ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・ジャン・グリヴォー ACブル ピノ・ノワール 2008

2012-05-12 | ACブルゴーニュ
DOMAINE JEAN GRIVOT PINO NOIR 2008

休肝週あけにJ・グリヴォーのACブルを開栓。

特に特徴があるワインでもないですし、ACブルですから。Vintageの良くなさが素直に出ていて・・・ 酸が出すぎて果実味が引っ込んでますね。まあバランスが悪いのは仕方がないでしょう。

初期に篭り気味の硫黄臭があったのですが・・・・・2時間程度で消えました。いずれにしても、VT08としては、2日目の明日は若干バランスアップするでしょうが・・・・・ 2.5k出すなら、もっといいワインがあるなあって最近は感じてしまいます。 ^^ゞ



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レミ・ジョバール ACブル・ブラン 2009

2012-01-24 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE-BLAC 2009 DOMAINE Remi JOBARD

レミ・ジョバールのワインは、機会があまりなくて・・・・叔父(でしたか?)のFrançois はセラーに何本かあるのですが・・・・・今回が初めてでした。
気になる造り手で、一度試してみたかったので、新鮮な感覚で開栓~余韻まで、じっくり試飲できました。
ACブルのクラスですが、開栓当初からブーケやミネラル香、乾いた鞣革、軽く蜂蜜があります。味わいは、アタックも優しく、足に見える通りのトロミも十分で厚みを感じさせます。ただ、ボヤケ気味で浮き気味の厚みはちょっといただけませんが、まあ、時間が解決するしかないかな。で、ACブルでも重厚ボトルである必要はないかと思います。 が、十分長熟にも耐えられそうです。

いずれにしても好みの味わいであれば、フラッグシップの Les Charmes か Les Genevrieresを購入しようかと思っていました・・・・・ 。
夕食の、”キタアカリの鶏ソボロと鯖の照り焼き” が相性良くて、イメージ通りでした。

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若飲みOK バロ・ミロ ACブル・ルージュ 2009

2012-01-06 | ACブルゴーニュ
BALLOT MILLOT BOURGOGNE ROUGE 2009

バロ・ミロはACブル・ブランを今年3月に飲んで以来です

Vintage2009は、ヌーボーの出来栄えからいいものだと思い込んでいましが・・・
下記は最近飲んだVintage2009ですが、Vintage2003と同様で酸が弱め? との話しもあるようでしたが、いったいどうなのでしょうか?

言えることは、03同様に造り手次第ということに尽きますね。
因みに、このワインの購入価格:1,985円税込でした。

香りに、味わいに、イチゴやフランボワーズがしっかり入り
懸念していた酸も綺麗に入って、ベースがしっかりとしたワインに仕上がってます。
留意点として、舌に残る味わいから、亜硫酸塩が多少多目かもしれません。(間違いかもしれませんが・・・)

市場では、バロ・ミロのACブルは余り見かけませんが、輸入が少ないのでしょうか。
それとも、インポーターのヴィノラムへの割り当てが少なかったのか? 或いは、安いワインを売っても商売が小さいだけで手間は一緒だからでしょうか。

ACブルとしては、価格的にも、香味においても十分裾野の中の上位クラスに位置するかと。
バロ・ミロの白のACブルの時も思ったことですが、上位キュベを試してみたいと。
  ・・・でも、手頃なものが見当たらなかったことを思い出しました。

まあ、最近は、もう余程でない限り、樋口一葉1名以上を出す気がなくなってきました。

<FR>
Domaine Duseigneur MAYRAN ODYSSEE LIRAC 2009     @1,200
Domaine Cachat-Ocquidant Ladoix les Madonnes VV 2009  @3,129
VINDEMIO AOC VENTOUX AMADEUS 2009            @3,024
Yves BOYER-MARTENOT BOURGOGNE BLANC 2009    @2,573
Robert GROFFIER Bourgogne-Passetoutgran 2009       @2,205
L'ARDILE SAUMUR 2009 DOMAINE DES GUYONS        @1,420
<伊>
EPOS FRASCATI SUPERIORE SECCO 2009 POGGIO LE VOLPI @1,680 
<独>
MARKGRAF VON BADEN SCHLOSS STAUFENBERG SPATBURGUNDER TROCKEN 2009 @1,390

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イヴ・ボワイエ マルトノ ACブル ブラン 2009

2011-10-02 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE BLANC 2009 Yves BOYER-MARTENOT

Vintage2009は2003に似たところがあると思っていました  ・・・が
このワインは03と違って、補酸どころか補糖もしてなさそうな印象です

開栓して30分程度で強めの酸味が少し落ち着いてきます
香味に青さのあるパイナップル感があって
ACブルにしては綺麗な酸が印象的で
綺麗な酸だけに僅かな雑味が目立ってしまいますね

(まだ?)複雑味はないのですが、雑味をさておき、余韻の素直さがいいです
現時点では、まあ仕方がないという範囲でしょうか

イブ・ボワイエは初めてで、全くの白紙でしたが
村名クラスと言うには難しくても、ACブルではそれなりに楽しめますねぇ

まあ、良い白ワインに共通の要素があって
上級キュベなら熟成が楽しみなワインでしょう

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ベルナール・モロー  ACブル・ブラン 2007 

2011-09-23 | ACブルゴーニュ
AC BOURGOGNE BLAN 2007 Bernard MOREAU

いやー ブル白は1ヶ月以上ぶりです
このワインは昨年の9月以来1年ぶりの開栓ですが、あれからどれくらい熟成してきたでしょうか
従前の通りであれば、開栓当初は甘味が弱いのですが・・・


小一時間程度で、果実味が少~し前に出るようになってきました
VT06あたりと比べると異質の酸と甘味の構成のように思えます
 ・・・シャルドネって、こんなんだっけかと思いながら 
 ・・・未だ硬いが値段(\1860)の割りには飲めるというところ

果実味が1時間程度で出るようになってきたと言うことは
あと1-2年は寝かさなければいかんのでしょうね

VT07はVintage評価(91)と違って難しい年だと実感(拙ブログでも何度か記載)
このワインも、ある日突然生まれ変わる日が来るのでしょうか? (難解ですね!)
まあ、ACブル・ブランは手持ちがあと1本
生まれ変わったワインのその姿を果たして見られるでしょうか

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ロベール・グロフィエ ACブル・パストゥグラン 2009

2011-09-21 | ACブルゴーニュ
Bourgogne-Passetoutgran 2009 Robert GROFFIER

パスグラを飲むのは、ジョセフ・ロティのパスグラ2005以来です
ロティはPN100%なのでプレソニエールとどれぐらい違うか興味があったもので

ところで、グロフィエは名(PERENOM:プレノン)が先頭以外が小文字表記
姓(NOM de FAMILLE:ノム・ド・ファミーユ)が全部大文字表記になっていて、本来の仏語表記で良いですねえ

このグロフィエのパスグラはPNが90%以上で
ACブルとの比較試飲しようと思ったのですが・・・・・どうやら少し寝かせないといけないようですね
いずれにしても、やはりガメが多いと香味に物足らさがでるので
このグロフィエのパスグラの混醸の割合が限度では?

このクラスをどうのこうのはさておき
雑味はしかたないものの、許容の範囲でしょうか
まあ、小イチゴの香味がマイナス評点をカバーしていますね

購入価格:2200円(税込)
Vintageの助けはあるにせよ
 ・・・09でこれだけバランスを感じながら飲めると言うことは
 ・・・(たぶん)補酸して調整ありでしょうか?

まあ、ACブルで久々のQUALITE-PRIXなワインでしょう

*********<追伸>***********
・・・・・・とブログUPしようとした時、グラスを空けようとしたら
雑味が開栓後2時間弱で消えていってます!
可也ピュアになってきてますねえ・・・・・・これって
到着後からセラーが満杯で段ボール箱のまま、プチプチに包まれていましたから
冷やさず(雑味を出さず)そのまま飲んだ方が良いかも
****************************

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ルロワ ACブル ルージュ 2004

2011-04-18 | ACブルゴーニュ
LEROY BOURGOGNE ROUGE 2004

このワインはACブルでも長期保存用の肉厚ボトル
中身はルロワの
 ・クロ・ヴジョ(特級畑)
 ・クロ・ド・ラ・ロシュ(特級畑)
 ・コルトン・ルナルド(特級畑)
 ・ヴォルネィ・サントノ・デュ・ミリュー(一級畑)
 ・サヴィニー・レ・ヴォーヌ ナルバントン(一級畑)
 ・ポマール・レ・ヴィーニョ

これだけ混ぜたのはVintageの弱さと旦那様の看病で畑の手入れができていなかった
・・・と言われていたかと思います

オシドリ夫婦だったかどうか分かりませんが
いろんな思い出を一緒に作った亭主だからこそ
畑がおろそかになったのかも・・・そんな風に感じたのは味わいからです

確かに、香りも味わいも・・・”やっぱりルロワ”なんですが
開栓は峠過ぎのピークでしょうか、良いタイミングだと思います

香りは
この獣臭にゾクッとするのはブルでも私にとって数人しかいないです
フレーズの果実香が獣臭と上手く交じり合ってゾクゾクします
でもVintageのせいか
 ・・・私は造り手から言っても、おろそかにした結果が凝集度の弱さに出たと思います
まあ普通なら褒めるところでしょうが
ルロワなら残念ながらと言わざるを得ない!
値段もプレミアが付いて福沢君が1.5人は高かったかな
正規のVintageならとんでもない価格だから廉価だったと言うのだろうか

味わいは
タンニンがホンの少し残っていて好みの状態で
酸も柔らかいというより厚くなく、でも果実味も厚くないがしっかりある
でもでも

  気に入らないですねえ
  何がって      ・・・余韻の最後に雑味が残る 

このクラスで雑味があるなんて、全然駄目ワインです
まあ、だからACブルで出たんだと言うのが良く分かりました

雑味がなければ・・・・・好いバランスの、Vintageにして良いバランスのです
明日までの二日間で飲むには
ガタッと落ちるのがイメージされるので、初日に飲めるだけ飲んでしまいましょう



バロ・ミノ ACブル シャルドネ 2008 

2011-03-18 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE CHARDONNAY 2008 BALLOT MILLOT

色調から殆んどステンレスタンク醸造と思われます
従前から白ワインに思うことは
シャルドネの場合、ミネラルの弱いテロワール
 ・・・村名やACブルならステンレスの方が果実味が素直に出やすい
で、このワインは素直に美味しい
 ・・・この色調でバランスの取れた甘すぎない果実味
美味しいですね・・・・・旨い!とまでは言いません

Vintage2008ではいろいろ試したわけではないですが
Vintage評価のそこそこだった2007のデュガ・ピィのACブル・ブランといいとこ勝負です

上級キュベを試したいですね


アンリ・ボワイヨ ACブル ブラン 2008

2011-01-27 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE BLANC 2008 Henri BOILLOT

今日は米焼酎を開栓したものがあって呑んでいたのですが
家内が言うほど・・・近くのお店のお勧めだと言うのですが・・・美味しいとは思えず
やっぱりワインにしました

ボワイヨのワインはACブルとしては良く出来たワインですね
美味しいワインの基本的要素を持っていて上級キュベを彷彿とさせる様があります

許せる範囲での雑味と苦味がシースルーのようにあるのですが
まあ”しゃーない”と思える程度ですから
後引く旨さがあって素晴らしいから雑味が許せるんですねえ
Vintage2008の現時点での状態はさながら何度かブログアップしました
いわゆる熟れてきたVintage2007に近いと言えるでしょう

ボワイヨは赤白両方の優良な造り手ですが
こうして白ワインを味わうたびに思うことは
やっぱりボワイヨは白屋だということです

ところで
このワインを飲んでしまうと、残りのACブルの在庫は
LEROYのVintage2004の赤だけになります
使用されている葡萄はGCや1erのものなどの混醸
混醸ゆえにAOCがACブルになったものですから
毛色は普通のACブルとは全く別世界のワインでしょうか


アルロー ACブル ロンスヴィ 2008 ②

2011-01-17 | ACブルゴーニュ
ARLAUD BORGOGNE RONCEVIE 2008 part2

先月試飲から丁度1ヶ月経ちました
ACブルですから雑味はどうしても避けられませんが
Vintage2008では良い出来だと思います

ただ舌が味わいに慣れてくると
やっぱり物足りなさがあるんですねえ
贅沢なボヤキですよね \(^_^ )

08のアルローはこれ以外はありませんが
というか冷蔵庫スペースの問題もあり仕方ないです

実は赤でACブルはこれで御終い
・・・と言うかルロワの赤のACブル2004は未開栓です
白のACブルはアンリ・ボワイヨだけですので
少し買い足しておかないと
EUROCAVEの中で熟成途中のワインを開栓しないといけなくなりそうです


アルロー ACブル ロンスヴィ 2008

2010-12-13 | ACブルゴーニュ
ARLAUD BORGOGNE RONCEVIE 2008

ロンスヴィは2005を飲んで以来です
その時は今回と同じ程度で2年ほどで試飲したかと思う
その第一印象が ”?” でした
初めてでしたが、優良年でしたから期待した分だけ空回りでした

今回はACブルでもここまで飲ませるんだと感心
どこかで読んだ情報で08のアルローは良いとか・・・
まあ08の赤はハズレばかりの中で、ACブルクラスではアタリですね
薄旨系で気軽に飲めるワインとしてはいいですね

休肝日に飲んでしまったのですが
まあ師走で宴会が多くてワイン消費が落ちていただけに
やっぱり呑みたくなるんですよねえ 



ベルナール・デュガ・ピィ ACブル・ブラン 2007

2010-12-02 | ACブルゴーニュ
Bernard DUGAT-PY BOURGOGE BLANC 2007


デュガ・ピィの白ワインが珍しくて買ってみました
先日のデュガ・ピィのブル赤は期待はずれでしたが
Vintage2007のブル白はどうでしょうか

07の白は、アンリ・ボワイヨの場合でも馴染むのに時間がかかりました
恐らくは熟成4年と見るべきだったとしたら・・・・・
ちょうど今が飲み頃に入ったばかりかも・・・・・と少し期待も

開栓して小一時間待って
香りは乾いた鞣革香が漂って
味わいは綺麗で伸びやかな酸と果実味が相まって旨い

このワインの購入価格は4千円弱でしたから
フランソワ・ダレンのサシャーニュ1er2008と変わらない価格です
香りも味わいも
デュガ・ピィとF・ダレンのサシャーニュ1erが同じイメージ線上にありますね
正統的というか、旨い白ワインとはこういうワインだと言わんばかりのようです
初日はそのようなイメージが広がります

このワインが値段相応かと言えばそうだと思いますが
造り手がデュガ・ピィって知らなければ
赤の名手ではなくて白の名手だと思うような錯覚が起きそうです


ベルナール・デュガ・ピィ ACブル 2008 +2日目

2010-11-25 | ACブルゴーニュ
Bernard DUGAT-PY BOURGOGE ROUGE 2008


Vintage2008は数本しか飲んでいませんが
当たり前と言えばそうで、07に続いて造り手次第の年かもしれません

そういう意味では先日のグリボーの08は雑味感が残念でした
好きな造り手だけにガッカリでした・・・お陰で4日もかかって空けました

さて、このデュガ・ピィのACブルは雑味もなく、過ぎた甘味もなくピュアな味わい
果実味が弱いと言えばそうですが・・・
香りは村名や1erクラスと遜色なく豊潤な香り立ちが心地いいですね
でも、税込4千円と言えば
ACブルにしてはやっぱり高い買い物と思うか、質的に値段相応と思うか
という悩ましいあたりでしょうか

<2日目>
果実味がガタっと落ちて酸が目立つようになりました
造り手の名前に期待するものがありましたが裾物ではこの程度なのでしょうか
  ・・・たしかデクラッセしたものを使っているんじゃなかったけか

2日目で落ち方が分かるようなワインになってますね
これはVintageの影響でしょうか
PPではGCクラスでも94-95点が多いようですから
いい造り手かもしれませんが
こういう難しい年の出来栄えが気になるものです
クール・ド・ロワあたりを試飲すれば今回のような懸念はなくなるのかも



アルベール・グリヴォ ACブル・ブラン 2008 

2010-11-19 | ACブルゴーニュ
Albert GRIVAULT BOURGOGNE BLANC 2008


Vintage的に当然未だ若いと分かってて成り行きで開栓
ボジョレヌーボーがハーフボトルだったので家内とグラス2杯づつ飲んだ後にこれにしました

家内曰く「ボジョレに2千数百円も出すのって抵抗があるからハーフにしたの」
そうなんですね
フランスではスーパーのモノプリやオーション、カルフールなどやワインショップで
1本数百円から、高いもので2千円程度で買えて
それでもって其処此処でお祝いしている
そんな風物詩であったのを思い出したのか
普段飲んでいるワインを比較してそう思ったのか、敢えて聞きませんでしたが

ボジョレの合わせでキッシュ2種類と鶏のソテー、シェーブルを使ったアミューズ
ワインに合うというアメリカ産干し黒葡萄etcが並んでいたのもあって
グリボーのACブルを家庭用冷蔵庫に冷やしてあったので成り行き開栓だったわけです

エチケットを見ると大袈裟なParisのワインコンクールの銅賞のラベル
このワインは05年だったか06年だったかも銀賞でした
(07は買ってないので分かりません)
そんな賞を取らなければいけないほどグリボーは無名な存在でもないはずだけどなあ(?_?)

このクラスとしては特に酸の綺麗さと口当たりがお気に入りです
ただ・・・・・
ピュアと言えばピュアなのかもしれませんが
雑味にも感じ取れる味わいがあるのが残念ですね