里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

秋の里山を彩る愉快な生き物たち

2022-09-18 | 小動物・虫・魚 & more
 
秋の里山を歩いている時に出会った愉快な生き物たちです。


まず最初は秋の七草クズの花です。春の七草は食べることに主眼が置かれていますが、秋の七草は花を愛でることが

メインになっていますね。綺麗な花です。

#1










前回タラノキの花を載せました。こんな花でした。

#2










季節が進みこんな黒い実が成りました。あまり目立たないこともあって今まで気が付きませんでしたが、この実、

紫外線が見える鳥にとってはかなり目立って見えているそうです。いろんな鳥が食べにくるそうですが、特に

メジロが好む実だとか。

#3










ミンミンゼミです。札幌にはいないセミでしたから、札幌で生まれ育った私には憧れの存在でした。

ミーンミンミンと自分の名前を連呼するのがすごいなーと子供の頃には思っていたものでしたが、こういう鳴き方を

するからこんな名前が付いたんですね。話があべこべでした。

それにしても止まっているこの木、棘だらけですね。猿や木登り好きな悪戯っ子が嫌いなんでしょうね、きっと。

#4










美しいカラスアゲハです。美しいアゲハチョウは翅も欠けがなく美しくあって欲しいものです。

#5










モンキアゲハです。残念ながらこちらの個体には翅に欠けがありますね。鳥に襲われたのかも知れません。

このアゲハ、飛んでいる時には後翅の白い紋がよく目立ちますが、止まっている時にはうまく隠してしまい

ますね。きっとこれにも彼らなりの理由があるのだと思います。

#6










コミスジです。蝶々の翅の模様に多様性があるのをいつも不思議に思っています。一見派手に見える模様ですが、

これも森に紛れると見事なカムフラージュになっているんでしょうね。

#7











ホタルガです。飛んでいる時にはこの白い筋がクルクル回って見えて、面白い目眩しになっていると思います。

なんとか飛んでいる姿を撮ってみたいと思っているのですが、滞空時間の短い蛾なのでいまだに実現して

いません。

#8










ムギワラトンボです。笹の茎に垂直に止まって笹に擬態しているつもりでしょうか? それとも生真面目な性格?

愉快な止まり方に見えてしまいました。

#9










綺麗な色をしたアジアイトトンボです。よく似たアオモンイトトンボとの区別が難しいのですが、足の色合いから

アイジアイトトンボだと思いました。陽が当たる目の上の方を黒く塗ってサングラスのようです。こんなところにも

生きるための小さな工夫が見てとれたりして面白いですね。

#10










キイロスズメバチが色づき始めたノブドウの花に吸蜜に来ていました。迫力満点の羽音が不気味でした。

#11










幼虫の餌探しの途中で自分のエネルギー補給のためにこの花に立ち寄ったんでしょうね。

#12










カイツブリが親子で泳いていました。9月になってもまだ子育てしているのは初めて見ました。前日はヒナが

2羽いましたがこの日は1羽。子別れの時期は近いのだろうと思います。

#13










親子でシンクロして向きを変えたのが微笑ましかったです。

#14










落語にはよくご隠居さんが出てきますが、この隠居という文字、隠れ居ると書きますね。まさに堰の奥の方に

隠れるようにして居たのがこのチュウサギのご隠居さんでした。渋い佇まいでした。

#15










ボケボケではありますが、かなり面白い写真なので載せてみました。アオサギが小魚やカエル、ザリガニなんかを

捕まえて食べるシーンはよく見ますが、こんな大きなフナを捕まえて飛んでいるのは初めて見ました。

どうやって捕まえたの? ちゃんと飲み込めるの? 面白いものを見てしまいました。

#16










この枯れ木が目の端にチラッと映った時、あっ、カワセミ! と一瞬思ってしまいました。騙されました。

#17










ミシシッピアカミミガメの甲羅干し風景です。のんびりとした時間の流れを感じさせてくれますね。日本にいては

いけないカメなのではありますが・・・

#18










この先最後の3枚はヘビの写真です。面白い写真だとは思うのですが、苦手な方はここまでにして下さい。
















何かが水面を泳いでいるのに気が付きました。何だろうとよく見てみると・・・

#19










興奮したヤマカカガシが悠然と泳いできました。ウシガエルでも食べたのでしょうか? かなり胴が膨らんでいます。

#20










ヘビはみんな泳ぐことも木に登ることも得意な動物です。体をくれらせて水面を器用に泳ぎますが、立った波を

見てみると細かな模様がたくさん見えます。体をくねらせながら同時に振動させてもいるのでしょうか?

その辺りはよく分かりませんが、綺麗な波紋が形成されていました。

#21




















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秋の訪れを告げる里山の野草たち

2022-09-07 | ここ里山の草花あれこれ
 
セミの鳴き声に切迫感が感じられるようになり、数が少なくなったキリギリスの音(ね)にも哀愁が漂ってきた、

そんな今日この頃、野の野草たちからも秋の訪れが感じられるようになってきました。

ということで、秋になると必ず撮る大好きな花から始めましょう。ガラス細工のような美しい質感を持った花、

シロバナサクラタデです。

#1










花の中から顔を覗かせている雄蕊のチョンチョコリンの可愛らしさがこの花の身上だと思います。

#2










茎を左の方から這い登った花の子供たちが右にたどり着いてパッと花を咲かせる、そんなメルヘン風なイメージを

思わず連想してしまいました。背景の玉ボケもリズムに合わせて舞い踊っているようです。

#3










咲き始めの花たちも可愛らしいですね。

#4










とにかく見惚れてしまう美しさを持った花だと思います。

#5










次の花も秋の山野草には欠かせないクサギの花です。

クサギはたくさんの小さな花が集まって賑やかに咲きますが、ひとつひとつの花もとっても個性的です。

この花は雄蕊も雌蕊もとっても長くて、そこがこの花のチャームポイントになっていると思います。

これはアゲハチョウなどの大きな蝶や蛾に花粉を運んでもらうための戦略ですね。ヒガンバナも同じ

狙いを持って花を咲かせています。

#6










クサギは自家受粉を避けるために雄蕊と雌蕊が成熟する時期をずらす戦略を巧みに使っています。すなわち

雄性期には雄蕊が、雌性期には雌蕊が上を向き、その相方は下を向いて機能しないようにしているんですね。

この2枚の写真では雌蕊が下を向いているのがよくわかると思います。

ちなみに雄蕊と雌蕊の成熟時期をずらすことで自家受粉を回避する戦略はゲンノショウコでもよく知られています。

#7












こちらも秋を代表する花のひとつ、センニンソウです。この花も長いたくさんの雄蕊を持っていて賑やかさを

演出しています。

#8










咲き始めには爽やかな清涼感さえ感じてしまいます。花の裏ではクモが2匹、デート中でしょうか?

#9










たくさんまとまって咲くのがこの花の特徴でもあると思います。まとまって咲くことでその白さが際立ちますね。

このセンニンソウに巻きつかれているのが次に載せる花です。

#10










それはタラノキの花です。こんな花が咲くんですね。うっかりすると見逃してしまう花だと思います。

#11










ちなみにこちらが春の芽吹きの姿です。山菜の女王としてよく知られていますね。

#12










エノコログサ(ネコジャラシ)によく似たキンエノコロです。

#13










ありふれた道端の草ですが、陽に輝いている姿が美しいのでついつい毎年のように撮ってしまいます。

#14










キノコも見かけると撮ってしまう被写体のひとつです。絶対にとって食べたりはしないのに、何に惹かれるんでしょう?

#15










同じキノコと思われるものがもうひとつ出ていました。ちょっと調べたところによるとタマゴテングタケモドキとか

テングタケダマシとか、そういった種類のキノコのような・・・ 全く不確かですが・・・

#16










今年の6月に木製のベンチに芽生えたハゼノキの新芽の写真を載せました。こちらです。

#17










それがどうなっていくのか、この数ヶ月間見てきたのですが、枯れることもなく、かといって成長するふうでもなく、

なんとなく生き残っていました。もしかしてひょっとして、これって数年も前からこんな状態で生きてきたのかな?

でも6月の写真には双葉も写っていたしなー。よく分かりませんが、もうしばらく観察を続けてみようと思います。

#18




















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彩雲 雲は生きている

2022-08-16 | ここ里山の風景あれこれ
 
とある風の強い日、空に綺麗な彩雲が出ていました。

青、黄、赤、緑、ピンク、オレンジ・・・ 多彩な色が雲に乗って輝いていました。

#1










右側に太陽があって、その太陽の前を強い風に吹かれて右から左へと彩雲が流れていきます。

#2










雲が太陽の前を横切る時、太陽から色を乗せてもらっているようでした。

#3










やがて、潤んだ目をしたニャンコでしょうか? それとも女の子? そんな可愛らしい顔が見えてきました。

#4










しかしそれもほんの一瞬の出来事、あっという間に雲散霧消してしまいました。

#5










今度は左の方を向いた、ちょっと強面の青い顔をしたおじいさん? 後ろには黄色から赤系統の色をした雲を

従えています。

#6










さらに次には何か意味ありげな形をした雲が現れました。

#7










段々と形を整えていきます。

#8










最後は翼を広げた太っちょコウモリに大変身! ついつい想像が膨らんでしまいます。

#9










最後は青とピンクのまぁ〜るい形をした雲がいくつも現れました。

#10










しかしそれもひとつを残してみんな消えていってしまいました。

風が強かったおかげでどんどん姿を変えて変化していく彩雲の流れを堪能することができました。

こうして見ると雲も立派な生き物だったんですね。

#11




















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ハキリバチ、その涙ぐましい子育て戦略

2022-07-12 | 小動物・虫・魚 & more
 
今日の話の舞台はこの花、コボウズオトギリソウです。ヒペリカム・アンドロサエマムなんていう小癪な別名もある

ようですが・・・ 我が家の庭で毎年咲いてくれているのですが、雄蕊も雌蕊も特徴的で優美な花だと思います。

#1










花が終わって実が成るとコボウズの名前の由来がよくわかると思います。この実がなった状態になると面白い味わいが

漂い出しますので、これが生花によく使われるとか。

#2










さて、今回の話の舞台になるこのコボウズオトギリソウ、毎年のようにこんなふうに葉っぱが10数匹のハキリバチに

よって切り刻まれてしまいます。面白い光景でしょう? でも別に嫌ではなくて、逆にハキリバチの役に立っていると

思うと嬉しくなってしまいます。葉っぱのしっとりとした柔らかさがハキリバチたちに喜ばれるんでしょうね。

#3










そしてこの子が今回の主人公、ハキリバチのメスです。なかなか精悍な姿でしょ! この子が毎年葉っぱを切り取って

持ち去っていく張本人です。

#4










早速そのお仕事風景を見ていただきましょう。

#5










葉っぱの端に取り付いて鋭い顎で葉っぱを切り取っていきます。

#6










まぁるくまぁるく、一心不乱に作業を進めます。最後にうまく持ち運べるように体の下に丸めながら切り取っている

ところがこの子の巧みな技だと思います。

#7








その間僅かに7〜8秒、ものすごい手際の良さです。

#8










葉っぱを切り取るとそれを抱えて、どこかへと運び去ってしまいます。それを何度も何度も繰り返します。

#9










時には切り取った葉っぱを抱えながら一休みすることも・・・

#10










また別の個体は切り取る前に一休み。

さてもうひと頑張り、仕事に励むか、とばかりに羽ばたいて行きました。

#11










なかには休憩中にうっかり葉っぱを落としてしまう子もいたりして・・・

#12










残念そうにしばらくそばに留まっていましたが、一度落としてしまった葉っぱはもう拾えないんでしょうね。

やがて諦めて次の葉っぱへと向かって行きました。

#13










ひとしきり葉っぱを切り取って行った後は、今度は花粉や蜜を集め始めます。

#14










腹部にたっぷり花粉をつけて、同時に蜜も集めているようです。

#15










これは雄蕊に腹部を擦り付けて花粉を集めているように見えます。

#16










まさに大忙し、夢中で働いていました。

#17










で、これは何をしているのかというと、自分の子供たちのために産室を作って、その中に餌を入れておいて、自分ひとりで

成長できるように準備してやっている姿だったんです。

どんな産室を作っているのかは以前の私のブログに載せたことがありますのでご覧ください。

こちらが以前の私のブログです
















<<おまけ>>

近所で咲いていたネジバナです。モジズリともいいますね。

#18










日本産のランの一種です。地中の菌類と共存して(助けられて)育つことが知られています。

#19










ネジバナには右巻きと左巻きが半々ずつ存在しているそうです。上のふたつは左巻きですが、この花は右巻き。

花を横から見て”ミ”の字に見えるのが、ミだけに右巻き、と覚えれば忘れないかも。

#20




















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ノハナショウブ? ハゼの木の芽生え

2022-06-14 | ここ里山の草花あれこれ
 
いつものように奥の細道を散歩中に森の中に妖しげに咲く花を見つけました。

#1










最初はハナショウブかとも思いましたが、こんな森の中に園芸品種が咲いているのも不自然です。

カキツバタ? 水辺でもないこんな森の中に? それも不自然です。

不思議な美しさを漂わせている花でした。

#2










そもそも大きく垂れ下がるはずの花被片もご覧のように小さいままです。これが園芸品種のハナショウブの原種の

ノハナショウブなのでしょうか? ふとそんな考えが頭をよぎりました。

#3










花被片の根元の黄色い模様もハナショウブとは違います。

#4










ちなみにこちらがハナショウブの花です。明らかに黄色い模様が違いますね。やっぱりノハナショウブなのでしょうか?

確かなことはよく分かりませんでした。そんなことには我関せずといった風情のカエルが印象的でした。

#5












一方こちらは可愛らしい木の芽生えです。ハイドという野鳥観察用の木製の構造物の座面に生えていました。

#6










左側の芽生えの足元にタネのようなものが見えます。芽生えたばかりの双葉は緑色をしていますが、右側のように

ちょっと時間が経つとその双葉が赤く染まっていました。

#7










この若芽はすぐそばにすっくと立っているハゼの木の子供だと思われます。ハゼの木は和蝋燭の原料になるハゼの実を

実らせる植物で、この実は鳥たちにも大変人気あります。

#8










ハゼの木の葉はもう春先から数枚ほどは赤く色づいています。先ほどの赤い双葉からも推察できるように、赤くなりやすい

植物なんでしょうね。あまりはっきりとした紅葉が見られないこの辺りでは見事な紅葉を見せてくれる貴重な木だと思います。

#9










#7と同じ若芽の1週間後です。左の方は葉を広げはじめていますが、右の方の葉っぱには早くも衰えが見えはじめて

きました。昨年も同じところからこのような新芽が芽生えていましたが、いつの間にか消えてしまいました。さすがに

こんな木の隙間に芽生えても栄養が乏しいためにやがて消え去ってしまうんでしょうね。

#10










<<おまけ>>

今回のおまけは空飛ぶ(?)キョンです。太陽光パネルの柵の中に迷い込んでのんびりしていたのですが、私たちが

通りかかったので慌てて逃げ惑っているところです。顔を見るとそんなに慌てている風には見えませんが、かなり

慌てて右往左往していました。もう最近では前回載せたキジに遭遇するよりもキョンに出会う方が多くなってきた

ような気がします。先日も近所に住む飼いネコのティーナがキョンを追いかけ回している姿をかみさんが目撃した

そうです。昨今では房総半島南部に4万頭以上のキョンが生息しているとか。困ったものです。

#11




















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探鳥日和「キジの逃避行」

2022-05-24 | 野鳥・探鳥日和
 
春の陽気(妖気?)に誘われて、キジたちも恋の季節を迎えたようです。

「ケンケーン」と鳴いた後、「ドドドド」と母衣打ちをしてメスを誘います。

ちょうど母衣打ちを終えたばかりのオスに行き合いました。身を屈めてメスの反応がないかを見ているようでした。

#1










私に気がついて立ち上がります。

#2










特徴的な顔で睨みつけられてしまいました。

#3










すたこら逃げ出しましたので、写真を撮りながらついて行きました。

#4










途中、体をぶるっと振るわし羽毛を逆立てました。体を大きく見せて威嚇のつもりなのかも知れません。

#5










足が痒くなったのか、ちょっと一休み。

#6










そしてまた走り出します。

#7










どこまでもついてくるやつだなーとちょっと呆れ顔。

#8










とうとう畦道の端まで来てしまいました。オニノゲシと背比べしながら思案投首困惑顔のキジくん。

#9










この先は坂になっていて、坂の上はJR外房線の線路になっています。彼は意を決して坂を登り、線路の方へと

姿を消してしまいました。最後まで飛ばずに逃げ切ったキジくんでした。

#10










また別のキジくん、やっぱりケンケーンドドドの直後に遭遇しました。

#11










私に気がつくと早速逃げる準備です。 「よし、こっちに逃げるか!」

#12










スタコラサッサ、キジの逃げ足は早い!

#13










藪の中で様子を伺った後、身を屈めてどこかへ行ってしまいました。

#14










車で走っていた時、目の前の道路を横切っていくキジくんを発見。そのまま直交する農道へと入って行きました。

当然車を降りて追跡開始。彼は身を屈めて逃げて行きます。なるほど、こうやって逃げるから見つからないんだなと

納得。

#15










でも後ろが(私のことが)気になるのか、時々立ち止まっては首を伸ばして辺りを確認。

#16










低い姿勢になってまた逃げます。

#17










そしてまた確認。

#18










そしてまた潜航逃走。まさに走りの名人の面目躍如でしたね。

#19







今回はキジくんの美しい姿を思う存分、たっぷりと見せてもらいました。


















<<おまけ>>

今回のおまけはヒゲナガハナバチです。ツルカノコソウに吸蜜に来ていました。

#20










ご覧の通り長い触覚が立派なハナバチでした。

#21




















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探鳥日和「揚雲雀、カワラヒワ、ムクドリ、ホオジロ、カルガモ」

2022-05-10 | 野鳥・探鳥日和
 
昨年まで私はヒバリの高鳴きという表現を使っていましたが、高鳴きという言葉はモズに対して使う言葉で

ヒバリに使うのは誤用だという話を目にしたので、使うのをやめることにしました。その代わりというわけでは

ないのですが、俳句の春の季語に揚雲雀(あげひばり)という言葉があることを知りましたので、これからは

こちらを使いたいと思います。

ということで、その揚雲雀のシルエットからスタートです。

#1










巣を飛び立ったヒバリのオスは、早くも鳴きながら空の一点を目指して上昇していきます。

#2










ナワバリの主張もありますがメスへのラブコールが主な目的ですから、なんとも楽しそうに飛んでいきます。

#3










上空のお気に入りの一点に辿り着くと、そこに張り付くようにして鳴き続けます。

#4










巧みに翼を操りホバリングをしながらの独演会です。

#5










どこかにいるはずのメスに向かって、右に左にとラブコールを送り続けます。

#6










気分が乗ってくるとまた少しずつ上昇していきます。やがて空の中に溶け込んでしまい「チュルリ ピチュリ チュリ

ピーチュリー ・・・」という可愛い声だけが降ってきます。

#7










ひとしきり歌い上げると(時間にして5〜6分ぐらいでしょうか)、いきなり地上に向かって降りてきます。

#8










降りながらもまだ歌っています。メスが見つからなかったことへの未練でしょうか?

#9










地上が近づいてくると翼を使って減速します。

#10










最後は音程を下げて曲をフェイドアウトするような感じで終わらせます。きちんと歌っているんですね。一流の声楽家です。

#11










降りるまでけっこう頑張ってピントを合わせて来たつもりでしたが、最後の最後でちょっとピントがずれてしまいました。

残念!

#12










散歩の途中、高い木の上から「ビーン ビーン」という鳴き声が聞こえて来ました。繁殖期のカワラヒワの鳴き声です。

飛ぶ姿の美しい鳥ですから、その飛び出しを狙って撮ったのがこの2枚です。

#13










逆光が絵になる鳥です。

#14










一方こちらは田んぼから飛び立ったムクドリです。

#15










なにかを咥えていますがなんでしょう?

#16










餌のような感じもしますがよくわかりませんでした。

#17










近所の電線にホオジロのオスが止まっていました。

#18










どうやら鳴き始めるようです。特徴的な鳴き方をする鳥ですから、鳴けばすぐに分かりますね。

#19










胸を張って天に向かって鳴く鳥です。よく「一筆啓上仕り候」とか「札幌ラーメン味噌ラーメン」とかと

聞きなされる鳥ですが・・・

#20










この時の私には「チョッピリ チョッチージョ」と聞こえました。複雑な鳴き方をしますので、この鳥には

いろんな聞きなしが存在しますね。愉快な鳥です。

#21










うちのすぐ近く、田植えが終わったばかりの田んぼにカルガモが1羽だけでいました。

#22










すごく小さな田んぼなので、すぐ近くでのご対面となってしまいました。

#23










日本人と同じく虹彩の色はブラウンなんですね。一年中日本にいるカモだから日本人に似たのかな?

#24










あまりに近かったので飛んで逃げるかなと思ったのですが、なんと田んぼの隅にあった穴の中へと入ってしまいました。

分かりづらいですが矢印のところにある穴です。

#25










寄ってみるとこんな感じです。これは巣穴なんでしょうか? 今まさに抱卵中?

いずれここでカルガモのヒナたちが見られるかもしれません。

#26















<<おまけ>>

今回のおまけは白花です。

まず最初はこちら。カタバミの白品種でしょうか? ミヤマカタバミという白い花が咲く品種もあるようですが

中の雄蕊の色が違うみたいです。よく分かりませんでしたが、花びらが内側にカールしていて、独特の存在感を

漂わせていました。

#27










そばにはムラサキカタバミがたくさん咲いていましたが、この白花はここにだけ10輪ほどが咲いているだけでした。

いつものようにかみさんとの散歩中に彼女が道端で見つけた”謎のお花畑”でした。

#28










もうひとつの白花はずいぶん前にさなえさんから頂いたタツナミソウの白花品種です。毎年弱々しく咲くのですが、

不思議と消えずに残り続けている花です。タツナミソウ、漢字で書くと立浪草。葛飾北斎が神奈川沖浪裏で描いたような

波を彷彿とさせる花です。野生のタツナミソウはもうずいぶん昔にネイチャーセンター奥の細道を散歩中に見つけて、

その当時センターの職員だったMさんという博識の女性にその花の名前を教えて頂きました。それ以来好きになった花です。

#29




















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探鳥日和「ダイサギの食事風景 ツバメの低空飛行」

2022-04-29 | 野鳥・探鳥日和
 
ほとんどの田んぼが田植えを終えた中、まだ田植え前の田んぼでダイサギが食事をしていました。

婚姻色をまとったダイサギが水中の一点を睨んで狙いを定めます。

#1










上手に獲物をゲットしました。

#2










今回の獲物は小さめのドジョウのようです。

#3










ひとしきりドジョウを捕まえた後、この田んぼでの食事を終えたのか、まずひとつ、身体をブルっと身震いさせて・・・

#4










そして、フワッと身体を浮かせて飛び立ちました。

#5










体重が1.5kgほどと非常に軽い鳥ですから、簡単に飛び立つことができます。

#6










一挙手一投足が淡麗優美な垂直離着陸鳥ですね。

#7










たつ鳥跡を濁さず、次の田んぼへと飛び去っていきました。

#8










また別の日、別の田んぼで、同じ個体と思しきダイサギが餌を探していました。長い首を生かして遠くの水中を

覗き込みます。

#9










ズボッと水中に首を突っ込んで・・・

#10










今度もドジョウを捕まえたようです。

#11










今度は上々の大きさ、シメシメといった心持ちでしょうか?

#12










この子はドジョウを食べた後は(いや、ドジョウに限らないとは思いますが)、必ず一口水を飲んでいました。

#13










「ぷふぁ〜、うんめぇ〜♪」

#14










また別の日、別の田んぼで、同じダイちゃんがお食事の真っ最中、今度もドジョウをゲットしたようです。

#15










ヒョイと煽ってパク!

#16










またしてもドジョウをゲット。

#17










そして「ごっくん!」 とってもドジョウ好きなダイサギくんでした。

#18










同じ田んぼの畦道ではカルガモの夫婦がふたり仲良く日向ぼっこをしていました。手前がオス、向こう側がメスです。

もうじき子育てが始まることでしょう。カルガモもオシドリなんかと同じようにメスだけが子育てを行いますね。

#19










一方、田んぼ近くの沼地ではツバメが低空飛行で飛び回っていました。

#20










飛びながら虫を追いかけて食べているんですね。

#21










ツバメは遠く南の国からはるばる渡って来るだけあって、非常に洗練された飛び方をしますね。それだけにカメラでは

狙いにくい鳥だと思います。

#22










普段は高いところに止まっている姿を見上げる機会の多い鳥ですが、こうして低空飛行をしている時には背中の方まで

よく見ることができますので、その美しさを存分に堪能できるのではないかと思います。

#23










あ、チラッと私の方を見たようです。一瞬目が合っちゃいましたね。

#24










でも害はないと思ってくれたようで、ターンして戻って来てくれました。

#25










美しい飛翔を見せてくれたツバメくんでした。

#26















<<おまけ>>
今回のおまけは今が盛りの花2題。


ひとつ目はアヤメです。前に垂れ下がった花びらの根元に綾目模様が見えますね。毎年ここで咲いている花なので

毎年ここに来ては撮っています。

#27










そしてこのアヤメのすぐそばで咲いているのがこちらのツツジです。この花も毎年のように撮ってしまいます。

とっても色鮮やかで印象的に咲く花なもんで。

#28




















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山野草 春の心は のどけからまし 2

2022-04-18 | ここ里山の草花あれこれ
 
里山に咲く山野草の花たち、前回からの続きです。


<サンキライ(サルトリイバラ)>
大きく丸っこい葉っぱが特徴的ですが、小さな花たちにもガラスのようなきらめきがあって大好きな山野草のひとつです。

#1










ご覧のように茎にかなり鋭い棘があるので、触る時には注意が必要です。この棘に猿が絡まって動けなくなるから

サルトリイバラという別名がついたという話があってこの名前が・・・ あくまでも話ですが。

#2










<アケビ>
アケビ類は雌雄同株の山野草ですが、ご覧のようにアケビの雄花と雌花では色と大きさに明確な違いが

ありますね。

#3










<ミツバアケビ>
ミツバアケビは花の色が濃くて、陽の光がよく似合う花ですね。

#4










さらには逆光の中でその美しさはより一層輝いて見えます。葉っぱの大きさもアケビやゴヨウアケビに比べて

大きいことも特徴のひとつだと思います。

#5










<キランソウ(地獄の釜の蓋)>
ロゼッタ状に広がって咲くその姿から地獄の釜の蓋という別名があります。もともとが薬効の高い植物なので、

地獄の釜に蓋をするようによく効くという意味がベースにあるがゆえの名前なんですね。

咲いているのを見つけると嬉しくなる、存在感のある山野草のひとつです。

#6










<モミジイチゴ>
5枚花弁の可愛らしい花を咲かせる野苺です。6月には大きな黄色い実が成ります。甘くて美味しい実です。

#7










<キイチゴ>
いわゆる木苺ですね。赤い甘酸っぱい実が成ります。

#8










<ハコベ>
春の七草のひとつですね。小さくて目立たない花ですが、よく見てみると可愛らしい花なんですよね。

#9










こちらは花弁が2枚ずつ重なっているように見えますが、これも同じハコベの仲間なんでしょうね。上と同じ種の

個体差なのかな?

#10










さらには、こちらの萼には毛がありません。私にはそのへんの区別がよくわかりませんが、ハコベにもいろんな種類が

あるそうです。でもどの花もみんな清楚で可愛らしいですね。

#11










<オランダミミナグサ>
ハコベによく似たこちらの花はオランダミミナグサです。その名の通りヨーロッパ原産だそうです。

いってみればほとんど雑草ですが、じっくり眺めてみる価値がありそうな花ではないでしょうか?

#12










<ウラシマソウ>
マムシグサと同じサトイモ科の植物ですが、葉っぱと花は別の茎に分かれています。細長い”釣り竿”を持って

いるところからこの名前がありますね。出始めの子供浦島太郎は釣り竿を伸ばすためにか、まっすぐ上を向いて

います。

#13









大人浦島太郎になると、きちんと前を向いて葉っぱを日傘がわりにして静かに佇むようになります。

#14










堂々たる面構えをしていますね。性転換をする植物だそうで、キノコバエが受粉の手伝いをするのだそうです。

でも雌花に授粉したキノコバエは、結局雌花から出ることができずに死んでしまうのだとか。見かけの通り

恐ろしいやつのようです。

#15










<ムラサキケマン>
北海道でよく見られるエゾエンゴサクに似た花をつけますが、エゾエンゴサクが食べられるのに対しムラサキケマンは

有毒です。ウスバシロチョウの幼虫がこの草の葉を食べて毒を持つことはわりと知られた話のようです。

#16










<タラノキ>
食べられる山菜の王者としてタラの芽は有名ですね。まったくえぐみがなくて美味しいことが王者たる所以でしょうね。

この芽は食べるにはちょっとだけ育ちすぎましたかね。ずいぶん昔にはうちの庭にも植えてありました。いろんな食べ方を

してみましたが、やっぱり天ぷらが抜群に美味しかったですね。春を満喫する味だったような気がします。今は無くなって

しまったので余計にそんなことを思うのかも・・・

#17










<モミジ>
緑の葉っぱとは対照的な真っ赤な花をつけます。春の紅葉といった感があります。紅花の中から覗く白い雄蕊が

ちょっとしたアクセントになっていますね。

#18










<ニリンソウ>
里山の野に群生して咲く花です。若葉は山菜として食用になるそうですが(田舎に住んでいる割には山菜を積極的に

食べる勇気がないのがいまいち残念ではありますが・・・)、この葉っぱはトリカブトによく似ていますので

注意が必要です。

#19










蕾はピンク色をしていますが咲くと真っ白になる花も多くあります。今回は両方の写真とも、ピンク色が残っている

花を狙って撮ってみました。

#20

















<オトメツバキ>
冬にも一度おまけとしてこの花を載せましたが、今が本当の花の盛りになります。この花、中心の白さにも目を奪われて

しまいました。

#21




















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山野草 春の心は のどけからまし 1

2022-04-09 | ここ里山の草花あれこれ
 
しばらくぶりの投稿になってしまいました。

在原業平の有名な歌にこんなのがありますね。

    世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

「のどけからまし」の「まし」は「なかりせば」を受ける反語助詞ですから、タイトルのように「のどけからまし」だけを

独立させてしまったら意味をなさなくなるのは分かっていますが、ま、春だし、細かいことは気にしない気にしない。

ということで、今回は春の里山に咲く山野草の花たちです。


<クロモジ>
春を感じさせてくれる素敵な花のひとつです。

#1










<シャク>
小さな白い花をものすごくたくさんつけますので、春の野でもよく目立つ花です。

花びらの縁がちょっとだけ内側に捲れているところにこの花のチャームポイントがあるように思います。

#2










花にヒラタアブが吸蜜に来ていました。こんな小さな花にもちゃんと蜜を生産する能力があることがすごいと思います。

#3










<キブシ>
よく舞妓さんのかんざしに例えられることがある花ですね。この花も春の野でよく目に付く花です。

#4










小さな花が鈴成りです。振るとシャンシャンと優しい音が聞こえてきそうな気がします。まさに鈴鳴りかも。

花の下に偶然写り込んだ丸ボケが鈴の音を象徴しているような気もしますが、どうでしょうか?

#5










<ネコノメソウ>
新婚旅行のとき、札幌の野幌原始林で初めて出会った山野草です。葉っぱの中に茶色い小さなタネができるのが

面白いと思います。極々小さな黄色い花が3輪咲いていますが、分かるでしょうか?

#6










<マムシグサ>
春の里山である意味一番目を引く山野草かもしれませんね、ミズバショウやザゼンソウと同じくサトイモ科の

植物です。

#7










上のマムシグサとは仏炎苞の形が違いますね。違う種類なのかもしれません。マムシグサにはたくさんの種類が

あるそうです。

#8










こちらはふたり仲良く並んで向こうを向いて・・・ いろんな場面情景が連想できるのではないでしょうか?

#9










<ニホンタンポポ>
ニホンタンポポの一種だとは思うのですが、一番外側の花びらの色が濃くてちょっと変わったタンポポでした。

#10










花が開いていく様子は普通のニホンタンポポと違いはなさそうです。

#11










ね!

#12










<タチツボスミレ>
スミレもたくさんの種類がある花で私には区別が難しいのですが、この花は一番よく目にするタチツボスミレだと

思います。この花も春を実感させてくれますね。

#13










<ツクシ>
スギナの薹、ツクシですね。スギナは地獄の底から生えてくるといわれていて、畑をやる人からは嫌われる雑草ですが、

その花はけっこう可愛らしいですよね。この花も春のシンボルのひとつですね。

カラスノエンドウが横からちょっかいを出し始めているようですが・・・

#14




















 
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