タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月21日

2011年09月21日 | タカの渡り
風に疲れて、、、、

            

 今日の観察地。朝から雨は上がっていましたが、台風15号の強風が吹き荒れる感じで、、、、、疲れました。北からの風で気温も下がっているのは確かですが、そのうえ風力5か6かの風が吹き体感気温も下がり寒いようでした。その上風が木をたたく音が終日耳についていたので、、、、耳からも疲れが入りこんだように思えます。

 まさしく「風に疲れて、、、」です。「風に吹かれて、、、」の間違いではないですよ。

            

 朝は暑い雲。このような日は高く飛ばないだろうと考えていたら、、、、、、何の何のはるか高いところを流れてくる個体、風にあおられてよろよろ飛んでいるものもいれば、強風を感じさせないで帆翔して高度を上げていくハチクマもいます。この差はそれぞれのハチクマの飛翔能力の差なのでしょうか?それとも他に何かあるのか???

 タカ長が15時前に帰るとき記録したハチクマは173羽、そのうち140羽は8時台と9時台に飛びました。完全な午前型ですね。それと高度の高いのがほとんどで観察地の近くを低く飛ぶハチクマはほとんど見ることが出来ませんでした。このような日は上昇気流を使って高度をかせぐのではなくて、翼の迎え角をあげて(つまりこの強風を利用して)高度を上げて行ったのではないかと、トビ吉おじさん流の解釈をしています。

 朝型になったのは、昨夜ねぐらを取っていた木がこの風で大きくゆすられゆっくり寝ておれなかった、この風にたたき起こされたかたちになったのだろうかと仲間たちと話しましたが、もちろん真意のほどはハチクマさんに聞いてみないと分かりません。この論法で言えば、朝岡山県あたりでたたき起こされたハチクマが昼前から午後にかけてタカ長観察地に現れても良いことになりますが、、、、、午後はぱったりと止まってしまいましたから、、、、、やはり渡りのことは分かりませんね。

   

いま紹介したように写真に撮れるところを飛んでくれるハチクマが少なかったので今日の写真はこの程度です。

 台風が東日本を通過中でその被害が心配されています。ハチクマたちはどこでどのようにしてこの台風に耐えているのか分かりませんが、、、この週末頃大挙してタカ長観察地に姿を見せてくれることを願っています。