天皇陛下が国賓を招く部屋に和障子の四方に設置している光景を目にします。
他国での国賓を招く部屋は、これ以上はないと思われるような贅を尽くした装飾を施しているようです。そこで目を引くのは我国の和障子に囲まれた来品質です。
真白い和紙に白木の桟木格子が正確な正方形で組んであり、とても清楚で美しく感じます。
勿論は国賓を招くのですから、外部は厳重なセキュリティ対策を施しています。
しかし、日本の国賓応接室は、何ともシンプルで白い障子に囲まれているだけです。
また椅子やテーブルも無駄な装飾を一切省き、その単調さが美しさを際立てているように思われます。周辺の障子は窓なのですが、開放感を際立たせ国賓にある種の癒しを提供する事を目的にしているようです。
この「窓」は、元々「間戸(まど)」が語源になっているようです。
間戸は日本の家づくりの基本である「解放の文化」を象徴する部位であるとも云えそうです。
高温多湿の我国では、間戸を開け放し「夏をよしとすべし」を基本にしたようです。
しかし省エネ住宅を構築するにはこの間戸が最大のネックとなります。
開口部から逃げる熱が果てしなく大きいからです。
私達は、大きな北側の開口部からでも熱を逃がさない窓(真戸)の研究開発を行っています。
その開口部が高断熱の機能を持つ研究を一緒に行っている栃木県那須塩原市の星野アルミ建材の星野岳雄社長(写真中)と磯宗秋副社長(写真右)にご来社頂き、熱の逃がさない開口部の納め方の最終確認を致しました。
従来はデッドスペースと云われた住宅の北側にグラスウール150㎜に相当する断熱ガラスを取り付けられます。
SDGsの理念に沿った大きなリノベーションのひとつです。
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