虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

焼岳登山

2006年09月25日 | 日記
野球もランもない世界に行こうと、週末、上高地へ旅立った。
目指すは、北アルプス!

ちょっと誰っ!今、
「どうせ、甲子園球場アルプススタンドやろっ。」
って言った人っ!


思えば3年前、避暑で訪れた上高地にて。
「俗化された過ぎた観光名所。」と、相も変わらず辛口の感想をほざきつつ、仰ぎ見た北アルプス連峰の神々しいまでの美しさにすっかり魅入られてしまったのだ。
いつかはあの頂に登りたい!とその時、密かに決意。

以来苦節3年。(て、何も苦労してないが。)

いよいよその登山口に立つ。
といっても私が仰ぎ見た美しい山容は穂高連峰。
今回登るのは、高貴な美しさを湛える北アルプスの中では、グロテスクナ存在感を示す焼岳だ。

ちょっと誰っ!今、「自棄酒、飲むの?」って言った人っ!


その名が示すとおり活火山である。
標高2455m。中の湯ルートから上高地へ降りるルートで6時間ほどの行程。
午前7時、スタート。

スタート後1時間少し。遥かに頂上の噴煙が望める。
あそこまで登るのか。



おお、恋焦がれた穂高の山々。なんと美しい稜線。
さすがは我らが聖地甲子園球場アルプススタンドの名付け親。
(おいおい、野球から離れるんじゃなかったのかい。)



頂上付近の火口。
ネイチャーパワーを見せ付ける白煙は奢れる現在人達に何かを語りかけるているような気がした。




遂にpeakout!360度に拡がる壮大なパノラマだ。
観音様の手のひらに乗っている孫悟空。そんな突拍子もない風景が心に浮かぶ。
同じように私たちもこうして優しい地球に抱かれているのだな、と。
しからば、お優しい観音様の怒りに触れるような行動は皆、厳に慎まねばならぬぞよ。




午後2時半ごろ、無事、上高地へ下山。絶景に満腹状態で見上げた穂高連峰には3年前の感動は無く、どうやら感動中枢の沸点はワンランクアップしたようだ。

登山がマイブームになる予感がする。
が、しかし、山はおいそれとは登れないのだ。
なんたって、関西人が2000m以上の山に登るためには車で片道6時間の道程を覚悟しなければならないのだから。
登山家のJ・マロリー氏は「そこに山があるから登る」という名文句を残したけれど、ウチら大阪人には、「そこ」に山はないんだよね。



翌朝午前6時、朝霞の中の山々。周辺を10キロほどジョグ中に撮影。

(こんな早朝からジョグでっか。ランのない世界に行くんやなかったのっ!)


ところで、竜虎ダービー
下山したら4差に。
帰阪したら3差に。になっとりました。
やっぱ、こりゃ、
阪神電車15分
アルプスに行くっきゃないねっ!