ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

力量を感じさせられたアルロー リュショ03

2009-11-09 | モレ・サン・ドニ/CSD/CDR
モレ・サン・ドニ 1er レ・リュショ 2003
「MOREY-SAINT-DENIS 1er Les RUCHOT Dom ARLAUD」


Vintage03
コトティドに続く第2弾

個人的にも興味津津の年





たとえば
巷では評判は上々で
中身は村名格といわれる裾物のロンスヴィー05

               ・・・・・ ウーンそうかなあ?(私)

そんな?マークのイメージの広がる造り手




・・・ところが
このリュショは期待を裏切って


妖艶ともいうべきなのか
後ろ髪を引かれる

ずっと飲んでいたいワインだった

アルローのMOREYのリュショは素晴らしい
と言うほかはない





黒果実の甘み ・・・ 写真の濃さそのもの
溶け込んできて舌にうっすらと滑らかで心地よいタンニン
酸味とのバランスも後押しするような絶妙さ
ちょっと湿り気のあるなめし革などなど
全体的にしっかりとした輪郭を感じさせる

MOREY-SAINT-DENIS のテロワールとは
こうなんだと言わんばかりである


モレでは
ランブレイに比肩できるレベルに入っている



おりしもアルローの

「MOREY-SAINT-DENIS 1er AUX CHESEAUX 2005」を安価で見つけて


オー・シェゾーはリュショには及ばないまでも
Vintageは03より良いとされる05だから

熟成度合いは05=03+1~2年とみて
2012~2013までセラー内で熟成させよう

ワインに合う簡単にできるお供

2009-11-08 | 日記
帰宅時にふと思う

「今日はチーズとバゲットがいいなあ」



駅から自宅まで3分と至便な自宅



まず駅から30秒

お気に入りのパン屋さん”a la mode”
バゲットが1本たったの180円

そのままでも、冷めても美味しい

このバゲットを1cmの薄切りでお願いすると
バゲットは2つの紙袋いっぱいに変身



つづいて駅から1分30秒

某電鉄系ストアで
ドイツ産ゴーダチーズ60%とドイツ産ステッペンチーズ40%
の「とろけるミックスチーズ」
1袋298円



さらにストアから1分で自宅に
都合3分と500円



薄切りバゲットにチーズとケチャップ少々のせて
風味を付けるために
今日はマヨネーズをトッピングにほんの少々

オーブンで焼いて
ハイ出来上がり!





2~3回分に分けるので1回分250円以下でできる

赤ワインでも白ワインでも合う簡単調理のお供完成



赤も美味しい Qualite-Prix なジャンティアル

2009-11-07 | サントーバン/マランジュ/ラドワ
ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル リュリー・アン・ゲンヌ
「Domaine Vincent Dureil-Janthial」


En Guesnes 2007

視覚はまるでボジョレを彷彿


薄ウマかなと期待して・・・
酸味をほどほどに
輪郭がはっきりとはしないが果実味がチラホラ

デイリーなワインとして十分合格点




そんなマイナーAOC"Rully"のワイン

メカドVVのついで買いなのに
千数百円で買ったお得なワイン


V・D・ジャンティアル
赤も白も美味しい

お気に入りのベネチアン・ビアグラス 復活!

2009-11-06 | 日記
ヴェネツィアの沖合にあるムラーノ島


島のあるガラス工房で




一つ一つ手作りだから



ちょっと傾きが有ったり

高さが違ったり

手造りの歪みがあったり



それらが人の’ぬくもり’を感じさせてくれる



某ビール会社のビールグラス・コンクールに応募するため

日本人ガラス作家が
はるばるヴェネツィアングラスの本拠地ムラーノ島に来て制作




入賞したものとは別物だけど一目惚れして

値段を度外視して1998年3月に購入しちゃった





実は使っていて

お気に入りのグラスの足が・・・・・ありゃま!やっちまった(泣)







織り姫さまと彦星さまのように
離れ離れになってしまった本体と足



あれから10年

捨てずに綿にくるんで箱に保管



先日、なかなか見つからなかったガラス食器の修理屋さんが見つかって
継ぎ目も分からないように直していただきました



エビスの黒ビールが

”雪の付いた綺麗なビールグラス” によく映えます



ワインだけでなく
大好きなベルギービールをまたこれで飲むか

普段飲みの優等生コントラフォン

2009-11-05 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
マコン・シャルドネ クロ・ド・ラ・クロシェット 2007
「Clos de la Crochette Les Heritiers du Comte LAFON」



このワイン
Vintage2003を飲んだのが最初だった



当時の印象は軽装のコントラフォン

という印象で
03にしてはしっかりと酸味もあり

強くはないがグラスを変えればほどほどに香る
普段飲みにするにはもったいないけれど


疲れた時に ・・・ ”ちょうどいいい”



そんなイメージがあった



相変わらず Qualite-Prix の優等生

でも何本もStockする気にならないのは
なぜだろうか



生姜ベースの唐揚げに良くマッチして
無難にこなしてくれる



樽使いは香りからも古樽がメインか

シャルドネの風味を消さないように
若飲みできるようにしていうのだろう


時にこういうワインを飲みたくなるものだ


当たり障りのない
自分とは正反対の優等生

今晩は気軽にワインを楽しむとしよう

ヴィンテージ03 は難しいのだろうか

2009-11-04 | エシェゾー/VR/クロブジョー
ジャック・コンフュロン・コトティド エシェゾー2003
「J.CONFURON-COTETIDOT GC ECHEZAUX」


過熱果で難しかったVintage2003
特に酸味の状態や熟成の状況が気になって開栓してみた

まずはその一本




ド・モンティーユでさえ補酸を認めている03
補酸をした造り手は随分多くいたことでしょう

04と同様に造り手には厳しかった年だったから


見た目では計り知れない

自然とのまさしく格闘なのかもしれない




濃いめのガーネット
熟成感を少し感じさせるオレンジが入って

土の香りにわずかな動物臭を感ずる
エシェゾーに通じる土ぽさも僅かにある


Vintageも手伝ってか甘みや果実味は十分
酸味もあるのだがやはりちょっと頼りない





調整をした造り手としなかった造り手
このワインは補酸調整はしたのかもしれないが・・・
まだ自然な酸味に感じられる良い方のワインなのかもしれない

そうしたことを想像しながらVintageと造り手の兼ね合いを味わうのも一考なのかも

大化け期待のマイナーAOC

2009-11-02 | サントーバン/マランジュ/ラドワ
ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル 1er メカド2007
Rully 1er Le Meix Cadot VV 2007 Vincent Dureil Janthial



ジャンティアル ・・・ 白ではメカドがフラッグシップかな?

Le Meix Cadot2007
開栓当初は
余韻にえぐみのある苦味を伴っていたが

4~5日経過後は気にならないまで消えて


7日目には動物臭が果実に混じってきて
大化けしそうな5年後・・・セピアのイメージが広がる。





Le Meix Cadot VV 2007
最初から将来を期待させるバランス

VVのメカドは珍しい

ノーマルのMeix Cadot とは似て非なるもの
若い時期からほんの少しバランスを欠きながらも

既に美味しい。



熟成させればどうなるのか

ノーマルの07の変化からして
それ以上に大化けすれば・・・・

ブラボー!な”VV”になるのを楽しみに残りの手持ちは寝かせよう。

21年の歳月を経て

2009-11-01 | ボルドー
久しぶりにボルドーを飲みたくなって
手元に来てから17年経って開けたワイン。

このワイン 
CH MOULIN PEY-LABRIEという聞きなれないシャトーのワイン
Cuvee Benedicte1989



AOCはこれまたCANON FRONSAC


このワインを若い時期に飲んだ友人は先日
「・・・・あれはっ・・」て言ってたけど
まだまだ熟成途中




樽が背景に利いた味わいは
口中で優しく
果実の甘みと酸味がじんわりと染み込んで
マイルドでクラッシックな味わい。

メルロー100%。

1990の方はあと10年寝かせるかな。