※ 前回の続き(釧路空港から)
右目しか見えない私が運転席に座った。
空港まで運転してくれたルンバがあまり知らない道は自信が無いと言い出したからだ。
それでルンバは助手席で私の左目係。
3泊4日の日程なので、少しでも観光地を周るために私がハンドルを握り、先ずYさんが行きたいと云っていた阿寒湖へ直行。
本物のマリモを見たいと云うので観光船に乗らなくても本物が見られる唯一の場所へ行くためにアクセルを踏んだ。
運転しながら「実は今朝から左目が痛く、ほとんど見えなくて眼科へ行き点眼薬を使っている」と打ち明けたらYさん御夫妻はギョッ(笑)
「もし衝突して怪我したり死んだ場合でも50万円出ますから大丈夫」と安心させたのだが、それで安心したのかどうか。
とにかく日暮れ前に阿寒へ言って釧路まで戻らなくてはと片目のアッシー爺さんは強めにアクセルを踏んだ。
運転しながら ニョキッとしているアレが雄阿寒岳。
構造が複雑でいつもカッカとして噴煙を上げているアレが雌阿寒岳と教えたのだが、私の少しエロを感じる説明を聞いてもニコリともしない二人に、これは手強いかも知れないと感じた私。