治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

還暦記念旅行のついでに日本のリハビリを観察する その2

2023-05-23 15:33:19 | 日記
次の日、午前中は曇りのち晴れ。午後はおおむね晴れ。
という感じで長時間海にいた私は知らない間に日焼けしていました。
南国とはいえまだ五月ですから、気温も水温もものすごく高いわけではない。
夫は私ほど脂肪に恵まれていないので、時々しか泳ぎませんでした。
「おまえにつきあえるのはお父さんだけだ」というのが彼の口癖です。


そして盗撮していました(笑)。
この大の字になって浮いているのが私です。



私も時々浜に上がり、砂の温かさを楽しんでいました。
栄養クラスタの大好きなアーシングっていうやつ(笑)?
どんどん晴れていったので、知らない間に日焼けしていました。

当たり前ですが、五月の海には他に誰もいません。
私は石切りしたりして遊んでいました。
ふとみると石かと思っていたものが動いていて、やどかりのようです。
私がやどかりをじっとみていると、何かを感じてフリーズしています。
やどかりの神経系はどうなっているか知りませんが、っていうか我々哺乳類とどの程度まで造りが似ているのか知りませんが、それでも数十センチ離れた視線を感じてフリーズする。
お子さんに治ってほしくて注視しすぎると、お子さんがかえって治らないケースはこういうんじゃないのかな、と思いました。
むしろ、親子一緒に楽しく遊んでいるようなおうちが治っていますよね。
遊びが最高の発達援助とはそういう意味であり、そのためには親御さんが小さいころから身体を使って遊んでいた方がいいのですが、令和の世の中、すでに親御さんたちが遊びの経験に乏しいのですよね。
でも昭和生まれは本当に外でよく遊んだのです。
そして親もそれに付き合ってくれたのです。

というわけで私も、還暦になっても身体使って遊ぶ天才ですので、海だけしかなくてもどんどん遊びます。
ふとふくらはぎがちくりとしました。
蜂の子分みたいな虫に刺されました。
追い払ったのにあっちに行かない。
私は頭にきて海に入りました。
しつこく追いかけてきます。
水をかけてやったらどっかに行きました。
そのまま泳いだので海水の癒し力で痛みもかゆみも取れましたけど、あとでみたら五か所も赤くなっていました。まったくとんでもない奴です。

やがて夫が海にやってきました。
相撲中継が中断されたそうです。
なんでかっていうとゼレンスキーが来たとか。
この時間帯に中継中断だと、ツイッターの相撲部は大荒れだろうなあ、と思いました。
でも来たのなら原爆資料館まで見て帰るといいよ。
日本はあそこから立ち直ったんだから。

結びの一番に間に合うように海から上がりました。
よく泳いだ一日でした。
そして島料理を食べて、島酒を飲み、平和な一日が終わりました。

次の日も朝から晴れて、チェックアウトまで存分に泳ぎました。
シャワーを浴びて髪の毛がまだ湿ったままチェックアウトし、空港に送ってもらいました。
空港で夫が島バナナを買ってくれました。私は大島紬のヘアピンを買いました。自転車に乗るとき、ヘルメットから前髪が落ちないよう小さなヘアピンがほしかったのです。
きれいなのが買えました。

空港で島酒を飲み、うとうとしているうちに成田に着きました。

そしてここで私たちはコロナボケからのリハビリを迫られることになりました。

どういうことかというと
国内線のLCCと国際線が同居している成田第一ターミナルのJRの駅は、大変な列だったのです。

各国の国鉄路線は、外国人向けのお得なパスを出しています。
私たちも若い頃、そういうのを買ってドイツを回ったりしました。
何日間限定、みたいなパスなので、最初に窓口で日付をいれてもらわなければいけないのです。
というわインカミングな人々で長蛇の列でした。

そして自動販売機も長蛇の列。
ほとんどが外国人。慣れない日本の自動販売機で、一人買うのにすごく時間がかかる。
JRによる成田脱出を私たちはあきらめて、東京駅行きのリムジンバスにしました。

考えてみればこの三年間、自分たちは旅行に行ったけど、どこも空いていて、空港が外国人観光客でこむような事態にあうことはなかったのです。すっかりコロナボケしていました。
でも彼らも待ちに待っていたのです。
ブースター接種率が世界一高いジャパンですから、外国人の方が三回目を打っていない確率は高い。
そして三回打っていない人が検査なしに入れるようになったのは4月29日のこと。
それを待って今ようやくやってきた人も多いと思います。
医療によって破壊された観光や飲食にとって、彼らは歓迎すべきお客のはずです。そのためには私たちの不便も耐えましょう。

平気で大声でしゃべる外国人旅行者とリムジンに同乗し、まずバスは水天宮のTCATへ。
日曜日の日本橋を歩く人は、日本人であろうと、ほぼマスクをしていません。
東京駅も、少し前に通ったときよりずっとゆるい雰囲気です。
医クラがどれだけ気に食わなくても、どんどん、どんどん、世の中がもとに戻っているのを感じました。

夫は奄美空港でうちの近所のスシローにテイクアウトを予約してくれていました。
私はサラダとお味噌汁くらい作ってあげるよ、と言いました。
そうしたら肉も食べたいんだそうです。唐揚げとかいいな、とか。
小学生かよ。
と思いましたが私は「唐揚げはめんどくさいけど、唐揚げ方面の焼き鳥を作ってあげよう」と言って、適当に唐揚げっぽい味付けの焼き鳥を作ってあげました。
こうやって二人の60歳児は旅行から帰ってからもわいわいと楽しく過ごしました。

この間にジャニーズ問題も色々進行していたようです。
私はもう事務所も違えばすべてをぶっちゃけてもなんの揺るぎもない大御所ズが黙っているのが不可解でした。GOさんとかM木さんとか。
タレントにはなんの罪もないという人もいますが、私はそうでもないと思います。
少なくともそれを受け入れないと出世できない、という情報だけでも出していれば、被害が防げた子もいるかもしれません。
もちろん一番の加害者は故人だとしても、その体制を受け入れてきたタレントさんたちにも加害性がなくはありません。もちろん一人一人を追求する必要はないけど。

結局他事務所に行った大御所たちが黙っている間に、マッチ氏が口火を切り、東氏に引き継いだかたちで
「そういえばマッチは昔から男気があった」という夫の言葉に「そういえば」と思い出したりして、マッチ氏と私たちは考えてみれば同世代なのでした。ファンじゃなくても、なんとなく昔から知っている。
きっと正常化が始まるんだと思います。

そして大御所たちが黙り込んでいるようなジャニーズ現象が医療にもずーっと起きていて人々が迷惑したジャパン、なので
医療従事者がジャニーズを責めてるのを見ると「あんたらにはその資格ないでしょ」と思います。
身内をかばいあう体質はそっくりです。
セクハラもひどいけど、男性から男性への性加害は2017年まで刑事罰の対象ではありませんでした。
そしてマスク強制出産、いまわの際の面会制限、今も続く強制PCRなどは同じように刑事罰の対象ではないけれど人権侵害です。
それを続行している医療に携わる人たちは不自由を強いられて当たり前なので文句を言わないでほしいです。
我々のように日々民間で闘っている者が自由に旅行していたとしても。

これから日本は落ちぶれるからこそ
この国の中で弱者になると、さらにひどい目に遭います。
医療と行政となるべく無縁でいること。
それがサバイバルの秘訣だと私は思っています。
病気にはならない。そして障害は治す。
そのためにできることをこれからも追及していくと思います。
そしてほぼ医療にも行政にも特別な世話にならずに還暦を迎えられたことを生涯の誇りにしようと思います。
なぜ世話にならずに済むか?
遊ぶからです。

この三年間
同調圧力にも脅しにも屈することなく
納得できないことは受け入れず、そして健康に過ごせたことを
生涯誇りにしようと思います。




還暦記念旅行のついでに日本のリハビリを観察する その1

2023-05-22 09:47:05 | 日記
奄美の定宿は、偶然に見つけたものです。
『西郷どん』で奄美編を見た私は、いてもたってもいられなくなり、宿と飛行機を一気に抑えて次の日に飛びました。
初LCCだったし、初奄美でした。
そのころはその定宿、前日でも取れたのです。

それから何度か一人で出かけたのですが、人気が出てしまい、なかなか取れなくなりました。
私が目を付けると人気が爆上がるのは、小田原の大先生や療育整体等でも証明済み。

それでも海外に行けなくなったコロナ禍、2021年度などは四回行きました。
去年は二回。
その間に愛甲さんも行ったし、読者の方も親子で出かけ、お子さんもたいそう気に入ってくださって、また行きたいとおっしゃっているということです。

で、その人気の宿が私の還暦お誕生日に奇跡的に空いていると知ったのは一月。
金・土・日だけど夫は行けるだろうか?
きいてみると「とっちゃえ」ということ。だめならだめで間に合うようにキャンセルすればいい。
ということで予約を入れました。

ひと月前くらいにおそるおそる夫にきいてみると、なんとか休みを確保したということ。
というわけで出かけられるようになりました。

ところで還暦還暦と年バレしている私ですが、なぜかというと、別に隠すことではないからです。
みんなやたら個人情報隠したがるジャパンです。一体何を恐れているのか不明ですが、マイナンバーカードとかに関するありえない恐怖心とかもそこ由来だと思います。
厳密に私の発信を読んでいればどこらへんに住んでいるかおわかりだと思いますが、仮に私の強烈なアンチが殺害しにきたら、つかまるのはそいつです。そしてそういう事件が起きたら、警察はまず怨恨の路線を探るだろうし、ネット上の発言等は当然参考にするでしょうね。おまけに、誰が私を特に攻撃していたかとか、多くの人が目撃しています。だから別に居所バレは怖くないわけです。
特定なんて難しいことではないのに、特定してそれを得意技だとカンチガイしている人もいますが、特定されるのを恐れなければそういうカンチガイ野郎を無力化できるわけです。

皆がわけもなく自分についての情報を隠したがるそのメンタリティが、おそらくマスク大好き社会を形成した一因であるだろうと思います。コロナ前からマスク依存の人は多かったし、保健室にもらいに来る生徒も多かったようだし、むしろメンタルを心配されていたのですが、とにかく見られないことに安心する人が多いジャパン、なのだと思います。
一種の病理ですね。
そして私から見るとマスク好きとマイナンバー嫌いは地続きです。

まあともかく、私にとって還暦はとっても喜ばしいことで、その日が来るのを楽しみにしていました。
60年生きながらえるということは、いくら長寿化社会とはいえ、すごいことだと思います。
その上私の場合、入院歴なし、手術歴なし、大病も大けがもせず常備薬をのんだ経験もなしに生きてこられたのですから、お祝いすべきことだと思いました。

というわけで当日はまず新横浜駅から新幹線。
ゴミ箱が閉鎖されています。
広島から遠く離れていますが、まあ直通で行けるといえば行けます。
ちなみに車内放送によると東京から新大阪までののぞみ停車駅のゴミ箱が5月21日いっぱい閉鎖ということ。
こだま停車駅は? 山陽新幹線は?
ここにも「やってる感が大事なジャパン」が顕著です。
3月13日からマスクが個人の判断。
5月8日から5類。濃厚接触者を追わない。
みたいに線引きが大事。線引きに科学的根拠はない。
そしてきっと新幹線のおえらいさんたちは「サミットに伴う警備体制に協力する姿勢を示すため、東海道新幹線ののぞみ停車駅のゴミ箱を閉鎖しよう」と決めたのでしょう。ばからしい。
静岡県内の六つののぞみ素通り駅のごみ箱ズは、サミットなのに閉鎖もしてもらえなかったのでしょうか(笑)。

マスク姿がまちまちな新幹線で12分、品川駅に来ました。
JR職員ももうマスク任意。少数ですが外している人もいます。
乗客もまちまち。
かつてはうちの地元がマスク率低い方だったのですが、今は都内の方が勝ち。これはなかなか興味深い現象です。
「外していいよ」と言われると外せる人が多い都内、みたいですね。

成田エクスプレスを待ちながら、何本も通勤電車を見送ります。
こみこみの通勤電車でも素顔の人が結構います。
まだあきらめの悪い医クラとか、音楽関係の怖がりな人とかが最後の悪あがきをしているネットの世界と現実の世界はかなり違う気がしました。人々は怖がっていないし、完全に個人の判断が通っています。

成田エクスプレスの中で気づいたのは、外国人が大きな声で会話している事。
そういえば三年間乗り物ノーマスクだった私たちも、せめてしゃべらないように気を付けていたんですね。
その遠慮が外国人はありません。車内での会話をご遠慮いただく~みたいな車内放送は無かったんでしょうね。

そして成田へ。
LCCのカウンターは長蛇の列。
そのほとんどがノーマスク。
街中より多いです。
これはリゾート便に乗る陽キャが多いということと、ジム等でも思うのですが「外していいです」と言われるところは室内でも屋外より外している人が多いのですよね。
スタッフの中にも素顔の人が見えます。
本当に個人の判断になったようです。

機材繰りで若干遅れて出発。
うつらうつらしていると、島が見えてきました。
26度で天気は曇り。
前日梅雨入りしたので、曇りで十分です。
とにかく泳げればいいのです。



多くの人は、とくに女性は、十代かせいぜい二十代で海水浴を引退すると思いますが、私は今日、六十代の初泳ぎをしにきたのです。
この年でまだ泳ぎたいという欲求があるということは、はっきり趣味の領域だと思います。
おまけに海水浴はとても養生にいいのです。

空港にお迎えの車が来ていました。
なんとドライバー氏、二重マスクです。ドン引きです。
そして二重マスクなのに一生懸命会話を盛り上げようとします。
リゾバイで、最近来たばかりとのこと。
寮に入っていて(立派な寮があります)休みの日には観光したいんだけど、仲間を誘う勇気がないということ。
どこから来たの? ときく必要もなく沖縄訛りでした。
途中雨がぱらつくと心を痛め、日が差すと喜びます。
いい子なんだけど二重マスク。
もしかして沖縄のすごい離島とかからきて、奄美大島が大都会で、怖いのかな、なんて思いました。

ちなみに滞在中、スタッフ勢も基本的に個人の判断のようでした。
飲食の接客の人たちだけはきっちりでしたが。
そして彼は飲食にいたり、掃除をしたり、色々な仕事をしていましたが
彼だけは個人の判断で二重マスクでした。ずっと。
「友だちを誘えない」という内向性と二重マスクにはなんか関係があるでしょうか? その割には私たちには精いっぱい愛想がいいのです。


フロントの人(ノーマスク)とあいさつを交わし、マイナンバーカードを提示して全国旅行支援のクーポンをもらいました。
受取書に氏名と年齢(60)を書きました。

二重マスク氏の願いが通じたのか、部屋に入るころには日が差し、私は荷物をほどいて片づけて浜に出ました。
野生のヤギと目が合いました。
ヤギは私を見てフリーズしていました。

出発前、某氏とポリヴェーガル理論の話になりました。
私は一冊本を読んだだけだけど、療育整体の神経編をやってから、今勉強すればもう少し理解が進むかなと思って、帰ったら本を読もうと思っていました。
ヤギのフリーズ反応は、背側迷走神経の反射だっけ(うろ覚え)。
ともかくほぼ人のいないビーチで見知らぬ生き物を見つけ、警戒体制に入ったのでしょう。
私に攻撃する意図はありませんので、ちらっとヤギを見ただけで海に入り、60代初泳ぎ。
ヤギは警戒を解いたようで、妻子を呼び寄せて木の葉を食んでいました。
なぜ妻子と思ったかというと、二匹目は少し小さく、三匹目はとても小さかったから。
どの生物でもオスの方が大きく力が強い。
昨今の権利擁護運動の際にも、それを考慮しないとかえって人権侵害になりそうですね。
同性婚が認められないのは人権侵害かもしれません。
でも生物はオスの方が大きく、力が強く、家族を守るようにできているのです。

初泳ぎを堪能した私は、上がってワイン&お相撲タイムという至福の時を過ごしました。
横綱、強いですね。
そしてディナーへ。
バースデープレートのおまけがついていました。
幸せな60歳のお誕生日でした。

続く


対症療法か? 根本的に治す手法か?

2023-05-11 05:02:00 | 日記
さて、例えば栄養療法。
そして原始反射の統合。
こういうのは根本を治す手法か? それとも対症療法か?

とくに最近、「対症療法か、根本治癒か?」をめぐって栄養療法についてそれぞれ違う意見が出てきているようなので、私も戦線に参加することにしてこのブログを書いています。

私は両方とも、「対症療法ではなく根本的に治す手法」だと考えていました。身体アプローチ全般を根本治癒のための方法だと考えていた。
なぜそう考えたかというと、それまでの犬の曲芸的療育とは違い、行動変容のみならず一次障害を治すやり方だから。
ABA等では飴と鞭を使って、適応的な行動を引き出すことは目指すけど、たとえば知的障害を治したり軽くしたりはしない。
けれども身体アプローチや、広義の身体アプローチである愛甲さん方面の愛着障害治療などは知的障害を治す。
セラピストの手を借りなくても、こよりさんなどはご自宅でお二人のご子息を治した(詳しくは『支援者なくとも、自閉っ子は育つ』を参照してください)。

なので我々がやってきたことは対症療法の提供ではなく、もっと根本に働きかけるものだと考えてきました。

けれども大久保悠さん@てらっこ塾は、栄養療法、原始反射の統合は根本治癒ではなく対症療法だという。
そして対症療法か根本治癒かはやる人によって決まるという言い方もしていらっしゃいます。



大久保さんのこのブログや、いくつかの動画を見て、何を言っているか意味がわかってきました。

たとえば栄養不足が起きている。
たとえば原始反射が統合していない。
それを手当すれば劇的に伸びるという意味で、両手法とも一見根本治癒を提供する手法に見えます。

けれども大久保さんが言っているのは
「なぜ栄養不足が起きましたか?」
「なぜ原始反射が統合していないのですか?」
とそこまで考えましょうよ、ということです。

発達が遅れた原因はそこにあるからです。

栄養不足なら、母体の栄養不足に由来しているかもしれない。
それは親が育ちの上で培ってしまった栄養不足かもしれない。となるとその前の世代まで問題は遡る。
あるいは十分な栄養を与えているのに、吸収力の弱さかもしれない。つまり内臓の問題。
だとしたらいくらサプリ盛っても無駄になっているかもしれない。ならば内臓を立て直した方がいい。

原始反射が統合していないのは、胎内環境の問題かもしれないし、あるいは経験不足かもしれない。
乳幼児期に十分な発達刺激を与えられなかったのかもしれない。
ならば家族や本人の身体を含めた広義の環境を見直す必要もあるだろう。体操みたいなことをするだけではなく。

こういう「そもそも発達の遅れが起きた根本原因」を考えるのはなかなかつらいことだから、皆考えないのだと思います。
でも「何が悪かったんだろう?」と考えるより「(うちの場合)どこに伸びしろがあるだろう?」と考えると明るい気持ちで取り組めるのではないかと思います。
そして栄養療法にせよ原始反射の統合にせよある程度知れ渡ってしまったがために、そこがすでに伸びしろではなくなっているのにそれにこだわってやめどきがわからない人が多い、というのが大久保さんの懸念のひとつだったのではないでしょうか。

なぜやめどきがわからないことが問題かというと、すでに伸びしろを使い切った療法に執着してしまうと、もったいないし、ことによっては逆効果だからです。


『発達障害、治った自慢大会!』にもご登場いただいたいぬこさんが「さよなら栄養療法」という書き込みをしてくださいましたが


私もそろそろさよなら栄養療法のフェーズです。
先日もサプリ等の整理をしようと、「今後もとっておいた方がいいのは何か」を考えていました。

今の私がサプリやプロテインを使うのは緊急時限定で
ほとんどの緊急時は筋肉方面です。
コロナ禍では絶対に風邪を引かないようにCが必須でしたが
そろそろ風邪を引いてもいいような社会状況になってきました。
でもまあ、Cは便利だからとっておきましょう。
もちろんBも。
保存料甘味料の入っていないプロテインも一応常備しておきましょう。

マグネシウムは経皮でいいなあ。
とか、今の自分に合わせてカスタマイズしていくと気が付くのです。
今の私にとって栄養療法は対症療法じゃん、と。

でも栄養療法は「神経発達のための材料不足の人」には劇的に効きます。だからそのフェーズのお子さんたちには根本治癒だと言ってもいいと思います。

だけど、材料が揃っても、まだ材料を与え続けるだけが発達援助だと思っている人が多いみたいですね。
もう栄養療法の段階ではないのに
というか栄養療法に学んで家庭料理の工夫でなんとかなる時期なのに、他の発達援助を取り入れるべきなのに、サプリやプロテインに執着している、みたいな。
いぬこさんみたいな治したお母さんには、それがバカらしく見えるわけです。

材料が揃ったら、次の刺激が必要です。
そして多すぎる人工的な材料を与え続けて健康被害が起きないというエビデンスはまだないのです。
5歳からナイアシンやプロテインを飲んだ人が成長してどうなったか、まだケース報告されていません。
そしてワクチン同様、推進側はいいことしか言わないのです。
国でさえそうなのです。
だから各家庭の判断が大事なのです。
親としての本能で判断した方がいいです。
ずっとサプリやプロテインに頼るのか?
家庭料理で工夫するのか?
皆さんはすでにワクチンに関して各家庭で判断しました。
そのときと同じように、情報を集めて決めればいいだけです。

藤川本にはかならず「普通の家庭料理では質的栄養失調になる」と書かれていますが
そうではないのは多くの家庭が証明しています。
42万人死ぬ、からコロナ禍が始まったように
医療側は脅しの嘘をつく、というのは覚えておいた方がいいです。
私は藤川本から多くを学びましたが
日本の野菜の悪口と家庭料理の悪口は受け入れるつもりがないです。
野菜に力がなくなったのなら、その力の野菜からも栄養を吸収できるようになるほうが適応的です。

私が藤川理論から学んだのは
現代の便利すぎる食生活がビタミンやミネラルの代謝を持って行ってしまい、質的栄養失調が起きるということ。
だから鉄たんぱく質不足が起きるということ、でした。

だからさよなら栄養療法=ランチをカップ麺で済ます
ではありません。
そういう面では栄養療法は一生取り入れると言えるかもしれません。
でも私の身体は「サプリやプロテインは継続して常用するものではない」と判断しているので、それに従います。

一時的に常用が効果的な方もいるかもしれません。
それで劇的に治る人もいるでしょうし見てきました。
一方で、本当に健康な人はサプリやプロテインをのみつづけないこと、どこかでメガ盛りに見切りをつけることも見てしまったので、それは率直にお知らせするのが義務だと思っています。

あれから四年

2023-05-06 16:42:15 | 日記
GWに入ったつい先日、2023年5月2日、どっとこむのメッセージをリンクするためにツイッターのどっとこむアカウントにアクセスしたところ、4th Anniversaryだと知らされました。
そうなのかあ、と私は感心しました。

なぜ感心したか。
「発達障害を治そう」「治る」「治っている人がこんなにいる」「神田橋先生は治してる」「愛甲さんは治してる」「身体アプローチで治る」「栄養療法で治る」「なんで凡医は治さないわけ?」という発言を繰返し、通報通報の嵐を受けて(またやり返して)という動きの中で、私がいったんアカウントを閉じたのが2019年5月1日。アンチとの戦いにうんざりしてそのまま引くつもりでした。
でも5月2日にどっとこむ用アカウントを開いていたっていうことは、すでに花風社独自のコミュニティサイト「治そう発達障害どっとこむ」を構想していた四年前の私なんだなあ、と思ったのです。構想一日かあ。立ち直り早いな私。

そして2019年のGWをどのように過ごしたか思い出しました。
GWだけどやっている業者さんを相手にあいみつとってましたね。
なんのあいみつかっていうと、「治そう発達障害どっとこむ」というサイトを作りたいので、と業者さんズにオファーし、反応があったところから見積もりもらって集めていたわけです。
だからその時点で「こういうサイトにしたい」という思いはあったわけです。

それからドメインとりましたね。
治そう発達障害どっとこむ
というそのものずばりのドメイン。
そうやってGW後から構築が始まり、試験運転が始まったのが2019年6月半ば。
そこでわいわいやっているうちに、ツイッターも再開。
やはり私に関する通報が殺到して一時更新をしなかったgoo blogも再開。
結局アンチの攻撃前から伝達手段を増やしてどこに出しても恥ずかしくない立派な焼け太りになりました。

それから2020年に入り、こっちを攻撃していた医クラと医クラに洗脳されていた(だからこそ治らないと信じ込まされていた)アンチたちは花風社攻撃どころではなくなった。怖くてキャーキャー騒いだり、マスク警察とか枠警察とか自粛警察をやっていました。
その間花風社関連はGoToで遊んだり、集まったり、ネット講座を発展させ集客を増やしたり。そして治った治ったの声が続きました。
色々制限のある中でもお子さんたちに適度な発達刺激を与える経験値を積極的に積むご家庭が多い花風社クラスタでは旅のお部屋等にも連続して書き込みがありました。

一方で医クラは不自由だった。
旅行制限。色々制限。口枷。家畜のように何回も打たれる注射。
みじめなみじめな医療従事者(とそれに洗脳された人たち)の姿がそこにありました。
コロナ禍前、彼らがあれほど威張る理由が心底不思議でしたが、いざことが起こるとこれだけ人権を制限される人たちだから潜在的に不機嫌なのかな、と思いました。
でもまあ彼らがかけてくる人権制限は不快かつ迷惑で、ぜんっぜん守りませんでした。

そして未接種三年間完全ノーマスク、普段より国内旅行しまくり、新しい趣味を見つけて自転車四台お買い上げ、のうちにコロナ禍が終わります。
攻撃により(いったん)ツイッターを離れ作ったどっとこむには治った自慢が堆積し、スピンオフで書籍も生まれました。『発達障害、治った自慢大会!』です。
そして花風社は新たに『療育整体』と出会い、このコンテンツの勢いはどうやらギョーカイ筋も動かしているようです。

我ながらよくやった四年でした。
ふと、四年前のGWにもうひとつやったことを思い出しました。
五月末の西表島旅行予約でした。
傷ついた心を抱えてテレビを見ていたら、西表島の特集をやっていて、ここに行きたい、と思ったのです。
癒しの旅でした。
そして自分が行こうと思えば行ける自由を手にしていることに感謝しました。

今年もまた、西表島に行きたいなあ、と思いました。
でもその前に、還暦記念奄美大島旅行があります。
帰ってきてから考えよう。
今年の夏もたくさん遊ぼう。
去年の夏もおととしの夏も遊んだけれど
今年はもう飛行機でマスクもしなくていいし
行こうと思えば海外にも行けるし
海外行かなくても🚴は四台あるし
思い切り遊ぼう。
今度の西表島には自転車持って行きたいな。

なんて思っていた時、久々に医クラによる「本質ごまかした枝葉末節のいちゃもん攻撃」をみました。
今度の被害者は私ではなく著者でした。
私は介入しました。
自分が攻撃されていたとき、死んだふりしていた人に対しては怒りとさびしさを覚えた。
一方であの時闘ってくれた人たちとは、治ったあとも交流が続いている。
義を見てせざるは勇無きなり。
そして勇無き人の多い発達障害ギョーカイ。
自分は死んだふりしたくなかったのです。

4年前のことを思い出したこと。
同じような場面を今度は著者の体験として目撃したこと。
この間に私のもとを無礼に去っていた人たち。
色々思い出すとトラウマのよみがえったGWかなと思いましたが

今度は『療育整体』が世の中にインパクトを与え
そして治ったお子さんたちは素敵なGWを過ごしていて

トラウマ処理用に買ったバッチフラワーをなめてみたら、苦かったです。
今の私には要らないんだな、これ。

GWが明けると、世の中が正常化に向かう。
一生マスク外せない人多いんじゃないかと思っていたけど、このGW相当ひっくり返っている。

ただし病院内では続くらしい。
ワクチンもマスクも世界一の日本が、十週連続感染者世界一を記録してもまだ、「自分たちの提言は正しかった」と思い込みたい医療従事者の自縄自縛で
どうやら彼らは定年まで口枷労働しそうだ。

威張っているけど彼らには自由がない。
私が手にしているような自由はない。
私がこの四年間、中でもコロナ禍での三年間、享受してきた自由は苦労せずに手に入れたものではない。
彼らは本気で花風社を潰そうとしていた。それを私は守り抜いた。だから私は自由なのだ。
だから私は、未接種未感染三年間ノーマスクで乗り切った自分を生涯誇りに思うと思います。

私は病院内のマスク義務は賛成です!
めったに行かないので、行ったときくらいつきあってあげます!

第一傲慢な、大嫌いな医療従事者たちが
「正しい」とか「科学的」という言葉を使いながらこの五年間ただの一つも正解を出さずに社会に大迷惑をかけた医療従事者たちが
一生口枷労働すると思うと、「メシウマ」ってやつだからです。

そして今後、若者たちが公金チューチューの安定志向を捨て
医療分野ではなく他の場での活躍を目指してもらいたいからです。
そういう若者が増えたら少しは、日本に希望が持てそうな気がします。

明日からも 一生口枷 ざまあみろ

浅見淳子、医療従事者に捧げる心の俳句です。

楽しいGWの残り火を。