たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

蛇紋岩と首都

2020-10-11 09:04:44 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.42 *****

昨日、中央構造線の内帯に広く分布する花崗岩が、

人体に与える影響について話題にしました。

一方で、中央構造線の外帯に多く見られる

「蛇紋岩(じゃもんがん)」については、

どのような性質が見られるのかを調べてみましょう。

 

ちなみに、中央構造線の南側のエリアには、

「際立った蛇紋岩の分布は見られない」

というデータがあることは、

先日の記事内で簡単に触れました。

ゆえに、「中央構造線の外帯=蛇紋岩」

とは言い切れない部分もあるのですが、

ひとつの可能性として「蛇紋岩」と

中央構造線との関わりを追ってみたところ、

非常に興味を引かれるネタに遭遇した次第です。

 

実は、蛇紋岩は「地震のエネルギーを吸収している」

可能性があるそうで、関東平野における中央構造線の

地下25キロから40キロ深くにある蛇紋岩の大岩塊が、

太平洋プレートの圧力を緩和しているとのこと。

つまり、首都直下地震を防いでいるのは、

東京首都圏のプレートの境目に存在する、

蛇紋岩なのではないかという推論が成り立つのですね

(関東大震災は陸地でなく相模湾海底が震源地です)。