北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

阿寒湖畔 その1

2024-08-24 17:17:08 | 旅行
※ 前回の続き(阿寒湖)

無事エコミュージアム センターへ着き、入口まで歩くことになるのだが人工関節が入っているYさんの歩き方がおぼつかないのを空港で知った私は坂道や階段は無理だと悟り場所を選んで停車し皆を降ろした。

近くの空き地に車を置き皆を追って私も入館したのだが広すぎる展示室にはデカイ熊の剥製や沢山の水槽が並んでいるのでそれに眼を奪われる。

その中にはもちろんYさんが望んだマリモもあるのだけれど、私が見て欲しいのは実は誰もが見逃す床だ。

展示室の床一面が阿寒湖を中心とした航空写真をつなぎ合わせて出来ているのだ。
マリモを見終わり満足そうなYさんに下を見るようにと教えた。

不審な顔をしていたYさんに「ここが現在位置で、今走ってきた道がここで・・・・・」と説明したら「これは凄いものだ」と一瞬で理解してくれた。

高所から見下ろした噴煙を出す雌阿寒岳の山頂や阿寒湖畔の温泉街まで自分が神になったかのように一望できるのだから。

でも残念ながら長居は出来ない。まだ行くところはある。
私は車を取りに走った。

※ 前回の続き 先ず阿寒湖へ

2024-08-23 22:26:51 | 旅行
※ 前回の続き(釧路空港から)

右目しか見えない私が運転席に座った。
空港まで運転してくれたルンバがあまり知らない道は自信が無いと言い出したからだ。

それでルンバは助手席で私の左目係。
3泊4日の日程なので、少しでも観光地を周るために私がハンドルを握り、先ずYさんが行きたいと云っていた阿寒湖へ直行。
本物のマリモを見たいと云うので観光船に乗らなくても本物が見られる唯一の場所へ行くためにアクセルを踏んだ。

運転しながら「実は今朝から左目が痛く、ほとんど見えなくて眼科へ行き点眼薬を使っている」と打ち明けたらYさん御夫妻はギョッ(笑)

「もし衝突して怪我したり死んだ場合でも50万円出ますから大丈夫」と安心させたのだが、それで安心したのかどうか。

とにかく日暮れ前に阿寒へ言って釧路まで戻らなくてはと片目のアッシー爺さんは強めにアクセルを踏んだ。

運転しながら ニョキッとしているアレが雄阿寒岳。
構造が複雑でいつもカッカとして噴煙を上げているアレが雌阿寒岳と教えたのだが、私の少しエロを感じる説明を聞いてもニコリともしない二人に、これは手強いかも知れないと感じた私。

私は 透明

2024-08-22 18:48:06 | 日記
フォロワーの皆さま、お久しぶりです。
と云っても二日程しか休んでいないのですが、三日休むと「どうかしましたか、入院したのですか」とご心配頂き、爺にしては沢山の有難いメールやコメントが入るので、少し余裕ができた今、久しぶりにPCの前に座りました。


京都から半世紀ぶりに同級生御夫妻が空港に降り立つ日の朝、強い眼の痛みで5時頃に目覚めた。
ゴロゴロしているモノがあるような気がするし何よりも痛いのが辛い。

異物があるのならシャワーで流してしまおうと考え、早朝から目玉にシャワーをかけたのだが痛みは変わらず異物感も消えない。
試しに目薬を垂らしてみたら痛みが増したので、空港へ15時に迎えに行かなければならない私は焦った。

とにかく眼科へ行かなければと思った時に起きてきたルンバに説明し、ルンバ同伴でクリニックへ。

「痛いんだ」と言っているのに視力測定までされたが左眼がボケてほぼ見えない。
検査の係がやっと諦めて後の検査を中止し診察室の前で順番待ち。

イケメンの先生だからと云って付き添いしてもらったルンバと一緒に診察室へ入り先生が直接眼を覗き込むように検査。

結果、眼球に傷が入っていることが判明。眠っていて強い力で眼をこすったのではないかとのことだ。

2種類の点眼薬を処方され「車を運転しても良い」との言葉を頂いたが、何しろ左眼が見えない。それで今年初めてルンバの運転で私は助手席に座った。

空港へ行く時間が近づき再び助手席に座り自動車教習所の先生気分。痛みは少しずつ軽くなったが霞がかかっているのは同じだ。空港に確認したら飛行機は20分遅れだそうで、ただでさえギチギチのスケジュールなのにこれは何かをスルーしなければと考え始めた時にやっと着陸音。

私が告げていた連絡バスの前方向に出てくる人がいないので建物へ入ってみたら荷物受取り口を出た所で不安そうな顔をしているYさんを発見。
どうやらバスの前と云ったことを忘れてしまったようだ。
スマホを出して私へ電話を掛けようとした所で「Yさん」と声を掛けた。
あまりにも近くから声が掛かったのでギョッとした二人。

「さつきから目の前に立っているのに全く見えていないみたいで」と笑いながら、さり気なく彼のハゲ具合を確認

(勝った)と心の中で少し喜んだ私(笑)

希望としては

2024-08-19 22:56:15 | 日記
今日は少し忙しかった。

ルンバを病院へ連れて行き、診察が終わるまでの間に自宅へ戻って洗車し車内を整理してガラスも磨いた。

明日、ほぼ半世紀ぶりに京都から同級生が奥様同伴でやってくるからだ。
顔は多分だが見分けられるだろう・・・・・と思う。

きちんと洗車するのは千葉のマイフレさんを案内して以来だ。

もう今年でアッシー君は卒業と宣言し千葉のマイフレさんを案内したのが最後になるかなと思っていたら突然同級生から「行くよ」と連絡が入ったのだ。

千葉の彼女を迎えた時も、少しでも外がよく見えるようにと毎日洗車しガラスを磨いたのを思い出した。

病院へルンバを迎えに行き、その帰りにガソリンを満タンにした。

ガソリンを満タンにしないと落ち着かないのは北海道人あるあるだ。

何しろ四国を4つ合わせたよりも広い北海道。何処にでもガソリンスタンドがあるわけではないので、もし夜間に遠くの親戚から不幸の連絡が入った時など慌てなくてもすむよう常に満タンにしておきたいのだ。

燃料計の針がFを示しているのを確認し、これでやっと落ち着いた。

磨いた車を珍しく車庫に入れた。
夜半、雨が降るらしい。

でも朝には晴れると云っていた。
本当に晴れれば良いな。

電話を受けた時、横にいるらしい奥様の声の方が興奮しているのが伝わってきた。
だから奥様の為に晴れて欲しいと思ったのだ。

できれば彼をそのまま空港に残して……
奥様との二人旅をと思うのだけれど………。

悲鳴

2024-08-17 21:08:09 | 日記
昨日の夕暮れに居間のカーテンを閉めたのはルンバだ。
その時は誰も気が付かなかったし、居間の端にあるテーブルで夕食をとりテレビも見ていた。

私がシャワーを浴びソファーに座って髪を拭いていた時、突然悲鳴か響き渡った。
スリスリが私の後ろを指さして何かを叫んでいる。
それにルンバが加わって悲鳴の二重唱。

何事かは分からないけれど異変を感じた私は立ち上がって彼女たちの方へ急ぎ、指さす方を見たら何か知らないけれど大きな黒いものがカーテンに貼り付いていた。

4~5センチはあるように見える真っ黒い何かはピクリとも動かない。
ホコリ? 生き物じゃ無いような気がするけれどと言ってみたものの誰も近寄らない。

スリスリはスマホを取り出して拡大撮影を試みた。
その映像を見たら毛が沢山生えた脚のようなのが3本確認できた。つまり生き物だ。
私の大嫌いな蜘蛛かも知れない。

毛がモジャモジャしているのは大嫌いな私。

男でも女でも剛毛はダメ。そして、蜘蛛はもっとダメ。

と云うことで蜘蛛係はいつもスリスリが担当しているのだが、そのスリスリでさえ腰が引けている。

スリスリに殺虫剤を渡し、私は後ろから「やっつけろ「と指示。

「動かないから死んでいるのかも知れないよ」と云いながらもシュ~~~~~ッとしたら、突然動き出した。
ギャーッと叫ぶ3人。

一度下まで落ちた蜘蛛は苦しみながらもまた這い上がってきた。
何とかしなければと果敢に責めるスリスリと失神直前の私たち。

スリスリはテイッシュを何枚も重ね丸めて捕獲しナイロンの袋へ入れて入口をギュッ。

これで大丈夫と思ったのだが、黒い影はカーテンに残ったままなのでスリスリが近づいて見たら蜘蛛の卵みたいだと云うのでさらにシュッしたのだが、それを取り除く勇気はないみたいだ。

掴んだ途端、中から何匹も動いて出てきたらと思うと手を出せないのだ。

と云うことでオンナ二人で相談したのだろう。カーテンを買いに行くことになった。
ニトリでその二人が選んだカーテンが16000円。
「誰が払うんだ」と訊いたら「蜘蛛」だという。
でも蜘蛛から送金されるまで立て替えてと云って自分の財布を出す気配は全くない。

蜘蛛の卵と一緒に暮らすのに耐えられない私は、おとなしく財布を取り出した。