さて、ブルーさんの連載にインスパイアされて「医療はなぜ発達障害を治さないのか」を連載してみようと思ったわけです。
当初は二回でした。
医療が発達障害を治さない理由。
その1 機序見えない障害の人が相当数入り込んでいる。彼らはガイドラインを覚えるのに必死。それ以外は「トンデモ」。
その2 医療従事者の間には友だち原理主義があり、他の医者・医療従事者そして他科を批判してはいけないがゆえに、発達障害の本当の原因とその治療にたどりつけない。
でした。
さて、その3、と思っていたのですが年末の大掃除やなんやかんややっているうちに日々はすぎ、今日は料理の日ですね、皆さん。野菜をいっぱいむく日です。
というわけで、一年の振り返りの記事も兼ねて、書くことにしました。
浅見的今年の一年の成果。
・新刊面
3月に『療育整体』
12月に『発達障害治療革命!』
どっちも売れ行きがよいだけではなく、エポックメーキングだとあとでわかる本になると思う。
それを何度も花風社はやってきたのは皆様ご存じの通り。
・健康面
還暦の一年だった。
今年もまた無事これ名馬の年だった。
ノー枠ノーマスク未感染を通した。
気を付けていたので、怪我なし
夏に8年ぶりに発熱したが一晩で治った
・自転車面
真夏、奥多摩から多摩川を下り横浜の自宅まで帰ってきた
海老名から平塚へ県央縦断
三浦半島何回も走る
相模湾あちこち走る
鶴見川行ったり来たり毎週
9月 さくいち(桜島一周)
10月 奄美大島北部ママチャリライド
11月 かすいち(霞ヶ浦一周)
来年は四国とか南西諸島とか沖縄に行きたい。
・奄美大島
3回行けた
改めてみると楽しい一年でしたね~。
2022年の2月初頭に小田原の大先生が出て行って、それ以降の出版の予定がなくなり、遊んでいたら9月初頭に松島さんと会いました。そして2023年3月に『療育整体』出版。ひそかに全国で根っこを張っていた松島さん、全国でひっぱりだこに。
そしてそれを読んで田中先生からメールが来て、6月に初めて会いに行って、夏中講義を受け、12月に『発達障害治療革命!』出版!
すごい巡りあわせ。
世の中占いとか引き寄せのなんとかとかパワスポ巡りとか御朱印とか色々開運に血道を上げている人多いけど、私からみるとそれは「さもしい」。私はどっちかというと、「開運のためになんかする」ってさもしいことだと思うので初詣もパス。こんでるし。まあイベントだし、別に初詣行ってもいいけど、あそこはたいてい気が悪いですよ。
平時に神社の前を通りかかってお声がかかるとお参りします。それだけ。
なのになぜこれほど出会いに恵まれているかはわかりませんが、まあ別に深く追求することもないかな、と思っています。ただ私は、わりと自分はどうでもいいと思っている。健康だけには気を付けるけど、それ以外はどうでもいい。それよりみんながどうなるかを気にしている。そのためには自分が犠牲になってもいいと思っている。
たとえばマスク警察を恐れてマスクをする、というのは、巷にいわれる公衆衛生を守っているように見えて逆効果だし勇気のないことです。健康な人のマスクが健康に悪いのは自明の理。だったらそのせいで自分が非難されようとしない姿勢を貫くのが社会正義。そこで保身のためにいやいやしてしまっていた人は結局自分がかわいかったわけです。
それと同じで、どうやら発達障害治るのに医療が治さないだろう、ということを吠え続けてきたわけですが、それで非難されてもそれは私が引き受ければよく、治る人が増えればそれでいい。
でもそれに耐えきれない人は著者でもいるんですよ。体制側に回った人が楽だと私に見切りをつけて出ていく人はいる。そんなに喧嘩したくない。自分はみんなと仲良くしたい。という人はいる。
それはもう、別々の道を行くしかないんです。
『NEURO』に書いたように「昔発達障害だったよ。でも治った」と言いながら自分の好きな仕事をして社会貢献している人が増えるのが私の願いだから。その願いを追及しているだけ。
そうするとその願いがなぜかかなってしまい、そのご褒美として私には楽しい生活がある、みたいな感じ。それが実感です。
さて、『発達障害治療革命!』の意義はさらに大きく
医療側から、しかも(珍しく)なんとか治そうとしている医療側から、「実は花風社がやっていることこそ世界的にみると標準医療だ」と教えてもらえたのが大きかったですね。それを皆さんは堂々と家でやればいい。一度習えば大してお金のかかることじゃないし。
そしてなぜそれが日本で保険適用にならないかは、コロナ禍の経験と田中先生から本の中で教えてもらったことでよくわかりましたね。
日本のアクセス良すぎる国民皆保険のもとでは、医者は外車を買うために数をこなさないといけない。そうすると4000円を3分で稼がないといけない。薬物中心になります。
だから田中先生が本の中で教えてくれたあの方法で必死にエビデンスを出しているのだけど、つまり多くの人は実は治らない薬を出され続けている。
うちの母が健康を保っている自費の民間療法は4000円らしいですけど、30分か40分みてもらえます。それはその代替療法家の人が欲深くないから、それだけ稼ぐのにそれくらい時間を使っていいと思っている。そして母は健康。
母があまりに健康なので友だち婆ズもたくさん行き始めたらしく、そうすると社保を食わないで健康婆が増えるのでいいことです。ヒマなんだしいくらでも資生堂パーラーに列作って3000円のパフェ食ってさらに経済回していればいいと思いますね。
自分はそういう老後は理想ではないけど。
えっと話がそれたけど、コロナでよくわかったように日本の国民皆保険にモラルハザード起こしている医者たちは「本当に治るものを探す」よりも「ラクで儲かるもの」を選ぶので、40分のセッションとかは絶対に保険診療にならないわけですよ。
それはコロナ禍の初期、日本がなぜかコロナに強かったのに誰もファクターXを探さなかったのと同じ。あのときつきとめていれば、子ども達にこんな負担をかけることはなかったのです。
そして発熱患者をみないで民には効果のはっきりしない自粛を強いたのも同じ。自分たちがラクするためならエビデンスは関係ないし、とにかく面倒なことになりたくないんです。
ごくまれにシアさんのようにきちんと権力側が薬害被害者として認め、賠償もした人だと、バイオフィードバックとかの手段をとってもらえる。っていうことは知っているわけですよ、少なくとも医療のトップは。世界では薬物療法以外にいい方法がたくさ~んあることを。それを日本でやると国民皆保険の中での縛りが多すぎるから持ってこないだけ。機序の見えないイクラ底辺はそれをわからずにガイドラインに外れたものをトンデモ呼ばわりしているだけ。
田中先生は医療法人のトップとしてそういうお勉強をしてみんなに伝えてくれたわけです。「諸外国ではもう抗うつ剤はあまり処方できない。なぜなら効かないから。効くというエビデンスが出ていないから」と。
そして「だからこそ、花風社がやっていることこそが標準医療なんだ」と。
残念なことに腐れ切った日本の医療の現状では、それでも身体アプローチが標準医療になる日は来ないでしょう。医療カーストの中でOTとかPTとかも力なさそうだし。
でも幸い、身体アプローチはちょっと習ってしまえばおうちで毎日やれるし。効果は抜群だし。
そして今や、それが標準医療なんだとわかったので、皆さん自信をもってやればいいんです。
今年も大変お世話になりました。
来年の出版の予定は全く立っておりませんが
来年も本を出すようでしたら、どうぞよろしくお願いいたします。
とりあえず1月14日と2月17日の講座でお目にかかりましょう。
浅見淳子@花風社
当初は二回でした。
医療が発達障害を治さない理由。
その1 機序見えない障害の人が相当数入り込んでいる。彼らはガイドラインを覚えるのに必死。それ以外は「トンデモ」。
その2 医療従事者の間には友だち原理主義があり、他の医者・医療従事者そして他科を批判してはいけないがゆえに、発達障害の本当の原因とその治療にたどりつけない。
でした。
さて、その3、と思っていたのですが年末の大掃除やなんやかんややっているうちに日々はすぎ、今日は料理の日ですね、皆さん。野菜をいっぱいむく日です。
というわけで、一年の振り返りの記事も兼ねて、書くことにしました。
浅見的今年の一年の成果。
・新刊面
3月に『療育整体』
12月に『発達障害治療革命!』
どっちも売れ行きがよいだけではなく、エポックメーキングだとあとでわかる本になると思う。
それを何度も花風社はやってきたのは皆様ご存じの通り。
・健康面
還暦の一年だった。
今年もまた無事これ名馬の年だった。
ノー枠ノーマスク未感染を通した。
気を付けていたので、怪我なし
夏に8年ぶりに発熱したが一晩で治った
・自転車面
真夏、奥多摩から多摩川を下り横浜の自宅まで帰ってきた
海老名から平塚へ県央縦断
三浦半島何回も走る
相模湾あちこち走る
鶴見川行ったり来たり毎週
9月 さくいち(桜島一周)
10月 奄美大島北部ママチャリライド
11月 かすいち(霞ヶ浦一周)
来年は四国とか南西諸島とか沖縄に行きたい。
・奄美大島
3回行けた
改めてみると楽しい一年でしたね~。
2022年の2月初頭に小田原の大先生が出て行って、それ以降の出版の予定がなくなり、遊んでいたら9月初頭に松島さんと会いました。そして2023年3月に『療育整体』出版。ひそかに全国で根っこを張っていた松島さん、全国でひっぱりだこに。
そしてそれを読んで田中先生からメールが来て、6月に初めて会いに行って、夏中講義を受け、12月に『発達障害治療革命!』出版!
すごい巡りあわせ。
世の中占いとか引き寄せのなんとかとかパワスポ巡りとか御朱印とか色々開運に血道を上げている人多いけど、私からみるとそれは「さもしい」。私はどっちかというと、「開運のためになんかする」ってさもしいことだと思うので初詣もパス。こんでるし。まあイベントだし、別に初詣行ってもいいけど、あそこはたいてい気が悪いですよ。
平時に神社の前を通りかかってお声がかかるとお参りします。それだけ。
なのになぜこれほど出会いに恵まれているかはわかりませんが、まあ別に深く追求することもないかな、と思っています。ただ私は、わりと自分はどうでもいいと思っている。健康だけには気を付けるけど、それ以外はどうでもいい。それよりみんながどうなるかを気にしている。そのためには自分が犠牲になってもいいと思っている。
たとえばマスク警察を恐れてマスクをする、というのは、巷にいわれる公衆衛生を守っているように見えて逆効果だし勇気のないことです。健康な人のマスクが健康に悪いのは自明の理。だったらそのせいで自分が非難されようとしない姿勢を貫くのが社会正義。そこで保身のためにいやいやしてしまっていた人は結局自分がかわいかったわけです。
それと同じで、どうやら発達障害治るのに医療が治さないだろう、ということを吠え続けてきたわけですが、それで非難されてもそれは私が引き受ければよく、治る人が増えればそれでいい。
でもそれに耐えきれない人は著者でもいるんですよ。体制側に回った人が楽だと私に見切りをつけて出ていく人はいる。そんなに喧嘩したくない。自分はみんなと仲良くしたい。という人はいる。
それはもう、別々の道を行くしかないんです。
『NEURO』に書いたように「昔発達障害だったよ。でも治った」と言いながら自分の好きな仕事をして社会貢献している人が増えるのが私の願いだから。その願いを追及しているだけ。
そうするとその願いがなぜかかなってしまい、そのご褒美として私には楽しい生活がある、みたいな感じ。それが実感です。
さて、『発達障害治療革命!』の意義はさらに大きく
医療側から、しかも(珍しく)なんとか治そうとしている医療側から、「実は花風社がやっていることこそ世界的にみると標準医療だ」と教えてもらえたのが大きかったですね。それを皆さんは堂々と家でやればいい。一度習えば大してお金のかかることじゃないし。
そしてなぜそれが日本で保険適用にならないかは、コロナ禍の経験と田中先生から本の中で教えてもらったことでよくわかりましたね。
日本のアクセス良すぎる国民皆保険のもとでは、医者は外車を買うために数をこなさないといけない。そうすると4000円を3分で稼がないといけない。薬物中心になります。
だから田中先生が本の中で教えてくれたあの方法で必死にエビデンスを出しているのだけど、つまり多くの人は実は治らない薬を出され続けている。
うちの母が健康を保っている自費の民間療法は4000円らしいですけど、30分か40分みてもらえます。それはその代替療法家の人が欲深くないから、それだけ稼ぐのにそれくらい時間を使っていいと思っている。そして母は健康。
母があまりに健康なので友だち婆ズもたくさん行き始めたらしく、そうすると社保を食わないで健康婆が増えるのでいいことです。ヒマなんだしいくらでも資生堂パーラーに列作って3000円のパフェ食ってさらに経済回していればいいと思いますね。
自分はそういう老後は理想ではないけど。
えっと話がそれたけど、コロナでよくわかったように日本の国民皆保険にモラルハザード起こしている医者たちは「本当に治るものを探す」よりも「ラクで儲かるもの」を選ぶので、40分のセッションとかは絶対に保険診療にならないわけですよ。
それはコロナ禍の初期、日本がなぜかコロナに強かったのに誰もファクターXを探さなかったのと同じ。あのときつきとめていれば、子ども達にこんな負担をかけることはなかったのです。
そして発熱患者をみないで民には効果のはっきりしない自粛を強いたのも同じ。自分たちがラクするためならエビデンスは関係ないし、とにかく面倒なことになりたくないんです。
ごくまれにシアさんのようにきちんと権力側が薬害被害者として認め、賠償もした人だと、バイオフィードバックとかの手段をとってもらえる。っていうことは知っているわけですよ、少なくとも医療のトップは。世界では薬物療法以外にいい方法がたくさ~んあることを。それを日本でやると国民皆保険の中での縛りが多すぎるから持ってこないだけ。機序の見えないイクラ底辺はそれをわからずにガイドラインに外れたものをトンデモ呼ばわりしているだけ。
田中先生は医療法人のトップとしてそういうお勉強をしてみんなに伝えてくれたわけです。「諸外国ではもう抗うつ剤はあまり処方できない。なぜなら効かないから。効くというエビデンスが出ていないから」と。
そして「だからこそ、花風社がやっていることこそが標準医療なんだ」と。
残念なことに腐れ切った日本の医療の現状では、それでも身体アプローチが標準医療になる日は来ないでしょう。医療カーストの中でOTとかPTとかも力なさそうだし。
でも幸い、身体アプローチはちょっと習ってしまえばおうちで毎日やれるし。効果は抜群だし。
そして今や、それが標準医療なんだとわかったので、皆さん自信をもってやればいいんです。
今年も大変お世話になりました。
来年の出版の予定は全く立っておりませんが
来年も本を出すようでしたら、どうぞよろしくお願いいたします。
とりあえず1月14日と2月17日の講座でお目にかかりましょう。
浅見淳子@花風社