治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

週替わり自閉っ子の月

2009-11-30 08:30:47 | 日記

11月の面白かったところは、毎週末別々のASDの人と講演したこと。
盛岡でニキさんと。岡山で藤家さんと。埼玉で片岡さんと。
それぞれ収穫がありました。

ニキさんはやっぱり、ASDとNTの情報処理とかについてつきつめて考えている。
ASDは内部から。NTは外部からウォッチ。それをわかりやすい言葉で語ってくれる。
得がたい人材。天才翻訳家ではないけれど、独特の才能を持っているのはたしか。それに勉強量がすごいなあといつも思う。
雑誌の人がもっとニキさんに仕事出してくれないかしらね。ときどきやってるけど。彼女の短文、いいですよ。
本人が書きたいかどうか、確かめてはいないけど、私は純粋に読者としてニキさんの短文もっと読みたい。
私との長電話でしゃべってるだけじゃもったいないネタがいっぱい脳内にあるようです。
これ(http://www.seikatsushoin.com/bk/temaneku.html)も楽しみ! いつ出るんだろ?

藤家さんは「家族依存から抜け出した体験」と「健康管理がやっとできるようになった体験」をフレッシュに語ってくれました。二次障害のデパートだったのに、どうして心身安定したか。
30を前にして独立の準備ができた当事者の一例としてやはり貴重。

片岡さんに関しては、大人になってからの診断、それを家族にわかってもらうこと、子どものころのこと、いじめへの対応などが興味深かったです。
あと、会社づとめの経験があるので、そこでの苦労。
でも聞いていると、つらい体験が全部今に生きてるなあと思いましたけど。
それと、結婚した相手からのツッコミ。定型世界への橋渡し。これもまた貴重。

一人一人大事なお話をしてくれました。
私の話す内容も一回一回違いました。

九州場所はちょっと残念。
稀勢の里の不振だけではなく、全体的に盛り上がらない場所だった。お客も不入り。朝青龍も途中失速・・・。
昨日の鶴竜の変化には「汚い相撲」として、お客さんから罵声も飛んだが、ついていけない稀勢の里も悪いという舞の海さんの解説には納得。たしかにいただけた相撲ではないけれど、あれだけの執着心が日本人力士にはないのも事実。複雑。
私自身も豊かな国で育った人間独特のひ弱さを抱えていると自覚しているだけに考えさせられる。

まあ、またすぐ初場所だ。切り替えてやり直せ。
逆に言うと40日で立て直さないといけない。厳しいよ、これは。
豊ノ島復調(技能賞)とか、栃ノ心活躍(敢闘賞)とか、いいニュースも皆無ではないけれど。
千秋楽結びの一番は、思っていたより見ごたえがありました。

この40日は私にとっても大事なとき。いっぱいお勉強しなきゃいけない。
大きなチャンスを与えていただいた。
それをしっかりとつかまなきゃいけない。

あと11月は、D君の本をがんばりましたよ私は。
私だけじゃない。そしてD君だけじゃない。D君ママ、D君の学校の先生たち、デザイナーさんもイラストレーターさん、それに印刷所の方々もがんばってくださった。
営業部隊もがんばっています。
リアル・ネットの書店様もよろしくお願いいたします。
本は作って終わりじゃないんですよね。

12月は1000人近くお客様がご来場の「感覚統合学会」で岩永先生、ニキさん、藤家さん、浅見の四人そろっての講演があります。これをきっちりやらないと。

そのあとは冬の臨海学校へ。
でもたぶん赤道直下でもいっぱいお勉強する(予定)。

そしてあっという間にお正月。
初場所。
一年は短いですね。

あと当ブログもいつのまにかアクセスが増え
いくつかお問い合わせをいただいていますのでまとめてお答えします。

○コメント欄は今のところ開きません。
 私は今年、著者・家族・自分の人権と安全を確保するため、民事提訴・刑事告訴を行いました。長年受けてきた被害を食い止めるために医療をあてにしていましたが、医療が今のところ必ずしもあてにできないことを悟り、司法という土俵を選びました。コメント欄については、結論がすべて出たときに開くかどうか検討します。
○キティちゃんはまだまだたくさんあります。当分ネタ切れしません。
○大相撲ネタは続くと思います。きせのんにはどこかで見切りをつけるかもしれません。あるいは、ずるずるとお相撲だめんずを続けるかもしれません(←たぶんこっち)
○来年はサッカーネタも増えると思います。興味のない方すみません。

今後ともよろしくお願いいたします。

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一言書評二冊分

2009-11-29 08:31:05 | 日記

○「発達障害 境界に立つ若者たち」山下成治著 平凡社新書

著者の方はとても優しい人なんだと思う。
でも残念ながら、こういう優しい人に発達障害を理解してもらっても「世間の理解」には直結しない。
もっと弱者の気持ちに無頓着で、体力あまってて、資本主義を無邪気に肯定する人にわかってもらわないと「世間の理解」にはならない。そこが難しい。

○「アスペルガー症候群」岡田尊司著 幻冬舎新書

いやあ、みんなほしかったんでしょ? こういう本。
こういう本出してくれってずいぶん言われたよ。アスペルガーの販促ツールみたいな本。うちは出す気なかったけど。
アスペルガーの人と表面的に接する「一見さん」に見せるにはいい本じゃないの?
ただし本当に生きやすくなりたい、したい人は真に受けないほうが無難。これを真に受けると本当にやらなきゃいけないこと見えないし、第一イタすぎる。

☆☆☆☆☆☆

朝青龍、もうやる気ないみたいね。

稀勢の里、六勝目。
とりあえず二桁黒星は免れたか。
負けてもなお土俵入りのときにはそこそこの声がかかる。
福岡国際センターの皆さん、甘やかさないでください。

白鵬優勝決める。実に立派だ。でもなんか華がないと感じるのは私だけ?
まあとりあえず全勝を見守りましょう。大記録だもんね。

日馬富士、辛くも勝ち越し。
栃ノ心、十二勝だ!

千秋楽の結びも、この状況じゃあ先場所のようなすごい取組にならないだろうなあ。

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飛躍した動機

2009-11-28 08:02:02 | 日記
「犬のあだ討ち」なんて動機ありえな~いというのが世間一般の受け止め方らしいが
私には妙に既視感があるなあ、この手の認知のゆがみ。

きっとこういう不可解な動機を抱いてしまう人はこれからも出てくる。
なんかの診断名がつくこともつかないこともあるだろう。
一次障害なのか二次障害なのかノー障害なのか
医療の人や福祉の人は気にして喧々諤々する。
でも一次だろうが二次だろうが障害がなかろうが、世間の人、司法の人わりと気にしない。
行為の結果を見るだけ。
まあひとつ確かなのは
認知のゆがみによる被害はなるべく出さないほうがいいっていうことだ。そのほうがみんなトク。

だからせめて遵法教育はしましょうよ。
家ででも学校ででもいいから。

教えなきゃいけないのはひとつだけ。

「日本では私的な制裁は認められていません。罰せられます」

これだけ。
どんだけ頭に来ようと直接制裁はだめ。
それが法治国家ってもんなの。

ゆがんだ認知は苦しいと思うけど
脳内で飼っておく限りは処罰の対象にならない。
それを行動化すると処罰の対象になる。
司法は脳内まで取り締まらない。
司法と医療の論理はそこが違う。
ここのところの線引きは知っておいたほうが便利。

☆☆☆☆☆

白鵬はいいお相撲さんだと思うのだが
白鵬が優勝する場所はなんか盛り上がらないことが多い。

なんでだろう。

朝青龍二敗。負け続けのみっきーがやった。

稀勢負け越し。一からやり直せ。今場所の豊ノ島みたいに。

舞の海さんは負け越した国産若手力士三人(稀・豪・栃)に、頭を使って稽古しろと言っていた。
私も来週D君の本を校了したら、受験生みたいにお勉強モードにならなくちゃいけないのだ。
1月のお医者様とのミーティングまでぎゅうぎゅうお勉強。
年末年始もたぶんお勉強。赤道直下でも寒い東京でもとにかくお勉強。

栃ノ心が琴奨菊に勝ってくれた。うれしい。11勝だって。たぶん賞を取るね。
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ぼくうみ@999円@横浜

2009-11-27 09:10:02 | 日記
先日、「横浜障害児を守る連絡協議会」さんの事務所に集金に行きました。
本をまとめ買いしてくださっているのです。
集金のついでに色々お話も聞けてしまうという一粒で二度おいしいミーティング。
その際に「ぼくはうみがみたくなりました」の上映会の切符を買いました。
999円です。
12月12日、昼夜二回上映。
しかもこのお値段で、大変にいいクオリティが期待できます。何しろ
関内の映画館から本物の映写技師の方が本格的な機材を運び込んで上映してくださるんだそうですよ。

ぜひ皆さんお出かけください。
私は夜の部に出かけます。

詳細は下記のとおりです。

映画上映のご案内
   『ぼくはうみがみたくなりました』

【日 時】12月12日(土)(午後の部)14:15 ~・(夜の部)18:15~ 
【場 所】横浜ラポール1F ラポールシアター(300名収容)
【料 金】999円(チケット前売りします)
11月5日(木)より事務局にて前売券予約受付(午後の部と夜の部 別チケットです)
(予約受付時間:平日10:00~15:00・土10:00~13:00・日祝受付なし)
電話 045-475-2062
「横浜障害児を守る連絡協議会」で検索するとHPがあります。ただし音が鳴りますので弱い方はご注意! 自閉症だけじゃなくて、様々な障害をお持ちのお子さんを守る会なので、音も必要なのです。

☆☆☆☆☆

稀勢の里、五勝目。でもひやりとしたよ。
勝ったけど北の富士さんボロクソだった。
期待するからボロクソに言うというのは日本の伝統で、角界ではとくにその傾向が強い。
私はこれ、そんなに嫌いじゃない。

療育の世界では「ほめて育てる」の信奉者が多いが
私は別に信奉者ではないなあ。

栃ノ心、十勝。
私は栃ノ心が十両に上がったときから注目していた。日本語も相撲もどんどん上達するな~。
オフには兵役の義務を果たすためグルジアに帰っていた。そういう国から来たのだ。「思いやり予算」なんてきれい事っぽい言葉を使う国の若者とは覚悟が違っても当たり前かもよ。

豊ノ島、30センチ以上大きい琴欧州を下す。
これだから相撲は面白い。相撲を他のスポーツみたいに重量別にしろとかいう話はやっぱり的はずれだね。
琴欧州、負けて引き上げる花道で苦笑い。こういうところが私にとって、このお相撲さんの魅力がないところ。
北の富士さんも言ってたが、負けて笑うことないでしょうに。
インタビューしているアナウンサーより身長が低い豊ノ島。
そういえば舞の海さんにはこういう名言があったなあ。
「稀勢の里の体と豊ノ島の頭を足して2で割れればちょうどいいんですけどね(笑)」

朝青龍、磐石と見えたが、不調の日馬富士が頭を使って勝つ。
こういうことがあるから、いくら贔屓が負けようと、相撲はやっぱり見ちゃうな。
D君から驚きのメールが来た。

でも私、実を言うと相撲以外の格闘技は苦手なんです。
週末の内藤vs亀田はたぶん見ません。
きっと日曜日は「坂の上の雲」を見るでしょう。
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推定厄介者

2009-11-26 08:56:00 | 日記
たとえば留守中電話が入る。
「ニキ・リンコさんの講演会が開きたい。詳細教えてほしい」
相手は○○保健所とか。「官」の人。
コールバックする。「花風社の浅見と申します」
思い切り怪しいもの扱いされる。

聞いたことのない社名の聞いたことのない人物からの電話。
「官」の人々はこれを、最初から怪しげと決め付けてあからさまに迷惑がる。
一刻も早く電話切りたいっていう雰囲気を隠そうともしない。
要するに「官」の人にとって、「知らない相手」=「厄介ごとを持ち込んでくる相手」なんだろうね。

民間は違う。
初めて電話をかけた先でも「お世話になっております!」
出版社だといきなり「ど~もです!」だったり。
一回会うと友だちだったり。
民間人にとって、「知らない相手」=「もしかしたらおいしい話を持ってきてくれるかもしれない人」。

私は以前、転職したとき、「この会社で働きたいな」とめぼしをつけていた。
色々な人にその希望を話していたら「社長知ってるから紹介してあげる」という人が出てきて、紹介してもらって、社長に会ってもらって、転職した。
あとで聞いたらその人と社長はそれまで一回しか会った事がなかったらしい。
民間人っていうのは最初から「なんか一緒にやれるといいね」モードだから、話が早いのだ。

だから私は民間人とのほうがつきあいやすかった。
文化が同じだから。
でも自閉症の本を出すようになってから「官」とのおつきあいも増えた。
最初は腹を立てていた。
でも、だんだん生態がわかってきた。そしてつきあいのコツを学んでいった。

知らない相手を「いい話を持ってきてくれるかもしれない人」と反射的にみなす民間と
つきあう相手を選べないがゆえに、厄介者だと困るなと構えている「官」とは対応が違うのも理解できる。
不愉快ではあるが理解できる。
まあもうちょっと愛想良くしてもいいとは思うけどさ。
だから最初にこう言うことにした。
「○○さんから先ほど、講演会の件でお問い合わせいただきました浅見と申します」

これだとあまり嫌な対応はされない。
「ああ、あの件ね」と思うのだろう。厄介者警報を解くようだ。

私もだんだんお利口になる。

☆☆☆☆

きせのんはお利口にならないのかな。
舞の海さんは「毎回同じ負け方」と言っていた。
数人の苦手に同じように負ける。
YouTubeを見ているようである。

日馬富士、白鵬に及ばず。
ばるとも負けが先行し、関脇以下が奮わない。
今日は琴欧州vs豊ノ島。
身長差30センチである。
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相性の問題

2009-11-25 08:11:42 | 日記
片岡さんと私の講演を聴いていた方々によると
二人でしゃべるのが初めてだとは思えないくらい息が合っていたそうです。
不思議ですね。

☆☆☆☆

巧者安美錦を即効で押し出した稀勢の里。
いっつもこういう相撲取ればいいのに。
と思ったが解説の北の富士さん、ボロクソ。明らかな伸び悩みだと。

でも、負けていても稽古はいっぱいしているんだって。さぼってないって。
稽古してもしても壁が立ちはだかるときってあるよね。
うまくいかないときも努力を続けるかやめるかは後で差が出てくる。
稽古をこなしているという話を聞くと、望みがつなげる気がする。

こうやって来年の初場所も私はきせの応援をやめないんだろうな。

稽古熱心な若い力士を応援する。努力する人を高く評価する。
こういうスポ根な私を「うざいな」と思う自閉っ子(と定型発達の人)は当然いるんです。
一方で
こういう私をinspiringに感じる自閉っ子(と定型発達の人)もいたりする。
人間って相性だからね。
合う人と合わない人がいるのは当たり前。
そしてつきあう相手を選べるのが民間人のメリット。

「官」の人はつきあう相手を選べないから、嫌だと思うとあからさまにやる気のない態度を見せるのかしら。
公務員が見せる無気力は自己防衛なのかもよ。

千代大海、大関から陥落。
最後に引導を渡したのは朝青龍。豪快に吊り出した。
いい餞だった。格闘家が格闘家に落とし前をつけた。そういう迫力のある吊り出しだった。
あの吊り出しに見とれたおかげで私は火にかけていたホワイトシチューを吹きこぼしてしまい
大幅にクリームの量が減ったので
「シチューじゃなくて野菜と肉のクリーム煮だったことにしよう」と決定。

栃ノ心、勝ち越し。
豊ノ島も勝ち越し。久々な感じ。
豊ノ島は慎重が170センチないのに、2メートルある琴欧州に勝ったりする。
「配られた手札で勝負する」これはニキさんの言葉だ。「俺ルール!」に書いてある。

その琴欧州が魁皇に黒星。
ちょっとびっくり。
日馬富士、得意の速い相撲で勝つ。
調子を取り戻しただろうか。
今日は白鵬戦。日馬富士って白鵬には不思議と勝つんだよね。
私はナマで二回、日馬富士が白鵬に勝つのを見たことがある。

稀勢の里、今日は苦手の琴奨菊。
でもいくら苦手でも避けて通るわけにはいかない。
小結が前頭二枚目と当たるのは当たり前だからね。
小学生が登校するのが義務であるように
小結は平幕上位と相撲を取るのが当たり前。

登校って言えば、自閉症の支援者でも
不登校を許容する人とそうじゃない人がいるみたいです。
「学校がつらいなら行かなくていいよ」と言うタイプの支援者と
「とにかく登校しなさい」というタイプの支援者。

私はこれまで「どっちがいいんだろうな~」とときどき考えていたが
D君を取り巻く人々を見ていて
「とにかく学校に行くことを覚えさせる」というのは大人の義務だと感じるようになってきた。
だって社会ってそういうもんじゃないですか。
D君の周辺の人たちは、親御さんも先生も
特性に配慮しつつも毅然とD君を育てています。社会の一員としてね。
子どもは自分の子であると同時に社会の一員だからね。いくらかわいくても、社会の一員として務めを果たしてくれないと困るのだ。
周囲の人のそういう覚悟が見えているから、私もD君とおつきあいするのは楽しいのかもしれない。
それに、何しろ、お相撲友だちにもなったし
何よりD君自身が、そういう周囲の気持ちを受け止められる子だ。

人間って相性だなあと思う。
支援する側と支援を受ける側も同じでしょう、それは。
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埼玉講演with片岡さん

2009-11-24 08:52:36 | 日記
池袋は埼玉の玄関口。
そもそも神奈川県民には池袋が遠く感じられます。
でも東横→山手線で行くとあっという間。
なじみのない東武東上線への乗り換えもスムーズ。
意外と早く鶴ヶ島市に着きました。

一緒に講演する片岡さんにはご主人が付き添い。
以前もこのブログに書きましたが、このご主人がいい味を出されています。
脳のお勉強をされた方で、自閉圏の方がどこで間違えがちか理論的にわかっているみたい。
そしてとてもやさしく定型世界からのツッコミをなさいます。

またそれを聞き入れる素直さが奥様にあるんですよね。
講演の中でも何度も夫のありがたさを話していらっしゃいました。
片岡さんのお母様も「いい人と結婚した」と喜んでいるそうです。

講演に先立って、そのお母様に片岡さんは色々聞き取りをしてきてくださったのですが
それがとてもよかったです。親御さんたちには貴重な情報だったのではないでしょうか。
「普通になってほしい」という気持ちは親としてある程度当たり前のこと。
28歳でお医者様の診断が下りてからは、それをすまなく思ったそうです。

でも考えてみれば、うちの親だってもっと私に普通になってほしかったかも。
私もそれほど一般的な女の子ではありませんでしたからね。

そんなことを思いました。今ではもうあきらめているでしょうが。

片岡さんの職業上の変遷のお話も興味深かったです。
自分と一緒に働いている自閉症の人を見ても思いますが
この人たちは本当に暇じゃないほうが幸せですね。

本をお買い上げくださった皆さんに「浅見淳子オリジナルスタンプ」を捺させていただきました。
小暮画伯デザインです。

鶴ヶ島市の皆さん、大変お世話になりました!
現場でいただいた質問が興味深いものだったので、また日を改めてアップしていこうと思います。

☆☆☆

というわけで昨日ライブで相撲が見られなかったのは精神衛生上大変によかったです。
左が入ったのに今場所も琴欧州の壁は厚かった。
琴欧州は私にとってあまり興味のないお相撲さんです。気が小さいお相撲さんには私、興味がない。
でも昨日は落ち着き払っていた。もう得意の相手になっちゃってるんでしょう。

いっそのこと大負けして平幕からやり直せば、というのが偽らざる気持ち。

今年の稀勢の里は、関脇を二回経験したこと、一回十三勝したことは進歩です。
でも苦手の壁が去年より厚くなっているのが気がかり。
どの親方にも言われるけど、頭使わなきゃいけない時期なんでしょうね。
やっぱり持っている資質だけで突っ走るには人間限界がありますよ。最低限苦手を克服しないと超えられない壁がある。
というわけで私も来年は苦手をひとつ、克服することにしましたよ。

おいしくてつよくなる、グリコキティちゃんです。
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冬の訪れ

2009-11-23 07:00:00 | 日記
D君から「東京はもう雪が降りましたか?」と訊かれたので
「東京は年に1、2回しか雪が降らないのです」と答えました。

そうしたら、びっくりしたみたい。

 「雪がないと冬が分からないので不便ですね。春が来るのも難しいですね。」

だって。
北海道の人だからかしら?
それとも、D君の感覚のせいなのかしら?
ニキさんたちと同じく、季節の切り替わりに一歩遅れてついていくタイプのようです。

太平洋側東日本に住んでいる私にとって「冬の訪れ」を告げるのは

・乾いた空気
・澄み切った青空
・くっきりと見える富士山

だったりしますが、たしかに季節感って土地によって違いますね。

今年も寒くなってきたけど今ひとつ冬の訪れが実感できないのは、
空気が湿りがちだからでしょうね。
こんなに雨が多いなんて、関東の冬じゃないみたい。

雪解けのない土地で、春の訪れは何で知るんだろう私たちは?
まず、梅の開花。そして
風がぬくもってきたあの感じですね。
確実に春が来たってわかるあの空気の変化。
それを北海道のD君に伝えるのは難しいなあ。

日本は季節感のある国です。食べ物にも季節感がある。
でもその土地土地によって、違いますね。当たり前ですが。
小さいようで、縦に長い国であることが、日本を豊かにしていると思います。

沖縄の人は気温14度でも襟巻きを巻いていた。
旭山動物園に行ったときにはマイナス4度でしたがジモティは薄着でした。
私は日本を縦に移動することが多い人なので、その違いが面白いです。
自閉っ子の感覚の特異性なんて、相対的なものなのかしら、と思ったりします。

これからも、年末赤道直下まで行き、関東に帰ってきて新年九州に行き、そのあと北海道に行きます。
二月は沖縄にも行きます。
私、こういう移動はよくしますが、ていうかむしろ楽しんでいますが
それでも体調を崩さないのは体温調節がオートマでできるから。
ここにバグがある人は不便ですね。そもそも移動が大変でしょうね。
ていうかこういう移動をしたいとは思わないでしょう。

☆☆☆

稀勢の里、ようやく三勝。
忘れたころに勝つので、あきらめきれない。
客商売としてはうまいな~と思いますが、私はお相撲に疲れましたよ。
もう見ないでいいや、と思いながらやっぱり見てしまうんですよね。
で、夜はサッカーで憂さ晴らし。

それにしても日馬富士とか、鶴竜とかがイマイチで、人間勝ちっぱなしってないんだなと思いますね。
逆に言うと、明けない冬はない。

それにしても九州場所はなぜこれほど不入りなのか?
これだけお客入らなかったら、お相撲さんたちもやる気を失うのでは?
土日は若干マシだけど。
九州の人は平日まじめに働いているんですね、きっと。
東京はいつ働いているかわかんない人がいっぱい住んでいる街です。

私は今、原稿とか講演とかで比較的忙しいですが
それでも展開によっては福岡日帰り観戦を覚悟していましたよ。
でもこの分では、そんな必要がなくなりました。
仕事に専念できます。

今日は埼玉に講演に行ってきますです。

さ~けはのめのめ、黒田節キティちゃんです。
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「人の役に立ちたいんです」という気持ち

2009-11-21 10:36:30 | 日記
岡山の講演のあと、ご来場のASDの当事者の方とお話をさせていただいた。
「自分も藤家さんのように人の役に立ちたい」という。
ASDの方らしい純粋な気持ちだ。
定型発達者の癖で、拡大解釈してしまい、本を書きたいのかと思って
「じゃあ原稿書いてみてください。見ますから」と言ったら
本というかたちにはこだわりはないのだという。
ただ、どう生きれば人の役に立てるのか知りたいということのようだった。
私なりに「人の役に立つってどういうことだと考えているか」一言だけお話した。
内容はヒミツ。
とにかく、別に本を書かなくても、講演をしなくても、人の役には立てる。
そういう人が社会を成り立たせている。

納得してくださったのかどうかはわからないが
私の言葉を聴いてにこにこしてくださった。
二年前にこの講演を聴いていたらよかった、と言ってくださった。
握手をしてお別れをした。
心に残る出会いがまたひとつ。

☆☆

D君→浅見

=====
今日は浅見さんと応援で勝負です。
日馬富士が勝てるように応援します。だから、学校から急いで帰ってきました。
=====

これを読んで「困ったな~」と思った。
日馬富士は不思議なほど不調。いつもの弾丸のような立合いが鳴りを潜めている。
今日は稀勢の里勝っちゃうな。D君悲しむな、と思った。

まあとりあえず私も早めに帰宅。
ていうか、小学生と帰宅時間争ってどうする>自分。

で、悠然とテレビ観戦。新聞なんか読みながら、余裕の観戦。

で・・・。

日馬富士、なぜか速い立合いを取り戻していた。
当たり負けして三秒で寄り切られたきせのん・・・。
舞の海さん冷静に分析。いつものとおり「なるほど、ごもっとも」と思う。
小結は前半上位陣に当たるとはいえ、六日目終わって二勝四敗はファンにはきついです。

でも気づいたら、私が三番目に応援している栃ノ心が好調。五勝一敗だった。

私の中の応援順。

1 稀勢の里
2 豪栄道
3 栃ノ心

です。別に皆さん知りたくないでしょうが。

横綱・大関は強くて当たり前。だから私が応援するのはこれから伸びそうな「面構え」のいいお相撲さんたちです。
まあ稀勢の里の場合は「和製横綱候補」と言われて五年経つんですけどね。
D君にこの三人のことを伝えました。
今頃「全関取名鑑」でチェックしてくれているかもしれません。
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岡山講演with藤家さん 教えてもらいたかったこと編

2009-11-20 08:55:00 | 日記
講演の後半は「今思うと教えておいてほしかったこと」
ここで私は以前からフシギに思っていたことを学んだ。
ASDの大卒者は「就職活動」のタイミングに気づかずに就労の機会を逃すことがあるみたいだ。
そのまま無業生活に突入してしまう話もよく聞く。

それがどういうことだか、わからなかったのだ。
だってみんなやるでしょ、就職活動。気づかないか、フツー。
どうやら「就職するには就職活動が必要だ」っていうことに気づかないことがあるらしい。

逆に言えば、子どものころから自閉っ子に「あえて」教えてほしいことを
ちゅん平さんはいっぱいいっぱい教えてくれた。
「そこまで教えないといけないですか!」
会場の方々も「ほー」だったし
これほどしゃべりこんできたつもりだったわたしも「ほー」だった。

やっぱり奥深いな、と改めて思った。

そして、大団円へ。
感動的な講演会だった。
私は毒舌もおさえぎみ(当社比)。
とにかくちゅん平さんがいっぱいしゃべってくれたから。

そこからスタンプ会。
本もたくさん売れた。
うれしかったのは、本を売るのに、ASの人も含めた若い人たちががんばってくれたこと。
「どうやって並べたら売れるか」とか工夫をしてくれた。
そして売れたことを喜んでくれた。
こういう経験が、若い人にはもっと必要だと思う。

本が売れることは、とてもいいことなのだ。
だって、本が売れて悲しい人は、一人もいない。

ちゅん平さんと別れて空港へ。
空港のテレビで稀勢の里の対白鵬戦健闘を観る。
ちゅん平もえらいがきせのんもえらかった。
きびだんごと岡山キティちゃんをいくつかゲットし、羽田便に乗る。
さよなら、岡山。ていうか、またすぐ来るよ。
また来月、感覚統合学会が岡山であります。
参加者900名だって!

写真は「瀬戸の花嫁」キティちゃん。

☆☆

朝青龍vs稀勢の里。
一日楽しみにしていた取組は数秒で終わった・・・。
横綱があそこまで頭から突っ込んでくるとは・・・。
負けが先行し、今日日馬富士・・・。

まあいいや、あと10日ある。

===

W杯出場32チームが決定しましたね。
私はそこそこ愛国心があるほうだと思いますが
ポルトガルやアルゼンチンが出られないのなら日本は出場権を返上すべきだとまじめに思ってました。
「ガンバレ日本」もしますが
W杯の醍醐味はなんといっても、強豪チーム同士の戦いです。
「ガンバレ日本」はきせのんの応援よりつらい経験になりそうです。
きせのんは一応役力士だけど世界における日本代表は(以下略)
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