たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

阿蘇と地震

2020-10-18 09:19:11 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.49 *****

2016年4月、熊本地方を襲った

震度7の大きな揺れは、

中央構造線と関わる二つの断層が

ズレ動いたために発生した地震です。

場所が場所であるだけに、

中央構造線を通じて起きる

連続反応が懸念されたものの、

今のところ熊本地震の規模を

超える地震は発生しておりません。

 

一説に、「阿蘇山」がエネルギーを

吸収する役目を担ったことから、

地震の連鎖反が抑えられたという話もあり、

その影響もあるのか阿蘇山の火山活動は、

それ以降活発化の兆しを見せております。

そのときの地震により、

阿蘇神社の楼門と拝殿が倒壊したことは、

ニュース等でも大きく取り上げられましたので、

ご存知の方も多いことでしょう。

 

幸い本殿は無事であったため、

神社マニアの間では「阿蘇は守られた」

「いや阿蘇の封印は解かれた」

と様々な議論が巻き起こりましたが、

いずれにせよ、名前からして「災害」を

連想せずにはいられない阿蘇神社という場所は、

明らかに「噴火」や「地震」を意識して

建てられた神社であることは確かなのです。