治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

選択の支援

2011-07-02 10:00:31 | 日記
朝からiPad2のフィルムの気泡と戦いながらついったーでおしゃべりしてました。

気泡との戦いは、iPadホルダーなら骨身にしみておわかりいただけると思います。

さて、そのおしゃべりの中で
ちゅん平の自閉っ子通信が役に立ったというお話が。
お子さんの進路選択の際、どういう情報を集め分析しなければいけないか、とかをリマインドする役目を果たしたようです。

作ってよかったな。
ありがとうちゅん平。

ばらして悪いけど(ていうか本に散々書いてきたからまあいいと思うけど)
ちゅん平も昔は選択が下手だったよね。

失敗もした。

そこから学んで上手になって
シューカツのときにはそれが見事に花開いたわけだ。

自分の適性の分析、職場の分析
それが上手でしょ。上手なのがわかるでしょ、自閉っ子通信読めば。

でも昔は下手だったのよ。

だからね

自閉っ子も試行錯誤できるんですよ皆さん。

でも選択は基本的に上手じゃないので(情報の注目箇所が変だったり先着一名様だったり)
支援があったほうがいいです。

そのほうが傷つくことがちょっとは減るだろう。

でもね

別に傷つくことはこの世の終わりじゃないし、傷つかないことが一番のプライオリティでもない。
一番のプライオリティは明るく毎日を過ごすことでしょ。
そのためには時には挑戦だって必要なのよね。

そして自発性を大事にすることも必要。

だからね

周囲の人たちは、そのあたりのさじかげんを上手にやってあげてください。

そのための参考に使ってくださいね。
長沼先生の「いいところ探し」。

さて、今週末も私は善行を積みます。
飛行機で東電管内を離れますよ。

iPad2と本を持ってね。

行ってきます!