たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

名草戸畔再来

2020-10-31 10:26:07 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.62 *****

以前のブログでも取り上げた

「名草戸畔」というテーマ。

その後、事あるごとに思い出してはいたものの、

しばらくの間「一時棚上げ」となっておりました。

しかしながら、今回中央構造線上の

一の宮を追う過程で、ふいに目にとまった

「名草戸畔」のワードがきっかけとなり、

5年ほど前の土砂降りの雨の中、

和歌山市・海南市一帯を巡った

記憶が蘇ってきたため、数年ぶりに

「名草戸畔 古代紀国の女王伝説~なかひらまい著」

を読み直してみました。

 

その結果、当時は凡庸としていた

「名草戸畔の周辺」のイメージが

ありありと脳裏に浮かび、

「なるほどそういうことだったのか」

と独り合点した次第。後年に訪れた

阿波国・出雲国とのつながりが明確になるなど、

今さらながら「本」の持つ

不思議な磁力を感じているところです。

恐らく「優れた書籍」「力のある書籍」ほど、

手に取るたびに新たな示唆を

与えるような仕掛けが施されているのでしょう。