豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

不況は人の心の中にある…長野~松本~東京新宿~東京大崎

2009-02-06 21:55:03 | ファース本部
何処へ行っても会う人、出合う人の多くが不況だ、不況だと声を揃えて言い合っています。
確かに輸出主体の上場企業の多くの企業が売り上げを減らして株価が下落しており、マスコミの多くが、工場閉鎖や人員削減のニュースばかりを流しているような気がします。

そのような不況風の吹く昨今ですが昨日、宿泊した長野のホテルには家族連れと思われる宿泊客で満員状態です。聞いたらフィギアースケートの全国レベルのイベントに参加する人々だと言います。子供にフィギアースケートを大会出場までのレベルまで仕込むには、多額の費用がかかると言いますが、お金などは在るところにあるのですね。

事実、日本人は400兆円もの預貯金を内包しているのだそうで、その大半が65歳以上の高齢者と言います。ただ将来に不安があるため消費を躊躇っているのが現実のようです。
不況、不況とマスコミが煽り立てる事で、尚更、財布の紐が硬くなっているようです。

住宅関連の業種も不況の風に吹き捲られているようですが、建築物件の絶対数が減っている事は事実です。既に全国で400万戸もの住宅が余剰していると言う数値があります。
新しい家が売れないのは家が余っているからでしょう。しかし、既存住宅の建替え需要や、増改築やメンテナンスの仕事がいつの時代も確実に在るのです。

今日は、長野市から松本市の信州ファース会主催、講演会場へ会長のツチクラ住建、土倉社長さんに送って戴いたのですが、ツチクラ住建さんも確実に新築と改築工事を受注しております。副会長で木曽福島の森本建設さんや長野市の中村住建さんも順調な受注経営を行っています。人の営みがある限り住宅産業が衰退する事などありません。

写真は、昨日訪問した三協立山アルミ、富山支店住宅建材部長の菅沼 隆さんと撮りました。
菅沼部長さんは、市場をとても冷静に客観的に見ておられるようで、大量供給の体制から数を求めない質向上への脱却が話題となりました。
住宅に限らず、人の暮らしに食品、衣料、三次産業などは不可欠なものです。
時代の潮流を的確に掴んでいれば、不況の影響を最小限に抑える事が出来そうです。

不況は常に人の心の中に存在するもので、不況風に曝されると通勤サラリーマンの背広までもヨレヨレ見えるものです。覇気、ヤル気、でっかい希望を持つ事で不況風を吹き飛ばす事も出来そうです。今日は長野、松本と移動して講演を終え東京のホテルに着きました。これからメール相談の回答を…
明日は午前中のフライトで北海道北斗市の本社に帰社します。
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