タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ついにここまで、、、

2019年02月11日 | 山歩きから
    

今朝は小さな雨が降っていました。

天気が良ければ、このような光る海を見ながら山歩きをするつもりでした。でも、雨模様の中を独りで山に向かう気になれなくて、このプランはキャンセルしました。

タカ長もずいぶん横着ものになったものです。

    

自宅でのんびりしていたら富士山で遭難があったという情報に接しました。

昨日、6名で富士山に登り始めた登山者のうち、ペースの落ちた人が6号目と8号目から下りて行き、残った4名が登頂したけど、先に下り始めた二人は下山していなかった、というような遭難事故です。

幸いにして、その二人は今朝無事に保護されたようですが、、、死亡しなかったと言って許される行動ではありません。

一緒に登山していた人の体調が悪くなったので、独りで山を下りてもらい、自分たちは無事登頂してから帰宅、、、、

夜になって先に下山した人の家族からまだ帰宅していないと電話が入り、慌てて探したら下山途中で急死していた、というような例はこれまで何度も報道されています。

無責任極まりない登山者ですが、タカ長がこれまで耳にしているのはいずれも無雪期の登山です。

それが今回の遭難騒ぎは冬富士です。

この時期の富士登山はヒマラヤの高峰を目指すような、ごくごく限られた登山者だけが出来ることです。

今回騒ぎを起こした登山者がどのような人なのかまったく知らないので、無責任なことは言えませんが、どんなに卓越した登山技術を持っていたグループとしても、このような行動が許されるわけではありません。

高齢登山者の非常識な行動が云々されだしてずいぶん長い時間が流れたようですが、、、、

この報道に接し「ついにここまで来たか」と、暗然たる気持ちになった人はタカ長だけではないはずです。

    

タカ長のような落ちこぼれ登山者は偉そうなことは言えませんが、でも、一緒にパーティーを組んで山に登った以上同じ行動して、一緒に下山するのが当たり前、というくらいのことは分かります。

常識以前の常識だと思うのですが、それが行動に移せない以上、冬富士を登るだけの卓越した登山力を持っていたとしても、そのような人を登山者として認めることは出来ません。

もし登山が車のように免許制だったら、その人の登山免許は永久はく奪だと思うのですが、、、

タカ長のこの考えは間違っていますか?