豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ママさん細腕奮闘記…富山~直江津~長野

2009-02-05 20:52:44 | ファース本部
男ばかりで行っている会議最中に、香ばしい淹れたてのコーヒーの香りを乗せて入室してくる社員は、これは絶対に女性社員でなくてはいけないのです。

男女雇用均等法と言う法律が施行されてから、社員を募集する際に「女子社員募集」と言う表記が出来ないのだそうです。白衣の天使と言われた看護婦さんまでもが看護師さんと男女を区別しない呼び名となりました。病室で脈をとってもらうのは、男の看護師より、女性の看護婦さんであって欲しいものです。

家づくりにおいて、施工現場で女子の足場作業を禁じる政令があります。
重いものを運んだり、高所作業を行うのは必然的に男性の仕事となるでしょう。
しかし、プランニング段階で、建主さんとの刷り合わせは女性の方が向いているようです。
そもそも、出来上がった家の中で最もその家の機能や生活動線の良し悪しを実感するのは主婦、つまり女性なのです。家づくりは、出来てからも計画や資金調達など、多くが建主さんの奥さまが主導権を握っているものです。男性の押し込み提案より、女性どうしが話し合いながら計画を進める方がはるかに合理的なようです。

今日は、私たちの新しい仲間となりました富山市の㈲ヤヨイ工業さんを訪問しました。
写真は社長の平野由紀江さん(右)、プランナーの江上(えのうえ)洋子さんと撮りました。
女性のお二方ですが、建築に関するプロで男性顔負けの提案力を持っています。

工事現場に入ると業務管理、安全管理には平野社長の厳しい目が光っています。しかし、一旦現場から離れるととても優しい女性の姿に変わります。
木材店から実際に家づくりを実践したと言う、熱い思いで工務店を経営しています。
江上さんは、設計事務所からやはり、建主さんや大工さんなどと直に接する仕事に情熱を持っており、パソコンCADをフル活用して図面作成に奮闘しておりました。
まさにお二人のママさん奮闘記を見ているようです。

建築は男性社会だと言う見方が多かったのですが、先日伺った宮崎県のファース加盟工務店では、女性大工さんが活躍していました。
女性の感性は家づくりにとても必要な要素なのかもしれません。ヤヨイ工業さんの今後が愉みです。
今日は富山から直江津で鈍行列車に乗り換え、長野にやってきました。明日は松本市で講演を…
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