TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

バンドエイドを剥がす

2010-02-16 14:35:34 | インポート
1Q84。

お友達が東京から送ってくれた本二冊を、表紙をよく見もせずにパラパラと
読み出した。なんかヘタクソな翻訳者がアメリカ文学を訳したような妙ちき
りんな文体に見覚えがあるなと思ってよく見たら、村上春樹であった。
私の苦手な。

自分で思わず笑ってしまったのだが、表紙をチラと見た時に「村」の字が
視界に入ってすっかり「村上龍」の本だと思ってたのだ。お間抜けもいいとこ。

私は村上春樹作品は嫌いであるが、いくつか読んだ。つーか読まされた。
なぜか私の周囲には、いつも村上春樹ファンがいた。独身時代つきあってた
オトコもそう。そしてみんな、親切に本をくれたり貸してくれたりするのだ。
そうなると読まないわけにいかないので、読む。ノルウェイなんたらとか、
羊なんとかとか。「読んだけど、つまんなかった」と相手に返事するためだけ
に読了するのである。

嫌いな食べ物を無理やり口に押し込んで飲み下すようで、苦痛である。
私は、ゲイじゃないのに女の服や靴のブランドに詳しい男は生理的に受付け
ない。世間でどれだけ評価が高かろうと、つまらないものはつまらない。
だが今回も、読まなきゃと思って読んだ。傷口に貼りついたバンドエイドを
剥がすようなもので、ウジウジしてないで一気にやってしまったほうが
あとがスッキリする。

午後いっぱいかかって、終了。
ハイ、やっぱりつまんなかったです。


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ティラミス

2010-02-16 14:10:26 | インポート
バレンタインのデザートとしては完璧。

どこがチョコかってえと、最後にココアパウダーをふるのである。
イタリアでは媚薬効果ありと言われているそう。これまで市販のものはいろいろ
食べたが、自分で作ったことはなかった。でも作ってみたら、簡単で美味!

夫は外食しようと言ったが、日曜日でバレンタインなんて、どこも無茶苦茶
混んでいるに違いない。ゆっくりディナーできないなら、お金をかけるかい
がない。そこで、今年もおうちご飯にすることにした。

日が暮れてからワインを開けて簡単な前菜を暖炉の前に並べ、夫婦と犬とで
赤い炎を眺めながらゆったりと過ごした。こういう時間が、本当に幸せ。
夕食は、洋梨入りサラダとパスタのペストソース和え。去年の夏に、たくさん
のバジルを手に入れて作り冷凍保存しておいたソースが、とても美味しい。
合わせたスパークリングワインは、アルゼンチン産のものであるが、スッキリ
としてきめ細かい泡が心地よく、パスタディナーに最適である。

そして冷蔵庫で冷えたティラミスをいただく。
甘さひかえめでクリーミー、バツグンの美味しさである。夫にも犬にも大好評
であった。ケチってクリームチーズにせず、正統派マスカルポーネチーズを
使って大正解。やっぱりお菓子は、こういうところでズルしてはダメである。


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