たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

花崗岩と蛇紋岩

2020-10-09 09:56:32 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.40 *****

中央構造線を境に、中央構造線を境に

北側(ユーラシア大陸側)を「内帯」、

南側(太平洋の海溝側)を「外帯」と呼びます。

「内帯(ないたい)」は領家変成帯、

「外帯(がいたい)」には三波川変成帯が形成され、

それぞれが異なる地質を持っており、

中央構造線の内帯側には、

約1000キロにわたって「花崗岩(かこうがん)」、

中央構造線の外帯には「蛇紋岩(じゃもんがん)」

が多く含まれるとのことです。

まずは、それぞれの特徴を簡単に記してみましょう。

 

【花崗岩】 石英と長石が主成分。

他に10%程度の有色鉱物(黒雲母等)を含み、

全体的に白っぽく見える。

また、磁鉄鉱という物質が入るものと、

チタン鉄鉱が入るものがある。

*中央構造線の北側にあるのは、

チタン鉄鉱系列の花崗岩で磁性は強くないという説もあり

 

【蛇紋岩】 岩石の表面に蛇のような紋様が見られ、

地質的に脆弱な地質構造線や断層構造に沿って広く分布する。

含水鉱物であるため風化作用を受けやすく、

もろくて崩れやすい性質がある。

*中央構造線の南側に蛇紋岩は少ないというデータもあり