あと数時間で空港に行きます。
ということで
昨日いただいたメールを二本部分引用させていただきますが、ご許可を取らずにすみません。
身元はわからないようにしてあります。
まず午後いただいたメール。
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いつも浅見さんのブログ拝見しております。
今年、ある子育てママのブログから浅見さんのブログにたどり着きました。やや過激な内容だったりしたので、過去の記事から読み返しました。
最近の記事から浅見さんのご苦労お察しします。でも、ホッとしました。森嶋氏灰谷氏に対して、賢明な対応をされたと思いました。
灰谷さんの活動はネットで調べて数年前から知っていました。内容は知りたい、でも養成講座という高額なお金が必要ということに解せなくて諦めてました。何故、普通に本にして教えてくれないのか歯がゆい思いでした。
浅見さんのブログで灰谷さんの本を知り、アマゾンのカートに入れてました。でも、あの灰谷さんの本…それを花風社さん?と、私の中で納得できなくて。購入していませんでした。
でも、何かの勢いに乗るように花風社さんの本3冊購入にポチッとボタンを押しました。
その後、浅見さんのブログを見て納得しました。浅見さんの判断があったからだな~~っと思いました。
灰谷氏がどんな人であれ、浅見さんが本にして下さった事に感謝してます。
私の子どもは重度知的障がいと自閉症です。
浅見さんのブログには、励まされます。
そして、過去のブログを読んで浅見さんを応援したいなと思ったので、今回メールさせていただきました。
今後もご活躍をお祈りしております。
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応援ありがとうございます。
灰谷氏がなんで花風社に持ち込んだかわからないという指摘は他でも受けましたが、私としてはそう言われることが意外でした。最初から灰谷氏の実践は素晴らしいと思いました。自分が力を入れている身体アプローチだからすんなり受け取りました。新たなスタンダードにしようと思って出したし今もそれに向かっていると思っています。
組み合わせが意外、と思われたという点においては、南雲さんと浅見のタッグもそうじゃないでしょうか。あっちの方が驚かれたんじゃないかな。でも今私にとって南雲さんは、とても気の合う著者の一人です。
ただなぜ灰谷氏と花風社の組み合わせが意外に思われるかその後の展開を見ていると、要するにライセンスビジネスとか、自己啓発とか、浅見が嫌いそうなものがついて回るからかもしれません。
灰谷氏がそういうものに浅見を全面的に取り込めると思ったのかそれはわかりません。
もしかして単に、身体アプローチを展開してくれる出版社が他になかっただけかもしれません。
そこはもうどうでもいいです。とにかく素晴らしい本が生まれ、今まで金額的に講座に躊躇していた人、手が届かなかった人にも灰谷氏の知見が届くことになりました。
それでもし保護者があの支援者養成講座に行かなくなっても、支援者が行けばいい。絶対に得るものがあるはずです。問題は、弱い立場の人が猫烏賊になってしまう点だけにあると思っています。だから灰谷氏には、もっと手軽な値段で大人数の講座をたくさんやってもらいたいというのが個人的な希望です。私も最初、行政援助の無料の会に行ってとても楽しかったです。
さて次は夕方にいただいたメール。
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いつもお世話になっています。
ブログ読みました。とても驚きました。
著者の中にもこんな方がいたなんてと本当にびっくりし、残念に思いました。
そして、浅見さんの素早い行動と英断に、さすが!と思いました。
いつもながら浅見さんが、人間一人ひとりの人権を尊重し大切にしておられるのだなと改めて思いました。
優しいふりをして他人の人権を踏みにじる偽善者に対して、きつい言葉で糾弾されるからか
きつい人、怖い人と思われがちのようですが、本当に暖かい心の方ですね。
どうしてそれを分からない人がいるのでしょうね。
ところで、なんていうか、誤解を招くような言い方かもしれないんですが、
もし浅見さんが自分の親兄弟など近しい間柄の人であったなら、
「もう、発達障害の世界から身を引いてもいいんじゃない?」って言っちゃったかもしれないような話と思いました。
これ、闘うなとか見て見ぬふりをしろっていう意味じゃないんです。
発達障害の世界の偽善者には毅然とした態度で立ち向かっていくべきです。
で、それは個々の人たちが一人ひとり立ち向かっていくべきですよね。
そして個人個人でそうされている人も確かにたくさんいらっしゃいます。
でも現状、まだまだ浅見さんが矢面に立っていて、当事者で不愉快な仕方で甘えてくる人や、
浅見さんを利用しようとする人がやたら沢山いるように思えます。
正直なところ、どんなに良い資質を持っていても、発達障害や愛着障害ど真ん中の人って面倒臭いです。
自分も家族も発達障害や愛着障害を抱えているため、そう思うのですが。
でも、身近な家族で愛情を持っているからお互いに助け合えるし、人数も限られているから対処できます。
浅見さんのところには、浅見さんがブログで公表されている以外にももっとたくさんの面倒臭い関わり方を
してくる人がいそうだなと思いました。
優れた知見を持った著者でさえ、こんななんですから。
浅見さんがずっとずっと力強く発信しつづけてくださったら、こんなに心強いことはありませんが、
ずっと浅見さんに甘えっぱなしじゃダメだろ、と思っています。
これまで、浅見さんが作ってくださった本のおかげで、沢山の人が治ってきました。
もう、効果がある事は実証済みなわけです。
花風社が頑張ってきてくださったおかげで、本を読んで気づきを得て、具体的なアプローチも知り、
自分たちで治せる時代がやってきています。
個人個人が自分自身と身近な人に、もっと治るように働きかける意識がもっと必要なのかなと感じました。
浅見さんは身体も頭も賢い方なので、面倒臭い人のせいで生活が崩れたりすることはないと思いますが、
一連のいろんな事を見てきて、本当にこれはないなと。
ものすごく言い方が悪いと思うけど、発達障害の世界から身を引いた方が生活の質は上がるだろうと思います。
面倒臭い事に煩わされずに済むので。
もちろん、身を引いた方がいいですよ、とか闘うなとかという意味ではありません。
ただ、単純にある意味事実としてはそうだと思います。
それだけの自己犠牲を払って、まだ会ったこともない人も含め発達障害ゆえに苦しむ子どもたちや大人を
守ってきてくださったんだなって、改めて感謝しきりです。
これだけ長々と書いておいて言いたい事が上手く言えてないんですが。。。
感謝の気持ちと共に、浅見さんご自身のこともとても気にかかっています。
浅見さんは賢く対処されてますけど、もう、不愉快どころの騒ぎじゃないだろうと思いますし、
普通で考えたら、対処できる域をとっくに超えている感じだからです。
大丈夫ですか?お疲れの出ませんようにと願っています。
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私の性格からして、わりとこの手のメールには腹が立つんです。私はね、心配されるのが嫌いなひとなんです。「顔じゃないわー」と思うのです。
でもこのメールは、送り主を直に存じ上げていたせいかそれとも本当に思ってくださるのが伝わってくるせいか、率直にありがたいなと思いました。そして個人的にお返事するより、ここでお返事すれば皆さんに私の気持ちがわかっていただけると思いました。
どう言えばいいか考えていたとき、こよりさんのブログがアップされました。
まずはお読みください。
クリスマスの思い出と父の決断。
これを読んで、なぜ私がこよりさんを尊敬するか説明すれば
私のことも説明しやすいと思いました。
こよりさんを尊敬するのは、人生がつきつけてくる課題から逃げないからです。
そしてこよりさんが取り組んできた課題の中には、私が直面せざるを得なかったものはありません。
私は貧しさを経験したことが生まれてから一度もありません。
お金がなくて大学に行けない状況は考えもつかなかったし
周囲にもいませんでした。
そういう人が世の中にいるとわかったのは、はっきり言って発達障害の仕事をしてからです。
介護の大変さもこれまでのところ経験したことがありません。
これから経験するとしても、ある程度は金銭的に代替できる余裕があります。
こよりさんのプロフィールにある
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アスペルガーとADD,うつ病リウマチ糖尿病、頸椎症に変形性脊椎症、高コレステロールに高脂血症、緑内障等々。病気のデパートです。LDの長男と知的障害を伴う自閉症の次男の母。
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のどれひとつとして経験したことはありません。
それでも私にも課題がつきつけられます。
その課題に取り組んでいるだけなのです、私は。
絡んでくる読者も、不心得の著者も
人生が私に振り当てた課題なのです。
こよりさんに病気や介護が降りかかってきたように。
私は尊敬するこよりさん同様
これから逃げないことを選びます。
今回問題になった著者のお二方も、とりわけひどい著者というわけではないのです。
というか、もっとひどい支援者がこのギョーカイにはうようよしているのです。
少なくともこの二人は、治す気があります。
森嶋氏の場合には人権意識があまりに残念でしたし
灰谷氏の場合には罪作りなビジネス業態を取っていると「私は」思いますが
その宣伝のために「人間脳を育てる」が生まれたのは
そうやって猫烏賊にならずともその知見を享受できる人が増えたのは
やはりいいことだったと思うのです。
よその版元では同じように金儲け主義の著者たちが本を書いています。
よその事業所でも同じような人権侵害が行きわたっているかもしれません。
この二人の誤算は、花風社を選んでしまったがゆえに、私にそれを指摘されてしまったことです。
森嶋氏の場合などは完全に、世間が狭すぎて、死んだふりニタニタ女みたいな女しか知らなかったのです。
何しろ彼は、このブログで励まされている人がいることさえ納得していないのです。
本当に世間の狭いおっさんなのです。
だからニタニタ女や自分のスタッフのように
無理矢理、思い通りに私を取り込めると大いなるカンチガイをしたのです。
二人にとって、花風社を選んだのは失敗だったかもしれません。
でも私にとっては失敗ではありません。
そして皆さんにとっても僥倖だったでしょう。
こよりさんにとっては病気や介護や凸凹キッズの子育てが修行。
私にとってはこのおっさんたちが修行。
そしてこのおっさんたちにとっては私が修行。
すべての修行が社会の役に立つでしょう。
そして今、読者の方が言うような時代がやってきたのです。
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これまで、浅見さんが作ってくださった本のおかげで、沢山の人が治ってきました。
もう、効果がある事は実証済みなわけです。
花風社が頑張ってきてくださったおかげで、本を読んで気づきを得て、具体的なアプローチも知り、
自分たちで治せる時代がやってきています。
個人個人が自分自身と身近な人に、もっと治るように働きかける意識がもっと必要なのかなと感じました。
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そういう時代がやってきたのです。
さて、地球金魚合宿に行ってきます。
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浅見さんのタフネスは基底充実のせいです。
充全の状態は自覚がないものです。
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これが私の状態なのです。
心身に余裕があるからこそ
「花風社の信用を担保に全国からお客呼んでぐだぐだのもの見せた」ということに憤り、指摘するのです。
著者がぐだぐだの講演しても怒らない版元はいっぱいいると思います。っていうかその方が多いと思います。
私は幸い、「花風社だから買う」という顧客に恵まれてきましたから
その人たちに対する責任はきっちり取りたいのです。
休暇には「伸ばそう! コミュニケーション力」を持って行きます。
この本は、年が明けたら、消えます。
だから私は
この本がこの世になくてもいいくらいいい本を作らなくてはいけません。
身体と社会性をテーマにね。
その作戦を
南国の太陽のもとで練ってきます。
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そうだ。
ねこ母さんのブログも、読んでおいてくださいね。
支援はなんのためにあるのか?
ねこ母さんはあの新プログラムを「胸くそ悪い」と表現していらっしゃいますが、本当にそのとおり。
そしてその胸くそ悪いプログラムになんで一瞬私が惑わされてしまったか。
それはほんと、私の下心のゆえんなんですが。
それにたどりつかないうちに今日がきちゃいました。
旅先か来年かになるかもしれませんが、一応ご説明しますね。
それと、ねこ母さんによると何か心配していらっしゃる方たちがいるらしい。
「鹿児島のはいちゃんワールド」なるものがどのようなものか存じ上げませんが
私が潰そうとしているものは、たぶんもっと大きいものだと思いますよ。