***** 神社と災害 No.40 *****
中央構造線を境に、中央構造線を境に
北側(ユーラシア大陸側)を「内帯」、
南側(太平洋の海溝側)を「外帯」と呼びます。
「内帯(ないたい)」は領家変成帯、
「外帯(がいたい)」には三波川変成帯が形成され、
それぞれが異なる地質を持っており、
中央構造線の内帯側には、
約1000キロにわたって「花崗岩(かこうがん)」、
中央構造線の外帯には「蛇紋岩(じゃもんがん)」
が多く含まれるとのことです。
まずは、それぞれの特徴を簡単に記してみましょう。
【花崗岩】 石英と長石が主成分。
他に10%程度の有色鉱物(黒雲母等)を含み、
全体的に白っぽく見える。
また、磁鉄鉱という物質が入るものと、
チタン鉄鉱が入るものがある。
*中央構造線の北側にあるのは、
チタン鉄鉱系列の花崗岩で磁性は強くないという説もあり
【蛇紋岩】 岩石の表面に蛇のような紋様が見られ、
地質的に脆弱な地質構造線や断層構造に沿って広く分布する。
含水鉱物であるため風化作用を受けやすく、
もろくて崩れやすい性質がある。
*中央構造線の南側に蛇紋岩は少ないというデータもあり