夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

コハクチョウ いすみ市トンボの沼 

2009年11月29日 08時39分10秒 |  岬な日々


昨日の夕方、いすみ市のトンボの沼でコハクチョウを撮りました。
ただ時間が遅かったので、暗すぎて記録写真のみということで、また撮り直しますってお約束をしておりましたので、今朝、トンボの沼に行ってまいりました。

沼の管理人の方からは6羽ということをお聞きしていたのですが、昨日は5羽しか見られませんでした。でも、ちゃんと6羽いるのですね。はい、これがその証拠写真。
はい、チーズ。
子供が3羽、大人が3羽のグループでした。



今日も、曇り。太陽は雲の薄い所からやっと光を送ってきています。なので、今日も早いシャッターを切れません。
ISOを禁断の1600まで上げました。ノイズがでて、階調もいまいち。ちょっと残念でした。D300ではISO800が限度みたいですね。



でも、コハクチョウさんたちは来年までいてくれるでしょうから、まだまだ取り直しをするチャンスがあると思います。もう少し光のある時に、またまいりましょう。





それまで、待っててね~



暮れかかるむなしき空の秋を見て

2009年11月28日 20時54分38秒 |  気になる詩、言葉


暮れかかるむなしき空の秋を見て
     おぼえずたまる袖の露かな
         摂政太政大臣
         新古今集 4-358

暮れ始めた空漠たる秋の空を見て、思わず涙がでてくる、、、


手もたゆくならす扇のおきどころ

2009年11月28日 20時40分16秒 |  気になる詩、言葉


手もたゆくならす扇のおきどころ
       忘るばかりに秋風ぞ吹く
           相模
           新古今集 4ー309

手もだるくなるほど使ってきた扇のおきどころを忘れるほど秋風が吹いてくる



北国、山の国の方々には申し訳ないのですけど、今日のいすみ市は、小春日和の暖かさ。でも、こちらではまだこの暖かさが普通なのです。晩秋、冬っていうがまだ遠い感じがします。
倭詩を紐解いても、秋の上に目が行ってしまいます。
こちらが晩秋、冬になるのはいつのことなのでしょうね。


コハクチョウ いすみ市トンボの沼

2009年11月28日 20時15分04秒 |  岬な日々


11月7日にいすみ市のトンボの沼にコハクチョウが来ていますって日記を書いています。
日記でもお分かりのように、私がそのことを聞いたのは11月7日。その日の夕方に一羽飛んでいるのは確認しました。
トンボの沼の管理人さんは11月1日に見たとのこと。また、近くの方は10月31日に6羽確認したとのことでしたが、その後、餌場でも、沼でも見たことがなく、間違いだったのかな~って心配になっておりました。
10月の終わりということなら、例年よりも2カ月近くも早いのですね。どうしたのでしょう。

今日、5羽をトンボの沼で確認しました。
時間が遅く、遠景でしたので、データとして、写真を添付しておきます。

明日は雨だそうですが、もし撮れればいいなって思っています。明日、撮れなければ来週までのお楽しみってことで。


夕されば人なき床をうち払ひ

2009年11月28日 09時13分42秒 |  気になる詩、言葉


夕されば人なき床をうち払ひ
    なげかむためとなれるわが身か
          詠み人しらず
          古今集 15-815

夕方になると、一緒に寝る人もない床の塵を掃除して
嘆くだけの私になってしまった。

女性の詩ですね。
夕方になるといつも通ってきてくれていたあの人が、もう来なくなって、ただただ習慣で床の掃除をしている。私はそのことを嘆くだけしかできない、、、、


返歌
夕されば、データベースを眺めつつ
    行く当てもなき秋の風車や
           風車

いや、ほんと、最近は熟年離婚も増えてきているそうですので、ご同輩、お気をつけて。


ながむれば衣手涼し

2009年11月27日 23時18分18秒 |  気になる詩、言葉


ながむれば衣手涼しひさかたの
   天の河原の秋の夕暮れ
      式子内親王
      新古今集 4ー321


天の川のことを眺めながら想像していると
着物の袖にもひんやりとした秋の夜風が吹いてきます




親の因果が子に祟り  南天と山茶花

2009年11月27日 18時46分12秒 |  岬な日々


今、南天が小春日和の日差しを受けて、温かく、幸福そうに輝いています。
それに比べて、家の南天、可哀そうですね~
庭植えにする物は、親が何にもしてくれない。
肥料もそうだけで、殺虫剤なんかも、「虫が来なくなるから」なのだそうです。
なに、本心は面倒くさいだけ、、、単なる言い訳なのですけどね、、
親の因果が子に祟り、、、なんて。
それでも、太陽もほとんど射さないような逆境にも関わらず、毎年、律儀に種をつけてくれます。小さいですけど、、、それでも南天。
感謝。感謝。



こちらは隣の山茶花。
こちらも家の南天以上にひどい世話。っていうより、来ないのですから、夏の暑い日にも、幾重にも葛の被衣を着せられて、、、
でも、日差しはばっちり。
それが家の南天との差ですか。
元気に、たくさんの花をつけてくれています。
太陽はすべての恵みの原点。

そうなんです。
あなたは私の太陽なのですよ。
知らなかった?

お掃除お掃除、、、、面倒な~~~

2009年11月27日 11時10分07秒 |  姥捨て山は大騒ぎ


以前、Gooのランキングの「試したことがあるおばあちゃんの知恵袋ランキング」で、実際に試したことがあるものというのがあって、濡れた新聞紙をちぎって掃くというのがでていたので、それよりもお茶がらのほうがいいのじゃないかな~って「お爺さん」の知恵を披露していたら、その記事へ1,2週に一遍くらいたくさんのアクセスがあるようになってきた。



その数字を見ながら、身の回りをきれいにしていたい、ちゃんと掃除をしたいなんて殊勝な心がけの方がこんなにもたくさんいるんだな~ってなんとなくうれしくなってきちゃいましたよ。



新聞紙じゃ、細かく千切るってのも結構大変だし、ぺったりとくっつくとはがしにくいんです。でも、お茶がらならあとは庭にでも穴を掘って埋めておけば肥料にもなるしね。それにお茶がらを集める時にお茶の葉を水に漬けておくとその水は、拭き掃除に使えますよ。お茶の殺菌力がいいみたい。

拭き掃除っていえば、私の前の日記のところへ飛んでくださった方はお分かりのように、一番下に、ランキングの表を出していますけど、そのなかに「米のとぎ汁で床を拭く」というのがありますね。
でも、これも「お爺さん」に言わせると、どうかな~って疑問。
米ぬかって乾いてくると結構取りづらいんです。
要するに泥パックをするのと同じですものね。



何度も吹いていると何となく床が白っぽくなってくるかもしれませんよ。
私はお米のとぎ汁は食べ物屑を入れておく庭の穴のに入れるか、植木鉢の水やりに使います。
昔は洗剤代わりにも使ったみたいだけど、一度これで雑巾を洗ってみたら、後々、糠が落ちなくって大変でした。特に台所回りのステンレス部分などでは、その白く粉をふいたようになるのが目立ってしまって、何度拭いても、なかなか落ちてくれないんです。



売っているもので、すぐれものっていうと、発砲スチロールみたいな、消しゴムみたいな、、、、乾燥した泡雪みたいな物体。
台所から探してきました。。。
「激落ちキング」って書いてあります。
小さいのは高いけど、大きなロットで売っている物を買えば、そんなに高くない。
これって、洗剤とスポンジで何度洗っても落ちないようなこびりついた油汚れやシミにも結構効きます。力を入れなくっても、洗剤を入れなくっても、大丈夫なので、力もなくなったお爺さんでもにこにこ。



あとは、車のガラス吹きみたいなT型のワイパー。年末の掃除などには窓ガラスの掃除は欠かせませんよね。これがあると楽。すっきりと落ちてくれます。
家は、森の中にあって、バルコニーやガラス、窓枠がすぐ苔てしまうのですけど、これに水をつけて拭くと、苔もばっちり。
ワイパーですよ。カタツムリではふき取れませんからね、



いろいろお掃除グッズが出回っているし、年末を迎えて、お店でも特別にスペースを作って売り出しているけど、使ってみて意外と宣伝文句ほどじゃなくってがっかりすることが多いのです。



でも、いくらお爺さんでも、たまには新しいものにも目を向けなきゃね。。。

ということで、今、狙っているのはスチームの掃除機。
家は、全部が絨毯敷き。絨毯がしみたり、椅子やテーブルの足跡がついたり、、
以前使っていたスチーム掃除機はそんな時に結構役立ってくれました。でも壊れてしまっちゃったんですね。だから、新しいのがほしい。
今、ドイツ製のやつと、国産のやつがテレビショップで大宣伝をしているけど、どっちかな~



年末の大掃除が終わったら、お肌のシミ取りや、皺伸ばしにも使えるかしら、、、
なんて、真に受けちゃだめよ。。。




今日はいい天気。暖かそう。
でも、なんとなく外に出るのが億劫。
こんな風にして引きこもり、、、認知症ってか?
こんな時期も



あんな時期も、



あったんだけど、、、



今や、、、、、



だもんね~

そうか、掃除は、優しい、可愛いU20を見つけることなのだ!



掃除って、楽しいことなのね~



お後がよろしいようで~





今日の写真、古いのを引っ張り出しました。
またまた、ごめんね。

水仙  ふりかくす雪うちはらひ仙人の

2009年11月26日 20時22分16秒 |  気になる詩、言葉


岬にまいりました。
家の入り口で待ち構えてくれていた花ひとつ。



ふりかくす雪うちはらひ仙人(やまびと)の
       名もかぐはしき花を見るかな
             千々廼屋集


水仙はもともとは地中海地方の原産なのだそうです。
それが中国を経て日本に入ってきたのが平安時代だといわれています。
新古今集などには出てていいはずですけど、水仙で検索をかけてもちょっと見当たりません。ご存知の方がありましたら、お教えください。
ただ、水仙は中国の名前、なので倭詩には一部の例外を除いて、漢語は使いたくないという気持ちがあったって言われていますけど、、、はて、漢語の名前の花、倭詩にはなかったですか? 古今集にも朝顔もケニゴシ(漢語の牽牛の音よみ)なんて名前で登場しますよね。  


けにごし

うつつけにこしとや花の色をみん
       をくしら露のそむる許を
          やたべの名実
          古今集 10-444

なお、参考までに

水仙といふ花のゑに 

梅よりもなほさきだちて
        山人と名におふ花や花のこのかみ
          本居宣長
          鈴屋集