TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

馬の気持ちは

2006-09-08 14:32:58 | インポート
昔から有名だけど、今「発覚」したということで。
http://www.time.com/time/arts/article/0,8599,1532318,00.html?cnn=yes

有名なホース・ショーでのスキャンダルだ。
特徴あるゲイトを演出するために、辛子などの刺激物を馬の足に塗ったり、
果ては前足の蹄の上を切りつけて、馬が痛みをさけようとして足を高くあげて
歩くようにしむけるのだという。なにもそこまでして…と思うが、チャンピオン
ともなれば種付けでがっぽり稼げる。ここでも、金が物を言うのだ。

ドッグショーだって同じだ。
前に入ってたリストでは、ショーに出しているブリーダーがシーズンにはあれこれ
「秘密兵器」を語り合っていた。鎮静剤を使ったり逆にカフェインを与えたり
なんてのは序の口。「そんなことするから、純血種は短命で病気持ちばっか
なんだよ!」と石を投げたくなるようなことのオンパレード。

アジリティだって、たたけばホコリが出てくる。
アジの本場ヨーロッパではドーピングは昔からおなじみだったらしいが、
今ではその傾向があちこちに広がっているようだ。ヤクに手を出してまで
勝ちたいのか?自分の犬の体が心配ではないのか?

勝ちたいんでしょうね、やっぱ。
人間のオリンピックとかプロスポーツだって同様だもの。
スポーツなんて、もう「明るくさわやかな汗」の世界じゃない。
ドロドロした人間の欲と金の世界に成り下がってしまった。

そんな中で、清廉潔白を通して「楽しくやろーねー」なんて言ってる私たちは
きっとスポ根連中から見たらただのアホなんだろうな。
でもいいのよ、アホで。かわいい犬につらい思いはさせたくないから。


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It's a boy

2006-09-07 14:35:15 | インポート
皇室に男児誕生のニュースで、日本はにぎわっているらしい。

CNNなどでも速報されたくらいだ。東京の友人は、「テレビはどこもそればっか
で、もう見る気がしない」とメール。ふふふ、きっと松田聖子の結婚式(一回目)
のときみたいに、朝からずっと大騒ぎなんだろうね。

まあでも、無事に男の子が生まれて良かったじゃないの。
この子もこれからが大変だろうけど、丈夫に育って欲しいわね。
魑魅魍魎のうごめく平安時代だと、もののけとかにやられてしまいそうだけど(笑)
今の時代は大丈夫でしょう。


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Croc Hunter Dies

2006-09-05 13:48:15 | インポート
http://www.2gb.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1557&Itemid=228

「あんなに野生動物の扱いに慣れていた人が、信じられない」
とみな言うが、そうだろうか?

私は彼が番組の中で野生のトドとかワニとかに超接近して攻撃されそうになり、
逃げ出す場面を見ながら「この人はいつかきっと野生動物にやられて命を落とす」
って思ってた。

動物達は、自分のテリトリーを侵害されて確実にストレスを感じ、「近寄るな」
のサインを出していた。これまで殺されることがなかったのは、動物にしても
攻撃をかけるということは自分の身を犠牲にする可能性があり、慎重になら
ざるをえなかったからにすぎない。

視聴者は、彼のコミカルな性格とスリル満点の野生動物とのやりとりに魅せられ
番組は大変な人気を博した。人気が出れば出るほど、もっとスリルに満ちた
画面が求められる。Grizzly Manもそうだが、結局そのようにエスカレートした
結果、壮絶な最期を迎えることになる。

本人にすれば本望と言えば本望かもしれないが、残された家族はどうなるのか。

クロコダイルで名を売った彼が、グレートバリアリーフで毒エイに刺され
絶命するとは、皮肉であった。苦しまずに即死に近かったのが、せめてもの
救いかもしれない。


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今月の座布団十枚

2006-09-04 14:51:10 | インポート
もうみんな知ってることだけど、よくまとまっているので。
http://video.google.com/videoplay?docid=-5946593973848835726&hl=en


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邦画の楽しみ

2006-09-02 14:15:16 | インポート
夫が10セントで入手したビデオ、「マルサの女」を観る。

もう20年近く前の映画。
初めて観たのは、トロントの映画館だった。カナダ人の友人数人と一緒に見に
行った。当時から伊丹十三はかなり人気で、日本の映画なのによく知られていて
映画館は超満員だった。「お葬式」は日本で見たが、マルサの他「タンポポ」
とかその後一連の伊丹作品は、全てカナダかアメリカで見た。

海外でも人気の高い「マルサの女」だが、英訳を読むだけでは彼らにはちと
事情がわかりにくいかもしれない。私も夫から説明を求められ、ああそうか、
非日本人には理解できない部分があるな、と思った箇所がたくさんある。

とくに、浮浪者が宝くじの当たり券を持ってきて権藤に売りつける場面、
あれはアメリカ人には理解できないだろう。アメリカでは、宝くじの当たり券
にも所得税がバッチリかかるからである。日本ではかからないから、所得隠し
の方法ばっかり考えている権藤にはうってつけなのだが。

それと、架空名義に使ったハンコがうじゃうじゃ出てくる場面、これはカナダ人
やアメリカ人からいつも「なんだあれは?」と聞かれる部分である。なぜあんな
ものが重要証拠になるのか、ハンコというものを知らない彼らにはサッパリ
わからないのだ。

他にも非日本人には「???」な部分がいろいろあるのに、そんなことはもの
ともせず観客を最後までひきつけウ?ンとうならせる映画だ。
映画に出てくる黒電話が時代を感じさせるし、国税局が旧い庁舎のころの話
なのだが、今見ても十分おもしろい。日本人離れしたセンスのある監督だ。
惜しい人を亡くしたものである。もっともっと、おもしろい映画を作って
欲しかった。


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