TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「あしたのジョー」(2011年)【劇場】

2011年02月12日 | 映画、TV・ラジオ番組
 「立て!立つんだ。ジョ~!」

宇宙戦艦ヤマトを実写化した映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」に続いて
今度は昭和の名作「あしたのジョー」が実写化されました。

何しろリアル「あしたのジョー」 世代ですので、あの世界観が
実写化されるとどうなるのか・・・と思いましたが
公開2日目三連休の中日の今日、午後から見に行きました。

客席は3分の1程度の入りで、客層は「あしたのジョー」世代の方が
多く、あとは山Pファンと思われる女子層がちらほらと。
意外と入りは良くないような印象を持ちました。

映画が始まり、イントロダクションのブルースハープの音色に泣けました。
これは渋い!でも出来れば尾藤イサオさんの歌が聞きたかった。

昭和40年代の東京下町のドヤ街が、見事に再現されていて
「泪橋」と書かれた木造の橋を見たときには、懐かしさを覚えました。

矢吹ジョー役の山下智久さん、力石徹役の伊勢谷友介さん。
二人とも鍛えぬかれた身体を見せてくれて、全力で戦っています。
丹下段平役の香川照之さんは、イメージ通りというかそのままという感じ。
ボクシングファンの香川照之さんらしい熱さも伝わってきました。

とにかくボクシングのシーンは迫力満点で、特に矢吹ジョーと
力石徹の試合は本物の試合のような臨場感でした。

実況アナウンサーは中部日本放送(CBC)の塩見啓一アナウンサー部長。
あの薬師寺VS辰吉丈一郎戦の実況を担当されたご本人で
世界選手権の実況を何度も経験されているその道のプロ。
これこそ「あしたのジョー」のリアリティの追求の姿と思いました。

力石徹の過酷な減量は、実写で見ると鬼気迫るものがあります。
赤く燃えるストーブや蛇口に巻かれた針金など、原作通りの様には
ちょっと震えがきましたよ。

高度成長期の時代に誰もが持っていた将来への希望
それは「今は辛くても頑張れば必ず明日が見える」
そんな思いがあったから、日本は成長していったと思うのです。

ところが今は大学生がまともに勉強も出来ずに就活に明け暮れる日々。
頑張ったところで、この先何があるか見えてこない現在。

でも明日のために努力をすれば、希望の光は見えてくるに違いない。
なんかそんなメッセージがこの作品に込められていると感じました。

劇場を出た後、シャドーボクシングをやりたくなった・・・(笑)

あしたのジョー - goo 映画
あしたのジョー - goo 映画




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