タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

山に登れば

2016年09月15日 | 山歩きから
ハッキリしない天気が続いています。いつまでも蒸し暑い毎日です。

しかし、山は秋。夏山シーズンは終わりました。そして、、、

いつも話題になるのが山の遭難事故のことですが、今年の夏山では大きな事故がなかった???

タカ長はそのことを調べていませんが、、、、、

    

長野県警のホームページをホームページを見ると、このようなことが報告されています。

北アルプスを有する長野県警ですから転倒、滑落が多くて、道迷いはマイナーな山より少ない、と言える表になるのでしょうか?

病気が8.8%あるのは高齢の登山者が多いということを示しているのかもわかりません。

    

というようなことを考察するためにこのような資料を紹介したわけではありません。

安易な気持ちで山に登る人が多いから事故も多くなる、、、、

ということも事実だと思いますが、今日の話題はそれではありません。

    

山のある町の観光パンフレットを見ても、旅行社の案内を見ても、、、

はたまたネット情報を見ても、ここに紹介した写真のように、、、、

いやいや、本当はもっともっと素晴らしい写真をならべ、、、、

一年に何度もないような快晴無風の、、、、その中に咲く高山植物のある風景を紹介し、、

「山が呼んでいる」「いらっしゃい、いらっしゃい」という雰囲気をつくり出していることを苦々しく思っていることを言いたいのです。

    

タカ長たちもこれまでたくさんの山を登って来ました。

その時の天気は平均より良かった、つまり晴れ男や晴れ女が多かったと感じているのですが、、、

それでも、いつもここで紹介したような「好天の山」ではありません。

好天に恵まれるほうが少ないのが高山、といっても間違いないはずですが、、、

それでも案内されている資料を見ると、毎日が晴天だと思い違いされても仕方ないように感じることがあります。

そのようなことを思うのはタカ長の考えすぎでしょうか?

    

天気のことはまぁ許すとしても、、、

これらの情報を見ていると、山は危険なところであることなどまったく伝わって来ません。

そのようなことは、登山を経験した人には誰でもわかることかもしれませんが、、、

登山者や観光客に来てほしいために、山や海などネイチャーの世界に行くことへのリスクの部分にはまったく触れない、、

という姿勢は間違っているように思うのです。