虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

安芸キャンプレポ

2007年02月26日 | タイガース

安芸キャンプ便り

午前9時。安芸球場前駅着。
既に球場へ続く道は人で埋まっている。
沿道に立ち並ぶ露天も大盛況の様子。
ドル箱興行のタイガース安芸キャンプご一行様様だ。

球音が響いてくると、足どりは自然と小走りに。

入り口にて本日のスケジュールを確認後、いざ入場!
  


真っ白いユニフォームの選手の姿を目にした瞬間、「野球」という点滴が体内にドクドクと溢れていくのがわかった。ああ、自分はこんなにも野球欠乏症だったんだなと改めて思う。



当然、お目当てはこの方。
 


バッティング練習の為に登場するや、まずゲージの中の藤本をいじり、林くんと談笑する金本さん。
やはり若手ではこの二人と特に親しく接しておられるご様子。
  


おおっ!懐かしい方登場。野球解説者、片岡篤志!



ここで、キャンプならではの面白い風景を垣間見た。
片岡氏がグランドに登場するや、3塁側のオリックスベンチから足早に駆け寄り、深々とお辞儀する選手あり。誰かと思いきや大西選手であった。
ああ、そうかPLの先輩後輩か。
実はその後にもこんな光景を見た。オリックスの打撃練習時、ゲージに、ある選手が入るやいなや、すかさず駆け寄るタイガース赤松選手。これまた脱帽の後、丁寧にご挨拶申し上げている。
オリックス背番号36下山選手だ。野球名鑑でチェックする。やっぱり!
立命館大学の先輩後輩関係やね。
野球界に厳然と存在する縦関係の礼儀を目の当たりにした。何やら清清しい。

それにしても、キャンプ見学は忙しい。
ゲージでは入れ替わり立ち代り打撃練習があるし、内野手のシートノックも見逃せない。
外野の守備練習には金本さんがいてはるし~。
あらら、ブルペンでは投球練習が始まるよ~。

ああ、あっちでは赤星君がストレッチを始めている。


この赤星君、ファンの声援に逐一手を振って答えている。さすがは選手会長。ファンサービスを責務を一身に担っているかのよう。ええ人や~。
ファンとしては嬉しいけど、ちょっと気ィ使い過ぎ。
もっと自分の打撃に集中してもいいよ。(案の定、この日の試合では良いとこ無しでした。)

と、狭い球場を走り回っているうちにあっという間に時間が過ぎる。

オリックスの練習時間の間に、ここぞとばかりに素早く腹ごしらえ。

私の金本弁当と、お連れの方の
今岡弁当。
  

小春日和の青空の下、お弁当とビールが最高に美味しい。
が、ゆっくり味わう暇もなく、オリックスの注目選手、大引君を追う。
守備練習を見る限りでは、さすがに良い動きをしている。
背番号10の期待のルーキーは、実践でも大活躍。
とくに第一打席。フルカウントでの小嶋の変化球をうまくカットし、次のストレートを狙い定めたようにレフト前に弾き返した。冷静なバッティングに大器の片鱗をみた。
う~ん、逃した魚はいつもいつも大きいな~。
この日、4番に大抜擢の2年目の岡田君と同じ大阪出身のスラッガー。
清原、中村ノリに続くこてこて浪速コンビで充分売り出せそうな気配だ。要注目。

試合はオリックスの活躍ばかりが目立つ展開で進み、後半へ。
杉山が不調過ぎて、面白くないのでブルペン前に移動、チェックを入れに行く。
ハシケンと金村君が座って談笑していた。
その近くにいるのは、中村豊。金網越しにファンと話している。
「今日は若い子が一杯いるんで僕の出番はありませんよ。僕、こん中では、一番おっさんですからね~。でも明日は出ますよ~。」などと気さくに話してくれてはる。
ええ人や~。今年も華麗なグラブさばきを見せてね。

そして、再びブルペン。私が密かにお気に入りのハシケンがいる。
2005年、ルーキーイヤーでの大活躍で優勝に貢献した。
その後、右肩腱板炎で棒に振った2年目。
実は、私が橋本投手をお気に入りに登録したのは、故障直前の2006年安芸キャンプでのこと。
肩の不調を既に自覚していたのだろうか。久保コーチと居残りトレーニング。
薄暮の安芸球場サブグラウンドで黙々とダッシュとシャドウピッチングを繰り返すハシケン。
そのストイックな練習風景には心打たれるものがあった。
「自称」努力家の私は、努力型の人及び努力する姿に弱い。(=金本さんファン)
同じ理由ですっかりハシケン贔屓になり、
彼の復活を心待ちにしていたのだ。

出番を待つ彼に、勇気をだして金網越しに声を掛けてみた。
「橋本君、今日出るの?」と判りきったことを聞く私。
「あっ、はい。」と素直に返事をくれるハシケン。
「期待してます。頑張ってね。」と言うと、「はいっ!」と力強く返してくれた。
ええ子や~。
8回に登板し、3者凡退のナイスピッチング。
引き返してきた彼はコーチとハイタッチ。バッグを提げているぞ。
これは、サブグラウンドへ向かうはず。敏速に私も出口へダ~ッシュ。
出待ちはほぼ私ひとりだ。チャンス!
扉から出てきた彼に、得意の厚顔で「おめでとう!」と握手を求めてみた。
きっとスルーされるだろうなと思っていたら、空いていた右手で、差し出した私の手に軽く触れ、足早にサブグラウンドの方へ去っていった。
納得の行くピッチングが出来て、きっと彼も嬉しかったのだろう。
う~、私も嬉しいよ~。そのまま、シーズンでも活躍しておくれよ~。

オープン戦初戦。ふるいにかけられる選手達の悲喜こもごもは今始まったばかり。

そんな中、キャンプならではの、こぼれ話あれこれを、独断と偏見まみれのtaocco目線で書いてみた。



宜野座も良さそうだけど、私はやっぱり大阪から「安近短」の安芸派かな。
  安芸はまっこと、ぬくうてええとこじゃき
              来年も皆でいくぜよ!



安芸市のキャラクター安芸うたこちゃんのアネキ分として広報担当、
         安芸たここちゃんってどうよ~?

  ねぇ、安芸市役所の方~!!