小樽・奥沢水源地内の水管橋が一般開放されている。水管橋は、1914(大正3)年に造られた奥沢ダムと、勝納川の水を放流するために造られた階段式溢(いつ)流路上に架けられた橋。同橋の上から見ることができる溢流路は、水流の勢いを和らげるため21メートルの落差を10段で流下させる仕組みになっていて、「水すだれ」と呼ばれ親しまれている。奥沢水源地は、1914(大正3)年に創設。2011年に、創設時から稼働してきた奥沢ダムの堤体に陥没部分が見つかり、改修に数十億円以上の費用を要することや、同ダムを廃止しても必要となる給水量を他の水源で補えることから廃止が決定。同施設は、歴史的な遺産で四季の景観に恵まれた空間でもあるため、現在、「奥沢水源地保存・活用検討委員会」を設置し保存方法や活用方法を検討中とか。紅葉の中を流れ落ちる「水すだれ」は素晴らしい景色を描き出していた。開放日時は10時~16時。入場無料。11月3日まで。
入口付近の紅葉が歓迎
右の青い橋が水管橋(向う岸は行き止まり)
橋の右側にあった! 階段式溢(いつ)流路
「水すだれ」の画像アップ
入口付近の紅葉が歓迎
右の青い橋が水管橋(向う岸は行き止まり)
橋の右側にあった! 階段式溢(いつ)流路
「水すだれ」の画像アップ