夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

2008年10月25日 22時17分40秒 |  気になる詩、言葉

ふく風をいとひもはてじ散りのこる 
    花のしるべと今日はなりけり
           藤原定頼

暖かい日が続くと蝶がたくさん出てきます。
どれももう羽もぼろぼろになって、痛々しくって見る影もないですね。
それでも、蝶は風に乗り、羽を震わせながら、必死で花を探し、相方を見つけようとしています。
もう残された時間がないことを知っているのでしょうか。




カモメ

2008年10月25日 21時47分34秒 |  多摩川散歩


多摩川にカモメが増えてきたって書いていますけど、今日もずいぶんと見ました。
でも、去年のこの時期にもカモメが群れになっていましたけど、そのほとんどはウミネコやセグロカモメ、そしてオオセグロカモメだったように思えます。多摩川のガス橋あたりではカモメは少ないのです。
今日も、ウミネコやセグロカモメを見ました。
写真を撮ってましてふっと気がついたのですけど、このカモメ、嘴の先の黒(赤)い部分がないですよね。


深い秋の空を夢見て

2008年10月24日 10時40分24秒 |  多摩川散歩


雨の日、外出できない身をかこちながら、
紅葉のガイドを引っ張り出しています。
房総にも紅葉の名所はありますけど、海そばなので気温差が少なく、山の紅葉に比べればどこかものたりない。
磐梯、日光、信州、はては京都、、、行きたいけど、人が多くって、道が渋滞するのもいや。
さて、どこにしようなんて思いながら、昨日のお蔵入りの写真からもう一枚引っ張り出してきました。


よのなかにたへてもみじのなかりせば
       しかもなかずにすむものを

            ちゃんちゃん
 

さて、これはコツブキンエノコロ?

2008年10月24日 10時25分45秒 |  多摩川散歩


今日は雨。撮影に出られませんので、お蔵入りの写真から、、、
と、思いましたら、これが出てきました。
これなんでしょう。エノコログサ? キンエノコロ? コツブキンエノコロ?

エノコログサとキンエノコロは花穂の色ですぐに区別が付くなんていわれますけど、この時期エノコログサも花穂が黄色っぽくなるんで。光が当たると金色の輝いている。
でも、花穂は直立しているし、、、葉っぱのつきかたもキンエノコロに似ている。
キンエノコロにしては小ぶり、、、、
ならコツブキンエノコロ?
ほんと、植物のことに詳しいブレーンが必要ですね~



お蔵の中を探すと、黒のエノクコログサもあるはずなのですけど、ムラサキエノコログサ?
たかが狐の尻尾,,,,猫じゃらしだけど、いろいろあるわいな~
エノコログサ=Fox tail grass



今日のお相手  

2008年10月23日 11時56分13秒 |  多摩川散歩


今日のお相手
なに、浮気者って言われるんですか、
いえ、別に怒りませんよ。
大歓迎を受けて、こっちは大喜びをして帰ってきたんですし、



それに、そんなことをいうのは、もてない人の僻みでしょうから、、、、
「もてない人は泡を食え」なんちゃって。



あぁ、それで思い出した。
昔はよかったですね。
「貧乏人は麦を食え」なんていった大蔵大臣が、即新聞からの袋叩きですものね。
(これが、後の池田 勇人首相ですね)
これが講和の少し前の話。
今と比べれば日本もまだ貧乏だったんですけど、でも社会の通念はまだ正常だったのでしょうかね。
今じゃ、「年寄や貧乏人は、何にも言わないで死んじまえ」なんて、口では言わなくても、制度的にはそうしちゃっているんだから、ひどい話。新聞やテレビを見ていて暗澹たる思いに包まれますよ。
これで愛国心なんて生まれるはずがないなんてことは何度も書いてきましたっけ。
ねぇ、そうは思いませんか?






枯葉よ~~     Les feuilles mortes

2008年10月22日 18時38分39秒 |  多摩川散歩

枯葉よ~       C'est une chanson



枯葉よ~       qui nous ressemble



枯葉よ~       Toi tu m'aimais



枯葉よ~~      Et je t'aimais







枯葉よ~       Et nous vivions



枯葉よ~       tous deux ensemble



枯葉よ~       Toi qui m'aimais



枯葉~よ~      Moi qui t'aimais



Mais la vie sépare ceux qui s'aiment
Tout doucement
Sans faire de bruit
Et la mer efface sur le sable
Les pas des amants désunis.


なんちゃ、五月蝿いってか?
人がせっかくいい気になって歌っちょるのに。。


多摩川の堤防には大きな桜の並木があります。
今、桜の紅葉が草むらを一面に飾っています。


ちなみに導入部は

Oh! je voudrais tant que tu te souviennes
Des jours heureux où nous étions amis
En ce temps-là la vie était plus belle
Et le soleil plus brûlant qu'aujourd'hui
Les feuilles mortes se ramassent à la pelle
Tu vois, je n'ai pas oublié...
Les feuilles mortes se ramassent à la pelle
Les souvenirs et les regrets aussi
Et le vent du Nord les emporte
Dans la nuit froide de l'oubli
Tu vois, je n'ai pas oublié
La chanson que tu me chantais.



ところでこの原曲はJoseph Kosmaがローラン・プティ・バレエのRendez-vousの伴奏音楽として作ったって事、BCさんご存知でした?
1945年、日本はまだ明日をも知れない時期だったんですけどね。


何とかならないかな この性格

2008年10月21日 11時38分06秒 | 日記

先日もベランダの花で紹介したバラ。
なんてことない小さな花ですけど、いま一生懸命に咲いています。
山や、田んぼのあぜなどで咲いている野の花を見て、その健気さに感動することも多いし、花屋さんの店頭を飾る見事な花々を見ているとうっとりとすることもしばしば。
でも、このバラを見ていると、私はたくさんある花の中でやっぱりバラが好きなのかなあと思います。
それもこのような小さなバラ。それが咲き始めてきて、あちこちの枝にポツリポツリと咲いているようなとき、なんとなく心が温かくなるような、そんな気持ちに包まれます。



確かにどこから見ても、けちのつけようのないような豪華なバラ、見事なバラはたくさんあるのですけど、、、それはそれで、すばらしい、はっと目を引きます。
でも、それを受け入れ、相対するエネルギーが足りないのかな?

自分の許容範囲が自分が思っている以上に狭いせい?
美しすぎるものは、雲の上って、、、、でも、それはないかもしれない。

ずっと昔にダンスの子とヌード談義をしたことがあります。この子は自分の舞台のコレオグラフもやるのですけど、次はヌードをやるって言ったんで、普通の観客はそっちのほうに気をとられて、あなたがなにを言いたいのかには気がいかなくなるかもしれないよってことを言った覚えがあります。
この子はイギリスやオランダの美大でも教壇に立っていて、自分の舞台に批評を加えてきた批評家と延々と芸術論を戦わせていた、理論派だったけど、こちらもあの当時は対抗するエネルギーがあったんですよね。
ところで、話がまたまた変わりますけど、今さっき長谷京のドラマの再放送をしていたんです。私はこの人は本当に美人だと思います。この人のキャノン(?)のプリンターの広告なんか今でも目に残っている。この人は大根だよなんてことを言う人がたくさんいたんだけど、今見ているときちんと演技しているじゃないなんて思う。でも、綺麗過ぎるというのはある部分マイナスなのかな、見る人がその綺麗さに気持ちを奪われてしまうから。

それとも私の性格のなせる業?
散歩のし過ぎで体が重くなると、今日も出かけるぞってことになるし、
見事な秋の青空、爽やかな風、暑くもなく、寒くもない、一年で一番良い時期、それを見ているとなんとなく欝っぽくなります。
これから野山を飾る錦の時期。もっと欝になるのでしょうか。
陽気なグループに入ると一人ぽつんと浮いていて、周りを心配させる。
なんとかならないかといつも自分でも思っている天邪鬼。
でも、この性格だけはなんとも仕様がないですね。


私が美しいと思うのもは、それ自身の中に、あるいはそれを見る私の中に、なんとなく隠し味を感じさせるもの? そのことに自分が気づかないほどの本当の意味での隠し味。砂糖だけではぜんざいの味は平坦になってしまいますよね。


なんてことを書きながら、思っています。
この日記も、最近の日記も、文章も写真もまあなんてお手軽な、、、、
疲れてきていると、まとまりがなくなるし、やっつけになるんですよね。
でも気息充実していることなんて、これからもっと少なくなるでしょうし、、、、
欝、、、、


無謀なことをやってしまいました 多摩川散歩 ハクセキレイ

2008年10月20日 16時33分56秒 |  多摩川散歩


あまりにもいい天気なので、無謀にも4日連続の多摩川散歩に出てしまいました。
1時間ちょぼちょぼで、6000歩くらい。それでもお墓に片足状態の私としては、相当に冒険。もしかしたら、明日からしばらくは棺桶で絶対安静の生活を余儀なくされるかもしれませんけど、、、
その節は、お香典の先渡し、お料理や、お酒のお見舞いはお断りいたしませんので、U20に持たせてください。

なんて、、、話は傍に置いといて、今日のお楽しみ、、、
かもめや鴨はいくらかおりましたけど、朝のうちは散歩に出るかどうかでうじうじしていましたので、結局出たのは午後2時ごろ。このころになると東京側から見ると逆光で、とても使えない。
しかたなしにその辺にすずめのようにたくさんいるハクセキレイちゃんにモデルになっていただけるようにお願いしました。
昔は、とても聞いていただけなかったのですけど、最近はどうも人付き合いがよくなったようです。


ねえ、きゃわいいと思いません?



えっ? 私がモデルに?
飛ぶの?



じゃ、ちょっと飛んでみるね。
こんなんでどう?



早すぎる?
下手だね~
仕方ない、もう一度ね。



まだ、早すぎてブレブレだって?
だって、私たちはこれ以上ゆっくり飛べないのよ、、、
だから、他をあたってちょうだい。



泣きながら帰る途中で、久しぶりにモズちゃんに会いました。
モズちゃんも早いよね~
去年も、止まっているのばかりでしたからね。





晩熟の妖精たち     ベランダの花

2008年10月20日 09時34分53秒 | 日記


今日もいい天気。でも、さすがに多摩川への散歩も三日連続すると、四日目の今日は体が重くて、今のところ、出かけようとする元気がありません。
目の前に広がる青空を見ながら、もう少しすれば出かけられるかもしれないな~なんて思いますけど、年寄りの冷や水なんていわれるかもしれませんね。
ということで、今日はベランダの花たちの近況をお伝えしましょう。

昨日のアンディ君。もう立派な若武者なのですけど、なんとなく晩熟みたいですね。少し甘えん坊なのかな? 
でも、家のベランダの花たちも晩熟が多いのです。日差しのせいなのか、私が晩熟だから親に似たのでしょうか? 

先日、まだ蕾が固すぎて、愛でると法律に違反するよなんてコメントを頂きましたフジバカマは、なかなか花をつけない。虫が付くのも心配だけど、蕾のままで終わるのも親としては心配なのです。でも、よく見るとしべを出してきているのもありますね。よかったよかった。

フジバカマをお持ちの方はぜひ、葉っぱを取って少し乾かしておいてみてください。生乾きのときのあの芳香はすばらしいですよ。葉っぱをそのまま茎につけているだけでは匂いませんので、ご存じない方もいるのですけど、大和詩などには花よりもこの匂いが詠われています。藤袴を詠ったものはすでに2,3取り上げていますので、ここでは敢えて取り上げません。



そしてこちらはバラ。もう一年以上、何度もモデルになってくれました。今年の初夏の花が終わった段階で切り戻ししましたが、時期がちょっと遅めで、深く切り戻しすぎたかと心配していましたが、たくさん蕾をつけて、やっと花を咲かせ出しました。



先日、カメラテストでオリンパス SP-510U をテストしました。そのときのモデルになってくれたのがこのポインセチアと下のコスモス。あのときに彩度やコントラストが強すぎてこのままでは使えないと書いていますけど、こちらはニコンで撮ったもの、興味のある方は「こちらをクリック」して比べてみてください。もちろん両方とも、リサイズだけで、何の現像も加えてはおりません。ただオリンパスもあの後設定を変更して、彩度やコントラストをマイナスに調整してあります。多分よくなってきていると思いますが、それは折がありましたらアップしましょう。それさえよくなっていれば、私の普段の使用には十分だと思われるのですけど。。。





ベランダには、撫子、カランコエやゼラニューム、秋明菊なども咲いていてくれます。特に何もしてあげていないのに、感謝。嬉しいですね。
この撫子は何度も書いていますけど、石竹。日本の在来種ではなく、中国から入ってきたもの。清少納言の「撫子は素敵、日本のものも、唐物も」って言葉は何回か紹介したと思います。こちらの花々は毎回出てきますので、撫子だけをトップでご紹介しておきましょう。
撫子の周りのグリーンは、イタリアンパセリです。撫子の咲いているプランターに一緒に生えてきています。撫子ではありませんので念のため。

シクラメンはクリスマスに向けて今葉っぱを茂らせて基礎体力を増強、調整中です。
デュランタライムには困りました。毎年そうですけど、まだ葉っぱは青々として、元気一杯。黄葉、落葉の兆しさえありません。どうかすると1月の終わり、2月になってもこんな調子なのです。新しい葉っぱが出てきて、しぶしぶ交代しています。家のベランダの花や木ってどれもがそうなんですね。だからこちらも選定する時期を誤ってしまう。どうしましょう。

カポックといくつかの観葉植物は、背丈が伸びすぎて、ベランダの天井に着きそうになってきています。いすみ(岬)に持っていくにも車に入らないのじゃないかと心配しています。ステージアのキャビンは伸ばせば2mほどの空間を確保できるのですけど、カポックはもう無理。




そりゃ、花が勝手に咲いて、勝手に散っていく。それが花の一生だからと見ることもできます。むしろそちらが本来なのでしょうし、客観的に見なければいけないのが常態なのでしょう。
でも折々に、そのたがをはずして、一生懸命私のために咲いてくれているって見ることができるのもまた大切なのじゃないでしょうか。
そのほうがどれだけ気持ちを和ませてくれるか、どれだけ感謝の気持ちを持てるか、、、、人間って、物の見方ひとつで、自分自身の心もどうにでも調整できるのですから。






多摩川散歩  イケ面の同行者アンディ君

2008年10月19日 18時01分31秒 |  多摩川散歩


今日も多摩川の河川敷へ散歩に出ました。
三日連続の散歩なんて、もしかしたら一年ぶりかもしれません。
さすがに体が重い。今日は少しで切り上げようと思っておりました。
ところが、アンディ君と途中でであい、一緒に散歩をしていましたら、思った以上に歩数が伸びました。10756歩。昨日、一昨日が、8000と7000代ですから、「よくできました」マークですね。
家に帰って、顔や腕を洗いましたら、いつものぱさぱさお肌がぴちぴちになっておりましたよ。

こちらがアンディ君。
ハンサムでしょう。



でもこのアンディ君、「嬉しくって嬉しくって」というタイトルで今年の2月にアップしたのと同じ子でしょうか? お分かりの方は上をクリックして比べてみてください。
去年の5月の「今から散歩に行くばってん、一緒に来んね~」は別な子?
こちらは紛れもなくアンディ君だと思うのですけど、、「ゴールデンレトリバー

昨日は、なんだかはにかんでいて、私がそこにいるのが分かっていて、誰だかもわかっているのだけど、知らない素振り。目線をこちらに振らないでアンディママの周りをぐるぐる回りながら、ちょっとだけこちらに足を踏み出しては、また戻る事を繰り返していました。まるで拗ねた猫状態。アンディ君は猫的性格??

今日はずいぶんとすなおになって、長い間散歩についてくれて、お別れのときにも、「もう帰っちゃうの」目線をくれました。



今日はイケメン・アンディ君のおかげでずいぶんと知り合いが増えました。
この子もレトリバーの仲間ですね。
黒の色違いの子と一緒に散歩中でした。





ところで、昨日や一昨日にかもめを見るようになりましたということを書いています。まだ数は去年に比べるとものすごく少ない。去年の多摩川散歩のカテゴリーで私の日記を調べていただければ、この時期、もう群れになっているのを撮っていると思います。今年は一羽、二羽、いてもごく小さなグループだけです。どうしたのでしょうね。



ところでこの子は何をしているのでしょうか?
足を出していないし、この体勢では着水するわけじゃないと思うのですけど?



そしてこちらは?
酔芙蓉にしては色の違いが鮮やかでした。
一本の株です。



やっぱり、散歩をすると、体も若返ります。水を浴びてもぴちぴちはじきます。腕などに触ってもとてもしなやかないい感じ、、、、
おまけにアンディ君のような同行者と一緒に散歩できると、気持ちも若くなるみたい。
今日は、いい天気、いい気分、そしていい体調でした。。。