***** 神社と災害 No.62 *****
以前のブログでも取り上げた
「名草戸畔」というテーマ。
その後、事あるごとに思い出してはいたものの、
しばらくの間「一時棚上げ」となっておりました。
しかしながら、今回中央構造線上の
一の宮を追う過程で、ふいに目にとまった
「名草戸畔」のワードがきっかけとなり、
5年ほど前の土砂降りの雨の中、
和歌山市・海南市一帯を巡った
記憶が蘇ってきたため、数年ぶりに
「名草戸畔 古代紀国の女王伝説~なかひらまい著」
を読み直してみました。
その結果、当時は凡庸としていた
「名草戸畔の周辺」のイメージが
ありありと脳裏に浮かび、
「なるほどそういうことだったのか」
と独り合点した次第。後年に訪れた
阿波国・出雲国とのつながりが明確になるなど、
今さらながら「本」の持つ
不思議な磁力を感じているところです。
恐らく「優れた書籍」「力のある書籍」ほど、
手に取るたびに新たな示唆を
与えるような仕掛けが施されているのでしょう。