TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

偽装離婚ねえ…

2015-06-17 14:44:44 | カナダ話題
どうもヘンだと思ってたいんだよね。

今月の初め、ご近所でなじみの夫婦が離婚を前提に別居中であることがわかったと、この日記に書いた。でもその夫婦、一緒に旅行に行ったり孫娘のサッカーの試合に応援に行ったりしてるし、旦那のほうは毎日帰ってきて夕ご飯食べて庭の手入れなどしている。二人一緒のときに話しても、とくに険悪ムードでもない。

普通、離婚が近いとすごい険悪な関係になるし「相手の顔なんか見たくない!」ってかんじが当たり前。あんなほのぼのムードなのは、初めて見る。

実は、書類上の離婚を前提にしているのだった。

旦那が、投資の詐欺にあってかなりの借金を作ってしまった。そこで、夫婦二人名義の銀行口座を解除、それぞれの口座を開設。家や預貯金、四台ある車のうち新しいほうの二台など財産のほとんどを奥さんのほうに譲った。別居一年が過ぎたら書類上の離婚をし、旦那の方は破産申告して借金をチャラにする。ほとぼりがさめたところで復縁する、っていうシナリオ。計画的な借金の踏み倒しだ。

奥さんのほうはすごくゼイタクが好きな人だし、旦那も車が趣味で次から次と新車を買い込むタイプ。だから、マジメに節約して借金を返済するなんて考えられないのだろう。

アメリカの金持ちも、こうして財産を守るための偽装離婚をよくやる。悪知恵の働く弁護士に相談して、弁護士の指示どおりにやれば、お上にバレずにうまくすむらしい。

だけど、よっぽど奥さんを信用してないとできない真似だと思う。
お金もらった途端に奥さんの気が変わって、逃げちゃったらどうすんだろうね?


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母を待つ子

2015-06-14 06:59:47 | TABIと暮らす日々
夫婦喧嘩をして、頭を冷やすために私は外へ。

夜の十時を過ぎ、新月に近いからあたりは暗かったが、あてもなくどこまでも歩いた。TABIのご飯用のお肉を解凍しなきゃならないことをふと思い出し、近所の小学校の校庭を横切って自宅へ。

バックヤードへ通じる門から入って、裏口から中へ入ると、TABIパパが手招きする。小さい声で「あの子にこんな思いを二度とさせるな」と言って指差すむこうには…



玄関先が見下ろせる窓に陣取って、じっと外を見張るTABI。
心配して、私が帰るのを待っているのだ。

自分の子供のころを思い出した。
四歳くらいだったろうか。
父と喧嘩した母は、実家へ帰ってしまった。
私は、門の外に立って暗くなっても母が帰るのをじっと待っていた。

ごめんね、TABI。
心配させて。
TABIは、尻尾をふりふり。


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本日のTABI

2015-06-13 06:51:13 | 本日のTABI
新しいグルーマーさんのとこで、散髪。



スッキリ、サッパリ。
若いグルーマーさんだが、グルーミング競技会にも出ていてとっても勉強熱心。自宅の離れをサロンに改築して、昨年開店したばかり。とっても清潔なサロンで、ていねいに仕上げてくれる。お客が雑種犬でも文句は言わない。

この地域のグルーマーは高飛車な人が多くて、電話で犬種を聞いて雑種だとわかったとたんにガチャンと電話を切ってしまう。このあたりはシーズーなどカットの必要な小型犬が多いから、無理にお客をとらなくても十分食っていける。だから、客のえり好みが激しいのだ。

前に通っていた店が突然閉店して困っていたが、いいグルーマーさんを見つけて(しかも、すぐ近所!)良かった。


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新茶~~~!

2015-06-12 09:20:16 | TABIと暮らす日々
待ってました!



先日日本のお友達から、新茶とお煎餅が届いた。
この時期になると、毎年楽しみにしている。
新茶の香りをかぐと、「この瞬間のために生きてきたのよ!」ってかんじで嬉しくなる。

TABIパパは柿の種が好物なので、早速食べている。この柿の種は、黄金唐辛子という日本で一番辛い唐辛子で味付けされているらしい。

「日本で一番辛いって、どんなんだろね?」
と、パクッと一口。うわ!辛い!
参りました!

でもずっと舌がしびれてるとかじゃなく、スキッと切れがいいのでまた食べたくなる。
不思議な唐辛子だね~


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ハイエナの群れ

2015-06-10 07:21:55 | TABIと暮らす日々
先月いきなり閉店となった近所のペットショップの、大セールの初日。

裁判所が店内のもの全てを差し押さえ、破産管財専門会社が売買を引き受けているので、返品なしの見切りセール。なんでも半額、店内の商品だけでなく、陳列棚からレジ、買い物カゴ類など、天井と床以外全てが売買の対象となる。めったにないセールとあって、開店の朝十時前には長打の列、駐車場も満杯。

同業のペットストアから来たと見られるグループはトラックで乗りつけ、大型カートに大袋入りのドッグフードを山と積んで買ってゆく。プロのグルーマーらしき女性達は、グルーミングテーブルなどにどんどん「売約済み」のシールを貼る。ものすごい勢いで、商品が消えてゆく。まるで、死肉を食べつくすハイエナの群れのよう。ま、ハイエナがお掃除してくれなかったらサバンナは腐肉だらけになっちゃうわけで、同様にこうしてどんどん破産セールで商品を買ってくれるお客のおかげで、破産の清算ができるというわけだ。世の中はうまくできている。

私も、このチャンスにTABIにお薬を飲ませるのに便利なpill pocketsをどっさりと買い込んだ。TABIの好きなオヤツも。

予定していたものをほとんど手に入れて、安心。
だけど、このお店がなくなってしまうのは、悲しい。

お店のスタッフはみな良い人ばかりだったし、しょっちゅうTABIを連れていってかわいがってもらった。もう、二度とみんなに会えないし、サヨナラを言うチャンスもなかった。お店のアイドル猫や、スタッフが飼っていたわんこにも会えない。突然のお別れ。


「さみしくなっちゃうね~」

午後、お店がすいてきたころにTABIを連れてもう一度訪れた。
「これでこのお店は最後だよ」と言い聞かせて、お店の中を一周。お店の前で記念写真も撮った(笑)


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