TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Oh, No... Not again

2004-03-27 04:47:56 | インポート
MLで、てんかん持ちボーダーコリーの繁殖について熱い討論が続いている。

そういやあセミナーでDr Doddsが、いまどきのBCは癲癇が多くてね、と
いう話をしてたっけ。確かに周囲にも薬飲んでるBCが多いし、年々ひどくなって
結局はPTSの憂き目にあってる子もいる。急に人気が出て乱繁殖された犬種の
たどる運命は、どれも同じだ。

江戸っ子としては他人の喧嘩を見物するのは楽しいので、この討論も傍観してる
のだが、このテのスレッドはいつも非建設的で泥沼に陥るだけなんだよな。
欠陥犬を飼わされた犬飼いはブリーダーたちに情報の開示を求めるし、
ブリーダーたちは必ず、必ず!自分側を擁護する。「オープンにしてどうする。
癲癇が治るわけじゃなし。繁殖犬の名に傷をつけるだけだ」

BCの癲癇は今のところ、標識遺伝子が発見されていないので犬をテストして
調べることができない。発症して初めて、血統をたどっていく。でもその時には
既に、キャリア犬が繁殖され遺伝子がバラまかれている。そこが怖い。

とくにアジとかフライやってる連中にとって「良い犬」というのは健全で性格の
良い犬でなく、速い犬、競技で勝つ犬のことだから、難あり犬でも目をつぶって
繁殖しちゃうのが怖いよ。事情を知ってる人ならあのライン、このラインは
絶対避けるけど、知らない人は買っちゃうもんね、子犬。

金だよ、金。こういう汚いビジネスの裏にあるのは、いつも。
やだね?

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