ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

翻弄されるワイン プピーユ 2003

2009-12-02 | ボルドー
プピーユ”Poupille”

このワインをグラスに入れるたびに




<初日記載>
何て濃いんだろうとつくづく思う

Vintage2002は軽く飲みやすさがあったのだが

Vintage2003は過熱果である分
果実味が勝ちすぎ
タンニンのザラツキが面白みがない

このワインが染み入るようなワインになるにはまだまだ時間がかかる

現時点で10年以上のバランスをが必要なワインだろうと思う




<2日目記載>
いやーまいったなあ
まだ樽が利きすぎ
固くて全然美味しくない

明日だめならビーフシチュー行きは決定



<3日目記載>
赤ワイン故に
タンニンの酸化があるだろうとあまり期待せずいた3日目


赤でしかも熟成7年目のワインで

開栓してやっと花が開くように本領発揮するワイン
飲み頃温度も少し高めでないとバランスが崩れてしまう難しいワイン

ほんとに機嫌屋の2003を飲むには単純ではないのだけれど

メルロー100%であるが故に
ちゃんとした造り手がちゃんと造ったワインであることを
味わいで教えてくれる

セパージュとイメージから少しは期待はしていたものの

色合いからもかなりの濃さで透明感が全然ない
”03”葡萄の強さをそのまま表現するとは・・・


3300円のワインで

熟成は軽く15年以上かもしれない

Vintage2003を飲まれた方の多くの方は
劇画「神の雫」に出た割には・・・なんて思った方が多いのだろう


葡萄樹メルローの果実味、甘み、この時点での若さを感じながらのコク
やっと出てきた酸味・・・・それらのバランスが取れた3日目

それがこの03のプピーユの美味しい飲み方でしょう


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