夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

佐保ちゃんへ デジスコ, タムロン500、MicroNikkor 200mm F.4

2009年03月31日 12時45分07秒 |  デジカメ練習帖



さほひめの いとそめかくるあをやぎの
        ふきなみだりそ春の山風
              平兼盛


何度も書いて耳たこならぬ、目たこになってしまったかもしれませんけど、桜の開花宣言以降、雪が降ったりして、冬に逆戻りですね。
佐保ちゃんも薄絹のまま山から降りてきて、どこかで震えているかもしれません。

そんな可哀想な佐保ちゃんへ、贈り物。
だって、怒ってこのまま山に帰ってしまったら春が来なくなる。風邪でもひかれても困る。こちらは早く春になれって願っているのですから。

ということで、バラの花。

トップはデジスコの練習として。
いや、デジスコ、大変です。
室内でがっちりととっている場合にはきちんと来ますので大丈夫なのですけど、
チョウゲンボウさんを撮りたいと散歩にも連れ出しましたけど、全滅やな。
とにかく難しい。ピントあわせ、面食らうカメラの癖、そして最大の難所はブレ対策。
私には難しすぎて御せないのかもしれないですね。
貸してくださった方がデジスコを落とされて、修理が必要みたいですから、お返ししたほうがいいのかもしれません。

下は同じバラをタムロンの500mmレフレックスで撮ったもの。
Tamron SP 500mm F.8
このレンズ、中はカビだらけなんですけど
一応これもちゃんと来ていますね。



そして、こちらは比較用にいつものMicroNikkor200 F. 4で撮ったもの。




こんなもので、姫さまがご機嫌を直されて、春をもたらしてくださると嬉しいのだけど。

ちょっと怖い  公表できることと、しないほうがいいこと

2009年03月31日 08時38分15秒 | 日記


(お蔵入りした写真のストックもなくなりまして、今日の写真は全て再掲です)

何かについて書いていると、きちんとしたデータを入れたいと思います。
でも、あえてそれをやらないこともあります。

仕事をしているころ、町や村の活性化なんてことに関わっているときでも、すばらしいものがあるけど、インフラが整備できていないと、あえてそれは伏せなければならないときがなんどもありました。
それを発表して、人が押し寄せたら、そこの住民が大迷惑をするのですね。
でも活性化に力を貸せなんて、市長や町長から言われて、現場に行ってみて、これはだめ、あれも駄目はかなりフラストレーションの溜まることでしたけど。

いすみのゲンジボタルだってそうですね。山田はその環境が整っているし、町の人たちが総出で客の受け入れをやったりしているから山田のことは書けます。
でも、ほんとうは山田以上にすばらしい場所が家のすぐ傍にもあるんですけど、それは書けない。いすみの人は案外、そんな場所を自分の家の傍にいくつも知っていて、別に山田でなくても、、、、って、言っている人が多いのです。でも、公表はしないみたいですね。

同じことがブログにもあります。
知人が、希少種の鳥がどこにいるって日記に書きました。私もそれを受けて、もう発表されたのだからって、写真入でそのことを書きましたが、翌日から、カメラの放列が始まりました。幸いなことに、このケースでは鳥がいなくなることはありませんでしたが、多くの場合には逃げてしまいます。


     (トモエガモ、旅立ちまでここを動きませんでしたね)

それ以上に深刻なのは産卵場や巣の場所を公表すること。
たとえばコアジサシの産卵場が多摩川にもかって見られました。
今は激減(ほとんどないのじゃないかな)しています。
コアジサシの産卵場は外国では立ち入り禁止になるケースが多いと聞いています。
それぐらい守られるものなのですが、日本ではよほどのケースでないと、立ち入りが禁止されることはない。
多摩川のケースは、撮影に来る人の数が急増したこと、産卵の様子を見に来る人のなかの一部の心無い人たちの行動、それに河川の工事などが原因でした。
観鳥スポット、、、あのカメラの放列と乱れ飛ぶ怒号。鳥じゃない私だって嫌ですね。
だから、情報を持っている人たちが自覚を持って自分の情報をコントロールするべきだと思います。

鳥の師匠は産卵場の卵や抱卵しているところは安易に写真も撮るべきではないって言います。どこかでからすが見ていて卵を食べに来るからなのだそうです。



すごくジレンマに陥るのですよね。
正確な情報を書きたいと思うし。あるいは貴重な場所の工事を止めて欲しいし、そのためにも世論に訴えたいのだけどでも、立ち入りを制限する保護区にはなれないのだろうから、観光地みたいになったら、またこの場所にはこなくなるだろうし、、、、

それでも風景なんかの場合にはまだ、インフラさえなんとかなれば大丈夫だろうなんて簡単に考えちゃって、正確な撮影場所なんかも入れたりします。それでももしかしたら周りの方々に迷惑をかけているのかもしれないかなって、ときどき後をチェックして、大丈夫だったって安心したりして、、、


     (太東岬からの富士山ですけど、これは撮影場所を地図付きで掲載していましたよね)

多摩川では、秋口からウミネコ、そして冬になってユリカモメ、春以降にコアジサシとそれぞれのシーズンに、そのシーズンの鳥が来ます。
今はユリカモメのシーズンが終わろうとしているときですね。


         (先日の宙返りユリカモメの再掲です)

多摩川からそんなに離れているわけではないのですけど、いすみではちょっと違う。それはいすみが産卵の場所だからなのですね。その意味でいすみは鳥たちにとってとても貴重な場所なのです。

いすみには、川を挟んで、海がめと、コアジサシの産卵の場所があります。
一方は工事現場になっていて、普通は柵がしてあり、一般の人は立ち入れない。
もう一方は海水浴場になっています。海がめの場合はその海水浴場の中に、あちこちにテープで柵をして保護されています。柵の近くで海水浴客がバーベキューをしたりしていますけど、それでもあまり心無い人たちのことは聞いていませんので、何とかなっているのでしょうね。
コアジサシは柵もなく、その辺の砂場にポイって卵を産み落としています。海がめと同じようにもっと保護されるべきだと思いますけど、あまり構えて、余計に人の目に付くのもそれまた、怖い。
でも、やはり自然を保護しようという目でみるとあまりにも人に近くちょっと怖い風景であることは確かですね。


先日来、カメラテストを兼ねて、チョウゲンボウの巣作りを追っています。
その場所のことは非常に漠然とした形でしか書いていません。
私の先輩の鳥の師匠(その方経由でこのチョウゲンボウのことを聞いたのですけど)ですら今でも巣はどこにあるなんて探しておられるくらいですから。

それでも、この辺のチョウゲンボウのことをよく知っている人は私のブログを頼りにチョウゲンボウを撮影されています。知っている人にはなんとなく分かるけど、知らない人には何のことか分からない、、、そんな書き方って書いているほうは欲求不満に陥ってしまいます。
でも可愛い子供たちが健やかに育つためには我慢我慢。


なんてことを書きながら、まだ高校生の生意気盛りのころを思い出しました。
伯父と観光開発をするべきかどうかで論争になりました。
伯父はホテルのオーナーであり、その地域の観光協会の会長。当然開発派。
それに対して私は自然は保護されるべきって立場からの話でした。
伯父は斉藤茂吉の弟子で (斉藤由香さんのことは何度か書いていますね。未だに斉藤由香でこのブログを訪ねる方が多い。茂吉やお父さんのことではほとんど来ないのですけど、、、、セレブですね~)アララギ派の詩を作ったりしている人だから、私の言っていることなんかは100も承知だったんでしょうけど。
私も彼のその辺は理解し、しかもまだ戦後の復興期、生きていくことが大問題だという世の中のことを知りながらも、でも自然がなくなってしまうよってもう何十年も前に危機感を募らせていたんですよね~
この問題はいつまでたっても、車の両輪みたいなものですね。





今日の多摩川 桜には早すぎ

2009年03月29日 21時01分14秒 |  多摩川散歩


桜の開花宣言がでてから、冬に逆戻りしました。雪まで降ってきたのですから、桜もびっくりしたでしょうね。
でも、宣言が出てもうずいぶんなりますので、桜がどんな風かなと多摩川に出かけました。


今日も最高気温が12度、(明日は11度だそうです) 
桜も本当にちょっとだけという感じでした。



それでも、待ちきれない人たちは桜の下にシートを敷き、お弁当や飲み物を持ち込んで桜見物。


いや、桜なんかなくても、楽しいことはなにか集まる口実があればいいんですよね。その気持ち、分かります。はい。


むしろ、桜よりも、野の花のほうがよほど綺麗に咲いていましたよ、



木の梢では新芽が青空に向かって新しい命を誇っておりました。


むべも、花をつけて、もう春の準備は完了ですね。

花かすみ

2009年03月28日 10時53分54秒 |  食べるために生きる


先日、名古屋の松華堂の「桜の園」を頂き、美味しいって書いていましたら、今度は「花かすみ」という御菓子を贈っていただきました。
これまた、美味しい。でもどうかな、私的には先日の「桜の園」のほうがむしろシンプルで合っているかも。
でも、これは微妙な個人の好み。お菓子としてはすばらしいお菓子であることには変わりありません。

今回も、抹茶がない。。。。 
いや、あるのだけど、前回と一緒、風邪どころか、肺炎をおこして瀕死の状態の抹茶しかないのでお茶では頂けなかった。
私のお茶は、お濃茶でお薄を点てる。
大きなお茶屋でも取り寄せになるお茶なので、何か予定がないとお茶を注文しないし、もっと気軽にのめるお茶をいつも手元にと思うのだけど、どうしても比べてしまって、いろんな不満が見えるので、他のお茶は結局止めてしまう。
いつも飲みたいと思うときには私の手元には品切れ状態。

この間の「桜の園」も今日の「花かすみ」もこのお茶には合うのではないかと思うのだけど、、、
それが返す返すも残念。

狂喜乱舞 多摩川散歩 ユリカモメの宙返り 

2009年03月26日 17時35分44秒 |  多摩川散歩

久方ぶりの多摩川散歩。
なんていいながら、「現代アート」だぞうなんて変なものをアップいたしましたけど、私にとっての「現代アート」とは訳の分からないものということと同義語。
ついに、風車も頭がおかしくなったのかと思われた方もいらっしゃるだろうと思います。
ということで、お口直しに、ごくごく普通のユリカモメ。

とはいうものの、久方ぶりの再開に、ユリカモメちゃんたち狂喜乱舞して喜んでくれましたよ。

あっ、 風車だ~



って、宙返りまで見せてくれましたよ



いぇ~ぃ、、、 (って、あんた達目線が違うじゃない)



こっちをみるんでしょうが、、



白状しますとね、鴎に餌をやっている人がいたんです。



だからみんな私の左のほうを見ている。



足がこんな風になっているのは、着地の用意なんですね。



幸い、この後、バウンドして発火なんて事故はおきませんでしたけど、
で? もてたのかって?
そりゃ、餌を上げていた人はね、、、
私はたんなる傍観者ですよ。

私の人生に美味しいところって回ってきたためしがない。
そんなもんですよ。

あぁ~あ。



多摩川のユリカモメ 現代アートだぞう~

2009年03月26日 13時05分49秒 |  多摩川散歩


今朝、多摩川に散歩に出ました。
できればチョウゲンボウを撮りたかったのですけど、途中、電話があってそうそうに引き返しました。
今日は、ユリカモメ。
普通に撮ったものは別な項を立てますが、ここでは現代アート風に、作画モード一杯の写真。
たぶん、嫌いな方が多いと思いますけど、私はけっこう好きなんです。
なので、半年に一度くらいはこんな遊びにもお付き合いください。

写真にはキャプションの入れようがないですね。
ユリカモメとしてではなく、パターンとしてみてくださいね。













バイモ

2009年03月26日 12時45分17秒 |  気になる詩、言葉


バイモでしょうか?
ただ、私の知っているバイモは葉っぱがもっと長かったみたいな気がするので疑問符つきです。
横浜の家の庭に毎年花をつけます。

江戸時代に渡来したという説が多いみたいですけど、万葉集(20-4323)の

時々の花は咲けども何すれぞ 母とふ花の咲き出来ずけむ
        丈部真麻呂

の 「母とふ花」がバイモだという説もあります。

鱗茎や皮をむいて石灰にまぶして乾燥させたものは 鎮咳、去痰、排膿に効果があるということで漢方薬として使われます。ただし、血圧降下、呼吸運動中枢のマヒ作用があるので、素人の使用は止めたほうがいいと聞いたことがあります。



若いっていいな~

2009年03月24日 19時39分06秒 | 日記


風邪で調子が悪いときに限って、出なければいけない予定が入ります。
今日は先日に引き続き、横浜へ、明日は岬往復。
散歩に出られません。

今日もデジスコの練習に引き続き、ベランダの花でお茶を濁すことになりました。

今、ベランダではいろんな花が咲いていますけど、今日は咲きかけの花を中心にお届けしましょう。若いっていいですね~

トップはアネモネ。
そしてバラ。 以前バレリーナという品種をアップしましたが、これは今、葉っぱだらけになっています。こちらはチュチュ。これまたバレエ関係の名前ですね。



そしてこちらはガーデンシクラメン。



ゼラニューム。




撫子。



こちらは「若くは」ないですけど、久方ぶりで、クリスマスローズ。



そして、最後にアネモネを再び。



ゼラニュームや撫子、シクラメンは一年中花をつけてくれます。
アネモネもずいぶん長い間、次から次へと蕾をつけ、花を咲かせてくれます。
ここにはだしませんでしたけど、サクラソウも見事ですよ。

花を見ていると、それだけで小さな宇宙を見ているようで、楽しいです。



デジスコ練習

2009年03月24日 11時31分02秒 |  デジカメ練習帖


先日のデジスコ練習に続き、今日もベランダの花を撮ってみました。
先日はなんだかピントが来ていないようでその辺に注意を払いましたが、どうでしょうか。
フォーカスをAF、遠景、中景、マクロに設定してみていますけど、これはあまり変化がありませんでした。それよりもAFが合致するまでの間にシャッターを切ってしまうことがありそうです。今日は被写体が動きませんが、鳥などの被写体の動くものに関してはどうでしょうか。それは外に持ち出したときに見て見ましょう。

ところでこちらには載せませんでしたが、白いバラを写しましたけど、なんとなくコントラストの範囲が狭いようです。
それに白いものだと、ノイズが気になりました。

撮影にはブラケットで、プラス、マイナス1のものも撮っていますが、露出はそのまま、あるいはマイナス側に多少補正したものが綺麗に出るみたいです。

今日の撮影はISO400に設定して行っています。
また、絞り優先で一段ほど絞り込みました。

ビクセン Geoma2 ED67-S + クールピックス P-5000

そろそろ外へも出てみましょうか。

本妻号とのお別れ

2009年03月24日 09時40分45秒 | ファンム・ファタール

ジムニーの12ヶ月点検のお知らせが来ました。
危篤状態の悪女をだして、ジムニーちゃんが来てからもう一年たつのですね。
悪女は悪女なりに魅力はたっぷりありました。
いつでも心中する気持ちがなければとても乗れない車。
とくに房総の山の中では一瞬でも気を抜くと、崖から落ちたり、木にぶつかったりなんて事がありそうでした。
まあ、高速道路みたいなところを走る車。それもイタリアの速度無制限の高速で育ってきたんですからね。
日本の道、とくに房総などの山道や畦道を走ろうというほうがおかしかったのでしょう。


それと比べるとジムニーは正反対の車。
細い畦道や、急な坂、悪路なんかがお得意。
コストも、悪女に比べれば、、、、
悪女の最後の入院費の見積もりはジムニーちゃんが2台も買える値段をコーンズは言っていましたし。
ジムニーはオーナー思いの車ですよ。それに今まで何も修理していません。

ところがジムニーが入ってきて、便利なのでついついこちらばかりを使うことになってしまい。今度は本妻号の出番がまったくなくなりました。
そして、車検が来ました。どうしよう、乗らない車にお金を払うのもちょっと癪ということで、車屋に相談して売りに出そうということになりました。
まあ、いくばくかの皮の代金は残してくれるでしょう。

今回もまた、記事とはなんの関係もない写真。
お許しあれ。