たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

地磁気の異常

2020-10-07 09:46:02 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.38 *****

昨日、「中央構造線の突出した性質を示す

データはない」という話をご紹介いたしましたが、

その証拠のひとつとしてあげられるのが、

「地磁気の異常」を示すグラフです。

 

まあ、地磁気の異常と言いましても、

正確には平均的な地球磁場の値とのズレを表したもので、

地下に存在する鉱物などに反応して変化するこの数値は、

富士山を含む伊豆諸島の火山帯や阿蘇山の周辺、

あるいは山陰地方といった、磁性の強い鉱物が

多く含まれる地域で、プラスに傾きやすいのだとか

(逆にマイナス値が出るエリアもあり)……。

 

富士山や阿蘇山とともに山陰が加わっているのが、

別の意味で興味深いところではあるものの、

確認してみたところ、確かに九州以外の

中央構造線上には目立った特異性は見られず、

データ上では人間が感知できるほどの

「磁気」は噴出していない風にも思えます。

 

とは言え、日本屈指の大断層帯である中央構造線を、

「ただの大きな断層」と片づけてしまうのも、

日本に住む人間としては何だか

心残りのような気がするもの。

ゆえに、それらの情報を頭の中に入れつつ、

別の角度から中央構造線と聖地との関わりについて、

調べを進めてみることにしましょう。