豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

我日本の匠の技を伝承させよう…北斗市

2016-03-14 17:41:11 | ファース本部

腕の良い大工職人は、腕の良い刃物の磨ぎ師でもあります。
同じことを料理人にも言えそうです。写真のように切れ味の鋭い鉋で一気に引き出すと、紙より薄い透き通った薄皮が飛んで、何とも艶っぽい木肌が現れます。

包丁を使う料理人は、その切れ味とつくる料理の味の旨味に比例します。
大工さんや料理人は、刃物を研ぐ技を徹底して仕込まれます。
昨今は、この匠の技が忘れ去られるようになるのが気になります。

工務店経営者には、大工さんから経営者になった人が多くいます。
特に戦後の家づくりは、大工さんが匠の技を競い合う風習が主流でした。
カンナの引き方で木肌の艶が異なります。当然、カンナの手入れを吟味する事が先決です。
大工は時間を縫ってカンナやノミの研ぎ作業を、料理人は包丁研ぎを行います。

昨今は、コンピューターを用いたプレカットと言う装置で、墨付け、切り込みの作業が正確で短時間で出来上がります。また機械で磨いたカンナ歯を用いた「超カンナ」と言われる装置で、木材が一瞬のうちに綺麗に仕上がってしまいます。

コスト削減や品質が担保されると、このような作業が潮流となるのでしょう。
先人達が培って来た日本独自の家づくりの技法である、手刻み、手カンナは、時代遅れと揶揄される時代です。しかしこの日本独自の匠の技は、決して放棄してはいけません。

人の魂を吹き込んだ木肌の艶っぽさ…この本物を求める機会が必ずあります。
世の中がこぞって能率主義を標榜する時代だからこそ、匠の技が生きてくるはずです。
家づくりも日本料理も、匠の技の魂を吹き込む心意気を失っては絶対にいけません。

我々は日本人なのですから気概だけは失わないよう普段の意識が必要のようです。
さて、明日は上磯中学校の卒業式に参加した後に九州の長崎に移動します。

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寒いQ1(キューワン)住宅の要因は…函館市~北斗市

2016-03-13 17:08:39 | ファース本部

今はUA値に表記法が変わりましたが、住宅の熱損失係数をQ値と称しておりました。
北海道の次世代省エネ基準はQ値を1.0にすることが理想です。
いわゆるQ1(キューワン)は、究極の省エネ住宅と言うことになります。

今日は、あるスーパービルダーで建築した、このQ1(キューワン)にお住いの方から寒過ぎて暖房費も高いとの問い合わせがありました。
グラスウール断熱材とスチレンフォームを使用し、壁厚さが25センチにも及びます。

40坪の家の建築費用も相当な金額を支払った家だそうです。
先月の暖房費用だけで2万9千円かかり、廊下や寝室が8℃まで下がったと言います。
私達のファースの家では在り得ないのですが、家の形状も複雑になっているようでした。

Q値やUA値は、あくまでも使用する断熱材の厚さを熱伝導率で計算してはじき出します。
その施工方法などは特にQ値計算に反映されません。グラスウールは「乾燥した空気を静止」させる事で100ミリは100ミリの断熱性能を発揮致します。

スチレンフォームやウレタンフォームの断熱材は、その施工の仕方で大きく温熱性能が異なって参ります。私達は、どのような家の形状でも温熱性能を担保するために硬質のウレタン樹脂を何層もスキン層を重ね合わせる工法にしております。

スチレンフォームやウレタンフォームは、フォームに閉じ込めたガスが抜けると断熱性能が劣化します。そのためにスキン層を何枚も重ねる必要があるのです。
これから家づくりを行う人は、単にQ値やUA値の数値だけではなく、この家の全館暖房で一ヶ月に幾らの暖房費用が掛かるかを確認することが重要です。

この質問者の方は大変に可哀想なのですが、選択したビルダーと工法に問題を指摘することになりました。悔いの残らない家づくりをお薦めしたものです。
写真はファースの家の内部を撮ったサーモグラフィー映像ですが、温度の低いところが殆ど在りません。さて、今日は日曜日、これから帰宅して休養です。

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地域工務店の強み生かとハウスメーカーに勝てる…函館市~北斗市

2016-03-12 17:17:39 | ファース本部

昨今は、ハウスメーカーも相当な温熱性能を持った家を安価で販売するようになりました。
ハウスメーカーはスケールメリットによって安価に資材調達ができます。
住宅量産会社は、徹底したコスト管理で生産者や製造者から直接、現場に搬入されます。

商社や販売代理店を介さないため、デリバリーコストを大きく省くことができます。
郊外の大型量販店のような存在なのですが、家と食品、日用品は大きく異なります。
地元の小売店や販売代理店にはお金が回らず衰退し、シャッター通りがその象徴です。

一方、私達のような地域工務店は、地域の販売代理店から資材や木材を仕入れます。
メーカーから販売代理店にわたり、そして地域工務店は、地域での家づくりをします。
その分の経費は掛かりますが、確実に地域へモノ、カネ、ヒトの動きをつくります。

2020年には省エネ基準から省エネ規制へと変わります。
建築業者は、次世代省エネ基準以上の温熱スペックでなければ建築できません。
ハウスメーカーは、このハイスペック住宅を既に安価で供給する体制をつくっています。

一方、地域密着の零細工務店は、その対応策に右往左往しているのが現実です。
一部を除いて地域の零細工務店は、その勉強不足は明らかなのです。
あるハウスメーカーは、私達ファース工法のQ値(AU値)AUより、もっとハイスペックの家を同額以下で販売しております。

私達ファースの家は、AU値だけではなく、輻射冷熱房や調湿機能を有しており、ちゃんとしたプレゼンテーションを行う事で賢明なお施主様には理解して戴けると思います。
しかし、一般の地域工務店はAU値スペックと価格に太刀打ち出来なくなるでしょう。

このような地域工務店を救うことは、シャッター通りを無くすることと同じです。
地域工務店は温熱スペックを猛勉強し、地域密着特性を生かせる経営が必須となります。それが真にお施主様の幸せと、地域衰退を防ぐことに寄与することになるのでしょう。

今日はこれからお施主様と協力業者様を招いてのファースの家着工研修会を行います。
さて、弊社ハウジング事業部のスタッフは、懸命に準備(写真)を行っておりました。

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19,453人目の同窓生に…北斗市

2016-03-11 18:19:27 | ファース本部

学校の同窓生は、卒業すると否応なしにその学校の同窓生となります。
自分の母校である上磯中学校は、昭和22年開校で70年近い歴史があります。
私は、昨年に上磯中学校同窓会の再編成を行った際、新会長に任命されています。

今日は、来週15日の卒業式に先立ち208名の上磯中学校同窓会の入会式を行いました。
毎年200名以上の卒業生を輩出しており、来週15日で19,453名の同窓生となります。
私も会長として初めて入会式に臨み、同窓生の凛とした姿の在り様を訓示してきました。

在学中は優秀でも同窓生になってからそのスキルを発揮しなければ意味がありません。
中学校は何処も、卒業してから色々な場面に対応が出来得るように義務教育を行います。
在学中に優等生で立派な高校、大学を卒業し、安定した社会活動が出来るのが一番です。

誰もが優等生になれる訳ではありません。
中でも私などは、それこそ典型的な劣等生の学校生活でした。
弊社のスタッフを見てもエリート学校を出た人は極めて少人数です。
それでも小難しい熱計算を行い、特許出願を書き、一流企業が相手でも劣っていません。

しかし優等生であることの方がはるかに選択肢の多い事は言うまでもありません。
写真は、今日の同窓会入会式の様子です。今年の卒業生徒は特に立派なように思います。
この208名には、優等生も劣等生もおりますが、誰にも洋々とした可能性を感じます。

さて、今日はご来客する方の多い一日でした。
今日はあの忌まわしい3・11ですが、改めて犠牲者の方々に哀悼の意を表します。

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スマホを持ては学力が低下する…福岡~名古屋~函館空港~北斗市

2016-03-10 20:27:35 | ファース本部

今日は上磯中学校の学校評議会と評価委員会に参加してきました。(写真)
この学校は、700名近い生徒数があり、生徒達の動向や傾向を推し量るのに有利です。
今日の委員会で話題になったのは、スマートフォンの所有生徒の学力が劣る事です。

上磯中学校は、学力面においても全国レベルを大きく超える成績でした。
学力テスト対象者3年生の成績が立派だったのが要因です。
その学力は、スマートフォンの所持率が確実にリンクするとのエビデンスがあります。

スマホの持たない生徒は、確実に学力が高いことが数値となって出ております。
この3年生は、スマホ所持率が低かったことも学力向上に影響したのでしょう。
スマートフォンは、所持させたとしても保護者の愛情に満ちた家庭教育が必須です。

同じ評議員の中に歯科医師の先生がおられますが虫歯で治療に来る生徒は、その弟や妹も同じような虫歯で治療に来るそうです。つまりは保護者の虫歯に対する意識が課題かも。
甘いお菓子を食べながらスマホをいじっていたら虫歯になり学力低下にもなりそうです。

健康な身体を育てるには、食べ物を丈夫な歯で美味しく食べることが重要だと言います。
スマホと虫歯と学力低下はきっと因果関係がありそうです。
今日の委員会は、学校に虫歯と学力のアンケート調査を行うように提案しました。

子供は、自由に育てることが美学だとする人もおります。
しかし、愛情を込めてルールを守らせることは、子供への真の愛情表現かも知れません。

今回は、泊村、小樽、札幌、東京、北九州、福岡と短期間で幾つもの業務をこなす出張を終え、学校評議会にも間に合いました。この間には重要な研究開発室の業務を…
さて明日は、上磯中学校同窓会の入会式に当同窓会長として初めて参加します。

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スピード感を持った綺麗な提案を…福岡市内

2016-03-09 22:42:21 | ファース本部

ハウスメーカーは、見込み客さまへの提案力が極めて高いスキルを有しています。
一方で地域工務店は、営業マンらしき人材がいる訳でもなくスピーディーな提案力に課題があります。
大工さん出身の地域工務店経営者でも簡易入力が出来るCADがあります。
安心計画さまの「ウォークインホームプラス」と言うCADは、とても効果的な使用法が出来ます。

今日は、弊社ハウジング事業部の久保田君を伴い安心計画、研修室で終日にわたり講習を受けました。
大工さんも使用できる事をコンセプトに開発されたソフトです。
パソコン上に、四角いスペースをクリックでトントンと置いて行き、それを和室や洋室、浴室などに変換しながら入力します。一日の研修で概要入力が出来るようになりました。

入力することで、三次元のパースをあらゆる方角から見せられます。
この入力をお施主様の目の前で一緒にできることが特徴です。
更にはワンクリックで積算書を見せられます。
この「ウォークインホームプラス」には、更にファース熱計算ソフトもリンクさせました。

単に綺麗で敏速だけでなく、Q値、AU値と冷暖房費も算出が出来るようになります。
大手ハウスメーカーに負けないためにも、綺麗で敏速だけでなくこの温熱ソフト搭載は、この「ウォークインホームプラス」の大きな得意技となります。
写真はハードな講習の休憩時間に撮りました。

このようなCADは日進月歩です。安心計画、小山田社長の突破力がお見事です。
絶えず新しい情報を入力してバージョンアップしながら進捗させておりました。
今日は福岡市内のファース工務店の仲間も一緒に新しいCADを受講しました。

私達は、時代に追い付いて行くのではなく、時代を先駆する必要があります。
遣り抜こうとのとの気概さえあれば、必ず出来るモノで、しだいに面白くなります。

さて昨日は、駆け足の原発見学から福岡でのCAD講習でした。
詳細は久保田君に任せて明日の一便で北海道に帰社します。

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原発の安全再確認は客観的に…札幌~岩内~泊村~小樽~千歳~羽田~北九州~福岡

2016-03-08 20:26:12 | ファース本部

確か民主党政権の当初は、原子力発電の割合を大幅に多くし、徹底したCO2削減に取り組む姿勢性を打ちだして、多くの国民がその政策を支持した時がありました。
そして3・11の原発事故で世論は、一変してしまいました。

今日は、停止状態にある北海道電力の泊原子力発電所(写真)を見学してきました。
北海道内の40%の電力を担ってきた泊原子力発電所は、3・11以降停止状態にあります。
国民の多くは、福島原発事故の悲惨な惨状を見て原発恐怖に怯えているように思えます。

原発は国の施策で構築され、各地の電力会社が建設、運営して来ました。
原発などは、無ければ無いなりに各地の電力会社は相応な方法で電力供給を行って来たのでしょう。見学した泊原子力発電所も行政の指導要綱に沿って電力供給してきました。

3・11後は、考えられないような安全対策を講じて来たようです。
今日は、二重三重四十五重の安全対策のハード面とソフト面を見学してきました。
それでも「原発は嫌」との心情は、一朝一夕で拭いさることなど出来ません。

そもそも原発に絶対の安全を求める事はとうてい無理なのでしょう。
しかし、現況の原子力発電所は、停止した状態でも1000名以上の職員が管理業務にあたっています。少なくとも泊原発は再稼働に向けて万全の準備作業を行っているのです。

心情的な原発反対の理由は理解出来ます。
私もその一人です。しかし先ずは、真の現況に耳を傾け、今後のエネルギー対策を一歩ずつ進捗させることが必要と思われます。代替エネルギーの構築にも歳月を必要とします。

誰もが望むエネルギーの在りようを拙速ではなく、極冠的な実状に照らして熟慮すべきと思われます。さて、羽田から福岡への乗り継ぎ飛行機が欠航となり北九州に向かいます。
今日のブログコラムは、羽田空港から更新です。

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発する言葉と実行可能な中身とは…北斗市~函館空港~新千歳空港~札幌市内

2016-03-07 19:56:55 | ファース本部

アメリカ大統領選挙では、暴言の限りを発する候補が人気を集めているようです。
最初は泡沫候補と思われた候補ですが共和党の指名争いでトップになったと…
普段はなかなか口に出来ない言葉を次々と飛び出すと聞く方に快感を与えそうです。

日本では、スピーチの名手と言われた剛腕総理の娘で、歯に衣を着せない喋りが大人気になった政治家もおりました。しかし喋りだけでは政治家は務まらないのです。
政治や組織を司るには、有言実行が必須となり、喋るだけなら直ぐに中身が露呈します。

人気を勝ち取るために発した言動は、その実践力が伴わなければなりません。
中身が無くとも政治家は選挙に勝つことが可能ですが、経営者は組織を破綻させます。
たった独りでは何も出来ない社会の仕組みです。
人を動かす人には、平素人に対する言動に、寛容さや包容力が充ち溢れています。

政治は、中身の伴わない言動だけでの政治家を選択する有権者にも責任があります。
私達の場合、ダメ経営者の経営する企業は自然に市場から消えて行くことに。
発する言動に中身を伴わせるには、徹底した自己研鑽が必須のようです。

自己研鑽し、遣って見せ、褒めてあげられる地力を付けるには相応の努力が伴います。
巷に溢れる情報を正しく認識するのも自己研鑽なのでしょう。
明日は正しい情報収集のため札幌事務所スタッフと大規模施設を訪問します。
写真は新千歳空港から札幌移動中の風景ですが、やはり函館より雪が深いようです。

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好奇心の大きさは人の成長と比例するかも…北斗市

2016-03-05 13:09:38 | ファース本部

仕事の出来ない人は、人の指摘や提案に対し、「自分はそのよう行っている」「それはやってみました」「いつもそのように考えています」「解っていますが私には時間がありません」
「誰も協力してくれません」「必ず誰かが邪魔をする」「今は時代が違います」

このように次々と出来ない理屈を並べたてます。よくまあ出来ない理由の多いこと。
種々の情報に好奇心を持つ事は、この出来ない理屈を氷解させる事が必ず出来ます。

乳児の成長過程では日々の成長が確実に見た目で解ります。
目の前に現れるものの全てが、生まれて初めて見るものだからなのでしょう。
私達大人は、幼児時期の幼稚園、小学校まではその成長の勢いに驚きを感じます。

それが中学校に入るころからは、しだいに成長の勢いが鈍っていくように感じます。
年齢を重ねほどに好奇心が希薄になってくるからでしょうか。
私達は、一度見たもの、聞いたもの、経験したものに興味が薄くなる傾向があるようです。
見たもの聞いたことの観念は、脳裏にインプットされ、好奇心が希薄化するのでしょう。

何故、どうして、何処へ、どうなるの、向こうの景色は、この裏側はなどと、どんな事にも「?」の好奇心を持つ事で人は年齢に関係なく成長し続けるようです。
人の好奇心は、その行動を促し、その行動で疑問を解決したり致します。
失敗して落ち込み、奮起解明して歓喜する人には、老いなど遣って来ないようです。

写真は、実に癒される我孫の寝顔です。この子も今年はピカピカの一年生で入学します。
この子は世の中の社会情勢を指摘したり自分の考えを述べるようになるまで成長しました。
この子達の将来を安心できて過ごせる世の中にするのは、我々の使命のようです。
さて、今日は土曜日、少し早め目に上がって買い物に出掛けます。

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木の家は収縮して絡まり強くなる…函館市~北斗市

2016-03-04 17:08:58 | ファース本部

我国全国各地には、豊富な森林資源が存在します。
国内の森林は、住宅の量産販売で安価な輸入材に圧され、荒れ放題になりました。
本当のエコとは、森林の緑が豊富に息衝いて、人が生活で排出させる炭酸ガスを吸収させることも大切な要素だと思われます。

真のエコには、一定のコストが伴い、掛けたコストはやがて資産となるのでしょう。
自然を守る地球に優しい環境づくりを実践することは、社会全体の資産を増やすことに…

今や数百万戸以上もの家が余り、大量生産の時代は、終焉したと断言できます。
私達地域密着の小さな工務店は、コツコツと愚直にリフォームなどの小さな仕事をこなしながら、その先の建替え新築工事を受注する機会があります。
地域工務店は、その地域山林の木を、その地域の製材所で加工し、その地域に建築します。

地域工務店が建築する家は、日本古来の木造在来軸組み工法が基本となるのでしょう。
木材を上手に組み合わせて軸組み工法は出来上がります。(写真は追っ掛け継手の仕口)
自然乾燥木材は、継ぎ手の結合仕口が収縮して絡み合い、剛性を増すように作られています。

そして過去には、100年、200年の寿命を誇った日本家屋が多く存在したのです。
大量供給に合わせ、乾燥木材を使用し30年寿命の家を使い捨てのように供給してきました。
木の家づくりは、収縮して変貌を楽しむのも、大切な醍醐味のひとつなのです。

私達のファースの家は、このような木材の収縮に追随できるように工夫してきました。
家づくりは、大工さんが地元の資材や人を活用し、真心を込めて作り上げるべきと思います。

さて、今日は色々な研究開発の仕事や建築中のファースの家モデルハウスの視察など行い、これから函館発明協会の総会に参加してきます。

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青函トンネルを新幹線が突き抜ける意義…北斗市

2016-03-03 17:48:57 | ファース本部

約60年前、日本国有鉄道の十河信二総裁は、信頼厚い技師長だった島英雄氏と構想を練り、大阪と東京を結ぶ高速鉄道の建設を決断したと言われます。
計画段階では「東海道新線」と呼ばれ、開業時に「東海道新幹線」と命名しました。

新幹線整備法は、昭和45年に制定されましたが、この新幹線構想事態、昭和39年開催の東京オリンピックが決まった後の昭和33年に鹿児島から北海道旭川まで日本列島を縦断させる壮大な計画が確立したと言われます。その後、様々な政治環境や経済状況がことごとく変貌し、新幹線構想が頓挫しそうになった時期もありました。

1961年、昭和36年には青函トンネルの掘削工事を新幹線規格で着工しています。その青函トンネルは27年後の1988年、昭和63年に開通して青函連絡船が廃止されます。
この青函トンネルを掘削したトンネルマンの人々は、一途に新幹線を通すことを念じ、溢れです海水と闘いながら掘り進んだと言います。

青函トンネルが開通してから28年の歳月が流れ、彼らの中には北海道新幹線の開通の見ることなく亡くなったトンネルマンの人も多くおります。
均一な国土活用は、新幹線と高速道路が日本の背筋のように列島縦断させるべきなのです。

鉄道は不採算路線も必ず在り得ますが、列島縦断の高速道路と新幹線は必要不可欠です。
この新幹線と高速道路は、政治家の力量によって路線が決まって来ました。
ともかく想像を絶する長い年月は経過しましたが、この3月26日にいよいよ開業です。

このファース本部の直ぐ北側の新幹線架線の上を北海道新幹線の試運転車両を何度か見かけました。私自身もトビ職時代の昭和40年に青函トンネルの北海道側、吉岡掘削現場でトンネルマンを地下に下ろすための鉄骨架台をつくる工事に携わりました。

私達が造ったトンネル斜路を伝って掘削現場に降りて行ったトンネルマンは、その何名がこの開業を見守っているのだろうか。感無量の想いで開業日を迎えそうです。
さて今日は3月3日雛祭りです。春の兆しがいっそう強くなりました。

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人の血の通う裁判が…函館市~北斗市

2016-03-02 14:52:01 | ファース本部

認知症の91歳の老人が家族の知らないうちに外出してしまい、電車に乗って一駅で降りてその駅の構内に入り込み、電車にはねられ死亡した事件がありました。
この事故で鉄道会社は、事故で生じた事故処理の損害賠償を遺族に起こしました。

この家族は、亡くなった人の妻が85歳で要介護老人であり、認知症になる以前の故人の人柄を慕い、遠方に住む長男の妻が近所に移り住んで交代で介護を行っていたそうです。
家族は、愛する家族を亡くしただけでなく、鉄道会社から多額の損害賠償を請求されます。

認知症などの人や子供などが他人に損害を与えた場合は、監督義務者がその損害賠償に応ずる義務が民法で決まっております。民法の規定を四角四面に捉え裁判所は、一審での判決が、同居している故人の妻と息子に700万円を支払えとの判決でした。

控訴二審は、同居していた故人の妻だけの責任を問い、半分だけの金額を支払えと出ました。
今度は最高裁で本件に限って言えば遺族に監督義務が無かったとして賠償請求の棄却です。
札幌高裁は、何と一審の判決とは真逆の判断を示しました。本来最高裁は、裁判の差し戻しで遣り直しを命ずるのが通常ですが、最高裁独自で賠償請求の棄却の判断をしました。

認知症を解雇する家族の苦労は、筆舌に尽くし得ない苦労が伴います。
本件の家族も懸命な介護の様子を伺えます。あくまでも本件に限っての最高裁判決だったようですが、人間味のある判決を最高裁から出たことに安堵感を覚えます。

とはいえ、子供の悪戯や痴呆老人などが起こす事件で与える損害賠償の全てに、この最高裁判決が適用される訳ではないのです。(写真は最高裁の庁舎です)
四角四面の判例だけに頼るのではなく、血の通う裁判が行われた事を嬉しく思います。
さて今日は、これから家庭裁判所に登庁して少年友の会の会合に出席致します。

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輻射熱を追い求める…七飯町~北斗市

2016-03-01 17:50:36 | ファース本部

カラダを芯から温めるには、輻射熱を浴びる事だと言われます。
厳寒時期の外部の寒さも輻射冷熱、温暖時期の暑さも実は輻射熱なのです。
焚き火も温かさも、太陽の日射熱も輻射熱と言えるのですが…

穏やかな小春日和の時の私達は、全身を程よい温度の輻射熱ですっぽりと包まれています。
この小春日和の状況を家の中につくりだすのが私達の役割なのです。
今日の北海道は地域によって猛吹雪となっております。外気温は当然ながら氷点下です。

このような外部が氷点下の時には、家の中を暖房しなければなりません。
ストーブを燃焼させると発せられる熱は輻射熱なのですが、ストーブ周辺の熱が上昇して対流熱になります。氷点下の外気は、外壁と断熱材を通じて家の中に入ろうとします。

エアコンで強制的に暖房熱を送風する対流熱で温めようとすることで、下側に押し込まれた温風が床面を撫ぜてから上昇気流となり同じ室内の一方では、冷えた外壁側に下降気流が起きております。このような暖房では決して快適な暖房空間と言えません。

外気の影響を受けないように家の断熱層と隙間の入れない細工をすることで、エアコン暖房熱は、床面を撫ぜるだけでなく温めます。床面、壁面、天井面が温まるとその面から輻射熱として戻ってきます。これは冷房でも同じことが言えるのです。

今日の北海道は猛吹雪となっております。
写真は、氷点下のファースの家ゲストハウスの内部をサーモグラフィーで撮りました。
新築ファースの家は、このゲストハウスも含め天井裏エアコンで冷暖房を行っております。青い部分が木材の柱部分ですが周辺の24.5℃より2℃低い22.5℃となっておりました。
このような空間を、まさに小春日和との形容詞が当て嵌まりそうな感じです。

今日は道東や道北に集中していた豪雪は夕方になり、この道南にも遣って来ました。
やはり輻射熱を活用した「雪の積もらない屋根」※新聞記者さんの提案で「雪落としの要らない屋根」にネーミング変更しましたが、その存在感が試されそうです。

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