ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

映画『ノルウェイの森』見た

2018-02-08 23:57:33 | 日常
氷点下13.5℃。
快晴。
路面がフリーズドライで歩き易い。

・・・・・

昼休み。
今日も弁当を作らなかった。
食堂が営業再開していないか様子見がてら外に出た。

何という青空。




雪はまだ緩んでいない。




食堂の暖簾が出ている!
営業再開しているのだ。
行こ行こ。

カレー・・・と思ったが昨夜別の食堂でカレーを食べたのだった。
今日は豚丼にした。

店内に続々と客が入って来た。
食べたらさっさとテーブルを空けよう。

よかった店が営業再開してくれて。

・・・・・

それなりに忙しかったが居残りせずに帰宅。
今夜は携帯当番で急変待機。
仕事は地獄を見るほどの荒れ荒れであるが、それでも借りて来た映画DVDを見る。
映画『ノルウェイの森』。
実は1980年代に新刊として買った原作の初版を今も所持している。

当時上下巻とも買ってすぐに読んだ筈なのに内容を全く思い出せない謎の本である。
肝心の小説の中身を思い出せないにも拘わらず何故か手離さず取って置いたのは装丁が好きだったからだ。

・・・・・

映画『ノルウェイの森』、見終わった。
自然風景の映像が美しかった。
1960年代後半から70年代の初頭の頃の室内装飾や調度品のサイケデリックな色や、
当時を再現しようと試みたかのような風物が妙に懐かしいようなレプリカのような、
物語とは別に細部まで目を取られた。
その時代、私は幼稚園から小学校低学年で、5歳から10歳程度年上の従姉達の影響を直に受け、
ラジオから常に流れて来るビートルズやビージーズやモンキーズを聴きながら
楳図かずおの恐怖マンガを読み耽り、白黒テレビの中のザ・タイガースやザテンプターズに熱狂して
切り抜いた週刊少女フレンドやマーガレットのグラビアを詰め合わせ菓子の空き缶に溜め込んでいた。
幼稚園児ではあったが当時の退廃的でけだるい「若者達」の雰囲気を憶えている。
この当時の「若者」は今の若者とは違う生き物だと思う。
主要な登場人物がバタバタ自殺していく。
その身近にいる人物が主人公も含めて心を病んでいく。
1960年代の終わり頃、そういうのがかっこよくて素敵だった。
少女マンガの中の自殺は大抵が睡眠薬の過剰服用や手首切ったり首を吊ったりで、
うっとりするほど美しく描かれていたのを憶えている。
この映画見ながらそんな事を思い出した。

映画も文学も、余白が残ったまま完結しないのが好きだ。
完結してしまって「何で?」が残らないとがっかりする。
すっきり完結するのは刑事ものと水戸黄門みたいな年寄りの喜ぶ勧善懲悪だけで十分。
それらは見た後すっきり忘れて同じものを二度と見る事は無い。
自分の場合、結末に納得せず手元に原作本やDVDを買って読み返したり
繰り返し再生するのが「好きな映画」であったりする。

で、主人公の友達の男子が17歳で自殺したのは何でなのだ???