治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

君の想像は当たっている

2011-07-17 10:10:00 | 日記
先日、大地君から三年生の一年の記録が届いた。
これまでもちょこちょこ送ってくれていたのだが
完成を楽しみにしながら「活かそう! 発達障害脳」を作っていた。

実はちょっと前に完成していたそうである。
でも私には送らなかったらしい。
白くま母さんにこう言ったらしい。「浅見さんは今本なんか作んないよ」

「どうして?」と母さんが聞くと
「長沼先生の本は売れているし、お相撲は始まっているし、暑いし、浅見さんは冷房の効いた部屋の中でお相撲見てエビスビール飲んでるよ」

おお、正しい。

想像力の障害があるはずの自閉っ子なのに、ずいぶん想像が当たっているね。

理由は長沼先生の本に書いてあるけどね。

想像力を養うのも○○○。
報酬系を養うのも○○○。

大地君は私に関してじゅうぶんな○○○を持っているのでしょう。
実はこれ、ニキさんもそうよ。あの人は私に関してよく想像が当たるのです。

接点が多ければ想像も当たるようになる。

だからね

引きこもっていては社会性は発達しないのです。

小学校四年生の大地君にここまで見抜かれていたのを反省して
この三連休は発達障害の仕事はしないつもりだったけど
今朝は早起きして杉山先生の新刊を読んでいます。

「ふーん、こっちのほうに進むのか、今後発達障害に関する医療は」っていう感じです。

長沼先生の本を作るとき、ていねいに説明していただいたあとだから、よりいっそうわかる部分があります。
トラウマと発達障害治療とか、そのあたり。あと解離とかもね。
両先生とも、解離性障害の過少診断を指摘しておられますね。
この二冊、一緒に読むと理解が広がりますね。

まあ詳しくはまたレビューするかもしれません。