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TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

香坂みゆき「from MIYUKI」(1980年)

2007年06月15日 | アイドルPOPS【80年代】
香坂みゆきさんの5枚目のアルバム「from MIYUKI」は「海」が
テーマになっていて、さらにA面とB面を別々の方が担当しています。
それぞれの解釈による、海への想いを曲にしたアルバムは
聞いていて楽しめるものになっています。

針を降ろすと波の音が流れてきます。
SEが消えると響き渡るのはきらめくホーンサウンド!

A面は新田一郎さんが担当していて(表記ではArranged&Conducted)
一曲目の「SEA MAJOR」この曲だけを聞いただけで
「ドッカ~ン」と来る、まさしくそれは「スペクトラム」サウンド。
香坂みゆきちゃんの歌が聞こえてきても
「これはスペクトラムのアルバムでしょ」と思いたくなるほどの音です。

A面の参加ミュージシャン
Dr.岡本敦男
Eb.渡辺直樹
Key.難波弘之
Eg.西慎嗣
Per.斉藤ノブ
Tp.新田一郎
Tp.兼崎順一
Tb.吉田俊之
T.Sax.村岡健

コーラスで新田さんのファルセットボイスも聞こえてきますし
ホーンの音はそのものです。また難波弘之さんがキーボードで参加
されていてこれまた好きな音なので、大好きなアルバムなのです。
とってもアイドルのアルバムとは思えません。思いっきりボリュームを
上げて聞きたくなります。

アップテンポな「MEXICAN DREAM」の次はちょっとスローな「LITTLE GIRL」。
 
  a little girl 君を女に変えたのは
  ぼくじゃない季節のせいさ夏だから

遊び人だね。その男は。と、ホットな曲の次は「流れ星」。

この曲は香坂みゆきさんの曲の中で、最も好きな曲。
宇宙的な広がりとでも言いましょうか、音にスケール感があり、さらに
彼女の歌声は迫力をともない、ものすごく伸びがあるのです。
アイドルPOPSの域を越えた作品と思います。

B面は佐藤準さんが担当。A面とは違った、しっとり感が楽しめます。
一曲目はアコースティックギターが全面に出ては来ますが、フォークではなく
ウェストコーストっぽいですね。ちょっと大人っぽい仕上がりです。

「SILVER NIGHT」は香坂みゆきさんが作詞していますが
ものすごく大人の詩。海を見ながらのアバンチュール・・・。
でもそれもサウンドが詩の良さを引き出しているので
「え!何」とは思わせずに、自然に感じてしまうのです。

最後の曲はインストがメインですが、曲の終わりには
また波の音が流れてきて、アルバムの余韻を楽しませてくれます。
梅雨入りしたばかりですが、波の音を聞きと夏が待ち遠しくなりますね。


A1. SEA MAJOR
A2. MEXICAN DREAM
A3. LITTLE GIRL
A4. 流れ星
A5. RAINBOW
B1. SAIL ON
B2. GREEN LIFE
B3. SHOW ME, MY LOVE
B4. SILVER NIGHT
B5. SEA MINOR

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