治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

不登校児は個性を発揮しているか?

2018-08-29 08:22:51 | 日記



皆さん、「日本社会は個性を大事にしない」と憤慨したり、見も知らぬよその国を羨ましがったり、学校に個性を尊重せよとか息巻く割にはいざ

じゃあ個性って何?

ときかれると答えられません。

でも安心してください。言葉の意味するところよく考えないで

生まれつきだから治らない

日本社会は、学校は個性を大事にしてない

とかしたり顔で言うのは支援者も同じ。それに対し決まり文句を受け入れないのが私の個性なんですね。それであえて問いかけているわけです。

さて、場所によっては新学期が始まっているようですが
不登校は不幸じゃないっ!
の人たちが活気付く季節ですな。

私は先日不登校は不幸じゃないの胴元の人をNHKでみて

身体クネクネしてるなあ
こりゃあ、登校は辛かっただろうな

と思いました。

まあそれはともかく

学校が個性を大事にしてないのなら、そこに行かない不登校児は個性を発揮してるんですかね?

それを黙認している学校や、子どもの不登校自慢をする親は個性を発揮しているんですかね?

子どもの不登校に悩んでなんとかしようと花風社の本とか読んで身体アプローチに励む決心をした親御さんたちは個性を発揮しているんですかね?

何か思いついたら


コメント欄にGO!

明日帰国します。
そうしたら個性の問題を語りましょう。

あ、それと

「自傷•他害•パニックな防げますか?」の

おっさんCから素晴らしいあとがきをいただきました。
それも発表します。
この本のコンセプトがわかります。
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個性とは、続き

2018-08-28 11:58:21 | 日記
さて、相変わらず「医師も逃げ出す迷惑アスペルガー」の記事が人気ですね。

ずーっと前の記事なのにコメントもいただきますね。
私の判断であんまりヘイトっぽいのは(アスペルガー絶滅せよ方面)公開していませんが、まあこの記事にコンスタントに皆さんがやってくるのはやはり、困っている人が多いのでしょうね。

発端となった事件ですが、本になってます。アマゾンKindle版はお得なお値段だから、電子書籍読む習慣のある方は見てみてくださいね。



さて。

私と同じ被害を受けても、相手が自閉症の診断を受けているということで、泣き寝入りした人もいたかもしれませんね。

でも私があそこで司法に訴えていたから、その後の展開がありましたね。

つまり

あの事件をきちんと成敗しなかったら、まだ彼は自閉症だからと特権に座ってゴネてたかもしれないし、それが通じるのをみて似たようなことしてた人がいたかもね。

そして治さない医者は威張り続け、治りたい人に選択肢はなかったかもね。

そして榎本刑事と私の出会いもなく、この本も生まれなかったかもね。



そして

あの事件を「司法に委ねよう」と判断したのは私の個性です。

別の人なら死んだふり、泣き寝入りをしたかもしれない。

私だから裁判を起こしたの。

さて、個性とはなんでしょう?
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「治るが勝ち!」 クイズその3 個性とは何か?

2018-08-27 07:30:54 | 日記



さて、治るが勝ちクイズその1と2で皆さん心地よくブレインストーミングしましたね。

自閉っ子はよく「脳みその無駄遣い」をして疲弊していますが、ブレインストーミング自体は楽しいもんなんですよね。それはエクササイズが楽しいのと同じじゃないかな。

というわけでもう一問です。

個性とは何か?

です。

さらにいえば

皆さんそれぞれの個性とは何か?

は常に考えていたいですね。

それが「資質の開花」につながりますからね。

でもいきなり「個性とは何か?」なんて質問が壮大過ぎるなあという感じがしなくもないので

細かく考えてみるといいですね。

こんな質問を考えてみました。

1 障害は個性ですか?
2 個性とは学校で育まれるべきものですか?
3 毒親のもとに生まれたとしたらそれは個性ですか?
4 歌が上手いとしたら、それは個性ですか?
5 好きなことを趣味に留めて本業は別に持つ人がいたとしたら、その人は個性を大事にしていないのですか?

なんでも思いついたらコメント欄にGO!

自由に書いてくださいね!

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第二の環境

2018-08-26 09:33:57 | 日記


さて、おっさんBにより、第一の環境がわかりました。
はっきりいってここが整ってしまえば、自傷他害パニックはかなり減らせるわけです。

そして第二の環境とはなんでしょう?

おっさんAとおっさんBがこんな会話をしてました(大意)。

支援の現場(事業所とか学校とか)で子どもを誘導しなきゃいけない時ってあるでしょう。たとえば安全な場所にとか、あるいはなんかイベントがある場所にとか。家庭生活の中でもあるでしょうね。買い物の途中スーパーで引っ繰り返られて困った経験がある方もいらっしゃるかもですね。

そんなときの動かす大人の方の身体の使い方によっては、それが誤学習や二次障害を生む。でも身体の問題に興味のない人は、平気で「パニックを起こした子どもがパニックを起こしそうな」対応をしてるよねーっていう会話です。このときの対応って問題行動はムシとかそういうレベルじゃないですよ。もっと即物的に「身体の使い方」っていう意味です。

そう。第二の環境とは

周囲の大人の身体

なんです。

しかも

身体の使い方

ね。

今度の新刊「自傷•他害•パニックは防げますか?」は、支援する方とされる方、両方の身体を一気にラクにするための本です。
だから「二人称のアプローチ」なのです。

そしておっさんABの揃い踏みイベントを9月29日に横浜でやります。

詳細は私の帰国後に発表します。もちろん「おっさんAは誰か?」も含めて。

日本はまだまだ暑いみたいですね。
赤道にぐぐっと寄ってきましたけど、こっちの方が涼しいですよ。
たくさん本読んで英気養って帰ります。
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第一の環境と第二の環境

2018-08-25 05:22:35 | 日記


さて、賢明なる皆さまはおわかりの通り、先日の「一番身近な環境は?」のクイズの答えはおっさんBの提言どおりです。
すなわち

=====


水収支と自傷・他害・パニック予防
排泄と自傷・他害・パニック予防
余剰エネルギーと自傷・他害・パニック予防
目と自傷・他害・パニック予防
筋肉の状態と自傷・他害・パニック予防
姿勢の悪さ、疲れやすさと筋肉


=====

本人の水収支、排泄状況、エネルギー状況、
目の状況、姿勢は一番身近な環境です。

いくら視覚支援しようと構造化しようと本人の水収支や目やエネルギーに問題があったら自傷他害パニックは起きます。

問題行動()は大きなヒントなのにそれをわざわざ無視したりする犬の曲芸方面の解決策が遠いのがわかります。



逆に言うとこれがちゃんとしてたら起きないとも言えます。

中でも今回目新しいのは筋肉に関する情報です。
なぜ手加減できないのか。
いや、なぜそもそも衝動をすぐに行動化してしまうのか。
おっさんBは、一万パーセント無名な存在(「発達障害者支援法は誰を救ったか 電子版」より引用)から知る人ぞ知る存在に出世して、全国のたくさんの凸凹さんたちに会い、筋肉のつき方に特徴があることを知ったようです。

そしてもちろんこれにも打つ手はあるのです。

っていうわけで私をはじめとする花風社クラスタはこの夏それに取り組んでいるのです。
私に関してはそこにとどまらず、筋トレの夏になってしまっていますが、そしてとても体調がいいですが、栗本さんの提唱するやり方は家で数分でできるものばかりです。

どうぞお楽しみに!

写真はバンコクで昨日食べたパパイヤです。




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おっさんB

2018-08-24 07:20:32 | 日記

ちゅん平さんは(ご家族に対する)他害の経験者だが当時を振り返って「なんであんなに手加減できなかったのか」今となっては不思議に思うそうだ。

なんか激しい感情が沸き起こってくると止められなかったとか。

おっさんB、別名栗本さんの新しい知見を聞くと「そりゃそうだろうよ」と思う。

だってあんなに疲れやすくて一回講演旅行に行くと何ヶ月か休まなきゃ回復しなかったし

それにコタツの中の脚がなかったし。

そういうのが「他害のとき歯止めが効かない」ことにつながるときいてびっくりしたけど説明きいて納得ですよ。

新刊「自傷•他害•パニックは防げますか?」のおっさんBからの貢献は以下の通りです。

=====

水収支と自傷・他害・パニック予防
排泄と自傷・他害・パニック予防
支援者の身体と自傷・他害・パニック予防
余剰エネルギーと自傷・他害・パニック予防
目と自傷・他害・パニック予防
パニックは見守ればいいのか?
筋肉登場 筋肉の状態と自傷・他害・パニック予防
姿勢の悪さ、疲れやすさと筋肉
一緒に育てられないか 二人称のアプローチの提言

=====

お楽しみに!
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もし周産期に不安があったら

2018-08-23 07:37:45 | 日記
あるお母様が「分娩がどうだったとか、かならず診断のときに根掘り葉掘りきかれる。あれはきっと何か関連があるのではと思ってしまう」とおっしゃったことがありました。
杉山登志郎先生は著書の中ではっきりと不妊治療と発達障害とのつながりを示していらっしゃいました。杉山先生は時々舌禍事件を起こされると自分で書いていらっしゃいましたが、これも他の先生が黙っていることを言ってしまったのかもしれません。

そして周産期。
自然分娩できなかったのが発達障害の要因ではないか、とあとで気に病む方もいるようです。そういう人には根掘り葉掘り周産期の様子をきいておいてそれとのつながりを何にも言ってくれない医療が逆に気味悪かったり。

ところが私が「帝王切開と発達障害のつながりは知らない」と「帝王切開と発達障害」と並べてみせるだけでがたがた言ってくる人もいる。それくらい世の中には被害的に取る人が多いとすると、社会保障で支えられていてそれだから客が選べないギョーカイの人たちは黙する方を選ぶんでしょう。私が色々なこと思い切って言えるのは、たとえば「胎児期からやり直す方法あるみたいだよ」というと「それはいい!」と言うひとと「インチキ!」という人がいて、私は「それはいい!」と一応やってみる人の味方だからですよ。インチキがる人はどうなろうとその人たちの自己責任。だからこそ前向きな人を応援するべく今すぐできてお金がかからない方法にこだわっている。

それにしても先天性後天性論議に戻ると、周産期っていったいどうなんでしょ。出てきた瞬間から後天? じゃあどこが出てきたら? 頭? それとも全身? ほら、わかんないでしょ。実に曖昧に「先天的な障害だから治らない」って決まり文句を使ってきたのがわかるでしょ。先天性か後天性かは関係なく治るんです。

そしてもし「帝王切開だったからでは」と気に病んでいる人がいたら、考えてほしい。

もちろん帝王切開が原因ではないと裏付ける事象も一杯あります。たとえば多くの帝王切開で生まれた子が別に発達障害ではなかったりね。だからうちの子も帝王切開が原因ではないのでは、とかゆれる親心ですよね。

でも母としてのカンで「あれがいけなかったのでは」と思うのならまだ打つ手はあると知ってほしいんです。

そもそもなぜ帝王切開にしたかっていうと、母体側の都合だけではなかったはず。発達の遅れがあるお子さんはみんながしゃべる時期にまだ言葉がなかったりする。ということは、みんなが身体を旋回させこの世に出てくる時期にまだその用意が調っていなかったのかもしれません。すなわち、胎児の時期からやっぱり凸凹だったのかもしれません。

そして自然分娩で生まれてきたお子さんがどういうキャリアを積んできたかというと、旋回して出てきたというキャリアを積んでいます。『人間脳を育てる』に出てくる五番目の反射を命を保つために使ったわけですね。

そして帝王切開で生まれてきたお子さんはそのキャリアを積む機会がなかったというだけのこと。だったら今からでもそのキャリアを積ませてあげればいいですね。

そしてこの五番目の反射の役目が何かというと、産道を通ることだけではなく

・前庭系の発達
・固有受容覚の発達
・聴覚
・脚と体幹のつながり

っていうことですからどっちみち発達凸凹のお子さんは苦手なことなんで、回数券を使い切ってあげたらいいことあるかもしれませんね。

この反射が残っていると
・教室でそわそわ
・排泄コントロールが苦手

だそうですから、まんまかぶさるお子さんも多そうですね。

そうしたらもう発達障害が帝王切開由来かどうかなんて関係ない。とにかく「あ、うちの子キャリア積んでなかったわ」と思ったらそのキャリアを今からでも積ませてあげればいいんです。

『人間脳を育てる』で灰谷さんが統合するための遊びを提案していますが、これ、ちょっと小さいお子さんには難しいかもしれないと今回読み直して思いました。

でもたぶん、金魚でもいいはず。

それと次作『自傷・他害・パニックは防げますか?』でおっさんAが提案している方法はとてもいいはずです。

帝王切開だったから? と気を病むヒマがあったら

帝王切開で生まれてきたうちの子が積んでいないキャリア何→あ、あれか→使い切らせてあげよう

って考えればいいんです。
それが正しい情報の使いこなし方です。
「先天性だから治らない」というギョーカイの洗脳を取っ払った人は脳みそにスペースできたでしょうから、今度は「どう情報を使いこなすか」に頭を使ってくださいませ。
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遺伝説とかぐや姫説

2018-08-22 08:22:45 | 日記
さて、先天性について皆さん脳みそ振り絞っているようですが
私より、ドヤ顔で先天性を振り回す人たちにきいてみればいいですよ。
医者が「先天性で治りません」って言ったら「先生、先天性ってどこから始まるのですか? 遺伝子からですか? 卵子か精子が自閉症だったんですか? それとも受精卵ですか? 細胞分裂して胎児になり生まれてくる途中で何かあったんですか?」と、問い詰めてあげてください。そしてそれぞれの医者がどう答えたか教えてね。

そして治そう! と張り切っていたり治った! と喜んでいると「先天性だから治りません。もっと勉強してください」とか言う専門家や親や当人がいたら「じゃあ先天性ってどこから始まるの?」ってきいてみたらいいですね。「生まれたときから」とか言うんだったら、「じゃあ胎児のときは定型発達でおなかからでてきたとたん自閉っ子になったの?」とか問い詰めてやればいいです。先日はやはりアンチらしい当事者らしい人が「先天疾患というものはあるんです。もっと勉強してください」みたいにパンフレットみたいなPDF投げてきましたけど一行目に「生まれつきの」。なんだよ生まれつきって。どこから始まるんだよ。曖昧過ぎるね~っていったら即ブロックされました。最近のアンチはブロック速いし一度も絡んだことなくてもブロックしている人もいるそうです。きっとこれは胎内で恐怖麻痺反射のやり残しがあるんでしょう(参考文献『人間脳を育てる』)。アンチはあほだから私が彼らの常識を共有していないと「勉強していない」とか「わかっていない」とか言うんだけど、私はそういうの知った上で違うだろ、っていっているだけなんだけど。勤務医なんかつらいよね。上の言うことに逆らえなくてさ。要するに患者の利益より自分が上にどう思われるかを考えてありきたりのこと言えないとこういう役立たずの医者になるわけですな。それで憂さ晴らしで各方面に文句言うツイッターに励んでいるわけです。




その点私はギョーカイ化外の民ですから好きなこと言えます。そして今回気づいたのは、割とあっさりと「遺伝では」という人が多いなあ、と。私は神田橋先生の本を作るとき先生のあれこれを読みあさっててその中で先生が「ネガティブな資質でも遺伝だというと安心する人がいる」(大意)みたいなこと書いていて「あれれ自分とずいぶん実家違うな~」と思ったもんですよ。なんでかっていうと、以前ギョーカイに忠実だったとき出た各種講座とかそういうときには涙目で「遺伝ではない」という言質を専門家から取ろうとしていた保護者とそれに答えてかぐや姫説を唱えていた専門家がいっぱいいたからです。そのあたりの事情を私は『発達障害、治るが勝ち!』に書いてますね。

=====

伝説4
「自閉っ子かぐや姫説」

 え? かぐや姫? と思った方も多いだろう。少し説明してみよう。
 私は一相撲ファンであり、角界のパーティなどにも参加したことがある。そこで関取衆のご家族などをお見掛けすると、普通の大きさの方々であることにびっくりすることがある。ごく普通のご両親からどうやって縦にも横にも大きい人が生まれるのだろう? と不思議に思うことがある。かぐや姫のように、関取になるような人は普通のご夫婦に授けられるものなのだろうか? そしてギョーカイでは自閉っ子に関しかぐや姫説を流布している。遺伝も何も関係なく、いきなり授かることとされている。
 
 ある支援者の方は、大学で「自閉症は脳機能障害であり、目が回らない(編注:前庭覚の不調)などの特徴があるため、耳のできる妊娠初期に何か障害を負ったと思われる」という説を習ったそうである。つまり精子と卵子であったとき、その後細胞分裂していた時期は障害はなく、耳のできる時期に障害が生じたという仮説だとも思える。
 けれども大学を出て支援の現場に出てみると「生まれつきで一生治らない」ことになっていた。そして「脳機能障害ならば脳溢血等で損傷があった人にリハビリが効果あるようにリハビリのようなものが効果があるのではないか?」と上司に質問してみたが、相手にされなかったそうだ。

 遺伝にせよ妊娠中に何かが起きた、という説は「ありそう」ではある。が、決して広がらないだろうと思う。おそらく「治っている人がいる」と同様、ギョーカイとしては押しつぶしておきたい情報であろう。
 障害のある子が生まれると、お母さんたちが罪の意識を持つことが多い。そしてこれは、必要のない罪の意識であるはずだ。中にはその嘆きを支援者にぶつけてくる人もいる。そうしたら、お母さんに罪はないと教えてあげればいいだけのこと。ギョーカイ人は、このひと手間をいやがる。そしてむしろ情報を押し殺す。妊娠中にどうこう言う説は、そのお母さんたちの罪の意識を真正面から刺激してしまうから仮説でも絶対に広がらないようにするのだ。
 実際に妊娠初期に何かが起きたとしても、それは母体のせいだけではなく、様々な要因が重なったことなのだろう。けれども悲嘆に暮れているお母さんは嘆き続けるかもしれない。支援者という人種は徹底的に面倒くさいことを避ける傾向があり、そういう情報をできるだけ出さないようにする。できるだけ耳当たりのいい情報をささやき続けるのが接待の基本だ。そんな情報出せるわけがない。たとえ彼らが大好きな科学的に正当だと思われる仮説であっても。自分たちが火の粉をかぶらないためなら、科学はひっこめておくのである。
 その結果、自閉症の人はかぐや姫のように授かる、ということになる。遺伝も関係ない。妊娠中の事故も関係ない。妊娠中の母体の状態も関係ない。ただ、ある夜竹林で光る竹をみつけたように、いきなり、授かる。ファンタジーとしては面白いかもしれないし、心のなぐさめにはなるかもしれない。でもこうした「(一部の)親が被害的に取りそうな情報」をひた隠しにするがゆえに、つまり、支援者たちが食ってかかる一部の親から身を守るために、本当のことを言わないことで、予防とか治療とかが遠くなっていく。それは明らかに社会全体の利益にはならないのだが、ギョーカイは自分たちが楽をする方、保護者に対して(しかも一番被害的に情報を受け取る保護者に対して)いい顔をする方を優先させるので、様々な「もしかしたらヒントになったかもしれない」仮説が日の目を見ることなく消えていく。少なくとも保護者からはひた隠しにされる。
 私はそういう支援者の保身を卑怯だと思う。自分はそういう卑怯者になりたくない。だから見つけたことはどんどん本にしていく。その情報をいやがる人もいるが、前向きに受け止める人もいる。喜んでくれる人もいる。そして私は、常に前向きな人を応援していきたい。そしてもちろん、たとえ妊娠中の出来事で何かがあったとしても取り戻すことができる。そういう情報を私は探してきたし、これからも探していくつもりだ。
 このあたりの情報をお知りになりたい方は、『人間脳を育てる』『人間脳の根っこを育てる』をご参照ください。

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胎児の時の何かでも取り戻せる本に今や、『感覚過敏は治りますか?』が加わったわけです。要するに胎児期のことならなんとか取り戻せる手段を一応本にしといた。中に書いてあることはおうちでできて今すぐ実践できて無料。あとはやるもやらないも自由ですな。だからまあ、「先天性だから治らないんですっ!」と言われて「じゃあ先天性ってどこ?」ときかれてそれがおなかの中なら、「治りますよ」と教えてあげればいいです。医学は、精神科以外の医学は、おなかのなかでの育ちそこねがあってもそれをカバーすべく発展してきたんです。じゃないと保育器なんか使わないでしょ。よその分野ではおなかのなかの遅れを取り戻そうと努力しているんですよ。してないのは発達障害の分野だけです。

それと遺伝、って皆さんがあっさり認めるようになったのは、もしかして世代の交代もあるかなと思いました。なぜならあの頃は自閉症遺伝説を唱えること自体大安売りのヘイトスピーチ扱い。なんでかっていうと「きょうだいの結婚に差し支える」とかそういう理由ですよ。それで保護者が医者を問い詰め、医者が真実より保護者の機嫌取りを優先させるという猿芝居が繰り広げられてきたわけですが、今の世代の、とくに花風社クラスタくらい前向きな人々にはそんな猿芝居必要ないっていうことですね。いい時代になったもんです。

まあ今回こういう問いを出してみて、いかに「先天性」って言う言葉を思考停止でただのオウム返しで使ってきたかわかったことでしょう。だから「先天性だから治りません!」っていう人には今度からにっこり笑って口角挙げてきいてあげたらいいですよ。「先天性ってどこから始まります?」って。胎児期からなら治す方法あります。

ちなみに神田橋先生は遺伝だっておっしゃることもあるそうですね。でも、遺伝を子に伝えた親は就職して結婚して子をなしてその子が発達障害らしいと鹿児島に連れてきたりしている。「だから親並みにはなるだろう。その方法を考えよう」という流れになるようですね。

というわけで遺伝と胎児期は抑えました。次回は周産期にしますか。

でもこの話題に関しては、ここに書けない話(個人的な話も含めて)がたくさんあるので、やはりいつか電子書籍展開すると思います。
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強い者への想像力

2018-08-21 07:10:00 | 日記
私は自分が若い頃には夢中になって見ていた甲子園を発達障害の仕事始めてから嫌いになりました。

なんでかっていうと、発達障害の世界に入って首都圏以外の文化を知り、とくに地方における教育や福祉のメンタリティを知ると、色々異文化だったんだけど、隣り合った県同士でつばぜり合いしていたり、「あっちがこういう人に療育手帳出してるからこっちも出さなきゃずるい」とか、そういう国体メンタリティがつくづくいやになったからです。ここでの国体はもちろん国体護持の国体ではなく国民体育大会のことです。

そして今年の猛暑。運動を控えよと広く国民に呼びかけながら煽るNHKも朝日新聞もどうしようもないなと思ったし、ドームでやるとか時期をずらすとかいいアイデアだなと思いつつ「猛暑ガー」をやっている人たちのメンツを見ていると「あー」とも思っていました。

そして開会式、偶然見たんだけど、球児たちは顔を輝かせて誇らしげに行進していて、そりゃあ厳しい予選を勝ち抜いてここに立ったんだからうれしいだろうなあと思いました。

私たちは自閉っ子が、我々が平気な空間で感覚や空間認知の問題を抱えているのを想像しなければなりません。それはどういうことかというと、自分の身体機能を相対化することです。丈夫な人はなかなかこれが苦手。

私が丈夫でありながら最初その変異に気づけたのは、私が20代から30代にかけて海外との交流が多かった人だからだと思います。っていうことは『自閉っ子と未来への希望』その他の本に書きましたが、本当によその国に行くとマジョリティの感覚というものが違うから、車窓ひとつとっても違うわけですよ。

そして弱い方の人の状態を想像するのと同じ力が、自分より強い人の身体を想像するのに必要だと思うのです。

甲子園球児たちはどう見ても私たちより若く、そして鍛えている。
何より勝ち抜いてきた誇りがある。
それを計算しないでどっちかというと弱い人の身体機能を想像することも下手でだから療育に成果をあげていない人たちがやっぱりやっていたんですよね。「猛暑ガー」を。

羽生選手が脳しんとう起こしたあとに試合に出たりすると黄色い悲鳴とかが上がりますが、やっぱりトップアスリートの身体機能を私たちに当てはめること自体不遜だという気がするのですよ。

そしてそういう「自分を相対化する」試みが障害理解の第一歩であって、それをやらずに「差別ガー」ばかりやっている人が本当の意味で障害を理解しているとは思えませんね。

まあともかく、これだけ猛暑ガーが渦巻いた大会が蓋をあけてみたら、北国の若者たちの大活躍で盛り上がっている。
今日のなまはげ県はすごいんだろうなあ。

球児たちにエールを送りたいと思います。
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「治るが勝ち!」クイズその2 本人に一番身近な環境って何? 二番目は?

2018-08-20 19:17:55 | 日記
環境調整、大事ですよね~。
これに関してはギョーカイと花風社の心は一つ。治らない信者の皆さんと花風社クラスタの心も一つ。疑いもなく環境調整は大事。

たとえば私は今鋭意『自傷・他害・パニックは防げますか?』を作っているわけだけど、自傷・他害・パニックを防ぐのにだって環境調整は大事。これは犬の曲芸応用行動分析の人と花風社、心は一つ。

ただ私たちは「一番身近な環境」と「二番目に身近な環境」を従来型の支援が無視していると思うのね。いきなりついたてとかさ、教室にお習字張らないとかさ、そういうことの前に整えるべき環境があるでしょうが。

一番目の環境と二番目の環境、両方が大事だから、今度はおっさんが二人必要だったんだ。いや正確に言うと三人。

そして犬の曲芸方面はこの一番目も二番目も無視して強度鼓動障害対応をしているよ。

さてなんでしょう。

『自傷・他害・パニックは防げますか?』の出版を待たなくたって、賢明なる花風社クラスタの皆さんにはおわかりになるのではないかしら?

答えを思いついたらコメント欄にGO!


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