上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

雪国・ホワイトアウト

2022-01-23 19:10:39 | 通い道

十二峠手前のスノーシェード この先100mに十二峠トンネルがある

ホワイトアウトで危険な状況である

ホワイトアウトとは白雪が視界を遮り、視界がほとんど見えなくなる状態のことである。雪山では当たり前のようにあるが、道路でも良く見られる気象である。

18日、大雪警報が出る中の上越行きである。案の定、関越トンネルを抜けると視界不良であった。積雪は2m程にはなっているのだろうが、降雪はそれほどではない。視界の悪さは強風で雪が吹き荒ぶからである。

越後湯沢ICから先の関越道路は交通止で、全車、湯沢ICで下ろされてしまった。R17から石打方面は渋滞だが、私は石打の集落を抜けたところで、国道17をR353に左折し、十二峠を越え十日町に到るのだ。この十二峠は春先には土砂崩れで何度か交通止になり、松代回りの迂回を余儀なくされることもあったが、真冬にトラブルにあったことはなかった。この日、十二峠にかかる手前の急なスノーシェードを抜けると雪の中に道路が消えてしまった。スノーシェードと十二峠のトンネルの間、100mあまりが強風の通り道で、雪が舞い、吹き溜りができていた。一度スノーシェードを出たものの、再びシェードに戻り、退避し、風の止むのをまった。先には車が3台、立ち往生している。車を安全な場所におき、行ってみると、乗用車が吹き溜りでスタックしていた。どうやら2躯のようで、この雪では進めない。そこでチェーンを巻こうとしているのだが、平素の状況での着装とちがいパニクっているらしい。この車が出ないことには後続の車は前に進めないのだ。それにも増して対向車のトラックもこの乗用車を避けようとして、スタックしてしまったから、尚更だ。人はいるのだが拉致が開かず、年寄りの私が渋々チェンを巻いた。片側巻けば大体動けるのだが、もう片側も巻けないので、そちらも着装をすることになった。この場所で10台ほどの車が立ち往生したが、乗用車は道路に戻って行ったが、4tトラックは動かすことはできなかったのは、致し方ないことだった。

みなさん、雪国に出かける時は最低冬タイヤ、チェーン、は携行してください。できれば4駆が良いし、チェーンは目をつぶっても巻けるよう、練習していただきたいです。

十日町 東川

明日はちょっとした撮影があるので、天気が心配だが、この様子では大丈夫そうである。

 

12年間、この区間を冬も走っているが昨年までは目られなかった現象である。素人と考えながら、原因としてあげられるのは、毎年少しづつ増設されるスノーシェードが、風雪の通路を変化させ、この場所にこんな状況を作り出しているのではないだろうか。大きな事故が起きる前に、トンネルからスノーシェードまでの全て繋がるよう、工事を終えてもらいたいものだ。


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