ画策して出会いを演出することは少ないのではないでしょうか?

あの人に出遭ったために白い粉に手を出すことになり、、、、というような例もあれば、、、、

あの人から引き立てられて道が開けてきたというような出遭いもあります。そこでも運が大きく左右します。

また、ひととの出会いばかりでなく、人生のあらゆる段階で、自分だでの努力ではどうすることも出来ないことに遭遇します。

タカカノの甥はかの有名な自動車会社に努めていましたが、その会社が不正を行って仕事は激減、、

転職を余儀なくされました。これなど本人にはまったく落ち度のない、天から降ってきた災難ともいえます。

人生を生きていく段階で、そのようなことに出遭う人もいれば大過なく仕事人生を卒業する人もいます。

それもまた運と言えば運、当人の努力ではどうすることもできません。

    

昨日仲間と話したのは、彼の友だちが運のよい仕事人生を過ごしてきたということです。

といても、、、、例えば、豊臣秀吉のような、特別な出世物語ではありません。

普通の人がチョッとだけ儲けた、という程度の話ですが、そのような話をしながら、、、、、、

そして帰宅してから、運についてあれこれ考えました。

タカ長のささやかに人生経験から言っても「人生は運」ということに違和感を感じることはありませんが、、

だからと言って、人生は運だから勉強しなくてもいい、ということにはなりません。

運がめぐってきても、自分に力がなければその運に乗ることはできません。そのために勉強はしないといけないのですが、、、

若い時は学校での勉強も大切、、、しかし、ひと歳ひろってタカ長のような歳になると、、、

その勉強は、、いま流のことばでいえば「感謝力」を身につけることではないかということに思い至りました。

運に乗れるか乗れないか、そのキーワードは「感謝力」というわけです。

    
昨日仲間から聞いた友だちの話も、、、、

その人が「感謝力」をお持ちなので、秀吉的な大出世でなくても、ご自分の人生は運が良かったとふり返ることが出来たのだと思います。

反対に、、その「感謝力」を持っていないと、何百億円儲けても、自分は運が良かったとは思えないはずです。

タカ長など人のことを偉そうにあれこれ言うことはできませんが、その「感謝力」がないためにせっかくの運に乗れない人を身近に見ています。

人のことは見えても自分のことは分からないのが人生、、、

偉そうなことは言わないで、その「感謝力」だけは磨きつづけたいと願っているタカ長です。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (三面相)
2016-08-31 21:34:17
人生は運、そうですね僕も常々つきと運などと言ってきましたが
それにはそれなりの努力もいると思っていました、
そうですねそれは感謝力でしたか、いいお言葉ありがとうございます。
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おはようございます (imaipo)
2016-09-01 08:02:02
なるほど山歩きは先輩からですか
私はハイキングから、同級生と一緒に過ごしたのがきっかけでした
毎月の例会の山歩き夜行日帰りなどで登りました。
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三面相さんへ (タカ長)
2016-09-01 17:45:34
タカ長としては、釈迦に説法になるかな、と考えながら書いた記事ですが、、、、
この歳になっていろいろなことに感謝できないようでは、人としての勉強が不足していると思っています。
今日も相棒と話しながら歩いたのですが、この歳になって元気に山を歩けるのですから、それだけで感謝感謝ですよ。
タカ長の同級生など、拙宅の裏の植物公園に来るのに苦労する人がたくさんいます。
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imaipoさんへ (タカ長)
2016-09-01 17:51:55
山歩きを教えてもらったのも直属の上司でしたが、それよりも大切の、社会人としての基礎を叩き込まれたのもその上司からです。
最初の1年は職場中に聞こえるような大声で叱られ、叩き込まれた。
今では考えられないような教育法ですが、そのような教育法を嫌がることもなく出社し、そのうえ休日は一緒に山を歩くようになりました。
そのような上司に恵まれたことに感謝しています。今は故人となられ、仏壇の前であの頃を頭に浮かべながら手を合わせています。
どのような上司につくか、それも運ですが、その面では運が良かったと考えています。
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Unknown (ととろ)
2016-09-02 12:45:54
奥の深い話だにゃ・・・・
お勉強になりました。
これから、タカ長はじめ皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、頑張ります。
タカ見はもう卒業ですか?
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ととろさんへ (タカ長)
2016-09-02 16:08:28
釈迦に説法だったかもわかりませんが、何かの参考になれば幸いです。

タカ見は卒業していませんが、長期間、長時間の観察は集中力が続かなくなり、このところ「美味しいところ」だけ見るようにしています。
しかし、実際にはそのようないいことはありませんね。
今秋は九州で「美味しいところ」を見るつもりですが、、、、、、。
さてさてどうなるでしょうか?
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