※ 前回の続き 多和平へ寄り道
釧路市から湿原の東側に沿って北上し、阿寒摩周国立公園の基地の一つとなっている弟子屈町(てしかが)へ行くには小さな峠を3つ通らなければならない。
その峠を一つ越える度に湖がある。そのどれもが海跡湖だ。
一昨日書いた細岡展望台へ行くときに横を通ったのが達古武湖(たっこぶ)、そして次の峠を越えると塘路湖(とうろ)があり、さら峠を越えるとシラルトロ湖がある。
何れもアイヌ語に適当な漢字を当てはめたと思うのだが、何故シラルトロ湖だけが漢字ではないのか不思議に思っていたが、多分適当な漢字が見当たらなかったのだろう。
モチロン、それぞれに意味はあるのだが……忘れた。
別荘が並ぶシラルトロ湖の横を通ってしばらく走ってから右折し本線から離れたのは、私が大好きな多和平(たわだいら)へ案内したいためだ。
少し高い所にあるのだがPから見る景色だって充分素晴らしいし、展望台への坂を上がるとグルリと地平線に囲まれた気分になれるのだ。
脚腰が悪いYさんには駐車場で待っていた方が良いと云ったのだが、多分前夜数年ぶりにダブルベッドに奥様と並んで寝てからの奮戦で体力に自信が付いたのだろう。
坂道を上がると云う強い意思表示。
一歩一歩踏みしめるように上がっていたのだが、限界が来たのか途中でヘタリ込んだ。