タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

高嶺の花

2009年07月12日 | 山歩きから
シラネアオイ(白根葵)

 北アルプス、黒四ダムに行く東側の拠点扇沢から種池小屋に登る柏原新道は、小屋関係者の努力で登山道が整備されており、北アルプスでも登りやすい登山道の一つだと言えます。その登山道のそばでシラネアオイを見つけました。



 シラネアオイは別名ハルフヨウ(春芙蓉)とかヤマフヨウ(山芙蓉)とか言われている、1科1属1種の日本固有種だそうです。



 淡紅色のきれいな花ですが、実はこの4枚の花弁のように見えているのはガク片。そのように図鑑に書かれています。このような例は多いのですが、何も考えないで、何も知らないできれいな花が咲いていると考えたほうが幸せではないかとよく思います。そのようなことを思うのは植物オンチのタカ長のひがみなのでしょうか?
 あれはどう見ても花弁ですよ。そのように信じているほうが幸せとは思われませんか?



 このシラネアオイは登山道のすぐそばに咲いていました。

 このシラネアオイに出会う前、トリカノは体調不良でバテ気味でしたが、この花に元気をもらって持ち直したようです。山を歩いていて花から、特に高山に咲く高嶺の花から元気をもらう、と言うのは良くあることです。



 これは別の場所、稜線の下に咲いていたものです。これだけ離れているとアップで写すことは不可能ですね。写真を撮るのは登山道から、それが大原則ですから。

 今年も柏原新道にはシラネアオイが咲いたでしょうか?ネットからの情報によると、この道を登った先にある冷池山荘近くのお花畑にシラネアオイが咲いたようです。

 夏山シーズン目前ですね。胸がわくわくします。今年はどのような花に遭うのでしょうか?

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