Mixiに31日の時事通信の配信として、津波でなくなった娘さんとお孫さんのご遺体を見つけたけど、遺体のDNA鑑定が必要ということで一月も荼毘できないという親御さんの嘆きが紹介されていました。
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「一番悔しいのは、まだ娘と孫を荼毘(だび)に付してやれないこと」。東日本大震災で娘と孫を亡くした千葉県市川市の自営業菊地二三男さん(56)は唇をかみしめた。震災で壊滅的な被害を受けた岩手県山田町の火災現場から見つかった2人の遺体。損傷が激しく、県警から「DNA型鑑定の結果が出るまでに1カ月はかかる」と告げられたといい、もどかしさは募るばかりだ。
ー以下続きますー
Mixiにはこの記事を基にして、以下のような日記を書きました。
石巻では17日まで身元不明のご遺体、火葬の予約が入っていないご遺体は、仮埋葬という形で土葬にされています。
私の知人の場合はまだ幸運でした。
ご両親を津波で亡くされ、生き残った妹さんが16日に安置所で遺体の確認をし、死体検案書を発行してもらえました。
そして、山形の知人の努力で、尾花沢の火葬場を予約でき、死亡届と埋葬許可証を貰うことが出来ました。
東京から仙台、そして石巻まで2度ほど往復して、ガソリンの残りが少なかった私の車にも、葬儀社のご厚意で(有料ですけど)ガソリンを分けていただくことが出来ましたので、ご親戚も二人だけですが、荼毘に立ち会うことが出来ました。
あの時点では宮城県内でもほとんどの火葬場が受け付けられなくなっていました。
建物は損害を受けていなくても、荼毘をする燃料がない。
遺体を運ぶガソリンすらなかったのです。
多くの身元不明のご遺体、確認を取れても火葬場が取れなかったご遺族はとても悲しい思いをされたのだと思います。
捜索を待っているご遺体もまだまただくさんあるはず、道や、ガソリンが出回っても、これからご遺体の確認が難しくなるケースも増えてくると思います。
それに対して、相馬にご関係の方をお持ちの方から、相馬で発見された遺体、あるいは遺体の捜索が、原発事故のために立ち入れなくなってそのままになっているというコメントを寄せられました。
ご遺族の嘆きは大きいと思いますが、仮埋葬とはいえ、一応棺に入れられ、埋葬されるわけです。このコメントを寄せられた方の関係の方は、もしかしたらそのままの状態で原発事故が終局し、汚染がなくなるまでそのままにされてしまうのでしょうか。
いたし方のないことなのでしょうけど、なんともやりきれない思いがします。