TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年)【劇場】

2011年01月05日 | 映画、TV・ラジオ番組
劇場公開されてから必ずスクリーンで見ようと思っていた「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
あの「宇宙戦艦ヤマト」の実写版。主役の古代進役が木村拓哉氏ということで
キャスティング的に大丈夫か?と思いましたが、なかなか良かったです。
男の優しさと強さを表現出来る役者で、スクリーンの大画面に写っても耐えられる
ルックスと言う面ではキムタク氏で問題無いでしょう(客寄せ的にも・・・)

最初から「もうひとつの宇宙戦艦ヤマト」というつもりで見に行きました。
アニメ版のテレビシリーズをリアルタイムで見ていたので(世代がばれるが・・・)
どういう感じになるか期待と不安が半々でした。



とりあえずこんなレコード盤も持っております。右下は古代進と森 雪で。この二人が
実写版では木村拓哉氏と黒木メイサさん。

映画が始まったら、最初から涙腺がヤバいことになりました。
ささきいさおさんの冒頭のナレーションを聞いたらもう泣けてきて
音楽も重厚で、あのスキャットは反則技ですよ。

波動砲発射の一連の台詞では、スクリーンがボケるほどの涙・・・。

「ターゲットスコープオープン!」
「エネルギー充填120%!」
「対ショック、対閃光防御!」

オリジナルを忠実に再現した台詞には感謝のひと言に尽きます。

そして第一艦橋の内部は凄い!イメージ通りに出来ていて
窓の部分のくの字に曲がった枠の部分の造りには拍手です。

オリジナルに忠実と言えば、ヤマトは必ず甲板が上になって航行している点。
内部の作りに上下があるので当然ですが、航行中は必ず体勢を整えているのはアニメと同じ。
アニメ版ではセル画のホコリが移動していたけど、実写ではさすがに無かった(笑)

佐渡酒造さんは何故か女性になっていて、高島礼子さんが演じています。
でもまぁ原作どおりの小柄なおっさんよりは良いかなと(笑)
ワタシ個人的には許容範囲です。しかも猫のミー君も一緒でしたから。

どーでも良いとは思いますが、うちで昔飼っていた野良猫の名前もミー君でした。

森雪さん役の黒木メイサさんは大正解。個人的にはイメージ通りでした。
もちろん沖田十三役の山崎努さんや、徳川機関長役の西田敏行さんの存在感は最高。

地球を救うのが日本人のみということは横に置いといて・・・
日本のVFX技術も進んだなぁと感じました。

どうしても聞きたかった沖田艦長の「地球か・・・何もかも皆懐かしい」
コレが聞けたのも良かったです。

ラストにはちょっとびっくりでしたが、ガミラス軍との戦闘シーンよりも
人間ドラマに重点を置いたところは日本映画らしくて良いなと思いました。

ネタバレになりますが、デスラー総統があんな形で出てくるとは・・・
声が伊武雅刀さんというのは良かったですが、出来ればスクリーンに
アバターのような青い顔で出て欲しかったです。

ヤマトを見ていたら、この感じで「超時空要塞マクロス」だって実写版は出来るでしょう。
コスモゼロの動きはマクロスのコアファイターとそっくりでした。
一条輝とリン・ミンメイのラブ・ストーリーに重点を置いたストーリーなら実写版も可能
と思いました。ちょっと期待したいです。

長丁場のはずがあっという間に終わってしまった感じ。
劇場を出た後にもう一度見たくなりました。
ちょっと冷静にいろいろチェックしたいところもありますから。

お正月映画なので、公開期間の終了が近いかもですが「宇宙戦艦ヤマト」のファンなら
見て損は無いと思っています。



余韻に浸りたくなって、家に帰ってから、レコード盤を聞いてしまいました。
「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」のアナログ盤。
重厚感と高揚感があふれる交響組曲で、また涙が出そうになりました。

それにしても公開直前に亡くなられた西崎義展氏は、公開後の評判を聞く事が出来ずに
さぞかし残念であったでしょう。ご冥福を祈ります。




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