TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「バネ式」(2002年)

2008年01月26日 | 映画、TV・ラジオ番組
「なんじゃこれ・・・」

タイトルからして、つげ義春氏の漫画「ねじ式」を思わせるのですが
パッケージには吉田照美さんによる初監督作品と書かれていました。
自主映画っぽいこんな映画が、何故にこのレンタル屋にあるのか・・・
そう思うと興味がそそられて、中身を手にカウンターに向かったのです。

吉田照美さんは、ラジオのパーソナリティやTVの司会で活躍されていて
(夕やけニャンニャンの司会がとても印象的であった・・・)
その彼が、こんな映画をつくっていたとは知りませんでした。

とにかく、何も知らずに先入観もなしに見たこの映画は・・・
なんだか笑っちゃいました。

普通のサラリーマンを襲う妙な頭痛。
「電波がアタマに刺さる!」と言いながら頭を押さえるのですが
その原因は電波や電磁波らしい。
過去の記憶がフラッシュバックする中で、たどり着いた薬局の老婆から
電波の医者がいるというラジオ局に行くように言われる。

ラジオ局内でいろいろ振り回されるのですが、一向に良くならない頭痛。
しかし、さまざまな出会いもあるという物語。(楽屋落ちですが)

シュールなコメディーなので、万人向けでは無いですが
こういうのが好きな人にはたまらない映画でしょう。
それと文化放送のリスナー向けであることは否めないけど結構楽しめました。

夢と現実と妄想が入り混じった画面を見ていると、自分も妙な気分に
なりそうですが、その一歩手前で止められる感覚が心地よい。
でも、自分だって電波が刺さるような気分になる事だってあるから・・・。

放送局の受付嬢の乙葉さんが、とってもかわゆくて(^○^)
特に妄想シーンに出てくるかっぽう着姿は絶品!(エプロンではなくて)
この姿を見ただけで十分満足できたのです。
キャスティングも含めて、たぶん吉田照美さんの趣味が繁栄されて
いるのだろうなと思うのですが、なかなか絶妙で面白いです。

東京四谷の文化放送とその周辺が舞台になっているのですが
この文化放送は移転しちゃったのですね。
四谷界隈には、よく行っていたのですが、文化放送を見に行かなかったのは
もったいなかったし残念でした。

でもよくこんなマニアックなDVDがレンタル屋においてあったものだと思う。

バネ式(2002) - goo 映画
バネ式(2002) - goo 映画

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