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里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

温故知新「2代目飼いネコのくぅ その5」

2025-07-04 | 温故知新
 
くぅはとっても気の優しいネコでしたが、いかんせんその面構えは、ロシアンブルーの

遺伝子が入っているせいもあってか、ドスの効いた迫力がありました。

「おひけぇなすって おくんなせぇ⚡️☠️⚡️」

#1










かと思うとこんな風に下手に出ることもあったりして・・・

「お代官様、どうかお許しくだせぇやし👾」

#2










尻尾の長さをフルに生かして”ワオキツネザル”🐒

#3










かと思えばこんなヒョーキンな顔をすることもあったりして・・・

(これはネコがよくやる行動ですね🌾)

#4










さて、2年半しか生きられなかったくぅとピッピの人生が重なったのは僅か1年半しか

ありませんでしたが、その間にたくさんの貴重な写真📸を残してくれました。

その時はピッピもこんなにも可愛らしい時代でしたし。

#5










ふたり仲良く食事をしたり・・・

#6










仲良く一緒に水を飲んだり・・・

#7









優しいくぅを相手にピッピはやりたい放題でした。

「くぅ! 爪研ぎをするときにはちゃんと尻尾を伸ばさないとダメよ!」

#8










「ほら、後ろ足はちゃんとここに置いて!」

#9










頭はもっと起こさないとダメでしょ! まったくもぅ😾」

#10










「ねぇ、私の言うこと聞いてんの?」

#11










幼い頃のピッピはくぅの体を舐めるのも好きだったようです。こんな写真を見て

思い出しました。

#12










「ここも舐めてあげるからね♪」

#13










「もういい加減にしろよ!」 「なんだ、やるのか?」

#14










「いまね、くぅと遊んでるの! 喧嘩なんかしてないよ!」

#15










「いまね、くぅに添い寝してあげてるの!」

#16










「そうよ、モミモミして、くぅを寝かしつけてあげてるのよ!」

#17










そういうピッピもやがて一緒に寝てしまいました。

#18










「いまね、くぅと遊んであげてるところなのよ♪」

#19











「もういい加減にしろよ、おまえはー!」

「わー、許してー!」

#20










ふたり仲良く抱き合って寝ています。とっても微笑ましい情景です。

#21










どんな楽しい夢を見ているのでしょう?💞

#22










ところがピッピが目を覚ましてしまいました。

#23










「ピッピ、おとなしく寝ていなさい!」

#24










「嫌だ! くぅ、もうそろそろ遊んでよー!」

#25










「コラ! おとなしくしろってば!」

#26










すぐにちょっかいを出すピッピのことが嫌になり、くぅはどこかに行ってしまいました。

いつもピッピはひとり寂しく残されてしまうのでした💔

#27










ピッピが避妊手術を終えて帰って来ました。一晩入院してきたのに、本人は何事も

なかったようにケロッとしていました。

#28










この当時のピッピは外に出してもらえず、「なんでくぅだけ外に出ていいの?」と不満たらたら!

この網戸に体当たりしてなんとか外に出ようとしていた時代でした。

その時にかみさんがつけたあだ名が「ちびわるこちゃん」でした。

うまい! ザブトン (ノ・・)ノ))))))))))◆◆◆~ 10枚!

#29










AIロボット ピッピ!?🃏

#30










<<おまけ>>

夕日が描いたピエロさん🤡

#31










燃えるセイタカアワダチソウ🔥

#32










水面を踊り煌めく朝の光✨

#33










さらにピントを手前に持ってきて作った玉ボケ🪩

#34










water flash 🌊

#35



























                                  ^ ^
                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○




 

温故知新「2代目飼いネコのくぅ その4」

2025-06-15 | 温故知新
 
くぅの最大のライバルはオオカマキリ、よく庭で戦っている姿を見かけたものでした。

#1










圧倒的にくぅの方が強いのですがオオカマキリも負けてはいません。くぅの手加減は

当然あったと思いますが、そこそこいい勝負をしているようにも見えました。

#2










こちらのカマキリは羽が生えていないまだ若い別の個体。

くぅの腕枕で寛いでいるようにも見えますが、まさかそんなことはなくて・・・

#3










やはり今回も往年のアリ・猪木戦のように、かなり真剣に戦っていました。

#4










「えい、このヤロー、噛みついてやる! どうだ、参ったか🏳️?」

ところが敵もさるもの引っ掻くもの⛏️!

#5










「アイテテテ~⚡️☠️⚡️」

#6










「助けてくれ~~~🙀」

#7









オオカマキリには負けることもあったくぅなのではありますが、くぅはけっこう

コワモテの割には近所のネコたち🐈とも仲良しで、かなりのネコ好きのように

感じていたので、彼のために子分を迎えてやると喜ぶだろうと思って、ご近所の

ネコ好き婦人に「どこかに捨てネコがいたら1匹うちで飼いたいのですが」と

頼んでおいたところ・・・

#8










やってきたのがこの子ネコのピッピでした。

足先が4本とも白くて靴下を履いているように見えたので、🇸🇪アストリッド

・リンドグレーン作の子供向け小説📚「長くつ下のピッピ」にちなんで

ピッピと名付けました。

#9










おとなしい子ネコでした、来た最初の”ネコを被っている”時には。

のちに「チビワル子ちゃん」とか「ヨアソビンスキー・ヒルネンコ」とか呼ばれるように

なるのですが、そのれはまたのちの話。

#10










で、ピッピも幼い頃のくぅと同じように、こんな子ネコの頃はよく2本足で

立ち上がったものでした。

まずはダンクシュート🏀!!

#11









ピッピの場合、立ち上がるときにはバランスを取るためか前足に力が入るようで、

それが目一杯開いた前足に表れていました。

#12










こちらでも立ち上がったときに、同じように両前足に力が入っていますね。

#13










大好きなネズミ🐁のおもちゃと遊ぶときにも・・・

#14










やっぱり立ち上がっていました。ネコって、幼い頃にはみんな立ち上がるんでしょうかね?

#15










くぅは最初、得体の知れない奇妙な生き物👻ピッピのことが気持ち悪かったようです。

なんせ子ネコなんて今まで一度も見たことがありませんでしたから、どんな生き物👾なのか

よくわからなかったんでしょうね。

#16










それにひきかえピッピの方はめちゃめちゃやんちゃ坊主で、果敢にくぅに戦いを

挑んでいました。

「これ、いい加減にやめなさい!」

#17










それでもしばらくの葛藤ののち、こうやってふたりの間で平和協定🎌が結ばれたようでした。

ま、というよりも、くぅの方がだいぶピッピに慣れてきて、彼女を受け入れるようになって

きたといったところでしょうか?

#18










それからもピッピの方はくぅにちょっかいを出したくてしょうがない様子で近づいていきます。

#19










隙あらば近づこうとしますが・・・

#20










くぅの方は油断なく彼女を見つめて隙を見せません。

#21










その次にピッピが見つけたのが、よく動くくぅの長い尻尾です! 興味津々で😻、

そっと近づいたりしていました。

ピッピのこの真剣な姿には、思わず笑ってしまいました😆

#22










そ~っと近づいては・・・ 

くぅの長い尻尾がとにかく気になるピッピでした。

#23










そんないたずらピッピに、生真面目なくぅもよくお付き合いしていたものでした。

#24










「ヤイくぅ、ここまで来てみろ!」

#25










「来ないなら、こっちから行ってやら~!」

とはいえピッピは尻尾を後ろ足の下に引っ込めて、ちょっとビビってる感じがしますね。

#26










あんまりイタズラが過ぎると、くぅもちょっとカプリ!

「あきゃ~~~💦」

#27










ピッピはとにかくくぅのことが大好きで、よくくぅにくっついてまわっていました。

#28










玄関でふたり並んでかみさんを出迎えたことも。

「あ、お母さん帰って来た😸」

ずいぶん体格に差がありますが、これでも年齢は1歳しか違わないんですよ。

#29












<<おまけ>>

とある日の夕焼けです。当時こんな雲💨が出たこともあったんですね。滅多に見たことがない雲でした。

#30























                                  ^ ^
                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○




 

温故知新「2代目飼いネコのくぅ その3」

2025-05-04 | 温故知新
 
いたずら大好き小僧のくぅが、クロメンガタスズメの大きな幼虫🐛を咥えて現れました。

#1










ここからがくぅの真骨頂で、後ろ脚ですっくと立ち上がり、この幼虫と戯れ始めました。

この、幼虫を持っている手の微妙な力の入れ具合を見てください。幼虫を潰さないように

大事に扱っている様子がわかると思います。ネコって細やかな神経を持った繊細な生き物

なんですね。

#2










二本足で立ったまま、持ち上げた幼虫を放り投げたりして遊び始めました。

おや~? 本当に細やかな神経を持った繊細な生き物なのか、おまえは?

#3










「ぽいっ❕」

#4










今度は左へ「ポイ❕」

#5










また持ち上げては「ポト❕」

#6










「お、今度はこっちに落ちたか❕」

#7










「あれっ、どこいった❔」

#8










さらにはこんな木切れを相手に、立ち上がったまま戯れたり・・・

#9










枯れ枝にまで真剣に戦いを挑んでみたりして・・・ なんとも不思議な仁王立ちネコ

なんです。

#10










ここで一発ギャグ👹

「小野田さ~ん❕」

昭和のギャグですが、分かりますでしょうか😅?

#11









この奇妙な仁王立ちネコ、私に戦いを挑んでいるつもりで、よくこんなふうに

ぴょんぴょん飛び跳ねながら遠ざかっていったものでした。

私たちは「欽ちゃん走り」と呼んでいました。この子だけが見せてくれた不思議な

芸当でした。長生きしてくれたらテレビ🖥️に出られたかも?

#12










なんせ仁王立ちネコですからトイレだってこの通り💩

#13










しかもネコのくせにネコ背じゃありません。背筋がピーンと伸びて🫷姿勢が

よろしいこと❕❕

#14









さて、今住んでいる我が家を新築するときに立ち会ってくれたのがくぅでした。

夕方大工さんたちが帰ったあと、こんな風によく進捗状況を点検に来たものでした。

#15










「ふ~む、ここに家が建つのか🛠️」

#16










上棟式の日には近隣の大工さんたちがたくさん応援に来てくれて、あっという間に屋根の

ベースを組み上げてくれました。屋根の上には縁起物の扇も飾られて、賑やかな1日でした。

#17










この扇はそのあと屋根裏にきちんと設置されて、今でもここにあるはずです。

#18









上棟式の夕方、大工さんたちが帰ったあと、くぅが例によって点検に現れて、

クマみたいな格好で柱に登っていました。

#19










くぅによる夕方の点検は、その後もしょっちゅう行われていました。今にして思うと、

彼なりに家が建つことに対する興味関心がいっぱいあったんでしょうね。

#20










建築途中の屋根に登ることも大好きでした。

かみさんが、組まれている足場に登って「降りておいで」と誘っても知らんぷり🤷🏻‍♀️

#21










屋根の上から地上を眺めるのがお気に入りでした。

#22










夕方になって再びかみさんが「そろそろ降りておいでよ」と呼びかけると、

やっとかみさんの腕の中に降りてきました。仲良しのおふたりさんでした。

#23










「ほほう、こんな家🏠になったか❕ まぁまぁかな❔」

#24










くぅも、さちとムナジロウが歩いた散歩道を私と一緒によく歩いたものでした。

#25










でもさちムナと違ってくぅはしっかりと自分の縄張りを持っていて、それをきちんと

意識していたネコでしたから、そこから出ていくのを最初の頃はずいぶん怖がって

いたものでした。

#26










歩きながらも不安は隠せず、しょっちゅう鳴き声(泣き声?)をあげていました。

#27










でもさちムナと違うところもあって、彼らは道から外れることはなかったのですが、

くぅはよく道から外れて、恐々ではありましたがあたりを探検していました。

怖さゆえに周りをいろいろとチェックしてみたかったんでしょうね。さすがは

オスネコだと思ったものでした。

#28










そして私にすがりつくような感じで戻ってきたものでした。

#29










さちムナとの違いがもうひとつ。ふたりはゆっくりゆっくり歩いていましたが、

くぅはよくこの散歩道を思いっきり走り回っていました。それなりに楽しい

気持ちもあったんだろうと思います。

#30










でも絶えず緊張しながらの散歩でしたから呼吸も荒く、ときどき舌を出しては一休み⏳

#31










家にたどり着く頃にはかなり疲労困憊、今度はほっと一安心の一休みでした。

ま、でもこんなことは最初のうちだけで、その後はすぐに散歩が大好きになり、

「早く遊びに行こうぜ❕」と元気よく誘ってくるようになりました。

なんでもすぐに壁を乗り越えて大きく成長するのがくぅの逞しさだったように

覚えています。

#32










かみさんとくぅはご覧の通り大の仲良しです。しょっちゅうふたりで遊び回っていました。

#33










たとえばこんなふうにかみさんの腕を抱えて「う~ん❕」

微笑ましい光景でした😘

#34















<<おまけ>>

<縁起物>

これはなんだか分かりますか? この写真からは大きさが実感できませんが、

縦横1cmほどの小さなものです。

トンボやカマキリ、犬の頭🐶のようにも見えますが、実はカラスウリのタネ

なんです。見ようによっては大黒さまのようにも見えたりすることから、

縁起物として財布に入れて金運アップ💰を願うおまじないとして使われる

こともあるとか。

ユニークな形をしたタネだと思って載せてみました。

#35










<北海道の大きさ>

JRの新千歳空港駅で見かけた看板です。若い頃、札幌から釧路まで特急で行ったときに

ものすごく遠く感じたものでしたが、この地図で見ると岐阜県の岐阜市から茨城県の

松戸市ぐらい離れているんですね。なるほど遠いわけだと納得したものでした。

#36










またこんなものもあります。

こうして見てみると、北海道にはこんなにもたくさんの県が入っちゃうぐらい広いんですね。

どこまでも続く長い長~い直線道路、見渡す限りのすべてが地平線、手付かずの大自然・・・

素直に、とんでもなくすごいところが日本にはあるもんだと感心してしまいます。

#37





















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温故知新「2代目飼いネコのくぅ その2」

2025-04-15 | 温故知新
 
何にでも興味津々なくぅ、この日は庭のお立ち台の上で、とある生き物と格闘中!

#1










その相手はメスのオオカマキリでした。

#2










オオカマキリは産卵前の大きなお腹を抱えて大迷惑のようでした。

まことにお気の毒さまでした👾

#3










家で寛ぐくぅ、廃棄新聞入れもくぅにとっては絶好のネコちぐらになっていました😽

#4










ある日、庭でかみさんが🌺🌸🌼の植え替えをしていると、くぅが長い尻尾をピーンと

立てて側に寄ってきて、その様子を真剣に見つめています。

#5










さっそくくぅもお手伝い、と言えるかどうか??❔

#6










「どれどれ、ボクにもやらせてごらん❕」

#7










ここ掘れニャンニャン🪏

#8










すばしこくて身軽なくぅは、「木登り大好き~💖」

#9










「柱登りも大好き~💖」

#10










賢いくぅは道具を使うんです❕

柿の木の枝を爪楊枝がわりに歯の手入れをしてみたり・・・

#11










さらには歯磨きまでしていました。なんとも芸達者なネコでした。

#12










木の上からカメラを見つめながらびっくり顔をするのも得意でした❕

#13










こちらでも🙀

#14










小さな子ネコだったくぅを拾ってきたのは2010年9月15日でしたが、その3ヶ月後には

もうこんな立派な体格になっていました。ロシアンブルーの血が入っているからでしょうか❔

驚きの成長具合です。

#15










顔立ちにも大人の片鱗が漂ってきました。心はまだまだ子供のまんまなのですが・・・

#16










そんな冬のある日、北海道から毛ガニを取り寄せてみました。

#17










さっそくくぅが実況見分にやってきました。

#18










「これは一体なんじゃい❔」

#19










ひとしきり匂いを嗅いでいましたが、あまり興味はなさそうでした。

#20










かみさんが庭で水撒きを始めると、例によってくぅが駆けつけてきます。

舌なめずりまでしてやる気満々のようです。

#21










何をしているのかというと、この撒いている水を捕まえようとしているんです。

#22










かみさんが庭のあちこちに水を撒いて、くぅを踊らせています。

#23









「待て、この野郎❕」

#24










「お、今度はこっちか❕」

#25










必然的にこうなってしまいますが、ご両人とも意に介していない様子。

どちらも楽しそうです😸😊

#26










水がなくなってもくぅは何度もおねだりして、かみさんはその度に水を汲みに

行っていました。飽くことなきネコの狩猟本能でした。

#27










庭に置いたタライでクサガメを飼ったことがありました。今でも2匹のクサガメを

飼っていますが、これはその前の話です。

くぅは気が向くと、こんなふうにカメにちょっかいを出しにやってきます。

#28










突つかれるとクサガメは首を引っ込めます。それが面白いのか、何度も突ついていました。

このカメはやがて逃げ出してしまったのですが、数日後、近所の子供の声が聞こえてきました。

「お父さ~ん、カメ捕まえた~❕」。新しい飼い主に拾われたようでした🎁

#29












<<おまけ>>

蕗(フキ)の葉の下の仙人、コロボックル(コロポックル)です。幼い頃から

アイヌ伝説のコロボックルが大好きで、当時はよくこんな木彫りのコロボックルを

集めていたものでした。

北海道にはラワン蕗という巨大な蕗が自生していて、その大きさはビーチパラソルほども

あります。子供の頃はその蕗を傘がわりにして、わざと雨の中を歩き回ったものでした。

#30










⫷ 緊急告知 ⫸

昨日突然このgooブログの終了が発表されました。

10月1日に新規記事・コメント投稿が終了し、11月18日をもって今まで投稿してきた

記事が全て削除され、このブログが終了するそうです。

今まで投稿してきた記事の引っ越しはできるそうですが、どうしたもんでしょうかね。

まだどうするか何も決まっていませんが、そろそろ潮時かなーという気もしていました。

ま、いずれにしてもまだしばらくはこのくぅのお話を続けようと思っていますので、

よろしくお付き合いくださいませ。




















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                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○




 

温故知新「2代目飼いネコのくぅ その1」

2025-03-30 | 温故知新
 
ここしばらく私事で忙しくしていたため、ずいぶん間が空いてしまいました。

ごめんなさい🙇


さて今回からは、飼いネコ2代目のオスネコ「くぅ」のお話をしようと思います。

ミーコが旅立ってから2ヶ月ほど後のことでした。朝早く近所を散歩をしていた時、

河岸の笹藪に捨てられて”泣いている”子ネコを見つけたので、かわいそうに思い

保護しました。それがくぅでした。

当然だと思いますが、連れて帰ったその日は終始不安そうな顔をして泣いていました。

#1









2日目もやはり幾分不安が残っている感じでした。

この子はロシアンブルーの母親とシマトラ和ネコの父親の間に生まれてしまった、

望まれない子ネコだったために捨てられたようです。この情報を入手した経緯は

長くなるので割愛しますが、さもありなんという毛色をしているのではないで

しょうか?

大人になるとこの縞模様はすっかり消えて、立派なロシアンブルーのオスネコに

なりましたが、それはまた次回以降に譲りたいと思います。

#2










3日目以降になると我が家にもすっかり慣れて、俄然ヤンチャぶりを発揮し始めます。

肉球のあずき色が可愛らしくて印象的でした。

#3










子ネコの御多分に洩れず、なんにでも興味津々、飽くことなく夢中で遊んでいました。

#4










見事にイタズラ小僧の面構えをしていますね。

#5









そんな最初の頃、かみさんが風呂に入れてきれいに洗ってやっていました。

我が家に迎え入れるための儀式のようなものでした。

#6










濡れネズミのようにも濡れダヌキのようにも見える哀れな姿でしたが、

これで無事に我が家の家族になることができました。

#7











すぐに私にも懐いてくれて、こんなふうに抱っこすることが定番になったものでした。

#8











私が社会人になった時に勉強机と共に買った椅子です。この時で40年近く使ってきた

ものなのでかなり痛んでいます。

くぅの名誉のために言うと、背もたれのほつれはくぅが破いたものではありませんし、

背後の襖もくぅの爪痕ではなく、こちらはミーコが引っ掻いて作ったものです。

当時はこんなボロ屋に住んでいたんですね。

#9











周りにある全てのものがくぅの遊び道具だったものです。

#10










挑戦的な目でこちらを見つめる顔も可愛かったです。

#11










「うふふ🤭」

#12










くぅは綺麗なブルーアイの瞳を持ったネコでした。

#13









一時期、このダンボール座布団小屋がこの子の住処だったこともありました。

#14










表情が豊かな子でしたから、可愛らしくも面白い表情をたくさん見せてくれました。

#15










こちらも😘 

#16










家の中での生活に慣れてきたので、どうなるかと思って初めて外に出してみました。

するとやっぱり怖かったと見えて、いきなり車の下に逃げ込んでしまい、

「出ておいで!」と呼ぶと恐る恐る出てきました。

#17










「怖いよ~~~!」

#18










「助けて~~~!」

#19










最初の外出は相当怖かったようです。

内弁慶の外鼠という言葉がありますが、まさにそんな感じでした。

#20









しかしこの内弁慶くん、その名の通り、うちの中では怖いもの無し! 

傍若無人のイタズラ小僧、暴れん坊将軍でした。

この時はかみさんが大事にしていたドライフラワーを咥えて大はしゃぎ。

#21










何が嬉しいんでしょうね? 後ろ足で立ち上がったまま、やりたい放題でした。

#22










「う~ん、いい香り!」って、おまえ! ドライフラワーだぞ。どんな匂いがするんだい?

#23











一心不乱に暴れ回っておりました。

#24










しかしさすがはくぅです。

外の方が家の中より何倍も楽しいことに気づいてしまったようです。

ボロ屋の特性をフルに生かして、こんなところから外に出るようになってしまいました。

#25










「ねぇ、見て見て! ここから外に出られちゃったよー!」

#26










しっかり外ネコデビューを果たしてしまいました。

#27










「このボロ屋、大好き~😻」

#28










「上には何があるんだろ?」

#29










「おいら専用の出入り口で~す! えへんぷい😘」

#30









最初の木登りはまだちょっと緊張しているようでしたが・・・

#31










すぐに高いところも怖いもの無しの自由人になってしまいました。

それにしてもどうやってこんなところに登ったんだろ?

#32












<<おまけ>>

近くの海岸に散歩に行くと、当時は意外なものを見つけることがありました。

<オベリスク風流木モニュメント>

打ち寄せられた流木と竹で作ったと思われる、高さ4~5mはありそうな立派な

モニュメントです。作者の遊び心が窺われる楽しいオブジェでした。

#33










<巻き藁(まきわら)>

空手をやっている人がよく使う巻き藁です。彼らがこの巻き藁に向かって正拳突きや

回し蹴りなんかを練習するためのものです。

大学時代、私の親友が空手部でしたので、庭にこんな巻き藁を立てて、日夜練習に

励んでいたものでした。

これを立てた人が実際にここで空手の練習に励んでいる姿は、残念ながら見たことは

ありませんでしたが、当時はこの辺りに空手家が住んでいたようです。しばらくぶりで

懐かしい巻き藁に出会ってしまいました。

#34










<井戸の手漕ぎポンプ>

こちらは海岸ではなく、当時近所の畑にあった井戸の手漕ぎポンプです。私が幼い頃には、

うちも含めて近所によくあったものでした。上から呼水を入れて漕ぐと、勢いよく水が

出てきたものでした。これも懐かしい風物です。

そういえば「となりのトトロ」で、おばあちゃんがカンタに「カンタ、(ポンプを)

しっかり漕げよ」と言っているシーンがありましたね。

#35

























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温故知新「初代飼いネコのミーコ その2」

2025-02-03 | 温故知新
 
ミーコがいた時代にはうちの庭にも丸太を組んで作ったキウイ棚がありましたので、

ミーコもしょっちゅうそこに登っていました。

#1










でも登るのは得意でも降りるのはひと苦労。おっかなびっくり降りてきます。ここまで

降りたら後はくるりと反転してお尻の方からそろりそろりと降りてくるのが常でしたが、

このままもう少し降りてから思い切ってジャンプすることもありました。

私のプロフィールのしろねこ逆立ち写真は、そんなジャンプ着地の瞬間を捉えたものでした。

#2










キウイもネコが大好きなマタタビ科の植物ですから、こんな風に頬をスリスリして

恍惚の表情を浮かべたりしていました。

#3










ちょうどいいところにオンボロ椅子を置いてやりましたので、後ろ足で木を蹴り蹴りしながら

戯れていることもよくありました。

#4










時にはこんな風にお腹を見せてお昼寝するのも彼女の日課でした。

#5










ミーコはデブネコですから香箱座りができません。その代わりかどうか、

所構わずどこでも腹見せ昼寝をしているネコでした。

#6










それでも前足は香箱座りよろしく前で曲げています。

#7










さらにこれなんかはまさに”逆さ”香箱座り! 本人の中では香箱座りをしているつもり

なんでしょうね、きっと。

#8










この、前足を顔の前でこんなふうに折り曲げる姿を、私たちは「うらめしやのポーズ」と

呼んでいました。

「ミーコは?」「庭でうらめしやのポーズで寝てる!」よくそんな会話をしたものでした。

#9










微笑ましい”幽霊天使”の寝顔です。

#10










ポーズといえば、こんなのもありました。

ミーコは爪研ぎが大好きなネコでしたから、庭のあちこちに木の杭を立てて、どこでも

爪研ぎができるようにしてあげていました。この姿を称して「祈りのポーズ」。

#11










一心不乱に爪研ぎをしているときには、こんな風に耳を後ろに倒していますが・・・

#12










私のことを意識しているときには、爪を研ぎながらも耳は私の方を向いています。

#13










何事に対しても集中力のある子だったので、爪研ぎもやり始めると集中してやるのですが・・・

#14










やり疲れてくるとだんだん集中力が切れてくるようで、よそ見しながらやることも

あったりして・・・ ま、何をやっても可愛い子でした(飼い主の欲目ですが)。

#15










かみさんが毛梳きを兼ねてノミ取りをしてやっていました。外を出歩くネコなので

ノミ取りは必須の作業でした。

そういえばこんなジョークがありましたっけ。(前にも書いたかな?)

若い新婚夫婦はよくイヌやネコを飼いたがるそうですが、新婚のノミの夫婦も

御多分に洩れず、「ねぇあなた、私たちもネコを飼いましょうよ」「そうするか」

ネコが首を掻きながら「う~、かゆ!」

#16










マッチ売りの少女!!

#17










ガールスカウトの女の子!!

#18










肩にスカーフを巻いた小粋なお姉さん!?

#19










あるときミーコの左耳がヨレヨレになっていることに気がつきました。特に痛がったり

痒がったりする感じはありませんでした。

#20










なのでしばらくそのまま様子を見ることにしました。

#21










天下の奇病「耳ふにゃ病」は原因不明のまま、いつの間にか完治していました。

#22










以前ミーコが長時間集中してモグラを捕まえてくる話をしましたが、とにかくミーコは

動くものなら何でも大好きで、捕まえずにはいられない性分のネコなんです。

この日もバッタ相手に、長いこと格闘していました。

#23










この当時は庭の家庭菜園でいろんな野菜を作っていましたので、収穫のたびにその野菜と

一緒にミーコと記念撮影をしたものでした。例えばこんな感じです。

#24










スイカは夏には必ず作る定番野菜でした。

#25












<<おまけ>>

<アマガエルの兄弟>

加賀千代女の句に 「朝顔に つるべ取られて もらひ水」 という有名な句があります。

こちらはさしずめ 「ピョン吉に ジョウロ取られて もらひ水」 でしょうか?

#26










<目立ちたがりのトゲナナフシ>

うちの玄関で見つけた珍しいトゲナナフシです。枝に擬態するはずの虫が、

なぜか玄関の壁にこんな目立つ姿で止まっていました。

#27










<ヒガシニホントカゲの災難>

ヒガシニホントカゲが床下の通風口に挟まってもがいていました。引っ張り出して

やりましたが、なかなかチャレンジ精神豊かな奴のようでした。好奇心旺盛な

ミーコとも出会ったらしく、尻尾の先が切れていました。

#28










<モズのはやにえ>

庭のスモモの木にモズのはやにえが刺してありました。時々見つかるモズの忘れ物です。

いずれ回収に来るつもりだったのかもしれませんが、ずいぶん長いことこのままでした。

#29









庭に生えてきたキノコ(タマシロオニタケ?)に三猿を乗せて撮ってみました。

毒キノコらしいので、食べたあとどうなっても我々三猿は知りませんぜ! 

という意味を込めて撮ってみたような気もしますが・・・

#30





















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温故知新「初代飼いネコのミーコ その1」

2025-01-15 | 温故知新
 
今回と次回は我が家の飼いネコとしては初代になるメスネコ、ミーコのお話です。

当時、近所の橋の袂に捨てられていたところを、偶然私が拾って育てた捨てネコでした。

(ちなみにプロフィールの逆立ちネコもミーコで、”しろねこ仙人”も彼女にちなんで

付けたものです)

ミーコは前回載せたさちとムナジロウと同時代を、同じうちの庭で共に過ごした仲間で

ありますが、後述するように必ずしも仲良しではありませんでした。



まずは威風堂々、我らがミーコの登場です。私たちがかなり野放図に餌を与えて

しまったせいで、こんなデブネコに育ってしまいました。

#1










こちらでは珍しく雪が降り積もったある朝(前回載せたのと同じ日の雪景色です)、

東京生まれ東京育ちのかみさんが、東京人ならばみんなやってしまいがちな(?)

雪だるま作りを始めました。

#2










雪だるまが出来上がると、さっそくミーコを連れてきてお披露目していました。

ミーコも手を伸ばして、ちょっと興味深そうなご様子。

#3









なのでミーコが雪にどんな反応を示すのか、そ~っと雪の上に下ろしてみました。

#4










ミーコさん、初めて見る雪におっかなびっくり。恐る恐る歩き回ります。

#5











尻尾を立てて、「ちゃんと見ててよ~~~!」といった感じでしょうか?

#6










雪の下がどうなっているのか心配で、腰が引けたままそろ~りそろりと歩いて

いました。最後まで尻尾は立てたまま。彼女にとって初めての”大雪原”は、

不安いっぱいだったようです。

#7










家に戻るとホッとひと安心、電気ストーブの前で爆睡していました。

過保護ミーコのささやかな大冒険、お疲れ様でございました。

#8










さて、さちとムナジロウと同時代を一緒に生きながらも、自分の縄張りのはずの庭に

どっかりと居座られたミーコとしては、常に面白くない気持ちでいたことと思います。

ミーコが大好きな庭の一等地、パレットを流用したお立ち台にふたりがこんな風に

居座っているもんですから怒り心頭のはずなんですが、いかんせん、コワモテの

ボディガード ”ムナジロウ親分”がいるので、ミーコとしては為す術なしといった

状況です。

#9










それでもまださちだけの時は、ミーコも余裕で彼女を許していました。

それでもご覧のように目一杯離れて、しかも背を向けて座ってはいましたが・・・

#10










ミーコにとっての大問題は、なんといってもこのムナジロウです。

ムナジロウの方も、「まぁミーコはここの主人だしな~」と思っているのか、

それなりに遠慮している様子は伺えます。

とにかくこのふたりの間に漂う不思議な緊張感、微妙な距離感と空気感、

見えざる駆け引きと心の葛藤・・・ 私たちはこの絶妙な平和に全く不安は

感じていませんでしたので、(ミーコにはお気の毒ですが)余計な介入は

せずに楽しく見守っていました。

#11










しっかり距離を詰めて座るムナジロウ、平静を装って端っこに座り続けるミーコ。

いつもミーコの方が劣勢ですが、ムナジロウも決して手を出すことはなく、

側から見ていると微笑ましい緊張関係が繰り広げられていました。

#12









ムナジロウはいつもじっとミーコを見つめますが、ミーコの方は毎回知らん顔を

決め込みます。

#13










ムナジロウが見つめるすぐそばを、ミーコは目を合わせずにすり抜けていくことも

よくあったりして・・・

でもこの挙げている尻尾は私に向けてしょうか? それともムナジロウに向けてかな?

#14










また別の日もムナジロウはジーッと見つめ、ミーコは迷惑そうに伏し目がちで

そのそばを通っていきます。

もしこの挙げている尻尾がムナジロウに向けてのものだったとしたら、ミーコの

友好の気持ちが大きく感じられますが、果たしてどうだったんでしょう?

#15










それでもミーコも負けてばかりではないんですよ。

ちょっと離れたところから、じっとムナジロウを見つめながら舌なめずり!

「へん、お前なんかちっとも怖くないんだからね! 舐めんじゃないわよ!」

#16










またあるときは、一番弱い部分である自分のお腹を見せて、精一杯の怖くない

アピールをすることもありました。

ま、この姿勢は相手に対する服従と解釈することもできますが・・・

#17










なんと! 驚いたことにある時、ネコの友好の印であるお互いの鼻を嗅ぎ合う挨拶を

したことがあって、おおー、これで仲良くなるのかも期待したのですが・・・

#18










その後もふたりの(ミーコの?)緊張状態は続いているようでした。

#19










こんなクールな平和は、ある意味ふたりだけにしかわからない不思議な友情関係

だったのかもしれません。特にムナジロウの方がミーコに対して余裕の優しさが

あったような気がしたものでした。

#20










それでも毎日必ずさちムナが庭にいるわけではないので、ミーコも普段は大手を振って

自分の庭を満喫していました。

この満足げな顔を見てやってください。

#21










ね、平和そのものの日常です。

#22










暑い夏が続いていた時期、ミーコも暑そうにしていたので、彼女の背中の毛を

大きな裁ち鋏でジョキジョキ切ってあげたことがありました。ご覧のように

かなりの虎刈りになってしまいましたが・・・

#23










ミーコがこの姿で庭でくつろいでいたところ、近所の方が大型犬を連れて散歩に

やってきました。

するとミーコに気づいた飼い主さんが愛犬に向かって「ほら、ミーコが背中の毛を

逆立てて怒ってるよ! 近づいたら引っかかれるよ!」と注意していました。

「いやいや、これはそうじゃなくて・・・」と説明して納得してもらいましたが、

この飼い主さん、以前ムナジロウのことをハラジロウと呼んだ方と同一人物で、

なかなかに愉快な方なんです。なるほど、そんなふうにも見えるのかと

感心したものでした。

#24










「誤解を与えてすみませんでした」 と、ミーコも頭を下げて m(._.)m 謝罪!

#25










これは「猫に小判」を意識して撮った「ネコにコバンソウ」。

#26










どこかで顔に墨をつけて帰ってきました。誰かと羽根つきでもやって

負けてきたのでしょうか?

#27












<<おまけ>>

<シラスウナギ>

ウナギの稚魚シラスウナギです。この当時は近くを流れる大きな川によく遡上して

きていたものでした。長さは10cmぐらいの小魚です。

#28










捕獲免許を持たない私が勝手に採ったわけでなく、専門の業者の方から3尾だけ

分けていただけたので、水槽で飼ってみました。

でもウナギは棲家が気に入らないと、陸上を這ってでも逃げ出す性質があるそうで、

この子達も見事に水槽から逃げ出して外で干からびていました。

ウナギ飼育の難しさを実感したものでした。

#29










<カミナリ>

ある日、うちの上空で盛んにカミナリが鳴っていたので撮影してみました。

ものすごい”怒”迫力の雷鳴で、カメラに落雷するかもと心配しながら

撮影したものです。自然の脅威を身近に感じた緊張の瞬間でした。

#30












 









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温故知新「さちとムナジロウ その2」

2024-12-20 | 温故知新
 
大の仲良し、さちとムナジロウの第2弾です。

このふたりは私と一緒に近所を散歩することが大好きでした。ネコはふつう自分の

縄張りというものがあって、そこから出ることはあまりしないものだと思って

いましたが、私が誘うと、しょっちゅう一緒に歩いてくれました。

最近のご近所ネコたちを見てると、信頼している飼い主さんと一緒ならば、

自分の縄張りを超えて散歩するネコが何匹かいることがわかりました。

自分のこの過去の経験からも、そういうものなんだと納得したものでした。

ということで、当時の散歩の時に撮り溜めたたくさんの写真のいくつかを

(一部ちょっと無理やり)つなぎ合わせて、その時の様子を再現してみようと

思います。




今日も今日とて、ふたりが道路上でくつろいでいました。ゆったりとした時間が

流れる昼下がりです。

#1








そんなふたりに、「散歩に行こうか」と声をかけてゆっくり歩き始めると、

必ずついてきてくれたものでした。

#2










ふたり揃って歩き始めます。歩き始めにさちはたいてい「にゃ~🐈」と

一声鳴いて、歩く気満々。

#3










歩いている時の顔はふたりとも真剣そのもの。

#4










さちは時々私の方を確認するように、こんな風に視線を向けてくることも

あります。

#5









また別の散歩の時もさちは私への「にゃ~🐈」のご挨拶とともに、尻尾もあげて

嬉しそうなポーズ。

#6










散歩が大好きなさちはよく尻尾をあげて私にその喜びを示してくれますが、

ムナジロウの方はさちの護衛がメインのお付き合いなので、淡々と静かに

ついてきます。

#7










それでも時々立ち止まっては、お互いに戯れあったりすることもある、

のんびり散歩です。

#8










歩きはじめは、散歩が大好きなさちが前を歩くことが多いのですが・・・

#9










歩き進んで行くにつれ、ムナジロウが前を歩いたりすることもあります。

何を考えて歩いているのか、ふたりの表情からはあまり読み取ることはできませんが、

いつも誘うとついてくるところを見ると、こうして歩くことが楽しいんだろうなとは

思っていました。

#10









歩きながらもムナジロウは警戒するように、周りに視線を送ります。

一方さちの方はちょっと疲れてきたか?

#11










さちが立ち止まってちょっと休憩。ムナジロウは「疲れたかい?」といった

そぶりで振り返ります。

#12










そして、ふたり仲良く小休止。あくまでも休み休みののんびり散歩です。

さちの揃えた前足に、彼女の品の良さが感じられたりして・・・

#13








また歩き始めるとさちが何かを発見したのか、上を見上げて足を止めました。

#14










やがてふたり揃って藪の中を覗き込みます。この藪の奥には時々キジがいることが

あるので、その気配を感じたのかもしれません。

#15










いろんなことに興味津々なさちは、時にはこんな風に排水溝に潜り込むことも

あったりします。

#16










「お~い、何やってるの~? 出ておいでよ~!」 ムナジロウが優しく

声をかけます。

#17











ムナジロウが足を止め、「ちょっと待て! 怪しい気配がするぞ!」

頼もしいムナジロウです!

#18










のどかな散歩道をふたりはゆっくりゆっくり歩いて行きます。

#19










「ねぇ、ムナジロウ、疲れた? もうすぐおうちに着くから頑張ろうね!」

さちはさちでムナジロウに優しい気遣いを見せてくれます。

#20










うちの玄関に帰ってくると、お腹が空いたと見えてふたりで食事が始まりました。

#21










また別の時には、さちがひとりで食事をすることもありました。

#22










そのそばでムナジロウは香箱座り。ネコらしい余裕が感じられる座り方です。

#23











この散歩にかみさんが一度だけちょこっと付き合ってくれたことがあって、

かみさんのことが大好きなムナジロウは彼女に気づくと、尻尾を立てて

嬉しそうに近寄っていきました。

#24










そして体をすり寄せて甘えます。かみさんも彼を撫でながら心を通わせます。

#25











一緒に歩き始めても尻尾を立てたままご満悦のご様子。私に対する態度とは

大違いのこの行動に、「おいおい!」と思ってしまいました。

#26









家に着いて庭でくつろぐ時にもぴったり寄り添って、尻尾まで立ててこの親密さ。

こちらはこちらで羨ましい仲良しコンビなのでした。

#27












<<おまけ>>

<蒲鉾の飾り切り>

この当時はお正月用に、蒲鉾を飾り切りしたりしていました。見た目の面白さだけでなく、

そのままの蒲鉾よりも口に含んだ時の食感の良さも感じたものでした。

#28










<イルカ>

日曜日、朝のラジオで「イルカのミュージックハーモニー」という番組をやって

いました。カミさんとふたりで毎週楽しく聴いていましたが、年の暮れに、

年賀状をくれた人の中から抽選で何人かにイルカが直筆の年賀状をくれると

言っていたので、ダメ元で出してみました。

これが当選したイルカからの年賀状です。この直筆のサイン、最初はなんて

書いてあるか全く分からなかったのですが、かみさんとあれこれ考察した結果、

「Music harmony」だろうという結論に達したことを覚えています。

#29



イルカにはこんな思い出があります。学生時代でしたか、初めてラジオでイルカの

声を聞いた時、「魔法使いのおばあさんみたいなしゃがれ声だな~」と思ったもの

でしたが、初めてテレビで彼女を見た時は、「なんだ、まだ子供じゃん!」と思い、

そののち、「え? 俺よりひとつ歳上なの?」と知った時には、またまたビックリ

こいたものでした。当時、何度も驚かされたおばさんですが、今でも大好きな歌手の

ひとりです。










<お年玉年賀状>

2006年の年賀状です。3等の「地域の特産品小包」の当選番号が下4ケタの

この数字       ・・・5657

1枚目の下4ケタが  ・・・5357  下3ケタ目だけが3少ない

2枚目の下4ケタが  ・・・5627  下2ケタ目だけが3少ない

3枚目の下4ケタが  ・・・5654  下1ケタ目だけが3少ない

#30



どうですか? ひとつずつケタズレして外れる、しかもそれぞれ3ずつ

少ないんです。3枚にもわたってこんな不思議な偶然って、

本当にあるんかい! と、心底驚いてしまいました。

3等、3枚の年賀状、3少ない、という奇跡の年賀状を貰ってしまい

ましたので、この年、3にちなんだ何かいいことがあるかもと期待

しましたが、今思い返してみても特段のことは何もなかったような

気がします。この奇跡だけが、奇跡の全てでした。





















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温故知新「さちとムナジロウ その1」

2024-12-08 | 温故知新
 
最新のOSにアップデートしたところ、眠っていたたくさんの昔の写真が見事に蘇って

くれました。懐かしい写真がいっぱい出てきましたので、これを使って”温故知新の

旅”をしようと思い立ちました。よろしくお付き合い頂けると嬉しく思います。


まず最初はさちとムナジロウというネコちゃんたちのお話です。

もう20年近く前のことになります。




この子がさちです。私と出会ったばかりの頃の、一番若い時の写真です。

#1










当時、近所の借家に住んでいた外国人が、突然夜逃げした時に置いていった

ネコです。捨てられた割には可愛がられたようで、とても人懐こい子でした。

#2









ご近所のご夫婦がこの子を憐んで、餌をあげて外ネコとして飼ってくれる

事になりました。この子に幸せが来るようにということで、さちという

名前もつけてくれました。

#3










一方こちらが、さちの大切な相棒となるムナジロウです。胸が白いネコだったので、

私がムナジロウと名付けました。どう勘違いしたか、ハラジロウと呼ぶ愉快な

ご近所さんもいましたが・・・

さちと名付けた飼い主さんが彼の首にも赤いリボンを巻いてくれましたが、

そのリボンにはGODIVAの文字が・・・ 

おしゃれなネコさんに変身していました。

#4









ムナジロウも、元々は人間に可愛がられていたネコのようでしたが、なぜか野良に

身をやつしてさまよっていたところをサチの引力に引かれて、その魅力の引力圏に

取り込まれてしまったネコです。

#5










さちはこう見えてネコ界隈では絶世の美女だったようで、たくさんのオスネコたちが

集まってきていたのですが、このコワモテのムナジロウが来て以来、他のオスネコが

近づかなくなって、しっかりさちを守っていました。あっぱれ、ムナジロウなので

あります!

#6










この辺りは滅多に雪の積もらない地域なのですが、珍しく雪の積もったあるの朝の情景です。

#7










冷たい雪を不思議に思いながらも、この眩さに驚きながら歩いているような感じが

しました。

#8










それでもネコらしい好奇心もちょっとのぞかせて・・・

#9









でもやっぱり冷たかったのかも。

#10










うちの縁側の中から見たおふたりさんです。今日も来ていたのかと思って、シャッターを

切りました。うちの庭が大好きなおふたりさんなんです。

#11










大きな荷物をフォークリフトで運ぶときに使うパレットをもらってきて、半分に切って

うちの庭に置いていたところ、彼らにとって居心地のいい居場所になりました。

#12










お姫様を守るボディーガードは常にピッタリと寄り添って・・・ 

ふたり仲良く今日もまったり日向ぼっこ。

#13









「俺のそばにいれば大丈夫だからね!」とにかく献身的なムナジロウ

なんです。

#14










「サチは俺が必ず守るけんね!」 かっこいいぞ、ムナジロウ!!!

か弱いお姫様と屈強なボディガード、そんな感じがしませんか?

#15












ふたりともすっかり安心したように、うちの庭のオンボロ椅子で、寄り添って寝ています。

ふたりの優しい心の交流を感じさせてくれる絵です。

#16










ムナジロウ「俺に任せておけ」と自信たっぷりに熟睡! 

さち「うん、頼むね」といった眼差し。

#17










前述のように、さちもムナジロウも元々は人間に可愛がられていたネコだけあって

私たちのことも大好きで、よくうちの縁側から家の中を覗いてきます。

「何してるのー? かまってよー!」

#18










ムナジロウの方は、「うちのさちに変なことしてねぇだろうなー、オメェら!」

ま、私たちに対しては、そんなやんちゃなネコではありませんが・・・

#19










人間大好きなおふたりさんなので、よくふたり揃ってうちの中を覗きにきます。

#20









かみさんが玄関から出てくると、揃ってそちらへシンクロ目線。

ナイスコンビネーション!

#21









ムナジロウは後ろ足で首を掻きながら私へのカメラ目線、さちはいつものように

我が家への覗き魔?

#22










特にさちは私たちのことがめっちゃ大好きなもんで、こんなふうに愛に溢れた視線を

送ってきます。私たちはもうメロメロです。

#23









さらには、私の足に全身ですりすりしてくることもしばしば・・・

#24










こんな時の私のデレデレ顔は、絶対に誰にも見せられませぬ!

 #25










私は骨なしのふにゃふにゃクラゲ状態なのであります。

#26









このふたりの飼い主となってくれたご夫婦が留守がちだったこともあって、いつも

うちの庭で思う存分くつろいでいました。

彼らとの密接で幸せな時間が流れていきます。

#27










陽が傾くまでうちの庭で、ふたり仲良くまったりしていることもよくありました。

今思い返してみても、懐かしい楽しいひとときでした。

#28










ムナジロウが当時の私の愛車の上で寝ていることもあったりして・・・

こんなお飾りだけのテールウィングがついた車に、粋がって乗っていたことも

あったんだなーなんていうことも含めて、懐かしいコラボレーションです。

#29









そういえば、ムナジロウは庭のバケツでよく水を飲んでいることもありましたっけ。

彼のために、常に新しい水を汲み置きしていたことも懐かしく思い出されます。

#30










それにしても、こやつの寝姿には驚かされたものでした。こんなうつ伏せ寝で、

おまえさん、呼吸は大丈夫なんかい?

#31










こんな寝方は一度や二度ではないんですよ! さらにはこんなところでも! 

おまえ、車に轢かれるぞ! まったく、みなさんどう思います?

ムナジロウはかなり自由奔放なネコでしたね。

#32











<<おまけ>>

当時、うちの庭に咲いていたサフランです。花の美しさにも惹かれていましたが、

なんといってもこの花のセールスポイントは、この真っ赤な雌蕊にあると思います。

#33









真っ赤な雌蕊、黄色い雄蕊、紫色の花びら、grassに分類される鋭く尖った葉っぱ、

どれをとっても印象的な花だったと思います。

#34









雌蕊は当時たくさん収穫できましたが、研いだお米に2~3本入れて炊くだけで、

色鮮やかなサフランライスができました。

#35









よくカレーライス用のご飯として炊きましたが、普通にそのまま食べても美味しい

冬の味覚でした。

#36


















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探鳥日和「再掲 野鳥スペシャル 第5弾 (鷹・たか・タカ・hawks)」

2024-11-16 | 野鳥・探鳥日和
 
ずいぶん間が空いてしまいましたが、「再掲 野鳥スペシャル」の第5弾です。

これで最後にします。

ということで最後は私が大好きなタカで締めくくろうと思います。抜けるような青空を

背景に飛ぶ雄姿を始めとして、彼らが持つ優雅な逞しさには、いつも見惚れてしまいます。



<チョウゲンボウ>

まず最初は可愛らしい顔をしたチョウゲンボウです。猛者ハヤブサの仲間の割には

優しい顔をしています。

#1










この翼の形は、私たち世代のバイク好きには思い当たる節がある人も

いるのではないでしょうか?

#2



私の学生時代、ホンダのバイクタンクに付いていたウィングマークのエンブレムを

思い出してしまいます。私自身はヤマハのオフロードバイク(ヤマハトレイルDT1に

代表される2サイクル単気筒エンジン搭載車)に夢中で、その中の一台に乗って

いましたが・・・

本田翼というタレントさんがいますが、彼女のお父さんがホンダのバイクが

大好きで、このエンブレムから娘さんに翼という名前をつけたとか。

本田さんだけに。










澄み渡った青空を背にして飛ぶチョウゲンボウ、こんな愛嬌たっぷりの顔を

しているのに猛禽類のカッコ良さも併せ持っています。

#3











<ノスリ>

翼の幅が広くて、なんともダイナミックなタカだと思います。飛んでいるだけで

見惚れてしまいます。大好きなタカのひとつです。

#4










タカらしい目の鋭さが見事です。この鋭い目で、高い空から地上を動き回る

小さなネズミなんかも見つけてしまうのですから、たいしたものです。

#5










こんな後ろ姿もノスリらしくて好きです。脚の爪もトゲトゲしく恐ろしげです。

#6










<ハイイロチュウヒ>

メスのハイイロチュウヒです。ちょっと面白いタカです。いえ、ちょっと尾も白いタカでした。

ご覧のように上尾筒が白くなっていてこれはオスにもある白さですが、メスの方が体の色が

濃いためよく目立ちます。

#7



愛好家の間ではハイチュウという愛称でも呼ばれているそうです。

なんだか森永のお菓子みたいで、こちらもちょっと面白い愛称かも。









ハイイロチュウヒは地面近くを悠然と飛ぶ姿がよく見られるようです。まさに

こときのように。チュウヒは漢字で「宙飛」と書きますが、そんな雰囲気が

ありますね。

#8










オスは名前の通り灰色をしていて美しいタカですが、メスの方は子育てを

するためもあってか、自然に溶け込む地味な色をしています。

#9










数年前の冬にしばしの間だけ見られた、この辺りでは珍しいタカでした。最後まで

彼女の尾羽の白さが印象的でした。

ご近所のお友達のブロガーさんも写真に撮られていたようで、ご同慶の至りでした。

#10












<サシバ>

春先から夏にかけて、東南アジア方面から繁殖のために日本にやってくるタカです。

最近はずいぶん数が減ってしまって、絶滅危惧種に指定されているそうです。

サシバは脚が長いのか、脚の位置が体の最後方にあるためか、写真のように

脚を仕舞えずに飛んでいる姿をよく見かけます。

#11










空の白いキャンバスに張り付いたサシバの生体飛行標本?!

#12










「ピックィー!ピックィー!」という哀愁を帯びた鳴き声を残して、森の中へと消えていきました。

#13











<ハイタカ>

ハイタカです。タカの中では、ハトとどっこいどっこいの大きさの小さなタカです。

#14










白いお腹の複雑な横縞模様が印象的なメスでした。

#15












<ミサゴ>

川や海に飛び込んで魚を採る、独特の狩りをするタカです。採った魚を、戦闘機の

燃料タンクのように腹の下に、しかもきちんと魚の頭を前に向けて飛んでいる姿を

よく見かけますが、とにかくでっかくてカッコいいタカです。

#16










ご覧の通り、翼がものすごく長くて非常に大きなタカです。

#17



しかも、水面に飛び込んで捕まえる魚がとにかく大きくてビックリ! ということは、

大きな魚が水面近くをのんびり泳いでいるということになります! 魚釣りをやる

人間としては、初めて知る驚きの真実! 知らなんだ! 大きな魚は深いところに

いるもんだとばかり思っていました。











そんなミサゴが、たまたまハイタカと一緒に飛んでいる場面に遭遇しました。

ぞれにしても同じタカなのにこの大きさの違いには、またまたビックリポン!

#18












<トビとハシボソガラス>

トビが魚をぶら下げて飛んでいるのを、後ろからハシボソカラスが追いかけている

場面に遭遇。

#19



それにしてもこのトビ、ミサゴのように水に飛び込んで魚を捕まえたのでしょうか? 

まさかそんなことは・・・










カラスがトビを追い越して、その先で反転し、この魚を奪うべくトビを待ち構えて

いました。自分よりも大きなトビにもちょっかいを出すカラス、恐るべし!


#20



ちなみにその先がどうなったかは、トビが方向を変えて飛び去って

しまいましたので見ることができませんでした。













<ハヤブサ>

逆光仮面の残念写真ではありますが、それでも急降下時には時速300kmにも

達するという性能を持つ翼角の鋭さはよく分かると思います。

#21



そんなスピードで飛んで目は涙目にならないのかという気がしますが、

ハヤブサは(も)瞬膜という目を保護する装置を持っていますので、

何の問題もないそうです。










<<おまけ>>

(今回のおまけは再掲ではなく、最近撮った写真です)

<ミゾソバ>

湿った場所に目立たたずひっそり咲いている、いわゆる雑草ですが、ご覧のように

可愛らしい綺麗な花が咲きます。大好きな花なので、毎年撮ってしまいます。

#22










ミゾソバにホソヒラタアブが吸蜜にやってきました。このペアはとても相性が

いいんでしょうね、よく見かける光景です。

#23










こちらでは花のそばの葉にハシリグモが・・・ 降った雨の宝石💦を、葉っぱの上に

広げて売っている露天商のようでした。

#24










<シロバナサクラタデ>

こちらは触角のようにちょこんと突き出た雄蕊が可愛らしく見える可憐な花です。

この花が好きな人は毎年必ず撮る、そんな人たち(私もですが)にとっての

マストな定番花です。

今回は花の上にパックマンまで出現したりして・・・

#25










<ベニチャワンタケモドキ>

最初見た時はずいぶん赤いキクラゲだなーと思ったのですが、よ~く調べてみると、

どうもベニチャワンタケモドキのようです(素人の私に断言はできませんが)。 

う~む、やっぱりキノコは難しいのだ!

#26



















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