たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

封じ込めの呪術

2020-10-26 10:49:58 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.57 *****

「四国に鉄の橋が渡されて本土とつながるとき……」

とは、四国と本州とを結ぶ3つの本州四国連絡橋が

完成した「今」だと考えれば、

本土から戻ってくる「黄金の狐」が、

いったい何を示しているのかが気になるところです。

とは言え、その疑問を追求し始めると、

話がかなり逸れて行きそうなので、

ここではひとまず保留することにして、

四国北部を貫く中央構造線を俯瞰している最中、

まるで大断層をなぞるかのごとく、

国道や高速道路が伸びる様子が見えてまいりました。

 

まあ、山岳地帯の多い四国のことですから、

道路に適した平地が中央構造線の走る

吉野川沿いにしかなかったとも考えられますが、

空海が仕掛けた四国八十八カ所という

「結界」しかり、断層の割れ目に施した

「アスファルトのコーティング」しかり、

どうもこの土地には「封じ込めたいモノ」

の存在がチラついて仕方ないのですね。

 

ちなみに、中央構造線の真上に位置し、

「阿波國名方郡天石門別八倉比賣神社」

の論社である八倉比売神社の裏手の山には、

五芒星を象った磐座が残されております。

もしかするとこの遺跡は、

中央構造線とも深く関わる

「マジカルな呪術」だったのでしょうか……。

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