***** 神社と災害 No.57 *****
「四国に鉄の橋が渡されて本土とつながるとき……」
とは、四国と本州とを結ぶ3つの本州四国連絡橋が
完成した「今」だと考えれば、
本土から戻ってくる「黄金の狐」が、
いったい何を示しているのかが気になるところです。
とは言え、その疑問を追求し始めると、
話がかなり逸れて行きそうなので、
ここではひとまず保留することにして、
四国北部を貫く中央構造線を俯瞰している最中、
まるで大断層をなぞるかのごとく、
国道や高速道路が伸びる様子が見えてまいりました。
まあ、山岳地帯の多い四国のことですから、
道路に適した平地が中央構造線の走る
吉野川沿いにしかなかったとも考えられますが、
空海が仕掛けた四国八十八カ所という
「結界」しかり、断層の割れ目に施した
「アスファルトのコーティング」しかり、
どうもこの土地には「封じ込めたいモノ」
の存在がチラついて仕方ないのですね。
ちなみに、中央構造線の真上に位置し、
「阿波國名方郡天石門別八倉比賣神社」
の論社である八倉比売神社の裏手の山には、
五芒星を象った磐座が残されております。
もしかするとこの遺跡は、
中央構造線とも深く関わる
「マジカルな呪術」だったのでしょうか……。