TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

石川ひとみ「秋が燃える」(1980年)

2010年11月12日 | アイドルPOPS【80年代】
11月も半ばになると紅葉前線が平野に下りてきます。
赤く染まった紅葉を目にすると「今年もあと残り少なくなったぞ!」と思うのです。

そんな時期になると聞きたくなる1曲が、石川ひとみさんの「秋が燃える」。
石川ひとみさんというと「まちぶせ」(1981年)ばかりが取り上げられますが
他にもいい曲が数多くあります。「くるみ割り人形」「ひとりぼっちのサーカス」
「ハート通信」など、「まちぶせ」の前にリリースされた曲の方が好きですね。



さて、「秋が燃える」は歌詞を深読みすると、かなり背伸びした大人の女性の歌になります。
でもそこまで思い込まずに、さらっと聞く方が良いかな。

Aメロ、Bメロ、サビのメロディーはアイドルPOPSにしては難しい曲と思う。
この曲を歌いこなしている石川ひとみさんの歌唱力は凄いと思います。
大きな声で歌い上げる事が出来るという歌唱力では無くて、彼女は繊細であり
表現力のある歌い方が出来る歌い手さんであると、この曲を聞くと感じます。
特にビブラートを聞くと良いなぁ・・・と思いますよ。

「秋が燃える」作詞:岡田冨美子さん、作曲:佐瀬寿一さん、編曲:渡辺茂樹さん。
音を聞いていると、80年当時の贅沢なアレンジが体を包みます。
ストリングスと女声コーラスは標準装備(笑)で、かちっとしたドラムとベースが
控えめながら前に出てきてカッコ良い。

生音が基本なので、音があたたかく柔らかく立体的に聞こえてきます。
打ち込みの音や、コンプレッサーをかけた音に慣れた耳には、おとなしい音に
聞こえるかもですが、やはりこういう音が自然ですね。

カップリング曲は「さよならGood-bye」この曲がとても良い。
冬から春に向けての別れの歌で「なごり雪」みたいな感じですが
この切なさって何・・・。
石川ひとみさんが歌うから伝わってくる心情なのでしょう。

秋から冬にかけての夕暮れ時には、石川ひとみさんの歌声が似合うような気がする。
なんとなくね。

「石川ひとみ」SINGLESコンプリート
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