上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

京都、昔探し

2021-06-06 23:42:44 | 町家 京都

地上にあった出町柳駅は、地下鉄となっていた。

50年前、東京の大学に籍を置きながら学校には行かず、働いていた。3年の時は成田空港のJALの社宅の建設現場の飯場に寝泊まりしていたし、4年になってからは京都の出町柳駅の近くにあるマンションんを借り、作家活動崩れの半端者の集団で、大手の設備会社から10人ほどのメンバーで仕事を請け負っていた。リーダー格のIは3部屋あるマンションの一部屋に、女と同居していたから、常時6、7人の残りのメンバーは蛸部屋状態の部屋で悶々としていたのだった。楽しみはと言えば、仕事終わりによるコーヒーショップ、六曜社で飲む美味しいコーヒーと、鴨川ベリにある3、4条橋の下に住むホームレスの優雅な生活ぶりだった。火鉢を囲み、魚を焼き、ペットの犬と戯れながら飲む酒は、実に美味しそうだった。私たちメンバーのほとんどは20代で、彼らの自由な生活が羨ましい上に、夕刻の鴨川べりには、カップルが群れ集うのだった。そんな風景を尻目に、盆地で蒸し暑い京都にあって、鴨川の川風は実に涼しかった。

 出町柳駅は高野川と賀茂川の出会いにあり、駅のあたりで合流し、鴨川と名前を変えて京都中心部へと流れ込んでいた。

50年前の風景が今も残るべくもなく、古いタバコやで訪ねてみる。

この動物病院を先頭に後ろに当時の「洛水ハイツ」の3階建てあったらしい。私と友人はハズレの俗に「ミゼットハウス」と呼ばれる古屋に住んでいた。

 

この空き地あたりにあったかも。

亀石の飛び石。昔はなかったな!

鴨川河川敷でよく見る納涼床

 

 


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