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上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

群馬県六合村・情熱の道祖神

2023-07-02 20:33:28 | 石仏

日本一美しい村には日本有数の情熱に満ち溢れた、抱擁道祖神がおられるのだ。しかも二組も。美しい村として名高い六合村には、愛のカップル、道祖神が多いことでも知られ、私はその中でも名高い、荷付場の道祖神(1843建立)と、長平の道祖神(1846建立)に遥々会いに来たのだ。

道を間違い国道を走って30分ほど時間をロスしたが今度は間違いはなさそうだ。

バス停からすぐに案内板があり期待に胸が弾む。

荷付場集落の観音堂が見えその脇に屋根がけの道祖神があった。

観音堂前の辻

 

約二百年もの間このカップルは、熱い抱擁を交わし続けているのだ。飽きもせず!

「惚れほれそんなにくっ付いていては、恥ずかしいではないかい」と声をかけたくなるのだが!

 

この道祖神近くに、渥美清の寅さん映画、浅丘ルリ子との共演、「寅次郎ハイビスカスの花」でエンディングのロケ地となったバス停があったのでよってみた。検索してみると、このバス停は四十年前と変わりはないようだ。ただガードレールの一枚がバス停前から外され、撮影されたとあった。


群馬県六合(くに)村 日本一美しい村で

2023-06-30 13:57:22 | 石仏

昨夜の宿は道の駅・あがつま峡車泊。この道の駅は一時世上を賑わせた、八つ場ダムの近くにある。

早朝の八ッ場ダム

会いたい道祖神に惹かれ群馬県中之条町六合(くに)村←クリックを訪れたのだが、この村が日本で一番美しい村に選ばれていたことなど、予想もしていなかった。まさに花より団子、知らぬが仏。道祖神巡礼者なのである。

 

 

六合村赤岩地区は重要伝統的建物群保存地区に指定されている。まだ朝の6時。閑とした空気の中を歩く。集落は目覚めたばかり。

 

湯本家住宅。土壁が往時を忍ばせる。江戸時代、この家に蘭学者 高野長英が匿われていたのだという。

見落としてしまいそうな場所に赤岩道祖神。

 

ユキノシタが静かな路傍を彩っていた。


道祖神を巡る・柏崎市 2

2023-06-23 12:33:43 | 石仏

  そば工房・叶屋 ← クリック

道祖神も良いけれど、花より団子ではなく私の場合は蕎麦となる。天丼+蕎麦。安くて美味しうございました。

柏崎市清水谷

 

清水谷から柏崎方面への消えそうな旧道の辻にあった道祖神二体。右側の丸彫は珍しい。

途中にあった、けやきの巨樹

柏崎市野田(熊谷)閻魔堂前道祖神。

閻魔堂内のお茶目でカラフルなエンマ様です。

 

 


通い道・十日町石仏

2023-04-01 10:10:41 | 石仏

雪が溶け見たかった石仏が蕗の薹のように顔を出す季節になった。上越に通いながら何度も無駄足をした石仏達に会える。

 

十日町市松之山陽光寺門前 子安観音

裸で乳を含ませる子安観音。なんという、なごみを感じる石仏か。

米どころの越後のかあちゃんが、野良仕事の合間に、汗をふきふき乳をあたえる姿を、ひとときの幸せな美顔が素朴でほほえましい。働きもののかみさんをモデルにしたような子安観音である」

 女人・石の仏 著者 長谷川聰子より抜粋

2023年3月23日撮影

十日町市白羽毛   1月に行われた塞の神。背後に道祖神

 

3月初旬には雪の下であったが、今年の雪解けは早い!

 

白羽毛双体道祖神 破封型  祝言手握  碑高57cm   碑幅  43cm    像高 33cm        2023年3月21日撮影

 

十日町市松之山黒倉十文字  丸彫り33観音   2023年3月21日撮影


苔寺・雪の楞厳寺

2023-01-18 09:35:43 | 石仏

 

昨年の12月、苔寺・楞厳寺(登録有形文化財)の近く柏崎市で、大雪で22kmの渋滞騒ぎがあった。苔寺・楞厳寺の冬の景色が気になっていた私は

正月明けにこの寺を訪れた。石仏たちの越年は雪の中だったことは間違い無いであろうが、思いの外、雪は少なかった。

 

 

石仏たちは40cmほどの積雪の中。

 

 

              如意輪観音                           双体道祖神は雪の中   

西国33観音は積雪の多い樹間にあり、長靴での対面は無理であった。