治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

今年もお世話になりました

2016-12-31 17:02:57 | 日記
本日朝、帰国しました。
それからバタバタと泥縄式にお正月の準備を進めています。
帰国後も会食や山行きなどの楽しい予定が詰まっています。

猫烏賊騒動、からの、所信表明が年越しになりました。
けれどもタイの海でさんざん波に揺られ
かなり自分の中で今後やりたいことがはっきりしてきました。
年明けにお届けできればと思います。

海水はすごいですね。
恐怖麻痺反射なんか海水に揺られることで相当取れるのではないかと思います。
胎内環境そのものですもんね。

今年も大変お世話になりました。
喪中につき祝賀のご挨拶は控えさせていただきますが
皆様に良いお年をお祈りしております。

2017年はいよいよ
「治るが勝ち!」を前に進めましょう!

自閉っ子スタンプと淡路島の匠

2016-12-30 04:15:46 | 日記



数ヶ月前から、画伯と「花風社の発達障害シリーズ」のLINEスタンプを用意してきました。
画伯が描き、私に見せてくれます。そしてこちらからも「こういうのがほしいです」とリクエストを出します。
これはクリエイターである画伯の作品です。それは画伯と私の間では了解ごとです。でもLINE社にしてみれば、あとから花風社が支払いを要求してくると困る。そこで花風社は一切LINE社に支払いを請求しないという一筆を入れ、承認を待っていました。そして、承認されました。

そして画伯は、即販売停止の措置を取ってくれました。
なぜ?
もりしースタンプが入っていたからです。

「これは世に出してはいけないでしょう」と画伯は言いました。
せっかく描いてくれたのに本当に申し訳ない。
でも画伯の言う通りです。
画伯も例のセクハラブログにはびっくりしたのです。「これはあってはいけないことだ」という良識を共有できる人でした。当たり前なのですが。

結局、今回は見送り、もりしースタンプを入れ替えて、再挑戦することになりました。
承認の暁には皆様、画伯が二度手間取ってくだったことを思いながら、是非買ってください!
楽しいスタンプです。

はいちゃんスタンプはどうしたかって?

実は最初から「入れないで」って画伯にお願いしていたのです。
灰谷さんは入れないで。灰谷さんは確かにうちの著者。でもマーケティングの方針が私と違いすぎる。

思えば8300円のおもちゃも、お布施込みのお値段だったのでしょう。だから信者の皆さんにとっては適正価格なのでしょう。
でも花風社の本で初めて灰谷さんのこと知った人は、信者ではなく普通にその知見に学びたかっただけ。本が素晴らしかったから信用して買った「淡路島の匠」を集めた8300円のおもちゃが送られてきて、あまりちゃちだとびっくりしてしまうのです。

あんまりびっくりして販売元に問い合わせたそうですよ。どういう工程で作ってるのか。素材は何なのか。本当に淡路島の匠なのか。
そしたらなんと<%*+=!{|>'oyfhk

あれれ文字化けするなあ。

まあ画伯のスタンプは絶対そんな価格にはならないので

気楽に使える値段なので

皆さんまた販売になったら是非ポチってくださいませ。
画伯の勇断、良識、友情に感謝です。

鬼畜性の伝播と死んだふりの温存

2016-12-29 04:50:49 | 日記




一回一万円。
案外知られていないのですね。
「ほとんど無料だからと勧められた。勧めたお友だちは知っているのかしら」というご意見には

「教えてあげてください。利用を遠慮する必要はない。ただそれだけの税金が投じられているのだと教えてあげてください。そして児童デイにいる人たちは善意ではなく仕事でやっているのだと」

とお伝えしました。

お母さんたちは案外、自己負担の軽さしか見ていない。でもお父さんたちは気づいたりしてますね。週に二回なら八万円税金を使ってる。だからこそ、今は使わせてもらっておいて、将来は納税者になってほしい。一回一万円だからこそお預かり系ではなく何か修行できるところを選ぶ。自腹なら一回一万円のお稽古ごとなどさせられない。

それも一つの考えだと思います。

一回一万円で何が悪い! うちの子は障害があって家族も大変なの。なるべく外にいてほしいのよ

という人は、だったら自分の家で月20万円以上の税金を使っていることを自覚し「社会の理解ガー」を言う前に本当に社会が何もしていないのかどうか考えてほしいのです。

チットチャットの免許皆伝講座初級(初級っていうところに、これからの蟻地獄展開を思わせますね)

は年明け二回行われるそうです。

「はいちゃんパクって儲けるんや」で開かれた講座に今度は「もりしーパクって儲けるんや」の人たちがわらわら集まってくるわけです。そして45分一万円の美味しい技を得ようとする。

見事蟻地獄を生き抜いて「チットチャットコーチ」の称号を得た人が皆さんの近くで開業したら、

その鬼畜性が伝播してないかどうか見てから利用を決めた方がいいですね。

はいちゃんをパクる前、森嶋氏は普通に内弟子を育てていたと思います。

その内弟子たちは独立して別の事業所の管理者になったりしています。

マットに寝てるA子さんにいたずらした人も、今「なないろキッズ 堺」とかいうところの管理者です。

ちゅん平は一時チットチャットに見学に行ってスタッフの方と仲良くなった時期があり「なないろ」にも見学に行って「なんだチットチャットじゃなくてもいいんだ」と思ったそうです。

このいっしーなる人がちゅん平にひどい真似をしなくてよかった。ちゅん平が被害者なら私は出るとこ出ますよ。

ちゅん平はA子さんがみんなにいじめられているのが当時からかわいそうだったそうです。

仲良くなったチットチャットから離れたのは、死んだふりニタニタ女がそのまま管理者としてチットチャットに勤めるのがわけわからなかったからだそうです。普通代表者とそういう仲になったからこそ辞めませんか? というのです。まあそれが、常識的な感覚ですよね。

ちゅん平がそのようなことを書くと「別の場面で会えば仲良くできた人たちだったかもしれませんね」みたいなフォロー?している人がいました。私は実のところ、こういう意味のない緩衝材みたいな会話が大嫌いです。そういう緩衝材投げてくる人ってまず葛藤に耐える強さのない人です。私はやるときは徹底的にやります。だから指摘しておきます。

チットチャットのスタッフは、全員死んだふりしたのです。鬼畜の集団です。そして森嶋氏の薫陶を受けた人たちが他法人に移っていくことによって、鬼畜性は拡散し、死んだふりは温存されます。

それが「圧倒的な結果を残している児童デイ」の実状です。

このような業者が蠢く中で

親として何が正しいか

決めるのは皆さんです。

児童デイを使うか使わないか

どんな児童デイを使うのか

決めるのは皆さんです。

そして使うときには
一回一万円の税金を使っているのだと

つまり

公の財源から事業所の懐へ、お子さんを通じて一万円が流れているのだと

それを知っておいてください。

つまりそこではお子さんは

あくまでお客様なのですね。

それを知っておいてください。




福祉利権

2016-12-28 05:24:06 | 日記


このシリーズ?は年内に決着しようと思ってました。
そして最終の落としどころははいちゃん笑もりしー笑の悪口ではなく、浅見の所信表明でした。
私の目標はギョーカイを潰すこと。
そしてこの二人はパートナーとなれないことがわかった。なぜならその本質においてギョーカイ人だから。
だったらそのギョーカイって何?
浅見は何と闘ってるの?っていうことから、花風社がやっていきたい仕事をはっきりさせようと思ったのです。

ところがシリーズ始めると感想やらタレコミやらFBでかるーく出来上がってる花風社クラスタの皆さんからのツッコミやらでどんどん情報が増えてしまい、そこに愛甲さんのメールが来て私もこの際徹底的にやろうと思ってます。

コメント欄ほとんどお返事できていませんが見てますので書き込みはご遠慮なく。とくにチットチャットについてのタレコミはどんどん書いてくださいね。

さて、以前から猿烏賊山方面で「デイはお預かりだっていい」という意見がありました。それに対し森嶋氏はアンチお預かりで送迎もせず、それで圧倒的な利用者数を得てあっという間に4店舗まで増やしてきたことを誇りに思ってきたわけです。

私はお預かり系の存在意義もわかります。問題は単価だと思います。一回の利用で、一万円の血税が税金から事業所に入ります。皆さん普通にお稽古事をするとき、一回一万円だったらどうします? 通わないでしょう。それを児童デイに平気に通えるのは、自己負担がなくほとんどが血税で賄われているからです。

これを保護者でもほとんどのひとが意識していません。何の気なしに児童デイを使います。そのたびにみんなが汗水流して納めた税を一万円、自分の自由な数時間のために一万円使わせてもらっているのだという意識もなしに。そして「社会の理解ガー」と叫ぶのですから笑っちゃいます。

一万円取ってもいいからじゃあ発達を促す場にしろよ。お預かり系なら単価下げろよ、というのが私の主張です。だからチットチャットを支持してきました。

それでも一万円は高かったかもですね。
45分のセッションで一万円。
そうやって受益者に負担をかけず税金から売り上げるという商売にかかわらず、それで成功した森嶋氏は大得意でした。そしてさらなる欲を出しました。

児童デイは利用者さえ集まれば税金から安定した売上が入りますが、一方で行政は枠を決めていますので伸びには必ず限界があります。
だから金の亡者たちは多店舗展開、フランチャイズ展開に走ります。
そこもまた競争です。

森嶋氏はいよいよ私に見放されたとわかったとき「はいちゃんとつないでくれたことに感謝」と言われました。
そうでしょうね。
これからフランチャイズ展開でも競争原理にさらされるなかで、原始反射の視点を盛り込むことは、一つのセールスポイントになるでしょう。
そのスタートが先日のグダグダ講座だったわけです。
現場からのレポートです。

=====


講座での森嶋さんの態度は尊大でした。ぐだぐだな進行もそうですが、受付で希望しなければ領収書を出さない、遅れて来た参加者をわざわざ「沖縄から来たのが遅れた」と言う、タイプ分けの部分で、本筋とは関係ない利用者と思われるお子さんのお名前を出す、会場の使用時間が迫っているから…と質問の時間も取らずに、最後ははいちゃん(笑)に感謝!と終了…など、なんじゃこりゃと思うことがたくさんあり、とてもご挨拶をして帰る気にはなれませんでした。

それに対して講座での灰谷さんは森嶋さんの強引さにいささか困っておられるように見えたのです。灰谷さんから森嶋さんに質問を投げかけて、森嶋さんの知見を引き出そうと苦心されているようにも見えました。でも、おもちゃの件で、あの時、灰谷さんが困っているように見えたのは、今回の講座参加者のことを思って、というよりは、これでは今後の受講者(リピーター)は確保できない=商売にならない、という危機感だったのかなと思いました。余談ですが、土足の会場なのに、灰谷さんだけ裸足で、とても違和感がありました。

お二方のご本は子どもを治していく上で、たくさんのヒントを与えて下さったご本ですが、会場では本の紹介もほとんどなく残念でした。販売もありませんでしたが、これは会場が公共施設だったので、販売はできなかったのだと思います。(会場が男女共同参画センターだったのも今となってはガッカリですが)

振り返れば、講座が紹介された10月は次男のことで一番思い悩んでいた頃でした。お二人のご本が素晴らしかったので、冬休みに向けて次男のことで何かヒントが得られれば…という想いが一番だったとは思うのですが、私の中に次男と向き合うことから逃げ出したい気持ちや「県外まで"子どものために"学びに行ってしまう私ってカッコイイ!」みたいな愚かさもあったんだろうなと思っています。

=====

このレポートをいただいてわかったこと。

•沖縄勢は遅れてきた(違
•灰谷さんは靴履いてなかった。たぶんそれは演出。
•売ると言って大量仕入した書籍は販売がなかった。すでに決済は済んでるのであちらの在庫。つまり著者は在庫いっぱい持ってるから心おきなく断裁できる。
•全国から人集めてグダグダの講演見せといて最後に「はいちゃんに感謝」。バカにしている。

そしてやはりこのコラボは

森嶋氏にとってはトクで
灰谷氏にとっては損だな、ということ。

私との関係一つとってもそう。
森嶋氏と組まなかったら灰谷氏と私はこじれなかったはず。
今後もそう。
森嶋氏にとって灰谷氏を取り込む意義は大きい。逆はなんのメリットがあるんだろう? 森嶋氏は福祉利権によって咲いた徒花にすぎない。

一回一万円。
それが続くはずがない。知り渡れば納税者が許すはずがない。おそらく介護保険と同じ流れになるでしょう。驕るチットチャットは久しからず、かもしれない。でも金の味を覚えてしまった森嶋氏はもがいている。そして「はいちゃん」に手を伸ばした。

基底欠損を抱えた者にとって、組織は大きくなければいけない。自分がブラックな経営をしても耐え忍ぶスタッフの数は多くなくてはいけない。金の面でも、愛着のヌケの面でも、蟻地獄を作ろうとしている。

灰谷氏がそこにどう引きずりこまれるのか、ナマあったかく見守っています。

写真は地球金魚体操会場。
午前中はほとんど私一人のものでした。

夫が探しにきても見えないほど遠くまで泳いで行って帰ってくるとスマホに通知がいっぱい

みたいな感じです。

タフネスのない人は心配するかもしれないけど
こういう休暇もいいもんですよ。

海水のチカラってすごいです。

子どもにかえって楽しんでます。


免許皆伝ビジネスにハマると発達が遅れる理由

2016-12-27 05:58:24 | 日記




今日は読者のお便り二つに愛甲さんのメールのご紹介です。
一番最後に愛甲さんのメールです。
愛甲さんは優しい方ですが、今回のメール、猫烏賊及び猫烏賊ホイホイ設置者におかれましては「容赦ない」と感じると思います。

でも、圧巻です。
私はこれを読んで「この際私も容赦なくやろう」と改めて決心しました。

まずは先日心配のメールをくださって、それを私が記事にした方からです。

=====


浅見さま

ブログを通じてお返事くださいましてありがとうございました。
少し頓珍漢な心配をしてしまいましたが、それを気遣いと受け取ってくださってありがとうございます。

おかげ様で、以前の自分と比べれば見違えるように元気になりました。
以前は元気の意味が分かりませんでしたが、今は体が楽で元気な状態がイメージできます。
それでも、タフという状態がどんなであるかは想像の範囲をはるかに超えているみたいです。
それで、ついつい心配をしてしまったという感じです。

心身に余裕があって、自分の課題として逃げずに取り組む姿勢は素敵だと思います。
心身共に屈強でも、この状況にこれだけ立ち向かえる方はそれほど多くはいらっしゃらないかも、と思います。
これだけタフでいらっしゃるというのは、浅見さんが神様からもらった素晴らしい賜物ですね。
なんだかとっても納得しました。
浅見さんのその素晴らしい賜物が存分に発揮されますように。
私にはタフさはありませんが、私にも神様からいただいた賜物があると思います。
私も自分にできる事を地道に頑張っていこうと思います。


=====

お互い自分の資質を磨きましょうね。

それと、私一人にまかせず、一人一人が「治るんだよ」と伝える時代になってるって本当にその通りなんです。
神田橋先生もおっしゃっていました。
よくなっている人がそれを周りに伝えてくれるといいね、と。
ぶっちゃけ、その辺りは花風社クラスタの皆さんの中でも温度差があって、口では応援していると言いながらそれだけの人も多いですよね。ツイッターで言うとファボだけして自分の情報としては取っておくけど拡散する気がないイメージ。別にネットをどう使おうか基本的に自由ですが実行機能の差があるなあと思ってきました。

今回神田橋先生が「タフネス」という言葉で私の資質を表現されました。これは新しい表現なので、これから大切にしていこうと思います。
そして持ってないものはわからない、ってみんなそうですよね。だから私は、人に同情するって実は無礼なことなんじゃないかと思ったりするのです。

私がここにこよりさんの記事を紹介したところ「貧しかったのね、かわいそう」みたいなリアクションがあったそうです。こよりさんとしては心外ですよね。ご両親を誇りに思って書いた記事なのだし。

貧しさを経験していないからこそ貧しさを経験した人に「かわいそう」と思うのは無礼だと感じます。思ったとしても言ってはいけない。

発達障害者の人にも私は絶対「かわいそう」と言わない、という方針で来ました。

面と向かってはこれからも言いません。それが最低限の礼儀だと思っています。

人は本質的にわかりあえないものだから。

わかりあえないと言えば、免許皆伝ビジネスにハマってしまう人の気持ちもまったくわかりません。なんでそんなもの取って仕事につながると信じられるのか。

発達支援コーチの講座を受けている人の間にも動揺が広がっているそうです。広がってそれぞれが自分で考えることが大事だと思います。

ある人は「自分は講座から良い学びを得た。だからライセンス取らなくてもいい」と気づいたそうです。そしてそれほどライセンスに追われていたのは「みんなが取るから焦っていた」と。

これこそ

へ?

ですよ。なんですか昭和の時代の、隣がカラーテレビ買ったからーとかあれですか。

でも聞いてみたら、違うんです。
子どもの育ちのためにこそ、ライセンス取らないといけない、という不思議な思考回路になってたみたいです。

はっきり言うと、ライセンスビジネスにハマればハマるほどお子さんの育ちは芳しくないという現象が見られるはずです。

講座から知見を持って帰ってるだけの人の方が、コーチやトレーナーを目指す人、なった人より自分のお子さんの発達が芳しいはずです。
そこがギョーカイと同じです。

カリスマ母さんになり、全国に講演に呼ばれ、、、となったお母さんの子どもほど、発達が芳しくないのはギョーカイでは常識ですからね。それと同じ現象が猫烏賊ホイホイ方面でも起きているだけです。

なぜでしょう?
誘惑をはねつけるのもまた親として大事な力だからです。
誘惑をはねつけられる力は、愛着障害を治す芋づるの端っこだって本にも書いてありましたよね。
ノーと言える自分を育てるのは、とても大事なのです。現場からレポートです。

=====

今回の猫烏賊騒動の件は、本当に悲しいです。花風社の著者の方が浅見さんの方針を
尊重しなったこと・目先の利益を優先するあまり1番大事なものを捨ててしまったこ
と・ただただ悲しいばかりです。
支援の社会も普通の社会と同様、お金と権威の罠にとりこまれてしまうものなのです
ね。
そんな中、やろうと思えばライセンスビジネスができるような立場にある浅見さんが
決して自分の方針を曲げないこと、心から尊敬します。

私が発達障害関係の勉強を始めたのは12年前、見事に猫烏賊ホイホイにかかったこと
がきっかけでした。詳細は省きますが、この時自分の世間知らずのお人好しっぷりに
「これでは親がいなくなったら生きていけなくなる」と危機感を抱いて、精神医学関係の本棚を巡って花風社さんの本に巡り合ったのでした。
この頃から花風社さんの本では「自閉っ子は営業に向かない」などと発信していな
かったですね。それで花風社さんを選びましたが、今でもあれは正しい選択だったと
思います。「営業に向かない」などと決めつけるのはデジタル化もいいとこですから
ね。

そして余談ですが、この時ひっかかった猫烏賊ビジネスの講師は森嶋さんそっくりな
タイプでした。悪い意味での体育会気質・男尊女卑・今は独立しましたがスタッフが
自分好みの女性揃いなところなど。やっぱりあの人はボス猫烏賊だったんだなと。
引っかからないようになるにはやはり、治るが勝ちですね。

=====

そうなのです。
ライセンスビジネスに引っかかってるうちはまだ不安定なのです。はねつけられる心身が育ってこそ自分と子どもの発達が進むのです。

神田橋先生の本を読むと、理論を勉強しすぎてしまうと親の育児力が下がることが指摘されています。

ライセンス取ったら子どもの発達が進むどころか、負の相関さえあるのです。

それは「治療のための精神分析」にも書いてあるし、、、あとどこに書いてあったっけな、、、あれ読んで「ああだからカリスマ母さんたちの子どもは発達しないのだ」と腑に落ちたんだよな、、、なんて思いながら電子書籍を検索していたら、愛甲さんからメールが来ました。

うわあ。

これだ。

わかりやすい。

そして、容赦ない。

貼ります。

=====

浅見さま

大人の条件のひとつに「社会規範を守る」というものがあります。
法律は時代や文化に応じて変化して行くものですが、法に反すれば人は罰せられることになります。
大人になるということは内に羅針盤を持つことですが、自己と他者の視点を保持しつつ社会の変化に対処していけるだけの主体性を持つことであるとも言えましょう。
新興宗教の教祖は、自身は気づいていないかもしれませんが絶対者であることを必要としています。
赤ちゃんが養育者にとって絶対者であり、かつ養育者が赤ちゃんにとって絶対者であるように、教祖は信者から絶対者と信奉されることで、基本的信頼関係の欠けを埋めようと無意識のうちに希求しています。
そのため蟻地獄に落ちてきた信者を逃げられないよう支配します。
愛着障害がある人は絶対者を必要としています。教祖はそのような人を鋭い嗅覚で見つけ出し、あたかも養育者のような雰囲気で近づき蟻地獄へと招き入れます。
「ノーが言えること」が愛着形成不全を治す芋づるの端っこであるように、蟻地獄に落ちないよう「ノー」が言える力を養っておくことが大切です。
基底欠損のある信者ばかりに囲まれている間、教祖は絶対者ですが、そこに基底欠損のない人が入り込んだりすると教祖の弱さが露呈されることになります。教祖も人間なので必ず弱点があるからです。愛着障害のない人は教祖にとっては脅威そのものです。

本来のSSTの目標は、基底欠損を埋めることによって主体性→社会性を獲得し、自分らしく生きていく力を養っていくことなのかもしれません。

愛甲修子

=====

免許皆伝ビジネスにハマっている皆さん

皆さんはね

蟻地獄にハマった蟻なのです。




あなたと私の下心

2016-12-26 05:10:25 | 日記




12月26日、私が命拾いをしてから12年経ちました。
命あることに感謝。そして命あることに責任を改めて感じます。
そんな日のブログは、まずはねこ母さんにいただいたコメントから。

=====


ねこ母

今回のぐたぐた講座から、色々、考え続けています。ほんとうに、講座にしろ、教育ライセンスビジネスにしても、くだらないのはいらないですね。でも、有用な学びも中にはあります。私にとっては、それが灰谷さんの発達支援コーチでした。灰谷さんはブレインジムをされていた頃から、たくさんのお子さん方と関わり、たくさんの実践をされています。その実践と理論がリンクした灰谷さんの発達支援コーチでの学びのおかげで、凸凹っ子たちへ、の私の向き合い方はバリエーションが広がったと思っています。この発達支援コーチの内容を家でできること、親子で向き合える内容にしたものが『人間脳を育てる』で、ほんとうに良い本です。親が子どもの発達のヌケに気がついたら、子どもと一緒に遊んで、いつの間にか次のステップに上がっている子どもに気がつく。親が子どもといがみ合って発達するのではないやり方が書いてある本です。この本さえあれば、保護者の方が発達支援コーチを受講しなくても良いのではないか、とさえ私は思っています。

=====

仰せの通りですね。
「人間脳を育てる」は、この世に出たことが全員に喜びをもたらした本でした。読者の皆さんにも、私にも、そして灰谷さんにも。
神田橋先生は、今のところ発達理論として一番いいとおっしゃってくださっているそうです。

このねこ母さんのコメントは他にも意味があります。だからまた引用させていただくと思います。

私がこの本を出す前、森嶋氏は灰谷さんも立ち上げにかかわり今も一店舗を経営するフランチャイズの放課後デイに関し、とても胡散くさがっていました(おまゆう)。
「所詮お預かり系や」と言っていました。
そこの関係者の本を出す私に懸念を抱いてあたようでした。
私は「まあすごい本になるから楽しみに待っててください」と言っておきました。

そして読んだら、その内容のすごさに、興奮して電話をかけてきました。
自ら発達支援講座を取り、そのとき二人でデモした動画を私に送ってきました。
事業所の研修に灰谷さんを呼びました。
女連れで淡路島に行き、灰谷さんのおうちに泊まったそうです。二人は急速に仲良しになったそうです。講座でも「中高生の友だちのようなノリで違和感を覚えた」と感想を抱く人がいるほど、仲良しなんだそうです。

そして二人で「浅見に本を作らそう」ということになりました。
灰谷さんはともかく、森嶋氏に至っては「浅見に作らす」という上からの言い方を陰でしていたことは一万パーセント確かだと思っています。そういう傲慢な人です。そしてそれを聞いてまたニタニタ女がニタニタしていたでしょう。
まあともかく
森嶋氏灰谷さん浅見
三人三様に下心がありました。

森嶋氏は「はいちゃんをパクって儲けるんや」と猫烏賊ホイホイを設置。チットチャットネズミ講展開のため教科書が必要。加えて、浅見の関心が近年栗本さんに寄ってることに苛立ちがあったかも。栗本さんが年賀状送っても無視すること二年だそうです。栗本さんの方が、チットチャットより一次障害に働きかけるし家でできること教えてくれるし、何よりも栗本さんと私は江戸時代は親戚だった疑惑レベルでくにもん。だから話す機会も多いし、講座の企画もどんどん生まれてしまうのです。そしてそれを見て、栗本さんを呼ぶ人が全国に出てきてついに巡業まで。
そこで花風社で華やかなデビューをした彗星のごとき「はいちゃん」と組めば、対栗本戦線としては強いと思ったんでしょうね。そしてそれは正しい。二人がコラボになったことが、私の下心を刺激したのです。

そして灰谷さんにも下心があったでしょう。
本が出て、これまで灰谷さんについて知らない人にも知られるようになり、胡散くさいイメージの陰ですごい発達理論を展開していることが明らかになりました。本が出て売れることの素晴らしさを知ったでしょう。

そして私の下心とは何か。

それはね

私はこの二人のコラボ本を出せば私の目標にまた一歩近づけると思ったのです。

私の目標って?

それはね

ギョーカイを潰すこと

です。

そして私は今回

二人とも実践家としては素晴らしいけど

この二人ではギョーカイは潰せない

と判断したのです。

愛甲さんは潰せる。

栗本さんは潰せる。

でもこの二人は潰せません。

それはなぜか?

この二人は実は

一見違うように見えて

その本質において

ギョーカイ人だからです。




写真は昨日、機内から取った富士山です。
まさに霊峰ですね。

充全の状態

2016-12-25 04:35:53 | 日記
あと数時間で空港に行きます。
ということで
昨日いただいたメールを二本部分引用させていただきますが、ご許可を取らずにすみません。
身元はわからないようにしてあります。

まず午後いただいたメール。

=====

いつも浅見さんのブログ拝見しております。

今年、ある子育てママのブログから浅見さんのブログにたどり着きました。やや過激な内容だったりしたので、過去の記事から読み返しました。

最近の記事から浅見さんのご苦労お察しします。でも、ホッとしました。森嶋氏灰谷氏に対して、賢明な対応をされたと思いました。

灰谷さんの活動はネットで調べて数年前から知っていました。内容は知りたい、でも養成講座という高額なお金が必要ということに解せなくて諦めてました。何故、普通に本にして教えてくれないのか歯がゆい思いでした。

浅見さんのブログで灰谷さんの本を知り、アマゾンのカートに入れてました。でも、あの灰谷さんの本…それを花風社さん?と、私の中で納得できなくて。購入していませんでした。

でも、何かの勢いに乗るように花風社さんの本3冊購入にポチッとボタンを押しました。
その後、浅見さんのブログを見て納得しました。浅見さんの判断があったからだな~~っと思いました。
灰谷氏がどんな人であれ、浅見さんが本にして下さった事に感謝してます。

私の子どもは重度知的障がいと自閉症です。
浅見さんのブログには、励まされます。
そして、過去のブログを読んで浅見さんを応援したいなと思ったので、今回メールさせていただきました。
今後もご活躍をお祈りしております。

=====

応援ありがとうございます。

灰谷氏がなんで花風社に持ち込んだかわからないという指摘は他でも受けましたが、私としてはそう言われることが意外でした。最初から灰谷氏の実践は素晴らしいと思いました。自分が力を入れている身体アプローチだからすんなり受け取りました。新たなスタンダードにしようと思って出したし今もそれに向かっていると思っています。

組み合わせが意外、と思われたという点においては、南雲さんと浅見のタッグもそうじゃないでしょうか。あっちの方が驚かれたんじゃないかな。でも今私にとって南雲さんは、とても気の合う著者の一人です。

ただなぜ灰谷氏と花風社の組み合わせが意外に思われるかその後の展開を見ていると、要するにライセンスビジネスとか、自己啓発とか、浅見が嫌いそうなものがついて回るからかもしれません。
灰谷氏がそういうものに浅見を全面的に取り込めると思ったのかそれはわかりません。
もしかして単に、身体アプローチを展開してくれる出版社が他になかっただけかもしれません。
そこはもうどうでもいいです。とにかく素晴らしい本が生まれ、今まで金額的に講座に躊躇していた人、手が届かなかった人にも灰谷氏の知見が届くことになりました。
それでもし保護者があの支援者養成講座に行かなくなっても、支援者が行けばいい。絶対に得るものがあるはずです。問題は、弱い立場の人が猫烏賊になってしまう点だけにあると思っています。だから灰谷氏には、もっと手軽な値段で大人数の講座をたくさんやってもらいたいというのが個人的な希望です。私も最初、行政援助の無料の会に行ってとても楽しかったです。

さて次は夕方にいただいたメール。

=====

いつもお世話になっています。
ブログ読みました。とても驚きました。
著者の中にもこんな方がいたなんてと本当にびっくりし、残念に思いました。
そして、浅見さんの素早い行動と英断に、さすが!と思いました。
いつもながら浅見さんが、人間一人ひとりの人権を尊重し大切にしておられるのだなと改めて思いました。
優しいふりをして他人の人権を踏みにじる偽善者に対して、きつい言葉で糾弾されるからか
きつい人、怖い人と思われがちのようですが、本当に暖かい心の方ですね。
どうしてそれを分からない人がいるのでしょうね。

ところで、なんていうか、誤解を招くような言い方かもしれないんですが、
もし浅見さんが自分の親兄弟など近しい間柄の人であったなら、
「もう、発達障害の世界から身を引いてもいいんじゃない?」って言っちゃったかもしれないような話と思いました。
これ、闘うなとか見て見ぬふりをしろっていう意味じゃないんです。
発達障害の世界の偽善者には毅然とした態度で立ち向かっていくべきです。
で、それは個々の人たちが一人ひとり立ち向かっていくべきですよね。
そして個人個人でそうされている人も確かにたくさんいらっしゃいます。
でも現状、まだまだ浅見さんが矢面に立っていて、当事者で不愉快な仕方で甘えてくる人や、
浅見さんを利用しようとする人がやたら沢山いるように思えます。

正直なところ、どんなに良い資質を持っていても、発達障害や愛着障害ど真ん中の人って面倒臭いです。
自分も家族も発達障害や愛着障害を抱えているため、そう思うのですが。
でも、身近な家族で愛情を持っているからお互いに助け合えるし、人数も限られているから対処できます。
浅見さんのところには、浅見さんがブログで公表されている以外にももっとたくさんの面倒臭い関わり方を
してくる人がいそうだなと思いました。
優れた知見を持った著者でさえ、こんななんですから。
浅見さんがずっとずっと力強く発信しつづけてくださったら、こんなに心強いことはありませんが、
ずっと浅見さんに甘えっぱなしじゃダメだろ、と思っています。

これまで、浅見さんが作ってくださった本のおかげで、沢山の人が治ってきました。
もう、効果がある事は実証済みなわけです。
花風社が頑張ってきてくださったおかげで、本を読んで気づきを得て、具体的なアプローチも知り、
自分たちで治せる時代がやってきています。
個人個人が自分自身と身近な人に、もっと治るように働きかける意識がもっと必要なのかなと感じました。

浅見さんは身体も頭も賢い方なので、面倒臭い人のせいで生活が崩れたりすることはないと思いますが、
一連のいろんな事を見てきて、本当にこれはないなと。
ものすごく言い方が悪いと思うけど、発達障害の世界から身を引いた方が生活の質は上がるだろうと思います。
面倒臭い事に煩わされずに済むので。
もちろん、身を引いた方がいいですよ、とか闘うなとかという意味ではありません。
ただ、単純にある意味事実としてはそうだと思います。
それだけの自己犠牲を払って、まだ会ったこともない人も含め発達障害ゆえに苦しむ子どもたちや大人を
守ってきてくださったんだなって、改めて感謝しきりです。

これだけ長々と書いておいて言いたい事が上手く言えてないんですが。。。
感謝の気持ちと共に、浅見さんご自身のこともとても気にかかっています。
浅見さんは賢く対処されてますけど、もう、不愉快どころの騒ぎじゃないだろうと思いますし、
普通で考えたら、対処できる域をとっくに超えている感じだからです。
大丈夫ですか?お疲れの出ませんようにと願っています。

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私の性格からして、わりとこの手のメールには腹が立つんです。私はね、心配されるのが嫌いなひとなんです。「顔じゃないわー」と思うのです。
でもこのメールは、送り主を直に存じ上げていたせいかそれとも本当に思ってくださるのが伝わってくるせいか、率直にありがたいなと思いました。そして個人的にお返事するより、ここでお返事すれば皆さんに私の気持ちがわかっていただけると思いました。

どう言えばいいか考えていたとき、こよりさんのブログがアップされました。
まずはお読みください。
クリスマスの思い出と父の決断。



これを読んで、なぜ私がこよりさんを尊敬するか説明すれば
私のことも説明しやすいと思いました。

こよりさんを尊敬するのは、人生がつきつけてくる課題から逃げないからです。
そしてこよりさんが取り組んできた課題の中には、私が直面せざるを得なかったものはありません。

私は貧しさを経験したことが生まれてから一度もありません。
お金がなくて大学に行けない状況は考えもつかなかったし
周囲にもいませんでした。
そういう人が世の中にいるとわかったのは、はっきり言って発達障害の仕事をしてからです。

介護の大変さもこれまでのところ経験したことがありません。
これから経験するとしても、ある程度は金銭的に代替できる余裕があります。
こよりさんのプロフィールにある

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アスペルガーとADD,うつ病リウマチ糖尿病、頸椎症に変形性脊椎症、高コレステロールに高脂血症、緑内障等々。病気のデパートです。LDの長男と知的障害を伴う自閉症の次男の母。

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のどれひとつとして経験したことはありません。

それでも私にも課題がつきつけられます。
その課題に取り組んでいるだけなのです、私は。
絡んでくる読者も、不心得の著者も
人生が私に振り当てた課題なのです。
こよりさんに病気や介護が降りかかってきたように。
私は尊敬するこよりさん同様
これから逃げないことを選びます。

今回問題になった著者のお二方も、とりわけひどい著者というわけではないのです。
というか、もっとひどい支援者がこのギョーカイにはうようよしているのです。
少なくともこの二人は、治す気があります。
森嶋氏の場合には人権意識があまりに残念でしたし
灰谷氏の場合には罪作りなビジネス業態を取っていると「私は」思いますが
その宣伝のために「人間脳を育てる」が生まれたのは
そうやって猫烏賊にならずともその知見を享受できる人が増えたのは
やはりいいことだったと思うのです。

よその版元では同じように金儲け主義の著者たちが本を書いています。
よその事業所でも同じような人権侵害が行きわたっているかもしれません。
この二人の誤算は、花風社を選んでしまったがゆえに、私にそれを指摘されてしまったことです。
森嶋氏の場合などは完全に、世間が狭すぎて、死んだふりニタニタ女みたいな女しか知らなかったのです。
何しろ彼は、このブログで励まされている人がいることさえ納得していないのです。
本当に世間の狭いおっさんなのです。
だからニタニタ女や自分のスタッフのように
無理矢理、思い通りに私を取り込めると大いなるカンチガイをしたのです。

二人にとって、花風社を選んだのは失敗だったかもしれません。
でも私にとっては失敗ではありません。
そして皆さんにとっても僥倖だったでしょう。

こよりさんにとっては病気や介護や凸凹キッズの子育てが修行。
私にとってはこのおっさんたちが修行。
そしてこのおっさんたちにとっては私が修行。
すべての修行が社会の役に立つでしょう。

そして今、読者の方が言うような時代がやってきたのです。

=====

これまで、浅見さんが作ってくださった本のおかげで、沢山の人が治ってきました。
もう、効果がある事は実証済みなわけです。
花風社が頑張ってきてくださったおかげで、本を読んで気づきを得て、具体的なアプローチも知り、
自分たちで治せる時代がやってきています。
個人個人が自分自身と身近な人に、もっと治るように働きかける意識がもっと必要なのかなと感じました。

=====

そういう時代がやってきたのです。

さて、地球金魚合宿に行ってきます。



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浅見さんのタフネスは基底充実のせいです。
充全の状態は自覚がないものです。

=====

これが私の状態なのです。

心身に余裕があるからこそ
「花風社の信用を担保に全国からお客呼んでぐだぐだのもの見せた」ということに憤り、指摘するのです。
著者がぐだぐだの講演しても怒らない版元はいっぱいいると思います。っていうかその方が多いと思います。
私は幸い、「花風社だから買う」という顧客に恵まれてきましたから
その人たちに対する責任はきっちり取りたいのです。

休暇には「伸ばそう! コミュニケーション力」を持って行きます。

この本は、年が明けたら、消えます。

だから私は

この本がこの世になくてもいいくらいいい本を作らなくてはいけません。
身体と社会性をテーマにね。

その作戦を
南国の太陽のもとで練ってきます。

=====


そうだ。
ねこ母さんのブログも、読んでおいてくださいね。

支援はなんのためにあるのか?



ねこ母さんはあの新プログラムを「胸くそ悪い」と表現していらっしゃいますが、本当にそのとおり。

そしてその胸くそ悪いプログラムになんで一瞬私が惑わされてしまったか。
それはほんと、私の下心のゆえんなんですが。
それにたどりつかないうちに今日がきちゃいました。
旅先か来年かになるかもしれませんが、一応ご説明しますね。

それと、ねこ母さんによると何か心配していらっしゃる方たちがいるらしい。

「鹿児島のはいちゃんワールド」なるものがどのようなものか存じ上げませんが
私が潰そうとしているものは、たぶんもっと大きいものだと思いますよ。



襟を正す

2016-12-24 10:22:15 | 日記




昨日は湘南までお墓参りに。実家に寄り、臨海学校にもっていく五本指ソックスをユニクロで買って、待ち合わせ。結局栗本さんも合流し、南雲さんと栗本さんと私、三人のプチ忘年会でした。
暑苦しくて清々しい話がたくさん出ました。いい仲間だなと思いました。でも猫烏賊ではないので集合写真はなしです(SNSにアップどころか、そもそも撮ってない)。
清々しい話の合間に、もちろん悪口もたくさん出ました。誰の悪口かというと、もちろん画伯です。昨日は面白い料理いろいろ取ったのですが「画伯がいないといちいち写真とらなくてうざくないね」と。料理が来た、食べよう、と思うと「ちょっとまった!」とスマホを取り出す画伯。でもまあ、ブログにアップしておいてくれるとあとで見たとき思い出にはなりますね。

写真は南雲さんの出張のお土産。
広島てんこもりキティちゃんソックスです。

そして今朝、大久保さんのブログを見て感心しました。
これもまた、清々しい。

私の周囲にいる皆様へのお願い。


この記事はね、私自身が触発されて記事何回も書けるくらい内容が深いです。
これを何度も読んで身を正そう、そして偽者を見抜こう
と思いました。

大久保さんはこう書いています。

=====

私が『てらっこ塾メソッド』なるものを発表したら、止めてください。

この世に完全なるオリジナルのものなどは存在しません。
それはただ私が過去に学んだこと、教わったこと、知ったことを寄せ集め、勝手に名前をつけているだけです。
目新しいものではなく、あたかも価値のあるようなものに見せかけるためのテクニックの一つなのです。
現状がうまくいっていない人に「もしかしたら、このメソッドがあれば、現状を変えられるかも」と淡い期待を持たせ、ひっかけるためのものなのです。


第一、どんな人にも効果のあるメソッドなど、存在するはずがありません。
一人として同じ人間はいません。
特に発達の凸凹が大きい発達障害の子ども達を一色単に、またはいくつかのカテゴリーに分けられるなんてことはあり得ないのです。
いくら文明が進化し、時代が進もうとも、人を育てるためのマニュアルはできません。
いつの時代も、人を育てるのは個別の試みであり、アナログの作業なのです。
その原理原則から離れるのが、メソッドの発表です。
ですから、メソッドの発表を始めたら、「こいつは金儲けに走った」と捉え、叱ってください。

=====

これと同じようなセリフを誰かから最近聞いたな~と思い
そうだ山城さんだ、と思い出しました。

関内の居酒屋で飲みながら「森嶋灰谷本、なんか作る気しない」と言った私。
「たとえばさ~山城さんが【海の修行コーチ初級講座】とか言って、ビーチに人集めて、子どもの支援方法伝授して何万円も取るとか、そういう仕事しないでしょ?」ときいたら

「僕がそういうことやり始めたら、浅見さん背中刺してください。絶対訴えるなってかみさんに言っときますから」


と言われたんだった。

メソッドでは支援にならないのよね。

だから支援ではなく「支援者養成」で儲けようという方向に舵を切った人は
純粋に支援だけで食べていく人より
信頼できない可能性が高いのよね。

「人間脳を育てる」は
そういう免許皆伝ビジネス志向の著者から、優れたものを引き出し、各家庭や現場で使えるようにした奇跡のような本だった。

この本が出る時点で、私は灰谷さんのビジネスの仕方を知っていた。
怪しい人だという忠告はたくさん受けたけど
そんなのは私自身だってあることないこと言われてるし
たくさんの人に怪しがられる人であることは重々承知の上で
内容が素晴らしかったから出した。
つまり、読者のために出した。
本を出してもえらくない。
本は出す人より読む人の方がえらい。
私はこの本を、読者のために出した。

この本は私としては10年は展開しようと思ったし
灰谷さんにもそう約束しました。
「でも、森嶋さんがこうなって、びびってるんじゃないですか?」と言った人がいましたよ。
こうお答えしておきました。

「ずっとびびってればいいと思う」



栗本さんもある意味この件でびびっていた。
びびると身を正すは紙一重でしょ。

栗本さんは今度の事件を見て
著者としての社会的責任を知ったと言っていました。
目の前の被支援者一人一人にかかわる態度にまで責任を持たなければいけないのだと知ったと言っていました。
黄色本、芋本の成果を
10年見守りたいと言っていました。
そういう意味で、栗本さんにもこれはいい経験でしたね。

もし栗本さんが猫烏賊ホイホイを始めたり、値段に見合わないと消費者が判断するようなグッズを売り始めたら(まずないけど)

私は黄色本・芋本を絶版にはしないけど
宣伝には協力しませんし
ここで批判はしますよ。

そしてセクハラ等人権侵害行為がわかったらその時点で絶版。

そういうこと。

もちろん私自身も含めて

私たち次世代にかかわる人間は

ということは大人全員ということだけど

襟を正さないといけないですね。

奇跡のような師弟

2016-12-23 09:35:42 | 日記
さて、愛甲さんに電話した話です。
それまでも猫烏賊ホイホイとかそういう話はしていましたが、いきなり絶版にした、というと驚かれました。
でもそれがなんでだか森嶋氏のブログの話をすると

それは、絶対だめ。ありえない。

とのことでした。
そして私が

「神田橋先生に応援していただいた本なのに申し訳ない」

と言ったら

神田橋先生は評価を180度変えられることもあります。そのような経緯で絶版に至ったことを理解されないはずがない

ということでした。

読者からメールが送られてきてから、私の身体は冷たくなりガタガタ震えていました。でも森嶋氏との電話を切ったとたん、つまり絶版が決まったとたん、背中がほわっと温かくなりました。その話をすると

お父さまが応援していますね。

ということでした。
そうか。これでいいんだね、パパ。

そして森嶋氏の女性蔑視については

女性蔑視する人は自分より下の人間を作っておきたい人。
いい支援ができるはずがありません。

とのことでした。

なぜそれだけの女性蔑視する男にニタニタ笑ってるだけの女がいるのでしょう

については

逆らうこと、嫌われることが怖くてそうやってしか生きられない人がいる。とくに女性は。

ということでした。

森嶋氏については

まだ幼児。
だから遊びがうまいのでしょう。
わがままいっぱい。
周りはそれに合わせるしかできない。

とのことでした。

私は人を見る目がないのかな、と言ったら

でも生体としての感覚が優れているでしょう。
それを頼りにすればいい

と言われました。

愛甲さんは
神田橋先生は浅見はかなり高度なところにいる、とおっしゃってました

と教えてくださいました。
だから追いつけない人は離れていく。

そして最後に
パワハラ、セクハラ、死んだふり、人権侵害が行き渡っているような
チットチャットのような児童デイは

潰れた方がいいですね

とおっしゃっていました。

私は電話を切り、スマホをちょっといじり
いつもは疲労しない目が疲れているのに気づきました。

スマホの中で、栗本さんが目を暖めるといいですよ、と言っていたので
アイピローを乗っけて横になっていました。

そうしたら夫が帰宅しました。
郵便物を持ってきてくれました。

その中に

神田橋先生のお手紙がありました。

たぶん、私が喪中のことを気遣い、このタイミングでくださったのだと思います。

「愛着障害は治りますか?」へのおほめの言葉に加え、こう書いてありました。

=====

浅見さんのタフネスは基底充実のせいです。
充全の状態は自覚がないものです。

=====

そうなのですね。

そしてこのギョーカイには基底充実していない人も多く
うちの著者も例外ではなかった。

治さないギョーカイ人を、私は金目当てだと思ってきました。
ずっと固定資産化したいから治さないのだと。

それだけではない、と愛甲さんは教えてくださいました。
自分より弱い人がいる。
そのことに心慰められる人がいる。

基底欠損がある。
それを埋めたくて人を集める。
人にわかりやすいよう理論を構築する。そして援助技術がデジタル化していく。
貧困化していく。
治せないと、よけい養成講座に力が入る。
そこしか稼げなくなるから。

ギョーカイであまりによく見る構図です。

自分が賞賛されたいから、大ボス猫烏賊は猫烏賊ホイホイを作るんです。
お金だけではないんです、と言われました。

私は講座向けでデジタル的だった灰谷さんの技術をアナログな言葉で語りなおし
各家庭で役立つものに仕立てました。

アナログで曖昧模糊としていた森嶋さんの技術をわかりやすくまとめました。
そして森嶋さんはデジタル化への道を選ばれました。

お二人の基底は私ほど充実していないかもしれない。
だから二人は気が合い
揃って免許皆伝ビジネスを始めるのかもしれない。

それを非難するのは私が

充全の状態は自覚がないものです。
そして神田橋先生と愛甲さんのように
アナログな師弟関係が一番好きだからです。デジタルな養成講座より。

だからなのでしょう。

今日はお墓参りにいってきます。
父は昨日、背中に来てくれたみたいだけど。
ありがとうね、って言ってきます。

そして夜は南雲さんと二人忘年会です。

と書いていて気づきました。
そういえば栗本さんも呼んであげればよかったな。
どうして私はいつも、栗本さんに声をかけるのを忘れるのだろう。
栗本さん、来ますか?

いかがわしいおっさんのあと二人がせっせと猫烏賊ホイホイを設置している間

栗本さんは、技術を磨いていました。

どうやれば人が集まるかではなく

どう触れれば人を癒せるか
そういう技術を磨いていました。

だから結局
花風社クラスタは栗本さんが大好きになったのですね。

花風社クラスタはやはり
賢いのです。

花風社クラスタからチットチャットスポーツ塾森嶋勉氏へのダメ出し

2016-12-23 08:11:22 | 日記
愛甲さんに話を移す前にこれ書いておいた方がいいですね。
FBでみなさん、直接話しかけられました。森嶋さんに。
毅然としています。

あ、それと、豆柿さん、ありがとう。対処しました。

では貼ります。

=====

【読者】
本を出されたときの浅見さんの気持ちを思うと、悲しいですね。私も悲しいです。


【浅見】
悲しいです。
神田橋先生にも応援していただいた本だし。
でもこれは許せないしこの人とかかわりたくない。

そして絶版を決めるまでガタガタ震えてた身体が、絶版を告げたとたんあったかくなって

いまとっても身体がほかほかしてます。

身体は正直。

【読者】

浅見さんのお身体は正直ですね。


【読者】
社長の英断に尊敬です。

【浅見】

猛毒発言も怒ったけど絶版は考えなかった。

今度の講座のなめた態度も。

でもスタッフの方に対するこの扱いをみて

この著者の本を置いておきたくないと即断しました。

【森嶋氏】

今回の一連の件、浅見社長ならびに読者のみなさまにたいへんご迷惑をおかけしました。

すべて私の不徳の致すところであります。謹んでお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。


【読者】

読者です。
治ってる自閉っ子の親です。

治ってる育ちの一つに
花風社主催の森嶋さんの講座、著書の影響は確実にあります。

森嶋さんのノリは
私達世代は、もう若い時にうんと経験した。ヤンチャも、ハメも外した。沢山無礼もし、叱られ、反省し、大人に
親になったのです。

育つ中で正しい大人が
ちゃんと見せてくれた。

職場では若い世代を育てる歳になった。
うちで働くからには、
いい体験を積んでほしい。
親御さん、家族が見える。
慈しむ気持ちをもって育てています。
ブログの扱いを拝見し、
トップがなぜ?と
悔しさと不思議さに理解不能です。
これでは子どもを託せない。

一連の色々が、痛くて、悔しくて、悲しかったです。

この本を絶版する浅見社長の
お気持ちと、運びがどれだけ悲しいか真にご理解されて
ほしいと読者としては
思っています。

【読者】

なんとも言えず、とにかくとても残念です。
社長が、どれほど信念を持って全力で本を出しているか知っている人なら、絶版が社長にとってどれほど辛いことかよくわかると思います。
しかし、こんな酷い人が、どんどんフランチャイズで事業を拡大することがかなり心配です。

浅見さんの身を切る苦しさを森嶋さんは
本当に申し訳ないと思っているのでしょうか?

【読者】

ひとつひとつ生み出してきた経緯があるだけに
悲しいですね。
本当に本当にご英断でした。

【読者】

コメントを書いては消し、書いては消しを繰り返していました。
適当な言葉が見つかりませんでした。
ただ浅見さんがこんな想いをするのは、今回で最後であってほしい、と願うばかりです。


【読者】

私は支援者です。
なん度も読み返した本でした。

全国には、我が子が少しでもラクになるように、我が子の今の生活が、未来がより良いものになるように、と必死にご著書を読まれていた方達が大勢いたのだと思います。
そういった我が子を想う気持ちに必死に応えるのが支援者の務めであり、その縁、機会を結んでもらった浅見さんに対する一連の姿に幻滅しました。

【読者】

ブログを拝見し、必死に我が子を想う親御さんと支援者の心持ちのギャップを感じました。
ご著書から多くのヒントを頂いた者の一人として、また同じ支援者の立場として、ただただ残念な気持ちです。